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1951-11-28 第12回国会 参議院 議院運営委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年十一月二十八日(水曜 日)    午前十時一分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            加藤 武徳君            木村 守江君            鈴木 直人君           小笠原二三男君            境野 清雄君    委員            川村 松助君            中川 幸平君            安井  謙君            赤木 正雄君            岡本 愛祐君            小宮山常吉君            杉山 昌作君            高橋 道男君            菊川 孝夫君            椿  繁夫君            相馬 助治君            中村 正雄君            原  虎一君            大隈 信幸君            油井賢太郎君            三浦 辰雄君            水橋 藤作君            兼岩 傳一君   委員外議員    内閣委員長   河井 彌八君    水産委員長   木下 辰雄君    電力問題に関す    る特別委員長  栗山 良夫君            須藤 五郎君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    参     事    (第二部長)  岸田  実君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○常任委員長懇談会経過報告 ○議案の取扱に関する件 ○会期延長の件 ○無畜農家解消に関する決議案委員  会審査省略要求の件 ○議院運営に関する件   —————————————
  2. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  3. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 自由党から予算委員北村一男君が辞任せられて、後任に上原正吉君を指名せられたいという申入が出ております。
  4. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう決しました。   —————————————
  6. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に常任委員長懇談会経過事務総長より報告いたします。
  7. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 本日会期最終日に当りますので、午前九時三十分、議長常任委員長懇談会を招集いたされました。その際各常任委員長から、各委員会法案審議会模様を伺つたわけでございます。その模様を申上げます。  先ず順序に從つて申しますと、内閣委員長からは、少くとも三日ぐらい延長して頂きたいと思つておる、こういうことを、これはこちらへ御出席ができないというので、電話を以てさような伝言がございました。それから通商産業委員会からは、予備審査のものが現在あるが、これも何日か延長があれば予備審査のものも通ると思つておる、こういうことでございます。それから予算委員長からは、昨日議長自分のほうの様子を申上げた通りであるということでございます。その昨日議長に申上げた通りという意味は、自分のほうの予算は、内閣委員会における審議状況にも関係があるので、今ここではつきりしたことが申上げられない、かよう意味であつたかと思います。
  8. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) ちよつとそれに補足いたしますが、予算委員長は、四つ小委員会をやるうち、三つはすつかり上つておる、ただ一つ本日までに延ばしたい、延びるということになつておる、併し一般討議がすべて終つて、そうして今は内閣委員会のほうの上り工合を待つばかりということになつておる、予算委員会としては二十八日を以て全部仕上げるつもりで、その方向に進んで、又その通りつて來た、ただ内閣委員会との関連で残つておる、こういうことでありました。
  9. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 常任委員長懇談会について申上げるととは、特段の話というのはその程度でございます。
  10. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 別に何かありますか。
  11. 木下辰雄

  12. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 水産委員長からのお話がございましたが、それは小型機船底びき網漁業整理特別措置法案というのと、真珠養殖事業法案、いずれも予備審査でございますが、これが遅くなつて出て來ておる、併しこれをやるには両三日を要する、こういうふうなお話でございました。
  13. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に水産資源保護法案につきまして、電力特別委員長栗山良夫君及び水産委員長木下辰雄君の両君から発言を求められておりまするが、許可いたしまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 その前に、許可することはいいですが、今の報告に基いて議題とすることはないのですか。
  15. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 報告ですか。今の委員長報告に対して何ぞありますれば……。(笑声)
  16. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 あるためにやられたのじやないのですか。
  17. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 委員長懇談会をどうして開いたのか……。
  18. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) どういう理由で委員長懇談会を開いたかという御質問がございますから申上げます。本日は会期最終日でございますので、会期最終日におきましては、その日の現状における各委員会審議模様議長参考のために必ず聴取いたすということで、その意味から常任委員長から審議模様を聴取いたされたわけだと心得ております。そうしてその結果は、議院運営委員会に御参考のために議長としては先ず御報告いたすということと心得ております。
  19. 加藤武徳

    加藤武徳君 小笠原君の只今の御発言は、各常任委員会審議状況を聴取して、そうしてその当然の結論として会期の問題をどういう工合にするか、この問題に及ばなくちやいかんのじやないかという御考慮があるところの発言も含まれておつたのじやないかと、こういうふうに考えるわけでございますが、水産委員長、それから電力特別委員長も御出席下さつておるようですから、この件を先にして頂きまして、そのあとでこの委員会審議模様についてやつて頂きたいと思います。
  20. 山田佐一

    委員長山田佐一君) よろしゆうございますか……。
  21. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 それならそれでいいです。報告の聞きつ放しなら聞きつ放しでもいいので、ただけじめをつけてお伺いしておるようなわけです。
  22. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは先ず両委員長出席しておられますから、両委員長発言を承わりまして、その後において只今委員長報告あと始末を善処いたしたいと思います。それではどちらから先にやりますか。
  23. 木下辰雄

    委員外議員木下辰雄君) 私から先に御報告申上げたいと思います。一番問題になつております水産資源保護法由來を申上げますが、これは沿岸漁業振興に対する総司部の五ポイント計画というものを内容に勧告されました。それで閣議がこれを承認いたしまして、沿岸漁業振興に対するいろいろの措置を現在やつております。そのうちで沿岸漁業が非常に荒廃に瀕しておる、或いはパルプの工場から汚水が流れるとか或いは人絹工場からの汚水のために漁業が非常に阻害されるという問題が今まで頻々とありました。近い例は神奈川県の問題であります。
  24. 中村正雄

    中村正雄君 議事進行について。議運でお聞きするとすれば、水産資源保護法案の本会議上程をどうするかということをお聞きすることで、内容について何も御説明を聞く必要はないと思います。從つて委員長から本会議上程について何か御意見があればそれをお聞きすればいいわけで、内容説明はお聞きする必要はないと思います。そういう面で御説明願いたいと思います。
  25. 木下辰雄

