運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1951-03-31 第10回国会 衆議院 人事委員会 第5号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年三月三十一日(土曜日)     午前十一時二十八分開議  出席委員    委員長 田中伊三次君    理事 田中 重彌君 理事 淵上房太郎君    理事 松澤 兼人君    小澤佐重喜君       加藤隆太郎君    田中  豊君       西村 久之君    藤井 平治君       星島 二郎君    本間 俊一君       成田 知巳君    梨木作次郎君  出席政府委員         内閣官房長官  岡崎 勝男君         人事院事務官         (事務総局給与         局長)     瀧本 忠男君  委員外出席者         議     員 前尾繁三郎君         議     員 有田 喜一君         議     員 中原 健次君         專  門  員 安倍 三郎君     ――――――――――――― 三月五日  委員松澤兼人辞任につき、その補欠として門  司亮君が議長指名委員に選任された。 同月七日  委員加藤充辞任につき、その補欠として河田  賢治君が議長指名委員に選任された。 同月八日  委員成田知巳辞任につき、その補欠として勝  間田清一君が議長指名委員に選任された。 同月九日  委員勝間田清一君及び門司亮辞任につき、そ  の補欠として成田知巳君及び松澤兼人君が議長  の指名委員に選任された。 同月十三日  委員河田賢治辞任につき、その補欠として梨  木作次郎君が議長指名委員に選任された。 同月三十一日  松澤兼人君が理事補欠当選した。     ――――――――――――― 三月二日  国家公務員災害補償法案内閣提出第六八号)  (予) 二月二十四日  長野市外五市及び松代町外二町の地域給存続の  請願柄澤登志子君外一名紹介)(第七八八  号)  旭村の地域給引上げ請願早稻田柳右エ門君  紹介)(第七八九号)  鬼崎村の地域給引上げ請願早稻田柳右エ門  君紹介)(第七九〇号)  三和村の地域給引上げ請願早稻田柳右エ門  君紹介)(第七九一号)  大野町の地域給引上げ請願早稻田柳右エ門  君紹介)(第七九二号)  京都市の地域給指定に関する請願田中伊三次  君紹介)(第七九三号)  小野町の地域給引上げ請願岡田五郎君紹  介)(第八二三号)  社町の地域給指定に関する請願岡田五郎君紹  介)(第八二四号)  伊豆七島の地域給引上げ請願淺沼稻次郎君  紹介)(第八二五号)  彦根市の地域給引上げ請願堤ツルヨ君紹  介)(第八二六号)  滝野町の地域給引上げ請願岡田五郎君紹  介)(第八二七号)  小樽市の地域給指定に関する請願岡田春夫君  外一名紹介)(第八四六号)  浦河町の地域給指定に関する請願松澤兼人君  紹介)(第八四七号)  園部町の地域給存続請願水谷長三郎君外一  名紹介)(第八六五号)  八木町の地域給存続請願水谷長三郎君外一  名紹介)(第八六六号)  富岡町の地域給指定に関する請願小峯柳多君  外一名紹介)(第八六七号)  石切町及び南高安村外六村の地域給指定に関す  る請願前田種男紹介)(第八六八号)  小野田市の地域給存続請願吉武惠市君紹  介)(第八九三号)  人吉市の地域給存続請願福永一臣紹介)  (第八九四号)  湯本町、箱根町及び宮城野村外四箇村の地域給  指定に関する請願(小金義照紹介)(第八九  五号) 三月六日  志段味莊職員地域給指定に関する請願(早稻  田柳右エ門紹介)(第九一七号)  長岡村の地域給指定に関する請願鈴木幹雄君  外二名紹介)(第九一八号)  久留米市の地域給存続請願淵上房太郎君紹  介)(第九一九号)  千代田村の地域給指定に関する請願鈴木幹雄  君外二名紹介)(第九二〇号)  岩津町の地域給指定に関する請願千賀康治君  紹介)(第九二一号)  平和村の地域給指定に関する請願鈴木幹雄君  外二名紹介)(第九二二号)  東浦町の地域給指定に関する請願久野忠治君  紹介)(第九四五号)  長尾村の地域給指定に関する請願塩田賀四郎  君紹介)(第九四六号)  庄内町の地域給引上げ請願田中萬逸君紹  介)(第九四七号)  豊能郡下の地域給引上げ請願田中萬逸君紹  介)(第九四八号)  箕面町の地域給引上げ請願田中萬逸君紹  介)(第九四九号)  蒲郡、三谷両町地域給引上げ請願福井勇  君外一名紹介)(第九五九号)  西条町及び寺西村の地域給引上げ請願(中川  俊思君外一名紹介)(第九六〇号)  甲府市の地域給指定に関する請願天野久君外  一名紹介)(第九六九号)  谷村町外三箇町及び船津村の地域給指定に関す  る請願天野久君外一名紹介)(第九七〇号)  塩山町の地域給指定に関する請願天野久君一  名紹介)(第九七一号)  福知山市の地域給指定に関する請願前尾繁三  郎君紹介)(第九七五号)  川辺郡下の地域給指定に関する請願塩田賀四  郎君紹介)(第九七六号)  川西町の地域給指定に関する請願塩田賀四郎  君紹介)(第九七七号)  