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1951-11-19 第12回国会 参議院 厚生委員会 第11号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十六年十一月十九日(月曜日) 午後一時三十六分開会 ――
―――――――――――
十一月十四日
委員有馬英二
君
辞任
につ き、その補欠として
深川タマヱ
君を議 長において指名した。 ――
―――――――――――
委員長
梅津
錦一
君 理事
長島
銀藏
君
井上なつゑ
君
委員
上原
正吉
君
中山
壽彦君
山下
義信
君
藤森
眞治
君
谷口弥三郎
君
松原
一彦
君
事務局側
常任委員会専門
員
草間
弘司
君
説明員
厚生省公衆衛生
局長
山口
正義
君 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件 ○
地方自治法
第百五十六条第四項の規 定に基き、
検疫所
の
支所
及び
出張所
の
設置
に関し
承認
を求めるの件(内 閣提出、
衆議院送付
) ○小
委員長
の
報告
○
国民健康保険事業
の
危機突破
に関す る
請願
(第一一一号)(第一七二 号)(第二五八号)(第三五〇号) (第四二九号)(第四六四号)(第 五五六号)(第五八八号)(第六六 六号) ○
歯科医師
たる
保険医
の
診療報酬点数
引上げ
に関する
請願
(第六九七号) ○
国民健康保険事業療養給付費国庫補
助に関する
請願
(第一一〇三号) ○
国民健康保険事業
の
危機突破
に関す る
陳情
(第三四号)(第八七号) (第一四一号)(第一五〇号) ○
社会保険医療費
の
適正化
に関する陳 情(第三五号) ○
社会保険制度
の
運営
に関する
陳情
(第八五号) ○
看護指導者教育機関設置
に関する請 願(第二八号) ○
保健婦
、
助産婦
の
国家試験免除等
に 関する
請願
(第二九号) ○
保険婦
、
助産婦
の
国家試験免除等
に 関する
請願
(第四六三号) ○
結核予防法
に基く
健康診断
および予
防接種費全額国庫負担
の
請願
(第二 五号) ○
福岡
県に
アフタ
・
ケア施設設置
の請 願(第一一〇号) ○
結核対策
に関する
請願
(第七七一 号) ○
国立療養所給食費増額
に関する
請願
(第九八〇号) ○
結核対策費削減反対
に関する
請願
(第八四五号) ○
社会福祉
、
児童福祉関係
に関する件 ○
社会福祉関係行政費全額国庫負担等
に関する
請願
(第二四号) ○
社会福祉事業法等制定
に伴う
財源措
置に関する
請願
(第一七五号) ○
生活保護法
に
アフタ
・
ケア扶助設定
の
請願
(第九五四号) ○
災害救助法
による
生業資金貸付金増
額等
の
請願
(第八三五号) ○
生活保護法
の
最低生活基凖額引上げ
に関する
請願
(第九七九号) ○
社会福祉法
および
児童福祉法
による
措置費国庫補肋
の
請願
(第一一〇二 号) ○
児童福祉法
による
措置費国庫補助復
元の
請願
(第二六号)(第二七号) (第六七号)(第一七三号)(第三 七三号)(第四三〇号)(第四六一 号)(第七七三号)(第一〇四九 号) ○
未亡人援護対策確立
に関する
請願
(第六八号) ○
児童福祉法
による
助産措置費国庫補
助
増額
に関する
請願
(第一七四号) ○幼稚園および
保育所
の機能の
限界確
立に関する
請願
(第二五五号) ○
児童福祉法制度廃止反対
に関する請 願(第一一七四号) ○
児童福祉法
による
措置費国庫補助復
元の
陳情
(第九一号)(第一一六 号) ○
保育園給食継続実施
に関する
陳情
(第一七九号) ――
―――――――――――
梅津錦一
1
○
委員長
(
梅津錦一
君) これから
厚生委員会
を開きます。 最初に
委員
の異動を御
報告
申上げます。
有馬英二
さんが
辞任
になりまして、その代りに
深川タマヱ
さんが十一月十四日付で
厚生委員
になられました。 ――