    委員外議員木下辰雄君) ちよつとほかの法案と関連するところを申上げませんとわかりませんが、先ほどの問題もありますために、この五ポイント計画というものにつきまして水産資源保護法案というものを両院で十分研究いたしまして立案いたしたのであります。これは一年半ばかり前通過した資源枯渇防止法案の全文と、それから漁業法にある繁殖保護條項を取入れまして、それに新たな項を少し加えてできたのが水産保護法案であります。この際ちよつと申上げますが、この法案において保護水面というものがあります。保護水面というのは産卵生育の大事な場所でありまして、これを枯渇すると沿岸数万の漁民が危殆に瀕する場所でありまして、地方長官の申請によつて農林大臣がその管理と調査地方長官に任すという項目もありますが、保護水面は、これは全国に亘つてそうたくさんもございませんけれども、大事な場所を指定するはずであります。その場所においてその保護水面に若し水路の変更を來たすとか、埋沒をするとかいうことがあつて保護水面が題なしになるというような場合を予想して、そういう場合においては政令の定めるところにより農林大臣の認可を受けなければならん、こういうことになつております。政令を定める場合には、各省の大臣一緒に集りまして協議をするのでありますから、その間、摩擦はないということを政府は答弁しておりました。河川法とか砂防法の問題もありますが、これは次の議会において十分善処し、検討するということで、建設委員会その他の意見を聞いて十分にそれを改正するということを総務会長廣川君と、参議院自由党大野木会長増田君、水産委員長全部集りましていろいろ、話合つて了解してもらいたいということを建設委員長に申込んで、建設委員長はこれを諒とされて、それでは廣川総務会長に一任するということを言われたのであります。こういう状態で建設委員会との間は大体問題はないのであります。それから水産委員会におきましては、その方面の質問もありましたが、それに対しては農林当局は十分善処するということでありまして、各党満場一致でこの法案が作られたのであります。別にいろいろ問題がありましたら、この次の議会に十分取入れてやつたらいいだろうということであります。それだけ申上げます。
  26. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 水産委員長にお伺いすることは、もうこれでよろしうございますか。
  27. 栗山良夫

    委員外議員栗山良夫君) 只今水産資源保護法案取扱につきまして、水産委員長から御発言がございましたが、私は電力委員長といたしまして、又通産委員会理事としまして、関連した問題について所信を述べたいと思うのであります。実は御承知ように、この法案が二十四日に水産委員会において可決され、本会議でも議事日程に載せられたのは承知をいたしておつたのでありますが、その内容については余り急でありましたので、非常に重要な関係を持つておることがあとからわかつたような次第なのであります。そこで二十六日の日に実は建設委員会のほうから、電力委員長にも一緒相談をするから会議に出ろというような、極く非公式なお話を承わつたのであります。私はそのときに、実は電力委員会のほうに何ら御相談を申上げておりませんので、委員長として出席いたすわけには参らない、専門調査員をそれでは傍聴を許して頂きたいという程度で別れておつたのであります。その後建設委員会におきましては、極めて御熱心に修正個所について御検討に相成り、具体的に修正案の作成にまでも進んでおられたようであります。そこで実は昨二十七日の建設委員会に私は出席をいたしまして委員外発言として、通産委員といたしまして鉱工業に関する問題について是非とも問題をスムースに発展させまするために、建設委員会でまとめておられる修正案の中へ、通産委員会のほうにおいても満足をするよう修正事項是非とも御挿入を願いたい、お取上げを願いたいというので、具体的に案文を作りまして要請をいたしたのであります。ところがその後建設委員会の空気といたしましては、建設委員会建設委員会の所管に関することだけを行いたい、通産委員会のことは通産委員会のほうにおいて善処するのがよかろう、こういうようお話であることがわかりましたので、至極御尤もだと存じまして、私は通商産業委員会においては緊急動議提出いたしまして、そうして修正文提出し、これは全会一致を以て可決決定と相成つたのであります。いわゆる修正動議が、修正をせられたいということが決定をいたしたわけであります。一方電力委員会は、昨日やはりこの問題を取上げまして、いろいろと審議をいたしました結果、修正個所につきましては、大体建設委員会において御成案を続けられておりました程度でありますならば、将來の電源開発、或いは電力設備維持補修にはいささかも支障がなかろう、こういう見解に立ちまして、是非とも建設委員会修正程度のものを今国会において、本会議において可決になりまするように努力をしろ、すべて委員長に一任をする、水産建設通商産業委員長かたがたとよく調整懇談をして、そうして目的の達成するように善処しろ、こういう委員会からの御注文があつたわけであります。そこで私といたしましては、早速その処置をいたそうとしまして、昨日夕刻でありまするが、委員会を閉じましてから、三委員長にお願いをいたしまして、御相談を申上げたいと申したのであります。時たまたま、水産委員長からは五時から用件がありまするので出席いたしかねるという通知を受けまして私は了承いたしたのであります。通産委員長は勿論お見えになりました。このお部屋におきまして法制局かたがた、或いは委員部かたがた多数寄りまして、小林建設委員長の來席をしばしばしば求めたのでありますが、どうしてもおいでにならない。そこで私は余り礼を失してはいけないと思いましたが、どういうわけでおいでにならないのかということを伺いましたところが、電力委員長は何の職権を以て建設委員長を呼び寄せるのか、こういうようお話があつたのであります。それで私は職権でさようなことをいたすことのできないことはよく承知をいたしておりまするので、自由党の控室へ参りまして、そういう意味ではない、是非とも一つ相談おいで願いたい、こう申しましたところ、君はえらいいきりたつて來て喧嘩を売りに來たのかと、一杯やつてつたようでありまして、赤い顔をして私に食つてかかられたのであります。(「簡單々々」と呼ぶ者あり)それで私はそういうよう状況であつては困りますので、是非とも一つ円満に調整するためにおいで願えないかと申しましたところ、建設委員会といたしましては態度決定をいたしておるので最早相談をする必要はない、こういう意味の御発言があつたわけであります。從いまして私としましては、昨日の電力委員会において、委員会決定によつて委員長に任されておりまする仕事をいたしまするために、各委員長との懇談をいたす任務があるわけでありまするが、さよう事情を以ちまして、建設委員長とのお話合いは今のところでき得ない状況にあるわけであります。從いまして本委員会において、各委員会意見一致を見た上で本会議提出をすべきであるという御決定に相成つておるようでありますけれども、今日の段階におきましては、私ども遺憾ながら各委員会意見一致を見たというよう状況に立至つていない、こういうことを御報告申上げる次第であります。
  28. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 この問題は一昨日から起つておる問題ですが、これは赤木さんのほうから御発言があつて、実は議運として取上げる問題であるかどうか疑義がある問題である、或いは違法でないかと思うことなのですが、併し議運の一人として赤木さんが御発言なつたことだから、我々も個人的には好意を持つてこの法案を本会に上程することを差控えて今日まで來たのですが、今水産電力の両委員長の御発言を頂いたのですが、その事の起りである建設委員会を代表するよう赤木さんの御発言で、今日においてはどういうふうになつたのか、建設委員会状況をお伺いしたいと思うのです。と申しますのは、昨日赤木さんの御発言では、この問題は衆議院側建設委員会修正してくれという意向があり、丁度本委員会もそうしなくちやならんと考えるが、手続としては本会議修正しかないので、その修正のことを取りきめたいから暫時待つて欲しい、こういうことで私たちは待つてつたわけなのですから、その後の経過についてお知らせ願いたい。
  29. 赤木正雄