八千種村の地域給存続請願堀川恭平君紹  介)(第九七八号)  綾部市の地域給引上げ請願前尾繁三郎君紹  介)(第九七九号)  東郷村の地域給引上げ請願川本末治君紹  介)(第九九六号)  今伊勢町の地域給指定に関する請願江崎真澄  君紹介)(第九九七号)  舞鶴市の地域給存続請願田中伊三次君紹  介)(第九九八号)  温泉町湯、細田地区地域給指定に関する請願  (有田喜一紹介)(第九九九号) 同月七日  竹原町の地域給引上げ請願山本久雄君紹  介)(第一〇四八号)  西脇町の地域給引上げ請願岡田五郎君紹  介)(第一〇四九号)  倶知安町の地域給指定に関する請願小川原政  信君紹介)(第一〇五〇号)  豊平町の地域給引上げ請願小川原政信君紹  介)(第一〇五一号)  大津市の地域給引上げ請願河原伊三郎君紹  介)(第一〇五二号)  味間村の地域給引上げ請願有田喜一君紹  介)(第一〇五三号)  古市村の地域給引上げ請願有田喜一君紹  介)(第一〇五四号)  日置村の地域給引上げ請願有田喜一君紹  介)(第一〇五五号)  福住村の地域給引上げ請願有田喜一君紹  介)(第一〇五六号)  田口町の地域給引上げ請願赤松勇紹介)  (第一〇五七号)  小鈴谷村の地域給指定に関する請願赤松勇君  紹介)(第一〇五九号)  知立町の地域給引上げ請願赤松勇紹介)  (第一〇六一号)  刈谷市の地域給引上げ請願赤松勇紹介)  (第一〇六三号)  挙母町の地域給引上げ請願三宅則義君紹  介)(第一〇六四号)  津久見町の地域給指定に関する請願村上勇君  紹介)(第一〇六五号)  篠山町及び城北村外三箇村の地域給指定に関す  る請願有田喜一紹介)(第一〇六六号)  浦河町の地域給指定に関する請願柄澤登志子  君紹介)(第一〇六八号)  西尾町の地域給存続請願中垣國男紹介)  (第一〇六九号)  有松町の地域給引上げ請願川本末治君紹  介)(第一一〇四号)  矢本町の地域給指定に関する請願(佐々木更三  君紹介)(第一一〇五号)  鹿兒島県下地域給指定に関する請願中馬辰  猪君外二名紹介)(第一一〇六号)  瀬出町の地域給引上げ請願堤ツルヨ君紹  介)(第一一一八号)  四日市市の地域給指定に関する請願川崎秀二  君紹介)(第一一一九号)  可部町の地域給指定に関する請願平川篤雄君  紹介)(第一一二〇号)  安芸津町の地域給指定に関する請願平川篤雄  君紹介)(第一一二一号)  鷲津町の地域給引上げ請願中村幸八君紹  介)(第一一二二号)  氷見町の地域給引上げ請願橘直治紹介)  (第一一二三号)  津田沼町外二箇町の地域給引上げ請願(片岡  伊三郎紹介)(第一一二四号)  旭川市の地域給指定に関する請願佐々木秀世  君紹介)(第一一二五号)  笠松町の地域給指定に関する請願加藤鐐造君  外一名紹介)(第一一二六号) 同月十二日  志段味村の地域給引上げ請願早稻田柳右エ  門君紹介)(第一一六六号)  安城町の地域給引上げ請願中垣國男君紹  介)(第一一六七号)  室蘭市の地域給引上げ請願松澤兼人君紹  介)(第一一八五号)  福井県下の地域給引上げ請願松澤兼人君紹  介)(第一一九五号)  山口村の地域給指定に関する請願有田喜一君  紹介)(第一一九六号)  小野田市の地域給存続請願松澤兼人君外一  名紹介)(第一一九七号)  小坂井町の地域給指定に関する請願福井勇君  紹介)(第一一九八号)  鳥取、米子両市及び倉吉、境両町地域給存続  の請願門脇勝太郎紹介)(第一二一〇号)  陶町の地域給指定に関する請願平野三郎君紹  介)(第一二一一号)  岡崎市の地域給指定に関する請願千賀康治君  紹介)(第一二一二号)  多田、東谷両村の地域給指定に関する請願(塩  田賀四郎紹介)(第一二一三号)  神岡町の地域給指定に関する請願松澤兼人君  紹介)(第一二一四号)  岐阜市の地域給指定に関する請願松澤兼人君  紹介)(第一二一五号)  高山市の地域給指定に関する請願松澤兼人君  紹介)(第一二一六号)  呉市の地域給存続請願宮原幸三郎紹介)  (第一二六一号)  小牧町の地域給指定に関する請願外五件(早稻  田柳右エ門紹介)(第一二六三号)  亀山町の地域給引上げ請願川崎秀二君紹  介)(第一二六四号)  江別町の地域給指定に関する請願小川原政信  君紹介)(第一二六五号)  鳴尾村の地域給存続請願塩田賀四郎君紹  介)(第一二六六号)  嚴原町の地域給指定に関する請願岡西明貞君  紹介)(第一二六七号)  笠松町の地域給指定に関する請願木村公平君  紹介)(第一二六八号)  北海道地域給指定に関する請願伊藤郷一君  紹介)(第一二六九号) 同月十六日  筑紫郡下の地域給指定に関する請願池見茂隆  君紹介)(第一二九四号)  福知山市の地域給指定に関する請願田中伊三  次君紹介)(第一二九五号)  水口町の地域給引上げ請願堤ツルヨ君紹  介)(第一二九六号)  忠海町の地域給指定に関する請願中川俊思君  紹介)(第一二九七号)  塩釜市浦戸地区地域給指定に関する請願(佐  々木更三君紹介)(第一二九八号)  名古屋市の地域給存続請願赤松勇君外二名  紹介)(第一二九九号)  観音寺町の地域給存続請願(田万廣文君紹  介)(第一三〇〇号)  善通寺町の地域給指定に関する請願(田万廣文  