―――――――――――
梅津錦一
2
○
委員長
(
梅津錦一
君) 次に
地方自治法
第百五十六条第四項の
規定
に基き、
検疫所
の
支所
及び
出張所
の
設置
に関し
承認
を求めるの件を
議題
といたします。この前理由の
説明
がありましたので、直ちに
質疑
に入りたいと思います。別に御発言ございませんか。
中山壽彦
3
○
中山壽彦君
委員長
、私は
質疑
を打切り、
討論
を省略して、直ちに
採決
に入れられることの
動議
を提出いたします。
梅津錦一
4
○
委員長
(
梅津錦一
君)
只今
の
中山
さんの
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
5
○
委員長
(
梅津錦一
君) 御
異議
ないものと認めます。それでは
質疑
を打切り、
討論
を省略して、これより
採決
をいたしたいと思います。
原案
の
通り
可決することに
賛成
の諸君の御
挙手
をお願いいたします。 〔
賛成者挙手
〕
梅津錦一
6
○
委員長
(
梅津錦一
君)
全会一致
で可決せられました。以上決定をいたします。 それから
委員長
が
議院
に提出する
報告書
には多数
意見者
の
署名
を附することに
なつ
ておりますから、本案を可とされたかたは順次御
署名
を願います。 多数
意見者署名
長島
銀藏
谷口弥三郎
山下
義信
藤森
眞治
中山
壽彦
上原
正吉
井上なつゑ
松原
一彦
梅津錦一
7
○
委員長
(
梅津錦一
君) 御
署名漏れ
はございませんか……御
署名漏れ
ないものと認めます。なお本
会議
における
委員長
の
口頭報告
については
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
8
○
委員長
(
梅津錦一
君)
異議
ないものと認めます。 ――
―――――――――――
梅津錦一
9
○
委員長
(
梅津錦一
君) 次に
請願
、
陳情
の件を
議題
といたします。 先ず第一に
保険経済
に関する小
委員長
の
審査
の結果を御
報告
願いたいと思います。
中山壽彦
10
○
中山壽彦君
社会保険経済
に関する小
委員会
におきましての
請願
、
陳情
の
審査
の
経過
並びに結果を御
報告
申上げます。 十一月十六日の小
委員会
におきまして
審査
いたしましたものは、
請願
第百十一号、百七十二号、二百五十八号、三百五十号、四百二十九号、四百六十四号、五百五十六号、五百八十八号、六百六十六号、
国民健康保険事業
の
危機突破
に関する
請願
。
請願
第六百九十七号、
歯科医師
たる
保険医
の
診療報酬点数引上げ
に関する
請願
。
請願
第千百三号、
国民健康保険事業療養給付費国庫補助
に関する
請願
。
陳情
第三十四号、八十七号、百四十一号、百五十号、
国民健康保事業
の
危機突破
に関する
陳情
。
陳情
第三十五号、
社会保険医療費
の
適正化
に関する
陳情
。
陳情
第八十五号、
社会保険制度
の
運営
に関する
陳情
。以上十七件でありまして、
趣旨
は
医療給付費
の二割
国庫負担
、
直営診療施設創設費国庫補助増額等
に関するもので、小
委員会
におきましては慎重に
審議
をいたしました結果、以上十七件はいずれも
願意
は妥当なものと認め、
院議
に付して
内閣
に
送付
を要すべきものと決定いたしました。 以上御
報告
申上げます。
梅津錦一
11
○
委員長
(
梅津錦一
君) 次に
看護
に関する小
委員長
の
報告
をお願いいたします。
中山壽彦
12
○
中山壽彦君
本小
委員会
に関連のある
請願
三件を十一月十六日に
審議
いたしました。その
経過
並びに結果を御
報告
申上げます。
請願文書表
第二十八号、
看護指導者教育機関設置
に関する
請願
。
請願
の
趣旨
は、
看護婦
及び
助産婦
のために国費を以て恒久的な
看護指導者教育機関
を
大学
又は
国立公衆衛生院等
に
設置
されたいという
請願
であります。
本件
について文部、
厚生当局