    赤木正雄君 実は私からこれは発言したいと思つて、先にも委員長言つたのです。無論これは小委員会可決した際に、速記にとつておきたい、そういう関係ですから私はこの委員会に出たのです。と申しまするのは、この間申した通りに、この法案建設委員会でも非常に関係のある法案である、從つて昨日建設委員会を開きまして修正をいたしました。いたしましたが、併しその後だんだん水産委員長お話を承わりまして、できることなら建設委員長修正通りに、自発的に水産委員会でこの次の国会にすぐ上程ようというお話があつたのです。それならば、まだ建設委員会としては態度をすつかりきめていませんから、今日十時の委員会できめます。そういうふうに水産委員会で自発的に建設委員会修正したそのものを修正して、これを以て次の国会早々おやり下さるならば、それならば実際においては我々も建設委員会目的通りに行くのであるから、或いはこの際は水産委員会可決された通りにこの法案上程されて、次の国会修正を待つのがいいのではないか、そういうふうな意向が出たのであります。でその態度はこの十時に決定しますが、建設委員会としてはそういうふうになつているのです。それでそのことを先にお話よう、こう思つたのであります。
  30. 中村正雄

    中村正雄君 これは一度小委員会上程になつているのが、建設委員会の申入れでそのまま留保になつておる件なんですが、今水産委員長なり電力特別委員長からいろいろ事情を聞いたわけなんです。ただ議運としてはこれを本会議に上げるかどうかということさえきめればいいわけなんです。その内容については無関係なんです。併し事の動機が今のよう関係でありますので、もともとこの法案水産委員会にかかつたときに、関係されまする各委員会連合審査を申込めばいいやつを、申込まれなかつたために委員会上つてしまつて上つてしまつてから物言いがついたわけなんです。從つてこの法案内容をどうするか、先ほど水産委員長廣川さんがどうのこうの言われましたが、そういうことはここで言うべきじやないので、從いましてどうすべきかは関係委員長の間において別個に協議願つたらいいわけでありまして、そうして協議決定したのであれば本会議修正案を出す、從つてその内容につきましては関係委員長協議願うべきであつて議運としては本会議に上げるか上げないかということをきめればいいわけです。本会議修正案が出ればその態度をきめればいいのであつて内容については議運がタツチする必要はない。從つて本日の小委員会が一応あと廻しとなつておりますから、一応今日の法案の最後くらいのところに上程するようにして、それまでに関係委員長の間におきまして、或いは関係常任委員会の間に、おいてそれぞれ協議願つて、出すか出さないか、この案を上程するかしないか、それをきめて頂きたいと思います。内容に立ち入つて審議はこの程度でやめて頂きたい。
  31. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今中村君の発言せられたごとくして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 そういうふうに決して異議ありませんが、それで只今お話関係常任委員会一致した意見を待つて会議上程する、そういうことであろうと思う。それで是非そういうに取り運んで頂きたいと思いますが、この際水産委員長に私はどうしてもお尋ねしたいことがある。それは水産委員長は、委員長としてはどこの会派の代表というふうに一つの党派を代表する委員長ではないはずです。それが次の国会において善処するということが、廣川君或いは増田君等々と会つて確約できたからそうするというようなことは、これは参議院の立場として、法案を今……その場合には法律はでき上つておるわけですから、その法律修正を一、二の会派の幹部の確約を得たので、それで是非善処してくれと、それで議運のほうも納得してくれというようなことは私はおかしいと思う。そういうことは先ほどから中村君もおつしやつた通り、ここの問題ではなくて、どの会派に属しよう法律を作り上げている過程として、議員が職責として、この問題をこの問題としておるのであるのだと私は考えるので、そういうふうな一、二の人と話合いがついておるのだからというようなことを前提とするならば、これは議運を離れて会派に戻つた場合においても、我々としては承認できない。こういうふうなことは何か言葉の行き違いがあつたと思うのですが、一つ……。
  33. 木下辰雄

    委員外議員木下辰雄君) これは内幕を申上げますが、これは衆議院参議院水産委員会において最初できたのでありますけれども、提案者衆議院でありましたので、そして衆議院においては大多数を以て、殆んど全会一致を以て出したのであるから、この修正はその通りやるかしら衆議院にやらしてくれと、衆議院のほうで発案したのであるから衆議院のほうの面目も立つし、又やりやすいからやらしてくれというような話がありました。それでそこに冨永という衆議院水産委員長が來まして、私もおつたが、そして自由党のほうから政務調査会にも諮つたという話も聞いたし、又その方の人も來た。來て、そうしてこれは是非やらしてくれということであつたのです。それで私は申上げたのでありまして、決して衆議院がどうの、自由党がどうのという、そのためにどうこうするということではないのです。(「了承々々」と呼ぶ者あり)
  34. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 了承々々と言つている人もあるようですが、これは私も速記がついておるので、将來問題になるために申上げるのですが、昨日かの建設委員会水産庁関係に対する御質問の答弁として、これは今アメリカやカナダとの間に漁業協定を結ぼうとしておる、そういうときに水産資源保護法案は対外的にも通す必要があると感じる、又この提案をする場合には、通産建設等等関係する部面があるために、閣議において揉めて一本の法案として出ない虞れがある、從つて議員提出を以て出したのではないかというような、そういう揣摩臆測さえ加えられたお話があつたやに聞いておる。そうしますと、この法案動機というものは、やはり今起つておるよう建設とか、通産とか、電力とかいうよう関係から異議の出ることを予期してなおこういうふうに上げて來たのではないかとさえ思われる。こういうようないろいろ臆測される部面のある法案なんですから、この際繰返して申上げますが、何とか関係委員会の同意の上で円満にこのことが運ばれるように期待してやみません。
  35. 中村正雄

    中村正雄君 私の意見ちよつと違つたように誤解されて困るので申しますが、私は内容については議運としてはタツチすべき問題じやない。本会議上程すべきかどうかを考えればよいので、若しこの法案について修正の、異論のあるかたは本会議修正をなさればいい、こういうことを言つたのです。併しながら応赤木さんの発言で今まで留保なつたわけでありますから、関係常任委員長なり、常任委員会小笠原君の言うように円満に話合いをして上程するようにして頂きたい。円満というのは完全に意見一致を見られればいいわけですが、それができない場合も想定されますから、その場合、やはり議運としては本会議にかけなければなりませんから、その場合の措置についてはそれぞれ国会法に規定してある手続によつてつて頂くという意味を含んでおります。そのつもりでやつて頂きたい。    〔「了承」と呼ぶ者あり〕
  36. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは両委員長御苦労さまでございました。
  37. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 もうきまつたのですか。
  38. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 先にすでに中村さんの御意見通り異議ありませんということできまつておりますので……。
  39. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 いや採決はしていない。
  40. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今中村君の発言通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  41. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 異議があります。採決なら採決でいいが、中村君は国会法云々ということでありましたが、あの中村君の説には私は同意できません。私は会期延長のことも予想されますので、必ずこの関係委員会において一本の意見が出るまで、私は本案を本会議に持つてつて上げることには反対です。何とぞ一致した意見を以て本会議上程されるように時間をかして頂きたい、そういうことを申上げます。
  42. 中村正雄