君紹介)(第一三〇一号)  淡河村の地域給引上げ請願川西清紹介)  (第一三二九号)  草壁町及び西村外三箇村の地域給引上げ請願  (玉置實紹介)(第一三三〇号)  土庄町の地域給引上げ請願玉置實紹介)  (第一三三一号)  池田町の地域給指定に関する請願玉置實君紹  介)(第一三三二号)  亀岡町の地域給指定に関する請願前尾繁三郎  君紹介)(第一三五〇号)  名寄町の地域給指定に関する請願佐々木秀世  君外二名紹介)(第一三五一号)  忠海町の地域給指定に関する請願平川篤雄君  紹介)(第一三五二号)  大竹町の地域給引上げ請願山本久雄君外一  名紹介)(第一三五三号)  明石市の地域給引上げ請願川西清紹介)  (第一三五四号)  大宇陀町の地域給指定に関する請願前田正男  君紹介)(第一三五五号)  十四山村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三五六号)  丹陽村の地域給指定に関する請願江崎真澄君  紹介)(第一三五七号)  佐屋村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三五八号)  永和村の地域給指定に関する請願江崎真澄君  紹介)(第一三五九号)  神守村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六〇号)  鍋田村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六一号)  七宝村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六二号)  稻沢町の地域給指定に関する請願江崎真澄君  紹介)(第一三六三号)  中谷村外二箇村の地域給指定に関する請願(塩  田賀四郎紹介)(第一三六四号)  市江村地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六五号)  八開村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六六号)  飛島村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六七号)  美和村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六八号)  立田村の地域給引上げ請願江崎真澄君紹  介)(第一三六九号)  電気通信職員級別俸給表制定に関する請願(  平川篤雄紹介)(第一三九五号)  京都市の地域給指定に関する請願大石ヨシエ  君紹介)(第一四〇七号) 同月二十二日  柏町の地域給指定に関する請願松澤兼人君紹  介)(第一四一八号)  坂出市の地域給引上げ請願(田万廣文君外一  名紹介)(第一四一九号)  熱海市の地域給指定に関する請願畠山鶴吉君  紹介)(第一四二〇号)  余市町の地域給指定に関する請願小川原政信  君紹介)(第一四二一号)  丹生川村に寒冷地手当支給に関する請願岡田  春夫君紹介)(第一四二二号)  鞆田村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二三号)  水沢村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二四号)  坂下村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二五号)  中里村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二六号)  加太村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二七号)  柘植町に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二八号)  阿波村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四二九号)  桜村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春夫  君紹介)(第一四三〇号)  治田村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三一号)  山郷村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三二号)  関町に寒冷地手当支給に関する請願岡田春夫  君紹介)(第一四三三号)  白瀬村に寒冷地手当支給に関する請  願(岡田春夫君紹介)(第一四三四号)  朝上村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三五号)  立田村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三六号)  玉滝村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三七号)  