運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1951-05-28 第10回国会 衆議院 郵政委員会 第9号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十六年五月二十八日(月曜日) 午後二時三十分
開議
出席委員
委員長代理
理事
飯塚
定輔君
理事
風間
啓吉
君
理事
吉田 安君
理事
受田 新吉君 江崎 真澄君
玉置
實君 坪川 信三君 中野 武雄君 降旗 徳弥君
山本
久雄君
園田
直君 土井 直作君 林 百郎君
出席政府委員
郵政政務次官
山本
猛夫
君
郵政事務官
(
郵政局長
)
浦島喜久衞
君
郵政事務官
(
貯金局長
) 白根 玉喜君
郵政事務官
(
簡易保険局
長) 金丸 徳重君
委員外
の
出席者
專 門 員 稻田 穣君 專 門 員
山戸
利生君 五月二十四日
委員中島守利
君及び
加藤充
君
辞任
につき、その
補欠
として
石原登
君及び
上村進
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月二十五日
委員上村進
君
辞任
につき、その
補欠
として林百 郎君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月二十六日
委員園田直
君
辞任
につき、その
補欠
として
中島
茂喜
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月二十七日
委員中島茂喜
君
辞任
につき、その
補欠
として園
田直
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 ――
―――――――――――
五月二十三日
郡里
町に
簡易郵便局設置
の
請願
(
眞鍋勝
君紹 介)(第二二九五号)
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
運用権
を郵
政省
に
復元
の
請願
(
森曉
君
紹介
)(第二四〇〇 号) の
審査
を本
委員会
に付託された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
閉会
中
審査
に関する件
郵政省職員
に対する
特別俸給表制定
に関する件 ――
―――――――――――
請願
一
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願外
六件(
今村忠助
君紹 介)(第六七号) 二
南瀬高駅前
に
郵便局設置
の
請願
(
龍野喜一
郎君
紹介
)(第一一四号) 三 三都
郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
玉置實
君
紹介
)(第一二八号) 四
駒形郵便局復活
の
請願
(
西村直己
君
紹介
) (第一八九号) 五
宮沢郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
池田正
之
輔君紹介
)(第二四八号) 六
真滝郵便局舎新築
の
請願
(
淺利三朗
君外一 名
紹介
)(第四五五号) 七 秦野町に
特定郵便局設置
の
請願
(小
金義照
君
紹介
)(第四五六号) 八 旭町
郵便局復活
の
請願
(
白井佐吉
君
紹介
) (第四五七号) 九
山中局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
(
千賀康治
君
紹介
)(第四五八号) 一〇
道下簡易郵便局
を無
集配郵便局
に
昇格
の請 願(
鍛冶良作
君
紹介
)(第四九八号) 一一
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願
(
平野三郎
君
紹介
)( 第五四〇号) 一二 那珂湊町に
特定郵便局設置
の
請願
(
塚原俊
郎君
紹介
)(第五四一号)
一三
海外同胞救出
の
記念切手発行
に関する
請願
(
受田新吉
君
紹介
)(第六四八号) 一四 野崎村
大字沢
に
簡易郵便局設置
の
請願
(高
塩三郎
君
紹介
)(第六四九号) 一五
狩宿部落
に
簡易郵便局設置
の
請願
(
青野武
一君
紹介
)(第七八七号) 一六 七合
郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(高塩三 郎君
紹介
)(第八〇九号) 一七 日曜及び
祭日
に
郵便配達廃止
に関する
請願
(
柄澤登志子
君外一名
紹介
)(第八一〇 号) 一八
長野地方貯金局貯金原簿移管
に関する
請願
(
柄澤登志子
君外一名
紹介
)(第八一一 号) 一九 青山町に
簡易郵便局設置
の
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第八一二号) 二〇 字甘
西郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(逢澤 寛君
紹介
