○
委員外議員(梅津錦一君) 看護婦、保健婦、助産婦のこの三婦の問題ですが、新らしい法律では全部試験を受けなくちやならない、こういうふうに法律が改正にな
つて十一月の一日が願書受付にな
つておるわけですが、そうしますと、結局において全部が受けなくちやならない、そこでこの法律を改正する
理由は、旧保健婦規則によ
つて免許を受けた保健婦、それから旧助産婦規則によ
つて受けた助産婦がすべて登録されておるわけですが、そうした助産婦、旧看護婦規則によ
つて免許を受けた看護婦に対して国家試験を免除して、保健婦助産婦看護法によるところの保健婦、助産婦又は看護婦の免許を与えることができると、こういう途を開くために
修正法案を出すわけですが、そういたしますと、それに加えて内地以外にお
つて、外地でこれらに
相当する経歴を持
つてお
つたものが引揚げて来ておる。そういうものもはやり旧規則に準じて結局免許を与えたい、就業ができる
ようにしたい、こういう
考え方から
修正法案を出しておるわけです。率直に言えば、過去において、過去の経歴を酌んで資格をと
つて引続き看護婦、助産婦、保健婦の業に従事しておるものは全部新らしい規則の試験を受けなくもよろしいという資格を与える、こういうわけなんです。若しこれを全部御破算にして新らしく始めるということになると、全部試験を受けなくちやならない、試験を受けるとなると試験の手数料を出さなくちやならん、受験料を出さなければならない、知らずにおると全部こういう人
たちが十一月一日から受験料や手数料を納めて受験手続きを済ませる、こういうことになると手数の問題はさておいて、多くの人が受験料を拂わなきやならん、受験料は安くないのです。
相当なものだと思います、全体集めて…。こういう人
たちのために早くこれを通してやりたい、そのためには今日この
法律案を上げて、明日本
会議にかければ、すぐに
衆議院のほうに廻せば今月一ぱいに整理が付くのじやないか、ところが明日じやなく明後日に廻すと、明後日に上げたものを
衆議院に廻しても今月一ぱいに間に合わない。そこで無理なお願いかも知れませんが、できるなら明日本
会議を開いてもらいたい、こういうまあ簡單な
理由でお諮りをして頂きたいと思います。