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原田委員 私も
熊本県の
ルース台風の
被害状況について
お願いを申し上げたいと思います。十四日の午後六時
九州南部に上陸しました
台風は、
九州を横断いたしまして、同夜半
山口県徳山市に達したのであります。
熊本県では午前九時に、
中心示度が九百四十五ミリバ一ルで、風速三十四メートルないし四十メートルの非常な
被害があつた
ようであります。
雨量は二百三十ミリくらいあつたという
報告であります。これはき
ようの午前十一時の県庁からの
報告に基いて
お願いをする次第であります。
災害地帯は特に
南部の
地方がはげしゆうございまして、球磨郡、葦北郡、八代郡及び宇土郡、特に私の住ま
つておりますところの
天草地方一帯が非常に重大な
被害をこうむつた。しかしまだいろいろな
通信機関が杜絶しておりますので、はつきりした線は出ていない。こういう
状況であるのであります。
被害の
状況を申し上げますと、
死者が五で、行方不明が四、
重傷者が十六で、家屋の全壊が百五十三、流失が六、半壊が百十七、
床上浸水が千百七十五、
床下浸水が千三百八十四、こういうふうな
状況にな
つております。これを
部門別にわけますと、土木が約六億、耕地が二億五千万、水産の方が
——これはまだデーターがそろわぬそうでありますが、今のところでは一億、開拓が五千万、
文教関係が三千万、
厚生関係が一億、
農作物が八億七千万、畜産が二億一千万、林業が七千万、合計二十二億八千万円に達しておる
ようであります。この面からいたしまして、非常に
被害が甚大であることは想像せられるりでありますが、
国会といたしましては、ただちにこの
被害状況等について
調査をお始めになる
意思があるかどうか、重ねて御質問申し上げておきたいと思うのであります。