)(第九四〇号) 二一
大部郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
玉置實
君
紹介
)(第九六五号) 二二
郵便法
の一部改正に関する
請願
(
丸山直友
君
紹介
)(第九六六号) 二三
海外同胞救出
の
記念切手発行
に関する
請願
(
庄司一郎
君
紹介
)(第一〇四一号) 二四
国立岩手療養所構内
に無
集配特定郵便局設
置の
請願
(
淺利三朗
君
紹介
)(第一〇九七 号) 二五
此花郵便局
の
復活
の
請願
(
前田種男
君紹 介)(第一〇九八号) 二六
留守家族等援護
の
切手発行
に関する
請願
(
庄司一郎
君
紹介
)(第一一八八号) 二七
鳥海郵便局
に
集配事務
並びに
電話交換事務
開始
の
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第一二五 九号) 二八
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願
(
三木武夫
君
紹介
)( 第
一三
二四号) 二九 同(
玉置實
君
紹介
)(第
一三
四四号) 三〇
農産種苗
の
カタログ郵送料引下げ
に関する
請願
(
高木吉之助
君外一名
紹介
)(第
一三
九四号) 三一 能代市
豊祥台地区
に
郵便局設置
の
請願
(石
田博英
君
紹介
)(第一五一八号) 三二
陸中中野郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(山 本
猛夫
君
紹介
)(第一五八〇号) 三三 西根村に
郵便局設置
の
請願
(
圖司安正
君紹 介)(第一五八一号) 三四 醍醐村に
郵便局設置
の
請願
(
圖司安正
君紹 介)(第一五八二号) 三五
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願
(
山手滿男
君
紹介
)( 第一六一八号) 三六 同(
岡西明貞
君
紹介
)(第一六五一号) 三七 同(
柄澤登志子
君
紹介
)(第一六六六 号) 三八 百人町に
特定郵便局設置
の
請願
(
石原登
君
紹介
)(第一六三八号) 三九 豊浜町
字中須地
内に
郵便局設置
の
請願
(早
稻田柳右エ門
君
紹介
)(第一六六五号) 四〇
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願
(
河口陽一
君
紹介
)(第一七一五号) 四一
仙台地方貯金局貯金原簿移管反対
に関する
請願
(
安部俊吾
君
紹介
)(第一七三三号) 四二
海外同胞救出
の
記念切手発行
に関する
請願
(
滿尾
君亮君
紹介
)(第一七四三号) 四三
高川郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
高橋英
吉君
紹介
)(第一七六八号) 四四 下
高山郵便局
に
集配事務等開始
の
請願
(船
越弘
君
紹介
)(第一八四三号) 四五 日曜及び
祭日
に
郵便配達廃止
に関する
請願
(
上林與市郎
君
紹介
)(第一九〇〇号) 四六 川湯駅前に
簡易郵便局設置
の
請願
(
伊藤郷
一君
紹介
)(第一九五二号) 四七 玉梨村に無
集配郵便局設置
の
請願
(
菅家喜
六君
紹介
)(第一九八一号) 四八 新城町に
郵便局設置
の
請願
(
白井佐吉
君紹 介)(第二〇六四号) 四九
中小企業者等
に
郵便貯金局
の
金融措置確立
に関する
請願
(
田中伊
三次君
紹介
)(第二 二五二号) 五〇
郡里
町に
簡易郵便局設置
の
請願
(
眞鍋勝
君
紹介
)(第二二九五号) 五一
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
運用権
を
郵政省
に
復元
の
請願
(
森曉
君
紹介
)(第 二四〇〇号)
陳情書
一
簡易保険郵便年金
の
積立金運用
に関する陳
情書
(第三七〇号) 二 同( 第四三二号) 三
簡易保険郵便年金積立金運用
に関する
陳情
書 (第四四〇号) 四 同 (第四四一号) 五 同 (第四四二号) 六 同(第四 四三号) 七
仙台地方貯金局事業縮小反対
に関する
陳情
書(第 四五九号) 八 日曜
祭日
の
郵便物配達
に関する
陳情書
( 第四六六号) 九
簡易保険郵便年金
の
積立金運用
に関する陳
情書
(第五一〇号) 一〇 同 (第五一一号) 一一 同 (第五一二号) 一二 日曜
祭日
の
郵便物配達
に関する
陳情書
(第五三二 号)
一三
日曜
祭日
の
郵便物配達
に関する
陳情書
(第五五 〇号) 一四
土川郵便局
に
集配事務開始
の
陳情書
(第六 五五号) 一五 吾平町に無
集配郵便局設置
の
陳情書
(第七六七号) ――
―――――――――――
飯塚定輔
1
○
飯塚委員長代理
これより
会議
を開きます。
委員長はちよ
つとおさしつかえがありますので、私がしばらく
委員長
の
職務
を行います。 この隊、
山本政務次官
より、特に
発言
を求められております。これを許します。
