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片柳眞吉君 これは主として
大臣にむしろ御
質問したい
事項でありますが、政務次官もおいでになりますのでお聞きしたいと思うのですが、この前私から三
大臣にも御
質問した
意見は、
米価が非常に今度
パリテイの
計算が
上つて参る。これは或る
意味では現在の内閣が
肥料なり
飼料の撤廃を、これをやや早き時期に
統制を外して、自分で
統制を外して、その結果
肥料、
飼料の
価格が
上つて結局自縄自縛という感じが実は私
どもするわけでありまして、ですからまあ過去のことは私はもうこの前もあえて追求いたしません、こういうことを申上げてお
つたわけですが、ところが昨今の
情勢から見て参りますと、ここにも今
電力対策委員会から
要請書も出ておりますからして、
新聞等でも言われておるように、
電力料金が非常に
上つて参りますと、これではやがて
肥料の
価格にも
相当の
影響があると思うのであります。そうな
つて来ると、今年の
米価でもまあ
相当の問題にな
つて来て、ややもすると
生産者米価が抑えられるような気配が
相当出て来ると思うのですが、そこで今後の
肥料なり
飼料について、現在のように手ぶらな全く
放任をしておるという
状況ですね、
肥料についてはもう
公団の
手持もなくな
つておる現在では、
政府としては何らその
価格を調整する手段を持
つておらない。
飼料のほうも一時何か
指示統制でや
つてお
つたものも現在ではやめてしま
つておる。
飼料のほうは多少
価格はまだ安定しておるようですが、最近の
電力問題だけから見て来ても
相当又
肥料が上るということが私は予想されると思うのですが、そうな
つて来ると再び又来年ですね、
米価問題が再燃をして、又バツク・ベイだとか、或いは
パリテイ計算を持出さざるを得ないというような事態が悪循環するのじやないかということを非常に心配しておるのですが、で従来の
農林省の戦争前の
政策においてもやはり
肥料の
配給改善とかいう点には非常な
努力をしておるのであ
つて、全く自由に
放任をするということはこれはなか
つたのでありますが、そこで主としてその
肥料等について何らかの準備なり、これを当然私はされるべきだと思うのですが、で、勿論従来同様の
配給統制をしろということは私あえて申しませんけれ
ども、何か
肥料の
価格を調整する方策を講ぜぬと、再び
米価問題がいつまでもこれはもう困難な途を歩むということに
考えられるわけですが、その辺を率直に何かそういうことをする必要があると私は思うのですが、お
考えにな
つておりますか、どうですか。