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委員長(
梅津錦一君) 本日はこれにて散会いたしますが、明日は
委員会を開く何か
議題がありましようか……。なければ明日は小
委員会にいたします。それではこれにて散会いたします。
午後四時五十一分散会
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十月三十一日
予備審査のため、本
委員
会に左の事件を付託された。
一、
地方自治法第百五十六條第四項
の
規定に基き、
検疫所の
支所及び
出張所の
設置に関し
承認を求める
の件
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地方自治法第百五十六條第四項
の
規定に基き、
検疫所の
支所及
び
出張所の
設置に関し
承認を求
めるの件
厚生省設置法(昭和二十四年
法律
第百五十一号)第二十條第三項の規
定により、
検疫所の
支所及び
出張所
を左記のように
設置したいので、地
方自治法(昭和二十二年
法律第六十
七号)第百五十六條第四項の
規定に
基き、国会の
承認を求める。
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十一月一
日本委員会に左の事件を付託
された。
一、
診療所における同一
患者の収容
時間の
制限に関する
医療法の
特例
に関する
法律案(
予備審査のため
の付託は十月三十日)
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十一月二
日本委員会に左の事件を付託
された。
一、国民健康保險事業の危機突破に
関する請願(第五五六号)(第五
八八号)(第六六六号)
一、戰争犠牲者遺族の援護強化に関
する請願(第五五七号)(第五七
四号)
一、新潟県二見港に
検疫所設置の請
願(第五六六号)
一、戰争犠牲者国家補償制度確立に
関する請願(第六一三号)
一、
医療法中一部改正に関する請願
(第六三七号)
一、新
医療法実施延期等に関する請
願(第六三八号)(第六三九号)
一、公的医療機関の財政危機打開に
関する請願(第六四〇号)
一、歯科医師たる保險医の診療報酬
点数引上げに関する請願(第六九
七号)
一、社会保險制度の運営に関する陳
情(第八五号)
一、国民健康保險事業の危機突破に
関する陳情(第八七号)(第一四
一号)
一、雲仙国立公園施設費国庫補助に
関する陳情(第九〇号)
一、兒童福祉法による措置費国庫補
助復元の陳情(第九一号)
一、戰ぼつ者および遺族対策に関す
る陳情(第九五号)
一、兒童福祉法による措置費国庫補
助復元等の陳情(第一一六号)
一、国立病院および療養所の地方移
管反対に関する陳情(第一一七号
)
一、戰争犠牲者遺族の補償に関する
陳情(第一二八号)
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第五五六号 昭和二十六年十月二
十日受理
国民健康保險事業の危機突破に関する
請願
請 願 者 高知市丸ノ内五高知
県国民健康保險団体
連合会理事長 目代
真一
紹介議員 西山龜七君 入交太藏
君
現下の困難窮乏せる国民健康保險財政
を打開するために、(一)療養給付費
の二割補助、(二)再建整備費の交付
または、長期貸付、(三)直営診療施
設費補助の増額等国庫補助の実現を図
られたいとの請願。
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第五八八号 昭和二十六年十月二
十三日受理
国民健康保險事業の危機突破に関する
請願
請 願 者 神奈川県横浜市中区
日本大通一ノ一神奈
川県国民健康保險団
体連合会理事長 松
崎定治
紹介議員 石村幸作君
この請願の趣旨は、第五五六号と同じ
である。
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第六六六号 昭和二十六年十月二
十五日受理
国民健康保險事業の危機突破に関する
請願
請 願 者 山口市役所内山口県
国民健康保險団体連
合会理事長 窪田秀
夫
紹介議員 中川以良君
この請願の趣旨は、第五五六号と同じ
である。
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第五五七号 昭和二十六年十月二
十日受理
戰争犠牲者遺族の援護強化に関する請
願
請 願 者 徳島県美馬郡郡里町
郡里町遺族会内 加
藤義夫外三百四名
紹介議員 平井太郎君
対日講和條約も調印され国際社会に復
帰する日も間近に
なつた、今日なほ、
戰争犠牲者遺族は、社会的冷遇のまま
放置されている
状態で、子女の教育、
日々の生活に堪えられない実状にある
から、遺族に対する、(一)年金制度
、(二)家族扶助、(三)教育扶助等
の救済制度を
法律化せられたいとの請
願。
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第五七四号 昭和二十六年十月二
十二日受理
