○
江田三郎君 この間本
会議において
農林委員の
門田君のほうから
供出の問題について
質問をされたわけですが、それに
農林大臣が懇切丁寧な
回答をなさ
つておられましたけれ
ども、併しあの
回答でよくわからない点が大分ありますので、その問題についてお尋ねしたいと思うのでして、先ず第一は、
特別報奨金と
集荷委託費の問題でありますが、これはまあ
知事会議でも問題にな
つており、それからその後私
どもが
地方の
供出割当の県の
委員会あたりの様子を見ておりますというと、これがはつきりしないと
供出について
責任を持てないというような、
附帯決議を付けて
割当がなされているようなところが多いように思うのであります。そこで
特別報奨金は今検討中であるし、
集荷委託費の問題も
折衝中であると、こういう
お話がございましたが、もう少しこの
内容がどの
程度進行しており、どういう
見通しがあるのかということを
一つざつくばらんにお知らせ願いたいと思います。それから同時にそのときの御答弁の中に、この本年度の
米価の問題でありますが、これはまあ
米価審議会で諮
つて、月末か、來月勿々に開かれるそうでありますが、ただそのときに
農林大臣のほうが
門田委員にお答えに
なつた中で、
ちよつとこう合点が行かん点があります。それは現在の
消費者価格というものは七千三十円というものを
基礎にして彈いておる。ところが若し今度きまる
米価というものが七千三十円を下廻るようなことがあつた場合には、食糧の
特別会計のほうは、これはいわば不当な黒字を残すことになるわけで、そういうときの差額はどういうように扱われるのか、こういう
質問に対して、それは
バツク・ペイをするのだという
お話がありましたけれ
ども、どうもその
バツク・ペイという
意味がよくわからんのでして、それは一体具体的にはどういうことなのか、更に私
ども考えれば、もう一歩進んで、
消費者価格というものがこの七千三十円ということにな
つておるのなら、七千三十円を
基礎にして彈かれておるのなら、すでに今年の
米価においては
特別加算等が去年より下げられておるのでありますから、そうこの指数が幾らであるからというので、
特別加算を下げたままの数字で行かなくても、一応の
消費者価格というものは決定されておるのだから、問題なしに行けるのじやないかと思うのが、そうでなしに、何か新聞を見ますというと、七千円を割るようなことにな
つておるのでして、そういう点についての
政府の
方針とか、お
考えというものも
一つざつくばらんに聞かして頂きたいと思います。