    中村正雄君 同じことだと思います。私はこれは議運とすれば委員会が上つたものであれば当然本会議上程する義務がある。併しその間内容についていろいろの御議論があればそれぞれの手続を以て本会議で討論なすつたらよい。併し赤木さんの御発言で今まで留保なつたから三つの委員会協議なさつてつて頂きたい。やはり円満に話がつかぬ場合も想定されるわけですから、その場合はやはり上つたものを議運で握るわけではないので、本会議で上げるのだから、その場合には手続によつてそれぞれの討論をやればよいので、附言して言つておるわけなんで、同じ結果じやないかと思いますが……。
  43. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私の考えは違うのです。中村君のは今日の午後最後にでもそれをかけて上げるということだが、併し私の申上げることは、会期延長ということが前提になるのですから、從つて今日話合いがつかないにしても、明日までに延ばせればもつとよい話合いがつくというような場合には、必ずしも固執することなく、本日ということではなく、会期のある限りにおいてこれは十分円満に話を進めるように努力してもらいたい、こういう意味です。
  44. 中村正雄

    中村正雄君 同じことです。今の場合は会期は本日までですから、会期延長がきまれば別ですが、今の議運としては今日が最終日になつておるから、本日の午後上げるのは当然なわけです。
  45. 安井謙

    ○安井謙君 御両者の御趣旨は一致しておると思いますから、言葉の上の議論はあれといたしまして、関係委員長の間で円満に取り計らつてきめてもらうということに願いたいと思います。
  46. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御両者の意見も結論は大体似たようですから、御議論はこの辺にいたしておきまして、成るべく関係委員長の円満なる御了解を希望いたします。   —————————————
  47. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 先刻小笠原君のなにがありましたように、常任委員長懇談会経過を承わりまして、而して会期も本日まででありますから、如何いたしましようか。皆さんの御審議をお願いしたいと思います。
  48. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 自由党としては今日のいろいろな状況を見なければならんでありましようが、やはりこれは会期延長は必至であろうかと思います。併しそれじやこれが何日間あればよいのかという見通しは、これは一にかかつて内閣委員会にあろうと思う。で、丁度内閣委員長おいでになつておるようでありますから、内閣委員長の先ほどの電話での連絡は、委員長個人のお考えの見通しであるのか、内閣委員会の取りきめであるのか、その点を伺つて見て、そうして暫時又時間を必要とするということであるならば、私は一応その点で間違いのない、何と申しますか、審議に支障を來たさない会期決定が必要であろうかと思います。
  49. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 幸い内閣委員長がお見えになりましたから、重ねて内閣委員長のお見通しを承わりたいと思いますが、如何でございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では内閣委員長
  51. 河井彌八

    委員外議員(河井彌八君) どういうことですか、一応伺いまして……。
  52. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今朝九時半から常任委員長懇談会を開きまして、各委員長の現在までの審議模様を伺つたわけであります。それに対する内閣委員長からの御伝言といたしまして、少くとも延長三日を必要とするというお話しであるということをこの委員会には御報告いたしたわけであります。
  53. 河井彌八

    委員外議員(河井彌八君) 内閣委員会の審査の状況を申しますと、非常に混乱しております。それですぐにいい案が得られるかどうかということもわかりません。出ております修正案が最高は四万三千から最低は九千二百人、ラウンド・ナンバーで申しますと、そのくらいな距離があるので、私は委員長といたしましては、この定員法の改正は最も大切なものだと考えております。從つて簡單にその案について採決して行けばそれは簡單に行きます。併し私はそういうことをすべきものにあらずということを考えておりまして、多少不満がありましても、或る通過し得べき決定案ができるまで努力するということで実は一貫して努めておるのであります。從いましてそれがやはり会期延長という問題にからみますので、そこで幾日ということははつきり申上げられません。もうこれでかまわず打切つて行こうという決心ならばそれは至急にも運べると思います。多少の時日は、私は自分の考え方においてまだ盡すべきことがあるということを信じておりますから、こういうふうな態度に出ることについて未練がある、從いまして最小三日はどうしても欲しいということであります。徒らに時を延ばすというような考え方は内閣委員に関する限りにおいては決してありません。皆一致して何かいいものを作ろうという決意だけははつきりいたしております。そこで委員長委員会に諮つて何日ということはまだきめておりません。きめておりませんが、委員長の見込といたしましては、少くとも三日間は欲しいということを考えております。もつといえば五日くらいは要るか知れませんが、併し私はそんなに長くかかるべきものじやないと、かように考えて委員会を進めておるつもりであります。でありますからどうぞ適当におきめを願いたいということを申上げるほかはないのであります。それだけであります。
  54. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 恐れ入りました。
  55. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 ちよつと内閣委員長にお尋ねしますが、今の適当におきめ願いたいということは、例えば二日ときまつたら二日で上げるように努力する、一日ときまつたら一日で上げるように努力する、そういう意味合いを含んでおられましようか。
  56. 河井彌八

    委員外議員(河井彌八君) それは内閣委員会審議状況であります。二日におきめになるという、或いは一日におきめになるという場合において、その都合のいい適当な成案が得られないだろうということを、期限を短くおきめになるのは、議運からおきめになるでしようから、そのおきめになるかたのおきめ通り從つて、いい案ができるかできないかというその結果がそこへかかつて來るということを私は申上げるほかはないのであります。(笑声)
  57. 中川幸平

    ○中川幸平君 今回の国会は先に十日間の会期延長になつておるのでありますが、四十日の会期を十日間の会期延長と如何にも大幅で誠に遺憾に感じましたけれども、事情止むを得ぬものとして皆さんの御了承を願つて議長からおきめ願つたのであります。本日の委員長懇談会でいろいろお調べになりますと、二、三日会期延長せんければならんような事態になつておりますことは誠に遺憾なことであります。併しながらここに至りますると予算委員会にいたしましても、定員法の関係なんかともからんで、一定員法のかかつておる内閣委員会事情を聞きますと、どうしても会期延長必至という事態であります。今までのお話通り会派で調べなければならんので、午後の議運でその日を一つ相談をして頂くことにお願いいたしたいと思います。
  58. 中村正雄

    中村正雄君 会期延長の日子につきましては、それぞれ各会派で一応審議しておりますが、今日最終日会期延長が必至であるというように各会派が認める場合には延長しなければならんわけでありますが、いずれにしましても昨日のような本会議をいつまでも待たしておいて延会にするというようなことをしないで、延長するならする、しないならしないとして、今日の日沒までには結論を出すというふうにして頂きたい。
  59. 中川幸平