の見解を質しましたところ、
文部省
としては四年制の
大学程度
の
教育機関
を考えておりまするが、
予算
がないために
実現
に
至つて
ないが、今後もこの
方針
で
実現
に努力するとの
答弁
がありました。又
厚生当局
におきましても、
文部省
と同様の考え方であり、
現状
では毎年再
教育
による
講習会
を開いて一時凌ぎに行
なつ
ているので、是非理想的なものができることを希望する旨の
答弁
がありました。以上のような
説明
を
政府当局
より聴取した後、
審議
いたしました結果、本
請願
は
院議
に付して
内閣
に
送付
を要すべきものと決定いたしました。 次に
請願文書表
第二十九号及び第四百六十三号、
保健婦
、
助産婦
の
国家試験免除等
に関する
請願
。
保健婦
、
助産婦
、
看護婦
に関する
制度
中
国家試験
及び免許に関する
制度
につきましては、本小
委員会
においてすでに
研究調査
の結果、法律の
改正
をいたしており、本
請願
の
願意
は達せられておりますので、本小
委員会
は留保いたしました次第であります。 以上御
報告
申上げます。
梅津錦一
13
○
委員長
(
梅津錦一
君) 第三番目に
結核予防
に関する小
委員長
の御
報告
をお願いいたします。
藤森眞治
14
○
藤森眞治
君
結核予防
に関する小
委員会
の御
報告
を申上げます。
結核予防
に関する小
委員会
におきまして
審議
いたしました
請願
五件につきまして、その
審議
の
経過
並びに結果を御
報告
いたします。
請願
第二十五号、
結核予防法
に基く
健康診断
および
予防接種費全額国庫負担
の
請願
、
請願
第百十号、
福岡
県に
アフタ
・
ケア施設設置
の
請願
、
請願
第七百七十一号、
結核対策
に関する
請願
、
請願
第九百八十号、
国立療養所給食費増額
に関する
請願
。 以上の
請願
四件につきまして、
厚生当局
より
説明
を求め、
審議
いたしました結果、
願意
は極めて妥当なものと認め、
議院
の
会議
に付して
内閣
に
送付
を要すべきものと決定いたしました。 次に、
請願
第八百四十五
号結核対策費削減反対
に関する
請願
、本
請願
の
趣旨
は妥当ではありますが、内容が仮定に基くものであり、又すでに二十七年度の
結核予算
においても削減されることなく要求されておりますので、本
委員会
といたしましてはこれを保留した次第であります。 以上御
報告
申上げます。
梅津錦一
15
○
委員長
(
梅津錦一
君) 右三小
委員長報告
の
通り請願
及び
陳情
を決定することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
16
○
委員長
(
梅津錦一
君) 御
異議
ないものと認めまして、決定いたします。 ――
―――――――――――
梅津錦一
17
○
委員長
(
梅津錦一
君) 次に、
遺族援護
に関する小
委員会
に対して、その
所管事項
の
請願
、
陳情
のほかに、これから申上げます
通り
、この
案件
を
審議
することにしたいと存じますが、一応読み上げます。
御存じ
だと思いますので、番号だけ申上げます。
社会局所管
の
請願
第二十四号、同百七十五号、同九百五十四号、同八百三十五号、同九百七十九号、同千百二号。次に
児童福祉関係
の
請願陳情
ですが、
請願
第二十六号、同二十七号、同六十七号、同百七十三号、同三百七十三号、同四百三十号、同四百六十一号、同七百七十三号、同千四十九号、同百七十四号、同二百五十五号、同千百七十四号、
陳情
第九十一号、同百七十九号、同百十六号、以上であります。この件を
遺族援護
に関する小
委員会
に委託いたしたいと思いますか、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
18
○
委員長
(
梅津錦一
君)
異議
ないものと認めまして、さよう決定いたします。なお今後出て来る
陳情
、
請願
に関して、各小
委員会
の
所管