山本政府委員
。
山本猛夫
2
○
山本
(猛)
政府委員
国会開会
中の重要な時期を、長いこと
欧米出張
のために
留守
をいたしましたことをおわび申し上げます。任務を終了いたしまして、一昨二十六日の晝、帰
つて
参りました。
各国
の
郵政関係
に関しまして、
各国
の
郵政省
を訪問いたしましたことにつきまして御
報告
を申し上げて、
帰朝
のご
あいさつ
にかえたいと思うのでございますが、御
了承
いただきとうございます。きわめて簡単に御
報告
を申し上げます。 まず
ローマ
の
世界連邦会議
が終了いたしますと、
ローマ
の
郵政省
を訪問いたしました。
ローマ
の
郵政大臣
、
イタリア
の
郵政機関当局者
に会いまして、今後の
日本
と
イタリア
との
郵政関係
の
取引
に関しまする
お話
をいたして参りました。そのうちで最も顯著なことといたしましては、
日本
の
郵務局
は、
最大
な
努力
を払いまして、
東京
から
ローマ
へ五日以内で
郵便
を運んでおります。それにもかかわりませず、
ローマ
から
東京
へ
郵便
を運びますのに、早くて十日、あるいは二週間を要しておりまする事実を指摘いたしまして、
日本
の
郵政省側
が、
郵務局
の
最大
な
努力
によ
つて
五日以内で
東京
から
ローマ
に
郵便
を運んでいると同様な時間で、
ローマ
からも
郵便
を運んでもらうように御
努力
を願いたい、こういうようなことを
お話
をいたしまして、
了承
を得て参りました。ひとりこれは
イタリア
だけの問題ではありませんで、
ヨーロッパ全土
にわたりましてさような
傾向
がありますので、
フランス
に参りました場合も、
フランス在外事務所長
の
報告
によりますと、
東京
から
パリ
は五日で
航空便
が到着をしている。しかるに
パリ
から出した
郵便
は、十日以上かか
つて
いるという現実を、
外務省
から
報告
を受けている、こういうような
お話
でございまするので、これも同様こちらから要請をいたして参りました。ロンドンでも同様な
状況
であり、
ドイツ
でもさような
状況
でございましたので、かような
点等
につきまして、
話合い
をいたして参
つたの
でございます。 もう一つは、
皆さん
御承知のように、
郵政省
の
郵務局
の中で、
外国
へ
手紙
を出したいという
子供
の団体のために
サービス
を行
つて
おります
郵便友の会
の問題がさようでございます。この問題を
世界連邦会議
に
提案
をいたしまして、
世界連邦会議参加国
四十数箇国で、この
郵便友の会
の問題を取上げてこれをつくろう、また
各国
の
郵政省
に
サービス
をやらせようというようなことが取上げられました。同時にまた、この機会に
日本
の
郵便友の会
の
子供
から
注文
がございましたので、これを
提案
をいたしまして、
議決
をせられました。たとえば言葉は英語をも
つて
や
つて
もらいたいというようなこと等がそれでございます。できるだけ
各国
の
政府
は、お
友達
のリストを、
日本
の
郵便友の会
の
子供
のために提供してほしい、こういうような
注文等
でございますが、いずれも満場一致をも
つて
可決せられまして、採決をせられました。カトリック・
アクシヨン等
にもこの問題を持ち込みましたし、私の会いました
ヨーロツパ
の
郵政当局者
は、ことごとくこれに
賛成
でございました。
イタリア
の
郵政大臣
、
フランス
の
郵政大臣
、
ドイツ
、
イギリス
の
郵政大臣等
もたいへんに
賛成
でございましたが、ただ
イギリス
の
郵政大臣
からこれは
文部省
がやつた方がいいのではないか、こういうような
議論
がございましたが、これに対しましては私は
反対
である。どうして
反対
であるかと申しますと、私の方の
郵政省
においては、これを
郵政省
の
事業
としてや
つて
いるのではない。そしてこれは強制すべき
筋合い
のものでもなければ、また勧める
筋合い
のものではないので、もしこれを
文部省
あるいは
外務省
において取扱うということになれば、おそらくは勧めるという形になりはせぬか、われわれはおとなの
郵便
に対しての
サービス
をや
つて
いる
官庁
である。
従つて子供
が
世界
に
手紙
を出そうとするのに、
サービス
をして悪いということはない。
従つて
どこの
郵政関係
の
機関
でも、小さな村にでも、山の奥にでも
郵政機関
というものがあるのであるから、
外国
へ
郵便
を出そうとする
子供
のために、
サービス
をするのである。
従つて強制
をしてやらせるべきではない、こういう見地に基いて、
郵政省
がやるべきであるというような
議論
をいたしましたところが、それは大
賛成
だ、こういうことで結局は
イギリス
の
郵政大臣
も
賛成
でございました。この
ヨーロツパ全土
の、私の歩きました範囲の
郵政当局者
の
賛成
の
意見
をとりまとめまして、帰りがけに
アメリカ
の
郵政長官
に御礼を述べて、そして
万国郵便友の会
を提唱してもらう
提唱者
にな
つて
もらえまいか、こういうことを
アメリカ
の
郵政長官