    ○中川幸平君 今中村君の言われたようにいたしたいと思います。
  60. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは本委員会はこのまま休憩いたしまして、会期の問題は日沒までにお互いに結論を出す、こういうことで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  61. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 暫時休憩をいたします。    午前十時四十五分休憩    —————・—————    午後二時三十五分開会
  62. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  63. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 緑風会から、予算委員の宮城タマヨ君が辞任せられて、後任に高木正夫君を指名されたいというお申出が出ております。
  64. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  65. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  66. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは休憩前に引続きまして、会期をどうするかという問題を一つ審議をお願いいたします。
  67. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 今朝ほど内閣委員長報告を聞きまして、私のほうの会派としていろいろ検討してもらいましたが、どうも内閣委員長報告ですと、三日あれば非常に国会の権威のためにも結構な定員法が設定されるであろうというようお話でありましたが、なぜ二日ではできなくて三日なくてはならないかというようなこともここで問題になつて來ると思うのです。その辺のいきさつをもう一度内閣委員長から説明を聞かないと、ちよつと納得の行かない点がありますから、内閣委員長がこの席にお越し下さるようにお手配を願いたいと思います。
  68. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 今の油井君の点にお答えいたします。只今連絡に行つておりまするけれども、内閣委員長の行方が今ちよつとわからんそうでありまするから、ちよつとお待ちを願います。
  69. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 これは堅苦しい話ではうまく結論が出るかどうか心配されるのですが、内閣委員長をここにお呼びして、その言質によつて会期延長ということになつたら、これは内閣委員長にとつては重大なやはり責任に追込まれて行くだろうと思うのです。だから私は内閣委員長の意思を尊重するということも結構だとは思いますが、そのことのために内閣委員長の言で若しもその通り会期延長した場合に、それでなお事が収まらんとなつたとき問題が起つて來ると思うのです。從つて私は内閣委員長意見意見として聞くけれども、この際全体の情勢の睨み合せから、会派を代表して出て來ておる私たちがここで、或いは内閣委員長の意思通りに行くかも知れないし、行かんかも知れないだろうが、一応の線はもうあの程度の話を聞いた上で議運において自由にきめるというふうにしたほうがいいのではないだろうか、こういうことも考えられます。まあちよつと意見として。
  70. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 私も小笠原君の意見に賛成するものですが、午前の議院運営委員会において、内閣委員長意見参考として聞きました。それでそのときに議運の人たちもあのことについての質問はまあ一応終つて、そうしてこの程度内閣委員長意見を聞いたから、それで各会派に帰つて会期何日にするかをきめて午後集ろうということになつておるので、内閣委員長意見はあれでたくさんだと思うのです。殊に内閣委員長のあのときの発言は、自分はそう思うけれども、会期決定議運において決定して下さい、それによつて私たちは審議をいたしますから、こういうことを二回も三回もそういうふうに言明されました。私たちは議運の独自の立場で会期決定するというような方向に進んでもらわないと、小笠原君が言われたように、会期延長内閣委員長自身が権限を以てやつておるがごとく誤解されると非常に困ると思いますから、もう聞く必要はないと思います。
  71. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 油井さんそこらでどうです。
  72. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 大体内閣委員長の先ほどのお話によると、三日あれば十分に検討ができる、それより短いのじやどうも半面から言うと自信がなさそうなお話に聞きとれたのです。一日の違いですけれども、そのためにあとから、この議院運営委員会において二日に決定した、二日という場合が出たときですね、一日の違いで以て思うように定員法が検討できなかつたなどという責任をこの委員会に負わされるようでも困るのです。そこでその点を、まあ今鈴木さんのお話によると、今私どもの考えておるほど固くお考えになつていない、又その他の方々もそういうお話ようですからかまいませんけれども、若しかまわないとすれば、私はこの際來月にかからないで二日くらいの延長で以てやれるのなら、一日も早くこの国会終了を国民も待つているのですから、二日間の延長くらいでやつて頂ければ大変都合いいのじやないかと私のほうでは思つております。
  73. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 緑風会としては三日間延長をしてもらいたいと、こういう意向なんです。
  74. 相馬助治

    ○相馬助治君 内閣委員長が見えたようですが、とにかく私は小笠原君の意見に賛成です。というのは、理由はちよつと違うのですが、午前中の話は三日間あれば大分いいものができる予定だという意味で、三日間に必ずできるとも委員長は言つてないはずなんです。三日間なら必ず引受けるとも言つておらない。それからこの議運で仮に一日ときまれば甚だ審議その他は不満足ではあるけれども、その一日で上るかも知れないということも内閣委員長の言葉の中から読み取れると思うのです。從つて内閣委員長にここで話してもらつて、幾日間やつたらいいでしようかということでなくて、もう我々の意思できめて、その会期中にそれでやつてもらうように努力してもらうというのが私は筋だと思うので、そういう意味で私は結論的には小笠原君の意見には同調します。それから同時に三日、二日ということも話が出ましたが、私はいろいろな事情から大いに内閣委員会にもふん張つてもらうという意味で、これは延長された国会なんですから、一日延長されることを私は希望します。
  75. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 いろいろお話がありましたが、今回の会期延長は、明らかにこれは内閣委員会における審議状況に鑑みて会期延長するということであろうと思います。今朝の常任委員長懇談会報告を承わつても、重大な法案である予算のほうは、内閣委員会の定員の決定を待つておるという状態で、直ちに採決に入れるように、待つておるのだそうですから、これは予算関係ではない。まあ予算関係にしたといたしましても、今日は上げることができないとしましても、明日一日あれば無論これは予算だけでは上るわけなんです。從つてどこから考えても、内閣委員会審議状況によつて会期を延ばすという前提になろうかと思うのです。そうしますと、こめ内閣委員会の今の状態を私たちよそから眺めており、又関係委員から承わつても、質疑の段階はもう終つているようであります。で、討論に入つて修正案のことでそれぞれ打合せがあるようであります。こういう状態であるならば、私はやはり内閣委員会も、三日も四日もあつて愼重懇談してやつて行けばいいことはこれはどなたもわかり切つた話だと思う。併し一委員会のための会期延長、而も討論も控えておつて、この打合せのために時間をとつているという、関係筋の修正案のOKをとるための時間というものがないと、こういうよう状況である限りは、私はどうしても内閣委員会一つ、本日も委員会はまだお開きになつておらんようでありますが、開かないにしても、開くにしても、又促進して頂くことを我々としては希望申上げていいのではないかと思うのです。一委員会のための会期延長というようなことで、私は月を越してまで会期延長するというようなことになれば、もういつそのこと通常国会のところまで間があるのだから、あと二日ちよつと欲しい、あと三日あればもつといいというようなことで行くことを却つて恐れる。それでこの際大変内閣委員会には不躾な話のようでありますが、やはり一段と強力に協議も進められて、速かに結論を出すようにお願いしたい。我々としましては、結論が出まするならば、幕切れにして葬り去ろうとか何とかいうようなことは一切考えていないことを明らかに本日は申上げます。是非一つ結論を得て、そうしてもう堂々と、夜中一ぱいまでかからんような方法で、この法案が決せられるというふうにして頂きたいと思います。そこで私も、少しそれは無理でありましようけれども、今日あたりもつと強力に運んで頂いて、そうして仮に修正案が出て明日OKをとるにしても、衆議院状況等を見ましても、定員法等のOKは一日かからずでとれているのです。それから前の例で見ましても、向うに行つて粘られて二、三時間でとれてる例もあるので、こういう会期末のことですから特段な協力を願うなら、相馬君等の言うように、私は明日中に結論を得て、明後日の本会議決定するということも不可能ではないと思つております。で、この委員会委員諸君も、それでやれというならばやれるのだ、やるということを言つているのです。そこで是非我々としては最短距離の会期を以て円満に一つ事が運ぶようにやつて頂きたいと願います。從つて緑風会さんのほうのおつしやる三日というのを、何とかこれは緑風会のほうでも、各会派が協力するという前提に立つて、もつと短めで頂きたいと願います。
  76. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕はですね、今日の午前の運営委員会ではつきりと会期延長を今日議題に供するという論拠、それの答えを聞いてないと思うのです。ただ懇談式に話合うというためには、私は会期の問題は余りに重大だと思うのです。大体参議院は第一回国会以來会期の問題は極めて愼重にやつた。ところが最近この一、二回の国会は、どうも政府のコンヴエンシヨナルな、便宜的な方法で、縮められたり伸ばしたり勝手な行いがされている。そこで私は、各会派がそれぞれ具体的に懇談的に出されることは非常に結構だけれども、やはり参議院運営という点から考えて、政治的責任を持つた、はつきした角度からの問題の討議をしてもらいたいと思うのです。そうしないでただ三日にするか、二日にするか、一日にするかというコンヴエンシヨナルなお座なりなことを今後も続けて行くとするならば、非常に今後政治上重大な問題が発生して來ると思うのです。從つて私ははつきりと與党からどういう論拠に立つてどういうことをしたいのであるという問題の提起をはつきりして、そうしてそれに対して意見を述べさせてもらいたいと思うのです。
  77. 木村守江