に属せないもの及び今後付託される
陳情
、
請願
に対しては
委員会
で
審議
したいと思いますが、御了承願いたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
19
○
委員長
(
梅津錦一
君) では第四件の癩に関する小
委員長
の
報告
をお願いいたします。
谷口弥三郎
20
○
谷口弥三郎
君
前回小委員会
の
中間報告
をいたしまして、
厚生委員会
に
参考人
の出席を求めることの御賛同を得ましたのであります。
厚生委員会
にありましては、十一月八日に癩の
学会長
、
国立療養所長
、及び
国立
の
予防衛生研究所長
など六名の
参考人
から貴重な
意見
を得たのはすでに御承知の
通り
でございます。先ず
参考人
の
意見
を要約いたしますと、次のようなことになります。 第一に
国立癩研究所
の
設置
につきましては、癩は現在
世界
に五百万といわれ、うち三百万は中国、インド、
日本
、フイリピンなど
東洋諸国
に分布するが、癩
研究
可能の状態にありますのは
東洋
では
我が国
のみでありますから、癩の
研究
は
日本医学
の負うべき使命であることでございます。その次には
日本
の癩は疫学的にみまして漸次北のほうから消滅して、最後に残るのは九州であるとの構想からいたしまして、
厚生省
は昨年度におきまして
菊地恵楓園
に病床一千床を増加して
我が国最大
の
療養所
としたのであります。なお
法務
府におきましては、
法務
府その他により癩の刑務所、
養老院
などが新設されておるのでございます。その三に、癩の
研究
は現在著しく進んで来ましたが、なお培養に成功せぬため、
癩患者
に取材する以外では
研究
は不完全であるのであります。
従つて
その
研究所
は
療養所
の中に併置すべきものである。而も総合的な
研究
は必要であるから従来のごとき一部の
細菌学者
、
皮膚病学者
、
癩研究家
のみでなく、一般の
医学者
、
薬学者
、
化学者
などと共に十分協力して総合的に行うべきものであるということでございます。その四に、貞明皇后様に対するところの
記念事業
といたしましても、
研究所
の
設置
は最も有意義であ
つて
、又講和後の
日本
が戦争に対する精神的な賠償をする
意味
においても、この際速かに
癩研究所
を
設置
し、人類の
福祉
に貢献し、以て国際的に信頼と敬愛の念をかち得るよう
努むべぎであるということでございます
。 第二に、
癩予防法
改正
問題でございます。その
一つ
といたしまして、
癩患者
は
予防法制定
当時におきましては、主として
浮浪者
を対象としてありましたために、比較的容易に
収容
ができたのでありますが、現在ではその
収容
が極めて困難でありまして、本人の承諾などをも容易に得られませず、又
勧誘職員
に危害を加えましたり、或いは
収容
しても脱走するなどの実例が少くないのであります。而も現行の
予防法
におきましては、
都道府県知事
の
入所権限
では不充分につき、法を
改正
して
完全収容
のできるようにしてもらいたいとのことでございます。その二に、
在宅患者
を
収容
するためには
社会的措置
が必要である。即ち家庭の
中堅者
として働いていた者を
収容
するために、その残りの者の
生活
を保障する
養老院
の
施設
、
保育所
の設備などを考慮することが必要であるということを申しております。その三に、
療養所
の管理上、
患者
の脱走、傷害、その他に対する
収容
の
秩序維持
に関する
規定
を整備する必要があると申しております。 第三に、癩の
療養所職員
の
待遇改善
でありますが、その
一つ
として
療養所
の
医師
を始めその他の
職員
に対し十分なる
待遇改善
が望ましい。現在看
議婦
についても
特別俸
が支給されておりますが、月僅かに三百円
程度
の増俸であるのでございます。又その二に、
癩療養所
は病院又は
結核療養所
に比較して、その定員が
余り
にも少いのでございます。一例を挙げますと、
菊地恵楓園
と再
春荘
を比較いたしますと、
