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1951-10-27 第12回国会 衆議院 議院運営委員会 第9号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十六年十月二十七日(土曜日) 午後一時十七分
開議
出席委員
委員長
小澤佐重喜
君
理事
寺本 齋君
理事
福永 健司君
石田
博英君
岡延右エ門
君 押谷 富三君 川本 末治君
倉石
忠雄君
佐々木秀世
君 島田 末信君 田渕 光一君 塚原 俊郎君
椎熊
三郎
君
松井
政吉君
梨木作次郎
君 林 百郎君
中村
寅太
君
委員外
の
出席者
議 長 林
讓治
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員
上林與市郎
君 議 員
岡田
春夫
君 事 務 総 長
大池
眞君
—————————————
十月二十七日
委員石田一松
君及び
園田直
君辞任につき、その 補欠として
長谷川四郎
君及び
柳原三郎
君が議長 の指名で
委員
に選任された。
—————————————
本日の
会議
に付した事件 本日の本
会議
の
議事
に関する件
—————————————
小澤佐重喜
1
○
小澤委員長
ただいまより本日の
会議
を開くことといたします。 本日は、大体本日の本
会議
の
議事
の問題が中心でありますから、今
事務総長
からその
内容
について御
説明
と申し上げます。
大池眞
2
○
大池事務総長
それでは本日の
議事日程
について御
説明
申し上げますが、
日程
第一の
電信電話料金
の一部を改正する
法律案
、これは
電気通信委員長關内正
一君が
委員会
の御
報告
をさないまして、その
反対討論
がありましたがお取消しになりましたので、
討論
はございませんで
起立採決
で参ります。 それから次の
日程
第二、
国有鉄道運賃法
の一部を改正する
法律案
、これは
運輸委員会
の
理事
の
岡田五郎
君が御
報告
になります。そうしてこれに
反対討論
が四人ございまして、
民主党
の
原彪
君、
社会党
の
川島金次
君、
共産党
の
江崎一治
君、
労農党
の
石野久男
君、ただいまこの四人の
討論
の申出がございます。 それからついでに申し上げますが、
郵便法
の一部を改正する
法律案
、これはただいま
修正
の
オーケー
が参りまして、それから
郵便為替法
の一部を改正する
法律案
、この二つが本日上
つて
来ると思います。この二案は今
日程
にないものでございます。
椎熊三郎
3
○
椎熊委員
修正
の
オーケー
が来たというのはどういうことですか。
大池眞
4
○
大池事務総長
それは、はがきと封書の
値上げ
に対する
修正
でありまして、原案は四円と十二円ありましたのが、五円と十円ということで
修正
にな
つて
おります。この
一案
が
委員会
で上るそうでございまして、これは十一月一日施行の期限の関係もありまして、本日
緊急上程
をしてもらいたい、こういう申出があります。この
一案
に対しましてただいま参
つて
おります
討論
の通告は、
社会党
の
受田新吉
君、
共産党
の
柄澤登志子
君、このお二人から
反対討論
の申出があるわけであります。以上一応申し上げます。
石田博英
5
○
石田
(博)
委員
石野
君が出ることについては、小
会派
まとま
つて
ですか。
中村寅太
6
○
中村
(寅)
委員
小
会派
まとまれば、二本だから二本だけ……。
石田博英
7
○
石田
(博)
委員
二本というのはきのうの
便法
です。
民主党
は六十何人でも一本にしておるのです。きのうは
便法
としてそういうりくつも成り立つじやないかということで、これは
既得権益
じやありません。
林百郎
8
○林(百)
委員
これは各議員の特権だから、
法案
に対する
反対討論
はやらしたらどうですか。
石田博英
9
○
石田
(博)
委員
今までそういう取
扱い
にな
つて
おるのです。
林百郎
10
○林(百)
委員
大きな
法案
で、時間なんかも考えなけれでならないという場合はいいけれども、こういうこまかい
法案
の
反対討論
まで小
会派
の
発言
を押えて行くということになると、たいへんだと思う。
岡田春夫
11
○
岡田春夫
君 きようの場合は、小
会派
でそういうふうに
話がま
とま
つて
おるから。
石田博英
12
○
石田
(博)
委員
農協党
も、態度は
石野
君によ
つて
代表されるわけですね。
中村寅太
13
○
中村
(寅)
委員
一人の
発言
だけを確保していただきたい。
石田博英
14
○
石田
(博)
委員
一人の
発言
として打野君……。
中村寅太
15
○
中村
(寅)
委員
石野
君ということはまだきま
つて
いない。
石田博英
16
○
石田
(博)
委員
どうですかね。お歴歴がおいでになるのですが、どうせ性質は同じような
値上げ法案
だから、
鉄道
だけに集中して、
あと
は
共産党
の方も林君の非常な
良識
によ
つて田島ひで