に申し込みましたところが、たいへんな
喜び方
でありまして、ただちにそれではそれを受諾して、とりあえず
アメリカ
においては、
アメリカ
の
全郵政機関
に通牒を発して、
郵便友の会
の問題を組織づけるようにしよう、こう言
つて
おりました。よ
つてアメリカ
におきましては、
日米郵便友の会
をつくることを締約いたして参りましたし、同時にまた
アメリカ
の
郵政長官
の手によりまして、
万国郵便友の会
をつくることの
提唱者
にな
つて
もらうように承諾を得て帰
つて
参りました次第であります。私はこの
郵便友の会
の問題は、
郵政省
で
サービス
の
仕事
としてやるのでありますけれ
ども
、もしこれが
万国郵便友の会
として形づくられて、進展いたします場合におきましては、われわれの年齢に到達いたしましたころには、
各国
の
子供連
がおそらく
世界
中にたくさんの
郵便
の
友達
、友人を持つことができる、これが
ユネスコ運動
より以上な
世界運動
として現われるやもしれません。こういうことを考えますと、
万国郵便友の会
を提唱することは有意義であろうかと考えまして、こういう
話合い
をいたして参つた次第であります。なお
各国
の
郵政施設
を見せてもらい、勉強もして参
つたの
でございますが、これはこれからの
郵政省
の
運営
に関する資料として、提供いたして行きたいと思うのであります。 なおここで特に御
報告
を申し上げておきたいことは、先般来、わが
郵政省
におきましては、それぞれの係員を
郵政施設研究
のために、
アメリカ
に派遣をいたしております。ところが
郵政長官
に会いました場合も、あるいはニューヨークの
郵便局長
、ワシントン、シカゴ、ロスアンゼルス、サンフランシスコの
郵便局長
に会いました場合も、たいへんに
りつぱな人
を
日本
では送
つて
くれてしかも熱心に研究して帰られたことには実に敬服している、こうい
つて
、私
ども
が派遣いたしました
郵政省
の係官は、非常な成果を上げておるように非常にほめられております。こういう
状況
を御
報告
申し上げます。 以上きわめて簡単ではございましたが、長いことお
留守
いたしましたおわびを申し上げまして、なお私が
出張
中に見て参りました
仕事
の一端を御
報告
申し上げて、
帰朝
のご
あいさつ
にかえる次第であります。(拍手) —
——
——
——
——
——
——
飯塚定輔
3
○
飯塚委員長代理
次に
受田新吉
君より、
郵政職員
に対する
特別俸給表設定
について
発言
を求められております。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
4
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それでは
受田新吉
君。
受田新吉
5
○
受田委員
私から、ただいま
委員長
から提議していただきました
郵政職員
に対しまして、
特別俸給表
の
設定
を、
委員会
の名において、
人事委員会
に申し入れをお願いしたいということを、ここに
提案
する次第であります。 特に
郵政職員
のような
現業官庁
の
職員
が、その
職務
の上において、一般の
官庁職員
と比較していかに労苦が多いか、
職務
の負担が過重であるかは、われわれ
郵政委員会関係
のお互いとしては十分確認できることです。この点につきましては、従来号俸の切りかえがされるごとに、
委員会
はこれに強い関心を寄せて
努力
して来たのでありまするが、このたび
人事委員会
に対して、われわれとしては、
郵政職員
の
職務
の
特殊性
にかんがみて、特にこれに対して特別なる
号級
を与うべきである、この観点から、われわれこぞ
つて人事委員会
に申し入れるべきであるということを念願してやまぬのであります。この点
皆さん
の御賛同を得まして、
郵政職員優遇
の立場より、ぜひ御賛同あらんことをお願いしたいのであります。
飯塚定輔
6
○
飯塚委員長代理
お諮りいたします。 ただいまの件につきましては、きわめて重要な問題でありまして、当
委員会
といたしまして、この際
人事委員会
にその
意見
を申し入れたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
7
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。 なおその
案文等
につきましては、
委員長
に御
一任
を願いたいと存じます。 —
——
——
——
——
——
——
飯塚定輔
8
○
飯塚委員長代理
次に前会に引続きまして、
請願
の
審査
を継続いたします。 なお、
日程
第一より第四八までの各
請願
の
紹介説明
及び
政府当局
の
意見
の
聴取
は、前会の
委員会
におきまして終了しておりますので、本日は
日程
第四九、
中小企業者等
に
郵便貯金局
の
金融措置確立
に関する
請願
を
議題
といたします。その
紹介説明
を求めます。
山戸利生
9
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、