恵楓園
のほうは
患者数
は千七百、
結核療養所
の再
春荘
は七百七十名でありますが、それによりますところの
職員数
は、
癩療養所
のほうは百七十三名、再
春荘
のほうは二百五十七名、また
看護婦
になりますと、
癩療養所
のほうは僅かに三十四名、それから
結核療養所
は百八名、
医師
一人当りの
患者
が
癩療養所
は百七名、
結核療養所
は三十七名という状況でございます。 本小
委員会
におきましては、爾来三回に亘り、これら
参考人
の
意見
を参照し、なお
癩予防
の
現状等
により
慎重審議
を重ねました結果、
癩研究所
を急速に
設置
すること、
癩予防法
の
改正
を行うこと、
癩療養所職員
の
待遇改善
をなすことについては、速かに適切なる
措置
を講ずべきであるとの結論に到達した次第でございます。 右御
報告
いたします。
梅津錦一
21
○
委員長
(
梅津錦一
君) 今
谷口癩小委員長
のほうからの御
報告
、御
承認
を願えるでしようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
22
○
委員長
(
梅津錦一
君) 御
異議
ないものと認めます。さよう了承いたします。その件に関して何か御
質疑
ございますか。
谷口弥三郎
23
○
谷口弥三郎
君
本件
につきましては、
厚生委員長
におかれまして、早速
厚生省
のほうにこれを申出を頂きまして、特に癩の
研究所
は、早速少くとも
明年度
からこれが解決されるぐらいにまで急速に進めて頂くように、特に申込んで頂きたいと思います。
梅津錦一
24
○
委員長
(
梅津錦一
君) 御
意見
の
通り手続
をいたします。何かほかに御発議ございますか。癩に関する件ですが……。なけれほ
谷口
小
委員長
のほうからの希望がございますので、
委員会
の
意見
として、私から
関係筋
へその件を通報したいと思います。何かほかにございませんか。癩のことはこれで御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
25
○
委員長
(
梅津錦一
君) それではさように処理をいたしまして、次の
案件
は何かございましたら……。
井上なつゑ
26
○
井上なつゑ
君 何か
山口公衆衛生局長
がお出に
なつ
ておられますから、
ちよ
つとお伺いしたいと思います。実は一昨日の本
会議
で
外務委員長
の
報告
で、
公衆衛生国際事務局
が
WHO
に合併されたという
報告
を聞きましたので、この問題につきまして、
事務所
とかそうした機構だけの問題でなしに、
厚生委員
といたしまして、もう少し詳しくこの問題を知りたいと思うのでございます。
山口正義
27
○
説明員
(
山口正義
君)
只今井上委員
の
お尋ね
の件でございますが、御
質問
の
意味
を私
ちよ
つとはつきり了承いたしかねますので、御
質問
の要点を……。私今伺いましたところでは、
公衆衛生
の
事務所
が
WHO
に統合されたというふうな
お話
でございますが、そういう
事項
は私
ちよ
つと承知いたしておりませんのでございますが。
井上なつゑ
28
○
井上なつゑ
君 よくわかりましてございます。先般の、これは
外務委員長
の御
報告
にございましたが、そうするとこれはどこで……
外務省
でこの問題を取扱
つて
おられるのじやないかと存じます。
国際小麦協定
の加入に関する件、その他五、六件の
承認
を求める件という
案件
が出されまして、私
ども
本
会議
でこれに
承認
を与えることに決定いたしたのでございますけれ
ども
、これに関しまして、少くとも
公衆衛生
に関することを
外務委員会
だけで決定されて、そして
厚生委員会
で知らないのを非常に不思議に思うのでございます。
厚生省
はこのことについて
御存じ
ないのでございましようか。
山口正義
29
○
説明員
(
山口正義
君)
只今
の
お尋ね
の点は、私推測いたしますのに、従来の
国際公衆衛生条約
が
WHO
のほうに移されたという
事項