    ○木村守江君 只今兼岩君から與党自由党態度を表明してもらいたいというようお話がありましたので、私たちの会派で考えられていることを申上げたいと思います。御承知ように、今会期延長の必至になつた理由は定員法の問題でありまして、一にかかつて内閣委員会の問題です。ところが今朝ほどの内閣委員長報告によりますれば、大体において三日あれば何とか妥結点に到達できると思う。或いは一日でも二日でも上るかも知れないが、それは恐らくは期待に副うようなことはできないだろうというようお話であつたのです。併し私はその内閣委員長の三日やつたら本当にいいものができなければならないというような言質をとろうという考えは持つておりません。勿論内閣委員会委員長一個の考えで決定するのではないのであります。内閣委員会全部の意見で以て決定するのでありまして、從つて委員長の今朝の言質でありましても、委員長一個に責任を負わせるというような考え方はありませんが、委員長が大体三日あればいいと、三日なければいけないというような言葉であつたと思うのであります。そういう点からこの重要法案、特にその人員の整理というような大きな問題を私は内閣委員長が申されまする通り愼重審議してもらつて、そうして最善の、最善に近いものを作成してもらいたいというような考え方から今朝ほどの委員長の御発言を尊重いたしまして、我が自由党におきましては大体三日として皆さんがたの御協力を得たいというような考えを持つております。
  78. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 委員長継続して……。
  79. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 継続なら兼岩さんに私から一言お答えいたしますが、決して会期の問題を軽卒に取扱つた覚えはありません。今朝ほどから議長において各委員長懇談会を開きまして委員長の御意思を承わりまして、而して当委員会を開きまして、それに鑑みて甲論乙駁いたしまして、休憩して各党へ帰りまして、党議をまとめてここに御審議を願うというので、私は軽卒にした覚えはありません。又懇談的に行くとおつしやつたが、会議はあなたがち口角泡を飛ばしてしなければ会議でないというものではないかと思いますので、成るだけスムースに行けば、そのほうがいいかというように存じております。一応私のお答えだけをいたします。
  80. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 今の木村君の提案のことで、私はその懇談的ということに反対しておるわけではありません。問題が非常に重要だから、国会運営の根本義において会期という問題が如何に政治的な大きな問題であるか、その場合に政府と国会がどういう関係に立つか、国会において與党と野党がどういう関係に立つかという点を明確にこの一際私はしないと、第一回国会以來会期の問題を愼重に取扱つて來参議院が、二の十一回、十二回、最近の国会においてこれが非常に乱脈になつておる。その乱脈の、最も便宜的なその場限り的な扱いを私は受けておる感じが頻りに先ほどから聞いておるとするので、その点を明確にしてもらいたいという申出をしたところ、今委員長の計らいによつて自由党を代表されたんでしような、自由党を代表されて問題を提起されましたから、私それについて、幸い委員長もおられるし、この点はつきりしておく必要があると思う。今の木村君の與党を代表しての御論議と思いますが、あなたの論議を聞いておると、やはり今小笠原君の心配されたように、委員長が言うから、委員長から言うからこれが問題になるというふうの論議と聞えるのです。若しもそうだとすればこれは非常に重大な問題で、委員長の、党派的な立場にはおられるけれども、その党派的立場を超えて委員長として運営しておられる委員長にこの国会延長の責任を負わせるということは、私は国会そのものの本質からいつて許しがたい問題の提起の仕方だと思うのです。会期というものは内容と離れて論議されるべきものでなくて、重要な国会の私は内容と関連のあることだと思うのです。大体三十日ときめて又十日延ばして、又三日延ばしてくれ、それでまだいけなければ又一日延ばしてくれ、そういう馬鹿なやり方を続けて行けば国会は政府の道具になつてしまうじやありませんか。何のための與党であり、何のための野党であり、何のための国会議員であるか。つまり三十日でやつて、これを又十日延ばして、又延ばして、そうすると木村君にお尋ねしますが、政府は、政府を、バツク・アツプする與党は、一つ法律案が、よくても惡くても、それが通るまで、どんな欠点があろうとも、よくても惡くても、それが通るまで国会というものを延長してもいいのだというお考えですか。而も委員長にその責を負わせるごとき言辞を弄するとは何事ですか。あなたははつきりと與党の立場で、政府をバツク・アツプする意味において、與党として明確にこれを延ばす論拠を示してもらいたい。そうすれば僕は野党としてさような論拠はなつておらんということを一つここで証明しておく。
  81. 中村正雄