信用保険制度
、
信用保証制度
は、いずれも
銀行取引者
に限られ、それさえ困難であるため、画餅の感があるから、新たに
郵便局
の
窓口
で、
中小企業者並び
に
勤労者
のために
郵便貯金局
が
窓口
貸出しの道を開かれたいというのであります。
飯塚定輔
10
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する
政府
の
意見
を求めます。
山本猛夫
11
○
山本
(猛)
政府委員
郵便貯金
の
資金
を、
郵便局
の
窓口
を通じて貸し付けますることは、
郵便貯金
の性質上、当を得たものと思われないでもありませんけれ
ども
、
資金運用部資金法
の施行に伴いまして
郵便貯金
の
資金
は日常払いもどしに必要な
資金
を除くほか、すべて
資金運用部
に預託することとせられまして、かつ
資金運用部資金
の
運用
は、
大蔵大臣
の所管するものと規定せられている
関係
上、さしむき
実現
は困難でありますので、御
了承
願いたいと存じます。
飯塚定輔
12
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する
質疑
はありませんか、なければ次に移ります。 —
——
——
——
——
——
——
飯塚定輔
13
○
飯塚委員長代理
日程
第五〇、
郡里
町に
簡易郵便局設置
の
請願
を
議題
とし、その
紹介説明
を求めます。
山戸利生
14
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、徳島県美馬郡
郡里
町は、
葉タバコ
、木炭、
木材等
の産地であり、
隣接貞光
町、脇町へは、ともに約九キロ離れている。
金融機関
としては
阿波商業銀行
があるのみで、
郵便局
は
郡里郵便局
まで六キロ、
岩倉郵便局
まで七キロもあるから、農家はやむなく現金を死蔵する
傾向
がある。郡町里及び
岩倉村民
はともに
郵便局設置
を要望し、
実現
による
町村民
の受益は多大である。ついては、
郡里
町
字石佛
に、
簡易郵便局
をすみやかに設置されたいというのであります。
飯塚定輔
15
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する
政府
の
意見
を求めます。
山本猛夫
16
○
山本
(猛)
政府委員
申請の場所に
簡易郵便局
を設置いたしますことは、
設置基準
にも達しておりますので、
請願
の御
趣旨
が
実現
できますように、将来考慮いたしたいと考えております。
飯塚定輔
17
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する
質疑
はありませんか。
——
なければ次に移ります。
飯塚定輔
18
○
飯塚委員長代理
日程
第五一、
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
運用権
を
郵政省
に
復元
の
請願
を
議題
といたします。その
紹介説明
を求めます。
山戸利生
19
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、大蔵省は、
金融政策
上の
臨時措置
として指定されたド
ツジ書簡
に便乗し、
簡易保険法
並びに
郵便年金法
中の
運用規定
を削除するなど、永久に
自主的運用
を不可能ならしめるような法律を制定しようとしていることは、はなはだ遺憾である。ついては、将来適当の時期に同
積立金
の
運用権
は
郵政省
に
復元
せしめるよう、
大蔵大臣
に確約されたいというのであります。
飯塚定輔
20
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する
政府
の
意見
を求めます。
山本猛夫
21
○
山本
(猛)
政府委員
この問題に関しましては、しばしばこの
委員会
におきましても私からお答えを申し上げております
通り
、ド
ツジ書簡
に盛られました
内容
というものは、
過渡的現象下
における
占領当局
の施策として、
日本政府
に示唆したものとかたく私は信じておるのであります。よ
つて
十一月の二十一日の
書簡
によりまして、暫定的に
大蔵当局
で
資金運用部
を設置せられまして、その
運営
が行われることに相な
つたの
でありまするけれ
ども
、やがては私
ども
の解釈いたしておりまする解釈に基いて大方は、この
過渡的現象下
の時期が過ぎた場合におきましては、元
通り
わが
郵政省
にこの
運用権
が返
つて
来るものと想像をいたしておるのでございます。しからば本
請願
の
趣旨
に沿うようなことが、必ずや
時機
を得て行われるものとかたく信じております。私
ども
しばしばこの
委員会
におきまして見解を申し上げました
通り
、再度申し上げることでありまするが、あくまでド
ツジ書簡
の
内容
に盛られました意味合というものは、
日本
はまだ占領せられておる、よ
つて
この
占領治下
にある
過渡的現象下
の
運営
の方法として、
大蔵当局
に
資金運用部