君は撤回されたそうですから、その
良識
をさらに広げて——
値上げ
される対象は、
郵便料金
であるか
運賃
であるか
電話
であるかという違いだけであ
つて
、要するに
値上げ
だけだから、
鉄道運賃法
に
討論
を集中して、他は
委員長報告
だけで片づけてもらえないですかね。
松井政吉
17
○
松井
(政)
委員
ちよ
つとこれは
扱い
上の点で
事務総長
にも
説明
をしてもらいたいと思うのですが、きよう出る三つは、みんなやはり
運賃料金値上げ
の同一
内容
を持つたものなのです。そうすると全般の
経済政策
、
物価政策
、今度の
補正予算等
に関連を持つものです。だから三案を
一括上程
をして
討論
は一人ずつということならば
扱いよう
は非常によいと思うが、そういう
扱い
ができるかできないか……。
石田博英
18
○
石田
(博)
委員
委員長
が違うのです。
松井政吉
19
○
松井
(政)
委員
できなければそれを一つに集中するということは
ちよ
つとむずかしいのではないですか。
林百郎
20
○林(百)
委員
原則
を守りましようよ。やつ
ぱり鉄道
と
郵便
と
電話
とは影響するところが違うから……。
石田博英
21
○
石田
(博)
委員
私が一緒にしたらと言うのは、
本質論
は
値上げ
の可否に関することです。だから
川島
君がやられた
あと
で受田君がやつたところで、言うことがなくなる。
椎熊三郎
22
○
椎熊委員
第三の
討論
を省略しろということでしよう。
石田博英
23
○
石田
(博)
委員
そうです。
椎熊三郎
24
○
椎熊委員
賛成だ。
林百郎
25
○林(百)
委員
もう準備したのだから……。
石田博英
26
○
石田
(博)
委員
準備したということで既成事実のように言われても困る。
林百郎
27
○林(百)
委員
議案に対して
反対討論
できるということは
原則
だ。
石田博英
28
○
石田
(博)
委員
原則
としてそういうことがきめてあるから御
相談
を申し上げておるのであ
つて
、御
相談
でございます。
林百郎
29
○林(百)
委員
そういう点ならわかる。何か押しつけるように言うから……。
石田博英
30
○
石田
(博)
委員
言葉つき
もしごく穏やかに下手からお願いしているようなわけでありますが、本日は土曜日のことでもありますし、
大分講和條
約その他で院の諸君も御疲労でもありましようし、なるべく簡素にやつた方がいいじやありませんか。
林百郎
31
○林(百)
委員
石田
君からそういう
発言
もありますし、
椎熊
君からの
発言
もありますので、一応党に帰
つて
相談
しますが、
場内交渉
にまかしてください。
趣旨
に沿うように努力はいたします。但しその
通り
になるかどうかはわかりませんが……。
石田博英
32
○
石田
(博)
委員
時間はどうです、五分くらいでいいじやないですか。
小澤佐重喜
33
○
小澤委員長
松井
君、
郵便法
に関するあなたの方の問題ですが、今林君にそういうふうに考えてもらうとすれば、やはりあなたの方でも林君の方と同じような考え方で
研究
を願います。
松井政吉
34
○
松井
(政)
委員
研究
はします。
林百郎
35
○林(百)
委員
研究
ということにいたしましよう。
椎熊三郎
36
○
椎熊委員
討論
はやめましよう。
石田博英
37
○
石田
(博)
委員
どうです、
鉄道運賃
だけに集中してやられるというのならば十分ずつや
つて
いただいてもいいが、六人全部やられるというのなら五分ずつでいいじやないですか。
松井政吉
38
○
松井
(政)
委員
五分ずつでたくさんだということですが、従来の例は、
反対討論
は十分ということが
常識
でずつと来ているのです。
倉石忠雄
39
○
倉石委員
十分ずつで、まん中だけに集中しましようよ。
岡田春夫
40
○
岡田春夫
君
趣旨
を体して従来の十分ということで……。
石田博英
41
○
石田
(博)
委員
あと
あと
のこともあることだから、
常識通り
や
つて
いただくことですね。
林百郎
42
○林(百)
委員
そういうふうに売り込まれても困るから、まかしてください。
小澤佐重喜
43
○
小澤委員長
そうすると、
討論
時間は十分、但し片方の方をやるような場合には、
郵便法
の方は五分くらいに自粛してください。国鉄の方は各十分、
郵便法
の方は、
研究
の結果どうしてもやる場合には五分ずつに自粛願います。そう決定します。 そのほか何かございましたか。
大池眞
44
○
大池事務総長
今のところございません。次の本
会議
は……。
椎熊三郎
45
○
椎熊委員
火曜日。
小澤佐重喜
46
○
小澤委員長
それでは、この次の本
会議
は、特別の事情がなければ三十日、火曜日に開会することにいたします。
椎熊三郎
47
○
椎熊委員
きようは二時ですか。
小澤佐重喜
48
○
小澤委員長
二時にいたしましよう。
林百郎
49
○林(百)
委員
議運もこの次は三十日ですか。
小澤佐重喜
50
○
小澤委員長
ええ。特別の必要があればまたやります。 それではこれで散会いたします。 午後一時三十分散会