    中村正雄君 いまいろいろ会期延長の各派の意見が出ておりますが、実は今朝の内閣委員長委員長懇談会並びに議運におきまする御発言を聞いておりますると、三日間あれば責任が持てるというよう発言とは私は解しておりませんし、又五日間ほど延ばしてもらえれば結構だという発言もありましたけれども、その五日間で完全にやれるというようなお考えとも聞きとらないわけなんです。一にかかつて運営委員会会期をおきめ願えれば、それによつて踏切りをつけたいというのが僕は真相ではないかと思います。(「そうなんだ」と呼ぶ者あり)從つて我々昨夜いろいろ会談したわけですが、大体今の会期で定員法が結末をつけられるとは昨日思つておりませなんだ。從つて今朝大体会期を一日くらい延ばせば今日中に大体委員会が上つて、明日の午前中の本会議で上げられるのではないかというような見通しから、大体一日くらいの会期延長でいいのじやないか、こういうふうに考えておつたわけなんです。ところが今朝來まだ内閣委員会は正式に開かれておりません。從つて恐らくは三日延ばしても五日延ばしても舞台裏の仕事ばかり進んでいて、表向きにはならないだろう。三日延ばしても五日延ばしても恐らく同じ結果じやないか。從つてここの運営委員会で、会期はこれだけ、こういうふうにきめればその線に從つて内閣委員会として結論を出すのではないか。從つて恐らく一日会期延長すれば、恐らく今となれば無理と思いますが、延ばして一応ここで何とか話をきめて、私は先ほど油井君から出されました大体二日間でいいのじやないかと、一応二日間あれば、明日明後日でありますから、本日中内閣委員会は御苦労だけれども、大体遅くなつても本日中に一応結論を出してもらつて、明日の午前中に本会議にかけてもらつて、そうして恐らく衆議院が呑む、呑まんの態度がありますけれども、両院協議会も一応想定をしなければならん。從つて明後日一日だけ余裕を見ておいて二日間くらいの会期でどうにか行けるのではないか。從つて三日という提案も出ておりますけれども、私は今申上げましたような理由で油井君の二日間の説で一応まとめて二日間の延長にして頂きたい。かように考えております。
  82. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕の質問に答えませんよ、與党は。二つの質問です。第一の質問は、委員長に責を負わせるがごとき、そういう態度で提起されて、それでいいのか。第二は、若干、ここで二日なら二日ときまつて、又それでいけんければ又延ばして來られるかどうか。つまり国会は政府のためや與党のためにあるのか。国民のためにあるのか。つまり惡い法律、不完全な法律從つてそれが非常に揉めて行く、妥結点に到達しない、そうなれば又延ばさなければならない。そもそもというものは重要な内容ですよ。三十日なら三十日、四十日なら四十日でやるということで、両院が從つて国会法でも愼重にこの問題をきめてね、参議院では愼重に今まで取扱つて來た。だからあなたにお尋ねしたいのはこの二点です。
  83. 中村正雄

    中村正雄君 議事進行について。今兼岩委員お話もありますが、これは一応あとに廻して、会期の問題を早く結論出そうじやありませんか。
  84. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 会期のためにこれを明らかにしなければ審議できぬじやありませんか。
  85. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 兼岩君の前提としている話もよくわかります。併しこの自由党のほうで、先ほど内閣委員長の三日と言つているのだから、その意思を尊重してということは、これは自由党の與党としての立場としてそう言わざるを得ない点があつてお話になつていることと思うのであります。それで自由党さんとしましても、これはみんなのきめる如何によつて事が成立するという前提であるならば、何日であろうが固執することはないのだということになるのだと思う。だから私はさつきも内閣委員長を呼んで聞くことについて異議を申しましたが、今の段階になつて、この二日がいいか、三日がいいか、一日でいいかということで当該委員会意見を聞こうということで内閣委員長に二日でどうですか、こう聞いたからつて責任を以てそれはお答えができないだろうと思う。從つて私は二日というお話が大方の話として今出ていますが直接の関連はありませんけれども、内閣委員長を出しておられる緑風会さんのほうで、やはり意思を忖度してでございましよう、三日ということを言つておられるのだが、この空気によつて何とかまあ二日でやつて行きたいというこの空気には緑風会さんのほうはどういうお考えがあるか。私は或る程度御同調願えるならば事は円満に進んで行くのではないかと思います。それで兼岩さんの話も、固い意味合いで自由党が言うたものかどうか私にははつきりどうも意思がわからんので、それはちよつと一つ兼岩さんにも我慢して頂いて、緑風会のほうの発言を私は聞きたいと思います。
  86. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 我慢という意味は……緑風会の発言あとで、私の二つの質問は、だらだら延ばしていることを明らかにしないでいるということは、ざるに水を注ぐような話では無意味じやありませんか、責任あるこの委員会として……。だから與党が会期を延ばすということを言い出される以上は、今回延長がきまつたということならば、それ以上お願いしないのか、それとも又何日でも延して行くというお話で問題を解決しようとしておられるのか、この問題をはつきりしないで問題を続けて行くことはざるに水を注ぐようなものですよ、順序を変えてもいいから明確にして頂きたい。
  87. 岡本愛祐

    ○岡本愛祐君 会期を二日にするか、三日にするかで皆さんの御意見を拝聴しました。多くの意見が出されておりますように、各党の態度如何によつては三日でも足らないと思います。皆さんの協力で小笠原君はここで肚を割つてやろうという御発言でありましたが、会議を、委員会をスムースにやつて行けば私は二日でもいいと思います。それで皆さんの御協力を願うことにしてそういうふうにしたらどうかと思います。
  88. 木村守江

    ○木村守江君 先ほどからいろいろ私に対する質問がありましたが、そのことはあと廻しにいたしまして、(笑声)先ほど私決して内閣委員長の責任問題を云々しておつたのではないのです。内閣委員長のお言葉を参考として、大体政府與党である自由党としては三日といたしたのでありますが、各党がいろいろ申されておりまする通り、協力してこれを早く上げたいというようなお考えがありますならば、何も我々與党がそれに強いて反対する理由はないのであります。皆様がたが本当にこれに協力すると、そうして上げてくれるということにつきましては、我々としても決して反対するものではありません。
  89. 水橋藤作

    ○水橋藤作君 只今木村さんの御発言で、各党が協力すれば上るのだということで、各党が如何にも協力していないようにおつしやるのですが、今日委員会を開かないというのは何の理由があるのですか。このくらい一日延期するかどうかと、こういう問題があるにもかかわらず、委員会を今日開かないという理由、こうしたことによつて会期をやたらに延長することについては断固反対いたします。
  90. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 内閣委員会の問題で、議運の問題でないのですから、水橋君どうぞ……。
  91. 水橋藤作