ではないかと存じますが、そういう点につきましては、
厚生省
におきましては、その
主管課
でございます弘報、
渉外課
においてこれを取扱
つて
おりまして、一応
外務省
のほうから協議を受けまして、それで私
ども
のほうでもそれを
承認
して実施してもらつたのでございまして、ただ
条約
に関しますので、
所管
が
外務省
に
なつ
ておりますので、
外務省
のほうから御
報告
があつたのかと存じます。
井上なつゑ
30
○
井上なつゑ
君 御
説明
でよくわかりましたが、こうした
公衆衛生
の
条約
が
WHO
に移されたというようなことも、これは先ほど
谷口委員
からの
報告
がございました癩の
予防法
にも大きく
関係
いたすことと思うのでございますので、これは
条約
だけではございましようが、御
都合
によりまして、何か
資料
、こうした
条約
の写とか何とか、
資料
が預けると非常に有難いと存じますので、
委員長
からこの点の
資料
の要求を提出して頂きたいと存じます。又いろいろな歴史の
報告
もございましたので、一応知
つて
おきたいと思います。事後でございますが、
資料
がございましたら頂きたいということをお願い申上げておきます。
梅津錦一
31
○
委員長
(
梅津錦一
君)
資料
を
一つ
……。
山口正義
32
○
説明員
(
山口正義
君) 承知いたしました。
井上なつゑ
33
○
井上なつゑ
君 それからもう
一つ
引続いてこの際
ちよ
つと
WHO
のことにつきまして、これも
総務課
のほうの
関係
で、
公衆衛生局
のほうの
関係
ではないと存じますけれ
ども
、
WHO
の
関係
でお医者さんたち、その他の
技術者
のかたがたが海外に
会議
に
おいで
に
なつ
たり、それから又
研究
に
おいで
に
なつ
たりしますが、近く
WHO
の
会議
が
台湾
かどこか
東洋
の近くで開かれるやに伺
つて
おるのでございますが、そうした
会議
に、これは
公衆衛生局
と
関係
がございますが、
保健婦
とか
看護婦
とか、
そういつた者
の派遣をお認めに
なつ
ておられましようか、お考えに
なつ
ておられましようかどうでございましようか、
ちよ
つと伺いたいのでございます。
山口正義
34
○
説明員
(
山口正義
君)
WHO
のことに関しまして、私の承知いたしておりますことを御
報告
申上げたいと存じますが、
WHO
は年に一回総会をジユネーヴで開きまして、そのほかに
世界
を六つの
地域
に分けております。
日本
は
西太平洋地域委員会
に入
つて
おります。先般九月十八日から二十二日まで
WHO
の
西太平洋地域委員会
が開催されました。それに不肖私が代表して出席いたしました。その際に一九五二年度即ち来年度の
事業
といたしまして、
看護婦
に関する
短期
の
講習会
が開かれるということが
予算
に計上されております。来年、時期はまだ確定いたしておりませんが、
台湾台北
でそれが開かれるということに決定いたしました。
日本
といたしましても
加盟国
でございますので、その
短期講習会
に
日本
から適当な人を送ることになるだろうと存じます。最後的にはまだ決定いたしておりません。
井上なつゑ
35
○
井上なつゑ
君 この際もう少し伺
つて
おきたいのでございますが、これは大きな問題でございますが、
余り
にも茶飯事になりますので、この頃話題と申しますか問題に上
つて
来ないのでございますが、
寄生虫
の問題でございます。この間伺いますところによりますと、
農林省
では非常に
アメリカ有田草
の
栽培
に力を入れられているかに伺
つて
おりますが、
厚生省
のほうは
農林省
のほうに、
地方
のお役人に
栽培
のことで
関係
をおつけに
なつ
ておるのでございましようか。
山口正義
36
○
説明員
(
山口正義
君)
寄生虫
の問題は
公衆衛生局
で
所管
いたしております。
地方
で実施いたしますのにつきまして、
予算
上は
平衡交付金
で賄
つて
もら
つて
おりますが、
寄生虫
の
予防
に関しましては、私
