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宮幡委員 その根本的な問題について私は異議をさしはさむのではないが、どうか
委員長のもとによき
委員会の運営があつてほしいと希望しておる一人であります。
理事会のおきめに対して直接異議はさしはさみませんが、少々深く掘り下げて
考えてみますると、はなはだわがままの言い分になるかもしれませんが、若干の疑問が生じないわけには行きません。目先の問題にいたしましても、東銀債の問題にいたしましても、ただいま
審議を急いでおります
昭和二十六年度の
予算案それ自体とは直接
関連はありません。しかも地方選挙も控えておりまして、
予算案の成立はきわめて急がなければならない事態であると思う。これは與野党を通じて共通な観念であろうと思います。その場合におきましては、すべからく
質疑を促進いたしまして、そうして所要の手続を終えまして
予算の成立に邁進すべきである。しかして残余の会期を利用いたしまして日発問題、東銀債問題もゆるゆる本員会で検討されてさしつかえないだろう。はなはだ順序がかわつていると思う。その点につきましては
委員長及び
理事のおとりはからいでありますから、そのおきめを私はくつがえして反対はいたしませんが、将来当
委員会の運営の点におきまして十分御留意せられまして、本末を転倒しないようにしていただきたい。(「前例があるよ」と呼ぶ者あり)前例があろうと、惡例はわれわれとして正してもらはなければならないというきつい法意を持つている。従いまして直掛
関係のないものを先に取上げまして、かんじんな二十六年度の予本案の
審議を遅延せしめるというような方向は、われわれはたとい先例がございましても断固反対せなければなりません。われわれは
理事会のおきめに対しまして敬意を表したい、かような意思で
委員長に希望的に申し上げておるのに、あえてそれを御採用にならないとすれば、われわれはたとい
理事会の
決定であつても、一応反対の意思を表明せざるを得ないような遺憾な
状態も生れるかもしれません。どうぞこれを御考慮に入れられまして、今後運営をはかられたい。従いまして
理事会でおきめくださいました
日程はことごとくこれを尊重遵守せられまして、今後におきまして、みだりに妥協とかあるいはその他の方法によりまして、神聖なる
理事会の
決定を再びくつがえさないように、くれぐれも
委員長においておとりはからいあらんことを切望しておきます。どうぞお願いいたします。