○兼
岩傳一君 今
大野君から出ておるのは、やはり
会派に持ち帰
つて説明するのに、いろいろ先ほどからの議論があつた結果、
官房長官は全然
考える
余地はないのだ、現にここに結果が出るまでには十分な審議を盡したのだと言われるから、その点を
会派に持ち帰るために、審議を盡した実際の跡を知るために、どういうふうに
考えられたかということの提示を願うのでありまして、私は妥当な要求だと思いますから、賛成いたします。それから愛知君その他の言い方は私は非常に感情的なものであ
つて、
委員会に対する押し付けだと思うのです。で、先程おつしやいました官庁の縄張り主義の問題、私も長らく
官吏生活をしていたので、その罪悪は身に染みて知
つておるが、
官僚の縄張り主義を打開するために
官僚を以てするなんという
考えは、私は非常に問題だと思うのです。
官僚縄張り主義を打開するためには、民間、即ち
国民の生活に直結する者を持
つて来てこそ、
官僚繩張り主義が打開されるのであ
つて、そこへ
官吏を持
つて来るというような
考えは以ての外だ、但し
片柳君はそういう御
趣旨でおつしや
つたのではないということはわかりますが。その点で
官吏だけを爼上にのつけて来ている以上、
官吏以外の者も
選考したという事実を証明されることは、
政府が具体的にこういう
委員を持
つて来る以上、私は責任ある行動だと思うのです。それで重ねて
大野君の言われた参考
資料の提示について賛成いたします。