戰争犠牲者遺族の援護強化に関する請
願(二通)
請 願 者 愛知県北設楽郡上津
具村中家裏一 古瀬
一夫外六百二十六名
紹介議員 長島銀藏君
この請願の趣旨は、第五五七号と同じ
である。
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第五六六号 昭和二十六年十月二
十日受理
新潟県二見港に
検疫所設置の請願
請 願 者 新潟県佐渡郡二見村
大字二見 小山儀作
外十四名
紹介議員 山縣勝見君
講和條約の締結により外国貿易の飛躍
的発展が期待されるとき、
日本海諸港
には
検疫所がないので外国船は、立地
條件を具有している新潟港に直行でき
ず、函館港もしくは六連島に回航し、
折り返えしてから新潟港に入港する状
態で、時間的経済的損失はばく大なる
ものがあるから、新潟県内二見港に検
疫所を
設置せられたいとの請願。
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第六一三号 昭和二十六年十月二
十三日受理
戰争犠牲者国家補償制度確立に関する
請願
請 願 者 茨城県議
会議長 宇
田川源次郎
紹介議員 郡祐一君
終戰以来はなはだしく国家より冷遇さ
れまた一般国民より忘れられたいた戰
傷い者、遺族、留守家族、抑留者等に
対する国家補償を始めとする各種援護
方策の実現を期せられたいとの請願。
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第六三七号 昭和二十六年十月二
十四日受理
医療法中一部改正に関する請願
請 願 者 北海道美唄市南空知
医師会長 佐藤定雄
外十一名
紹介議員
有馬英二君
医療法が全面的に改正公布されてから
二箇年、この新
医療法の完全
実施が目
前に迫
つてきたが、現在の経済事情下
において完全
実施の期日までに病院の
規格、構造、設備を変更することは至
難であるというよりむしろ不可能に近
いから、
医療法の第一條、第十三條、
第二十一條を最もその目的に沿い、最
も実際に即した真に国民の福利をもた
らす最善の法とするよう改正せられた
いとの請願。
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第六三八号 昭和二十六年十月二
十四日受理
新
医療法実施延期等に関する請願
請 願 者 北海道札幌市南一條
西一九北海道医師連
盟会内 松本剛太郎
紹介議員
有馬英二君
医療法の定めるところにより、昭和二
十六年十月三十日以降は病床を二十床
以上有しない医院または
診療所では入
院
患者を四十八時間以上
收容できない
ことに
なつているが、現下の経済事情
からして本法に
規定する施設の急速整
備はもちろんのこと私的医療機関の態
勢確立は困難であるから、本法の
実施
を延期せられると共に医療機関に対す
る長期金融の途を講ぜられたいとの請
願。
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第六三九号 昭和二十六年十月二
十四日受理
新
医療法実施延期等に関する請願
請 願 者 北海道函館市会所町
五五函館市医師会長
竹田侃
一郎
紹介議員
有馬英二君
この請願の趣旨は、第六三八号と同じ
である。
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第六四〇号 昭和二十六年十月二
十四日受理
公的医療機関の財政危機打開に関する
請願(二通)
請 願 者 北海道札幌市長 高
田富與外一名
紹介議員
有馬英二君
国民経済のひつ迫に伴い、公的医療機
関の整備と運営はいよいよ地区住民の
福祉に重大な影響を與えているが、近
時拍車を加えつつある物価の高騰によ
り、同機関の財政は利用度に比例して
赤字となり、窮迫せる市町村財政に更
に圧迫を加えているから、(一)社会
保險診療報酬單価ならびに点数を現下
の経済事情に即応するよう改正するこ
と、(二)施設の新設ならびに増設に
対する補助額および起債額を増加する
こと等、公的医療機関の財政危機打開
策を講ぜられたいとの請願。
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第六九七号 昭和二十六年十月二
十五日受理
歯科医師たる保險医の診療報酬点数引
上げに関する請願
請 願 者 栃木県宇都宮市日野
町二八栃木県歯科医
師会長 簗瀬眞策外
三百三十八名
紹介議員 大島定吉君 植竹春彦
君
戰後の
社会情勢は歯科医師にと
つても
非常に苦しいものとなり、とくに社会
保險の画期的普及によ
つて保險
患者は
いちじるしく増加し、今日では
患者の
八割が保險
患者と
なつているが、その
診療報酬は二、三箇月遅延して支払わ
れる有様で、しかも昭和二十三年制定
された一点單価十円が依然として存続
しているため、診療設備を充実するは
おろか生活費、医療資材の高騰により
、現状の維持すら困難であるから、一
点二十円を
実施せられたいとの請願。
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第八五号 昭和二十六年十月十九
