○
小笠原二三男君
先ほど常任委員長懇談会の御
報告を頂きましたが、誰が何と言おうとも、
委員長の
議長に対するお答えを伺いますというと非常にはつきりしたものでございます。
法案のかか
つておられないところや、進捗しておるところは別として、
重要法案のかか
つておるところはすべて
会期延長の
意見であつたと確認してよいと思います。而もそのうちの最も重要な
予算に関しましては、確実に最低十日くらいの
会期延長を要望せられておるようであります。
内閣委員長においても、十日くらいあるならば誠に仕合せであるということで、御
発言にな
つておられるのであります。又
地方行政委員会等は、これは
審査の
手続等もありますけれ
ども、
委員長としてはやはり十日くらい、他に
大蔵その他二、三日という意向もあります。
従つてこれは明日、明後日という
審議の
状況を見て、
会期延長の伸縮ができるという見通しの立つ問題ではなくて、本日においてもう
委員会の態度としても確定的なものであると、私は了解していいと思うのであります。
従つて我々
野党側から、そういうことを言うのは誠に逆なんでありますが、この
際会期末のすつたもんだをとり除くために、本日この
議運において、
参議院としての
意見だけでも御
決定にな
つて、それぞれ事務的に
衆議院側と
連絡をとられるとするならば、
衆議院側においてはいわゆる
政府与党として、本格的に
政府との御
相談もあ
つて、或る時期においては
会期の
延長を
議決できるという段取りに行くだろうと思います。
従つて私としましては、本日
会期延長すべきであるという
決定と、その
会期を何日にするかという
意見の統一を期待するような御
意見を御発表にな
つて、結論を得られることを希望するものであります。
木村君は明日、明後日の
審議の
状況を見てなどとおつしやいましたが、明日と申しますと金曜日である、明後日と申しますと土曜日、日曜日までしかない
会期で、明日、明後日の
審議の
状況を見て、そうして
事務手続上、
会期末に
衆議院は機械的に膨脹するというようなことで、ばたばたときま
つて行くということを、それで済むというようなやり方は私は
賛成いたしません。それで昨日も申しましたが、そういうふうに
会期末にこの問題を決するということであるならば、私
たちは
会期延長の
議決を本日やれというようなことも何も一切
白紙に返しまして、
会期の初めにおいて四十日間の
決定でも我々としては
注文を付けておる。いわゆる
会期は
延長するが、
法案の
審議未了になる分があるからなどという
理由はこの際聞きたくないということさえ申上げて、自信を以て四十日の
会期を
決定せられたのでありますから、私
たちとしては本然の姿に返
つて会期延長を阻止するが、皆さんの
ごたごたがあ
つてはならないと思
つております。そこで事ここに及んで、
あとできめてもいいのじやないかという
理由について私は聞きとりません。