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斎藤(昇)
政府委員 ただいまの御
意見はまことにごもつともでございまして、私どもといたしましても、その
立場から
考えますると、まさしくそういう
結論に
なつたのであります。しかしながら、ことしすぐどちらかにきめてしまつて、そうしてあとは永久にそれを存続するということも
一つの方法ではありまするし、今おつしやるような理由からは、きわめて私は適切な方法だと
考えまするが、一度
廃止をいたしましても、また持てるということにもやつぱりしておかないと、
自治体の
一つの大きな権能とも
考えるべきものでありまするから、一度
廃止をしたものはもう永久ということも、おそらくそういつた
見地からひどかろうかと
考えます。今度持つた場合に、ではまた今度は何年目ということを
法律で書くか、あるいはどうかするか、そのときのものはまた持つたら、ずつと永久に持つかということも、当該
自治体の自由意思を認めるという面から
考えますると、どうであろうかと
考えます。
従つて職員の不足という点から
考えますると、
床次委員のおつしやる
通りでありまするが、
自治体自身の大きな権能という点から申しますると、この案はやむを得ざるものだと
考えるような次第であります。実際問題といたしましては、今まで三年間やつてみて、ここに
相当考えるべき材料も集まつておるわけでありまするから、この際ことし
廃止をするという決議をいたさないところは、私は当分何らか特別なことがないならば、ない以上はずつと続けて行くものというふうに
考えてしかるべきだと思いますし、また当該の町村の
警察吏員も、ことし
廃止がないならば、当分これは続くものだという
考え方になるだろう、また実際そう行くのではないだろうかと
考えております。