ども
のほうから
根本方針
を指摘して、それに
従つて
や
つて
もら
つて
おります。ただ特別な
寄生虫
につきましては、
補助金
を出しまして、その
撲滅対策
を実施してもら
つて
おります。
只今お尋ね
の点は
清浄野菜
のことだと存じますが、これも一応来年度の
予算
に要求するように私
ども
のほうで計画いたしたのでございますが、その後
予算
としては計上することは認められなかつたのでございます。実際問題といたしまして、
清浄野菜
即ち
寄生虫感染
の心配のない、糞尿を用いない
野菜
の
栽培
ということにつきましては、
農林省
と共同しまして、実際に
指導
いたしております。
井上なつゑ
37
○
井上なつゑ
君 もう
一つ
伺いたいのでございます。
只今清浄野菜
の
お話
が出たのでございますが、
サントニン
の
栽培
に大童になられるようなことを大蔵省のほうで財政的に援助なさるという
お話
を聞いたのでございますけれ
ども
、その点はどうでございましようか。
山口正義
38
○
説明員
(
山口正義
君) 御指摘の
サントニン
の
栽培
につきましては、従来
サントニン
はソ連から輸入しておつたのでございますが、それができなくなりましたので、北欧で
栽培
されますミブ「よもぎ」を
日本内地
にも
栽培
いたしまして、大体それが成功いたしまして、毎年
年産額
が順次殖えて参
つて
おります。
昭和
二十六年度は大体二トン
余り
、二十七年度には四トン
余り
の
栽培
をする。これによ
つて
大体
国内需要
を賄えるというよな見通しに
なつ
ております。
井上なつゑ
39
○
井上なつゑ
君 この際もう
一つ
伺いたいのでございますが、
只今
の
サントニン
のことに引続いてでございますが、よくわかりましたが、伺いますところによりますと、
農林省
で非常にこのことに力を入れておられますということでございますから、若し
都合
がつきますれば、
農林省
のほうからこれの
資料
を入れて頂きたいということを
委員長
にお願いいたして置きます。 それからもう
一つ公衆衛生局長
にお伺いしたいのでございますが、いつぞやも御
説明
がございました
受胎調節
の問題でございます。この際非常に大きく線上に浮び上
つて
参
つて
おるのでございますが、
助産婦
の問題だとか、
保健婦
の
指導
だとかいうことで、いずれも
お話
申上げたときに何か考慮して見るとおつしや
つて
頂きましたが、この問題はどういうように運んでおりましようか。
山口正義
40
○
説明員
(
山口正義
君)
受胎調節
につきましては、先般
閣議了解事項
として了解されたのでございまして、その線に基きまして、これを大きく取上げて普及さして行きたいということで、
只今事務当局
で
原案
を作成中でございまして、
先ほどお話
のございましたこれに関して
助産婦
、
保健婦
を参画させるという点につきましても、私
ども
のほうで
原案
に十分それを考慮して参りたい、そういうふうに考えております。
草間弘司
41
○專門員(
草間弘司
君)
資料
の点ですが、先ほど
国際連合等
の
資料
の問題について、こちらで得ましたものにつきましてはその都度差上げてありますが、この間もビユーロー・アンテルナシヨナル・デイ・ジエーン・プユブリツクの事務局が
WHO
のほうに移つたというような
資料
が参りまして、文書箱まで差上げて置きました。
梅津錦一
42
○
委員長
(
梅津錦一
君) 以上で大体今日の
案件
は終つたわけですが、
ちよ
つと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
梅津錦一
43
○
委員長
(
梅津錦一
君) 速記を始めて下さい。
委員会
を打合会に移行したいと思いますが御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梅津錦一
44
○
委員長
(
梅津錦一
君) それでは
委員会
を閉じてこれから打合会に移行いたします。散会いたします。 午後二時十五分散会