を設けて、
運用
せられるという
暫定措置
を講じたものである、こう信じてやみません。本
請願
の
趣旨
に沿うような
時機
が、必ずや近い将来に来るものと信じておりますので、本
請願
の
趣旨
の達成せられるよう、私は
努力
をいたす考えでございます。
飯塚定輔
22
○
飯塚委員長代理
本
請願
に対する御質問はありませんか。
——
なければ、これにて今
会期
中に本
委員会
に付託せられました
請願
全部についての
紹介説明
及び
政府
の所見の
聴取
は終りました。
飯塚定輔
23
○
飯塚委員長代理
引続き
日程
第一より第五一までの各
請願
を
一括議題
とし、その
可否
を決します。
風間啓吉
24
○
風間委員
日程
第一より第五一までの各
請願
の
可否
を決するにあたりまして次のごとき
動議
を提出いたしたいと思います。
日程
第一、第二、第四ないし第六、第八、第二、第
一三
、第一五、ないし第一九、第二三、第二五、第二六、第二八、第二九、第三一、第三四ないし第四二、第四五ないし第四七及び第四九ないし第五一の各
請願
は、いずれも採択の上、内閣に送付すべきものと
議決
し、
日程
第二二の
請願
は、
議決
を要しないものと決せられんことを望みます。
飯塚定輔
25
○
飯塚委員長代理
ただいまの
風間
君の
動議
の
通り
決するに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
26
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。 なお、この際本日
議決
いたしました各
請願
の
委員会報告書
の件についてお諮りいたします。これは
先例
によりまして、
委員長
に御
一任
を願いたいと存じますが、御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
27
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。 —
——
——
——
——
——
——
飯塚定輔
28
○
飯塚委員長代理
次に
陳情書
の
審査
に入ります。 当
委員会
に送付されました
陳情書
は、十五件でございます。その
趣旨
は、ただいままで
審査
して参りました各
請願等
と、ほとんど同一のものが多く、これらは
先例
によりまして、
委員会
において
了承
と決するに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
29
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。 —
——
——
——
——
——
——
飯塚定輔
30
○
飯塚委員長代理
次に
閉会
中の
審査
に関する件についでお諮りいたします。 本
委員会
が今
会期
初め
郵便
、為替、
貯金
及び
保険年金等
に関する事項につきまして、
議長
の承認を得て、国政に関する
調査
を
行つて参つたの
でありまするが、これが
調査
を終了するに至らず、なおこれは
閉会
中も
郵政事業
の
運営
に関する件、及び
郵政監察制度
に関する件の両案件について、継続して
調査
をする必要があると思うのであります。その目的といたしますところは、
郵政事業
の
運営
の
合理化
及び
郵政監察制度
の効率的な
運用
を確立するためであります。以上の
通り
、
閉会
中
審査
の、申出をするに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
31
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。
飯塚定輔
32
○
飯塚委員長代理
次に
委員
派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。 ただいま
議長
に申し出ることに決しました
閉会
中
審査
すべき案件が、院議によりまして、当
委員会
に付託となりました場合、これらの
閉会
中
審査
すべき案件につきまして、実地
調査
を行う必要が起ると存ぜられますが、そのときに
委員会
を開会し、
委員
派遣承認中申請の件を御決定願うことは煩雑でもありますので、お諮りいたしますが、
委員
派選承認申請の件は
委員長
及び
理事
に御
一任
を願うことといたしまして、派遣
委員
の選定、その期間、派遣地等は、
委員長
及び
理事
の協議により決定いたしたいと存じますが、このように決するに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
飯塚定輔
33
○
飯塚委員長代理
御
異議
なしと認めます。それではさよう決しました。 これにて今
会期
における本
委員会
の議事は、全部終了いたしたのでありますが、なお緊急な案件等がありましたならば、
会期
中におきましても、逐次
委員会
を開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午後二時五十四分散会