日受理
社会保險制度の運営に関する陳情
陳情者 熊本県玉名郡玉名町高瀬
玉名郡医師会長 河野潜
社会保險の診療報酬は、昭和二十三年
以来すえ置かれたまま現在に至
つてい
るが、保險医は高率な課税に苦しんで
おり、保險診療の目的を達成すること
が困難であるから、(一)診療点数を
引き上げること、(二)保險診療の不
合理を改善すること、(三)国庫補助
を増額すること等適当な措置を講ぜら
れたいとの陳情。
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第八七号 昭和二十六年十月十九
日受理
国民健康保險事業の危機突破に関する
陳情
陳情者 群馬県桐生市長 前原一
治外八名
現下の困難窮乏せる国民健康保險財政
を打開するために、(一)療養給付費
の二割補助、(二)再建整備費の交付
ならびに長期貸付、(三)直営診療施
設整備充実費の補助等の処置を講ぜら
れたいとの陳情。
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第一四一号 昭和二十六年十月二
十五日受理
国民健康保險事業の危機突破に関する
陳情
陳情者 滋賀県甲賀郡貴生川町長
石川金藏外一名
この陳情の趣旨は、第八七号と同じで
ある。
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第九〇号 昭和二十六年十月二十
日受理
雲仙国立公園施設費国庫補助に関する
陳情(四通)
陳情者 長崎県南高来郡ロ之津町
観光協会内 三宅治利外
三名
雲仙国立公園が真に国民の公園として
、かつまた国際的観光地として、その
全機能を発揮するためには、道路、宿
舎、野営場その他の諸施設を緊急に整
備する必要があるから、すみやかにこ
れらに要する資金融通の措置を講ぜら
れたいとの陳情。
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第九一号 昭和二十六年十月二十
日受理
兒童福祉法による措置費国庫補助復元
の陳情
陳情者 福岡県飯塚市議
会議長
岡芳太郎
兒童福祉法に基く施設連営に要する費
用は、従来国庫補助金制と
なつていた
が、昭和二十五年平衡交付金に含めら
れた。しかして地方財政の窮乏に伴つ
て兒童福祉施設の経営は、福祉事業の
進展にいちじるしい支障をきたしてい
るから、兒童福祉法に基く施設運営に
要する費用については、すみやかに国
庫補助に復元の措置を講ぜられたいと
の陳情。
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第九五号 昭和二十六年十月二十
日受理
戰ぼつ者および遺族対策に関する陳情
陳情者 千葉市本町三ノ五一千葉
県遺族連合会内 加納金
助外十三万九千八百二十
四名
戰ぼつ者は、
強制徴收により軍務に服
し、世界平和の戰争であることを信じ
て戰
つたのであ
つて、決して好戰的で
あ
つたのではない。しかるにこの戰争
の犠牲者である戰ぼつ者ならびに遺族
に対しては、適切なる偉徳顯彰および
援護の措置が取られていないから、こ
れ等戰ぼつ者および遺族に対して適切
な措置を講ぜられたいとの陳情。
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第一一六号 昭和二十六年十月二
十三日受理
兒童福祉法による措置費国庫補助復元
等の陳情
陳情者 宇都宮市今泉町六ノ九四
八栃木県社会福祉協議会
内 高際徳治
栃木県社会福祉事業大会において、兒
童福祉法による措置費を直接国庫補助
に復元することと、保育所給食を従来
通り継続すること等の決議がなされた
から、すみやかに実現せられるよう取
り計らわれたいとの陳情。
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第一一七号 昭和二十六年十月二
十三日受理
国立病院および療養所の地方移管反対
に関する陳情(ニ通)
陳情者 北海道亀田都七飯村国立北
海道第一療養所内 竹内肇
外五百十二名
今回
行政機構改革に関する政令諮問委
員会の答申によ
つて、国立病院および
療養所を都道府県に移管する運動が活
発化しているが、
社会保障制度の確立
されていない現在においては、このよ
うな措置を強行することによ
つていた
ずらに地方財政を破壞し、種々の弊害
を生ずるから、国営病院および療養所
の地方移管には反対であるとの陳情。
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第一二八号 昭和二十六年十月二
十四日受理
戰争犠牲者遺族の補償に関する陳情
陳情者 山口県玖珂郡伊陸村一、
六五四 岩政音二外五
十九名
終戰以来戰争犠牲者遺族は、精神的、
物質的に苦難を堪えてきた。しかして
第十国会の衆参両院において、戰ぼつ
者、傷い者留守家族対策に関する決議
がなされたのであるから、この決議の
趣旨にかんがみ、すみやかに、(一)
弔慰金または見舞金の支給、(二)遺
族年金の支給等立法措置を講ぜられた
いとの陳情。