    ○水橋藤作君 内閣委員会審議はまだきまらないから延長ということなんです。今日一日あるにもかかわらず委員会を開かない、委員会を開かないでおいて又延長するということがこれは違うのですよ。そういう行き方で先ほど兼岩君が言われたように、そうした会期ちよつとした問題で委員会も開かれるところを開かないで延ばして国会を二回も三回も延期するというようなことでは、これは参議院の要するに権威にかけてもそうしたことをすべきでない。一旦二度もきめたのですから、この会期中に……。直ちに今朝から始まつて今日中に、晝から本会議にかけるくらいの誠意がなければならない。然るに自由党から各党派が協力すればこれが上るということを言われるから、これはおかしいということを僕は言いたいのです。
  92. 原虎一

    ○原虎一君 木村君の発言自由党も含めた各派が協力すれば二日で上る、こういう意味に解釈して二日間に御決定を願いたいと思います。
  93. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 大体の討論は盡きたと思います。
  94. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 違いますよ答弁を求めております。
  95. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 会期がきまつてから答弁すると言つております。
  96. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 いけませんよ。
  97. 木村守江

    ○木村守江君 先ほど私としては皆さんの二日会期延長するということにつきましては、皆さんがたの趣旨をよく了承いたしたのであります。併し私今賛成して決定いたしたいと思いますが、一応與党、自由党では三日という線を出しておりますので皆さんがたのお言葉を党に帰つて見まして諮つた上で……。(「それはおかしいよ」「話が違うよ」と呼ぶ者あり)
  98. 相馬助治

    ○相馬助治君 木村さんね、会期を我我が二日と言つてそちらが又三日、こういう意味の話ですね、これは二日、三日、一日というのがあるが二日ということにきまろうとしたときに、自由党としては各会派に同調しろと言つているが、先ず一番に自由党がこの定員法について本気になつて協調してうまい結論が出るようにすることが必要だと思うのです。そういうことを今更言わずに二日で……、私は一日と言つたけれども、これは私は黙つているのです、二日に賛成しよう思つて……。あなたたちがそういうことを言うならば、これは又一日と頑張らなければならない。私はそういうやけくそなことは言わないから、ここであなたがたも気持よく二日に賛成して、さもなければ黙つて議運をやめるというようにきめて帰りなさい。(笑声)
  99. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 最後に、異議がありますよ、幾らでも……。延ばすことがいいか惡るいかを決定しないでどうしてきまりますか。
  100. 安井謙

    ○安井謙君 自由党といたしましては、只今いろいろな御発言もありましたし、さつき原さんが自由党も含めた全党派が二日で一つできるだけ進めて行こうじやないかという御趣旨でありますから、党の決議とは違いますが、我々としてはここで御了承いたしまして、できるだけやりたいと思います。(「よいよい」と呼ぶ者あり)
  101. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕の質問に答えなければいけませんよ。そうしないでそんな……(「ここらで勘弁して下さいよ」と呼ぶ者あり)
  102. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 兼岩さんの議事進行の、先ほどから答弁を求めておりますことは、政府與党の答弁を求めなければならん場合もございましよう会期延長に関して……、併し今回の内閣委員会における審査の状況に鑑みて会期延長するということは、我々参議院運営上これを必要と認めて会期延長するという段取りで話を進めているのであつて、政府或いは與党から申出があつて、彼らの必要を以て延ばすのではございません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)從つて二日と一応会期がきまつた後に又再延期等のこの問題に関しましては、我々この議運において決定するそういう意思を持つておりません。又政府與党においてこれについて再延期等を言う場合においては、おのずから我々においては別個の態度があるものでありまして、今回只今の議決をすることには、兼岩君の御意見は條件としては別個のことであろうかとも考えられる筋が一部ありますので、(笑声)全面的と申すと叱られますから……、そこで一応これはここで抑えておいて頂いて、事を決して後にこれは政府與党の肚を聞くということは兼岩君において然るべくお聞き願つておきたいと思うのであります。
  103. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは会期は二日ということに決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
  104. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは採決をいたします。二日間延長のかたの挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
  105. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 多数であります。決しました二日間に。
  106. 中村正雄

    中村正雄君 会期二日間延長議運態度はきまつたのですが、この席上で一応無理かとは思いますが、内閣委員会議運として希望を申述べてもらいたいと思うのです。それは一つには今朝來開かれておりません。いろいろな事情があると思いますが、会期は二日間延期にきまつて、それはやはり両院協議会等のことも考えて二日間にしたわけでありますから、でき得れば本日中に委員会は上げてもらつて、明日の本会議上程できるように努力願いたいという議運としての希望を内閣委員会に申入れるよう一つ皆さんで御賛成を得てもらいたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  107. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 幸い内閣委員長お見えになりまするから、御覧の通りの当委員会状況でありまするからよろしくどうぞお願いいたします。
  108. 河井彌八

    委員外議員(河井彌八君) 今朝内閣委員会状況を申上げまして、そうしてできるだけいい修正案を作るということで努力しております。從いまして委員会を開かないから怠けるというわけでもありません。それで今朝申上げました通り会期延長議運決定せられてそれからきまるべきものであるということを申上げたのであります。從いましてとにかく何時に開いてどうしろということについてはお任せを願いまするけれども、與えられたる範囲において審議を進めるということだけはこれは申すまでもなく、そのことに努めるつもりであります。   —————————————
  109. 山田佐一

    委員長山田佐一君) お諮りいたします。只今バークレー副大統領が三時十五分に最高裁を出たそうでありまするから、当委員会ちよつと休憩いたします。    午後三時十五分休憩    —————・—————    午後五時二十五分開会
  110. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは休憩前に引続きまして会議を開きます。  お諮りいたしますが、決議案委員会審査省略要求に関する件を議題に供します。御審議を願います。
  111. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 北村一男君ほか十九名のかたから無畜農家解消に関する決議案というものが本日提出いたされ、同じく北村一男君ほか十九名の発議者から委員会の審査を省略せられたいという要求書が出ております。委員会審査省略の件をお諮り願いたいと思います。
  112. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 聞くところによると、これも各会派の了解があつて出ておるそうでありますから、別に異議ありません。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  113. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 審査省略要求に承認を與えまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  114. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと決しました。   —————————————
  115. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次は明日会期延長になりましたときは、本会議を開くことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  116. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では異議ないものと認めまして、会期延長になりましたれば、明日は本会議を開くということで御了承を願います。  ちよつと速記をとめて。    〔速記中止〕
  117. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 速記を始めて。それでは休憩いたします。    午後五時二十九分休憩    〔休憩後開会に至らず〕