阿下喜町に寒冷地手当支給に関する請願岡田  春夫君紹介)(第一四三八号)  千種村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四三九号)  名張町外十五箇町村に寒冷地手当支給に関する  請願岡田春夫君紹介)(第一四四〇号)  石榑村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四一号)  東藤原村に寒冷地手当支給に関する請願岡田  春夫君紹介)(第一四四二号)  菰野町に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四三号)  上野市に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四四号)  古美村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四五号)  白川村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四六号)  丸柱村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四七号)  椿村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春夫  君紹介)(第一四四八号)  野登村に寒冷地手当支給に関する請願岡田春  夫君紹介)(第一四四九号)  武雄町の地域給指定に関する請願永井英修君  紹介)(第一四五〇号)  土庄町の地域給引上げ請願成田知巳君紹  介)(第一四六五号)  仙台市の地域給指定に関する請願松澤兼人君  紹介)(第一四六六号)  鳴尾村の地域給存続請願松澤兼人紹介)  (第一四六七号)  西脇町の地域給引上げ請願松澤兼人君紹  介)(第一四六八号)  北海道下地域給引上げ等に関する請願(玉置  信一君紹介)(第一四六九号)  山鹿町の地域給存続請願坂本泰良君外一名  紹介)(第一四七〇号)  大山村外五箇村の地域給引上げ請願堀川恭  平君紹介)(第一四七一号)  名古屋市の地域給存続請願外一件(田島ひで  君紹介)(第一四七二号)  西条町寺西地区地域給指定に関する請願(中  川俊思君紹介)(第一五二七号)  網走市の地域給指定に関する請願林好次君紹  介)(第一五二八号)  佐賀市の地域給指定に関する請願保利茂君外  三名紹介)(第一五二九号)  公務員給与改訂に関する請願岡田春夫君紹  介)(第一五三〇号) 同月二十八日  上野町の地域給指定に関する請願久野忠治君  紹介)(第一五六一号)  常滑町の地域給指定に関する請願久野忠治君  紹介)(第一五六二号)  相模原町の地域給指定に関する請願岩本信行  君紹介)(第一五六三号)  安芸津町の地域給指定に関する請願中川俊思  君紹介)(第一五八九号)  大河原、船岡両町地域給指定に関する請願(  庄司一郎紹介)(第一五九〇号)  宇多津町の地域給指定に関する請願(田万廣文  君紹介)(第一五九一号)  四日市市の地域給指定に関する請願山手滿男  君紹介)(第一五九二号)  米子市の地域給指定に関する請願稻田直道君  外一名紹介)(第一五九三号)  岡山市の地域給存続請願中原健次君外三名  紹介)(第一五九四号)  静岡市の地域給引上げ請願西村直己君紹  介)(第一六二二号)  留萌市の地域給引上げ請願玉置信一君紹  介)(第一六二三号)  宮崎市外四市二町の地域給引上げ等請願(田  中不破三君外五名紹介)(第一六二四号)  有度村の地域給引上げ請願西村直己君紹  介)(第一六二五号)  嬉野町の地域給引上げ請願中村又一君外一  名紹介)(第一六四一号)  新宮村の地域給指定に関する請願福田昌子君  紹介)(第一六四二号)  亀山町の地域給引上げ請願水谷昇紹介)  (第一六四三号)  杷木町の地域給指定に関する請願外一件(守島  伍郎君紹介)(第一六五三号)  糸島郡下の地域給指定に関する請願(守島伍郎  君紹介)(第一六五四号)  宗像郡下の地域給引上げ請願外一件(守島伍  郎君紹介)(第一六五五号) の審査を本委員会に付託された。     ――――――――――――― 二月二十六日  中河内郡乙地区八町村の地域給引上げに関する  陳情書  (第二五九号)  守口市の地域給指定に関する陳情書  (第三一四号) 三月七日  旭町の地域給引上げに関する陳情書  (第三四八号) 同月十五日  勤務手当の決定に関する陳情書  (第三九七号)  玉野市の地域給引上げに関する陳情書  (第四一五号) 同月二十二日  仙台市の勤務地手当指定に関する陳情書  (第四六五号)  明石市の地域給引上げに関する陳情書  (第四六九号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  理事の互選  国家公務員災害補償法案内閣提出第六八号)  (予)   請願  一 長野市外五市及び松代町外二町の地域給存    続の請願柄澤登志子君外一名紹介)(第    七八八号)  二 旭村の地域給引上げ請願早稻田柳右エ    門君紹介)(第七八九号)  三 鬼崎村の地域給引上げ請願早稻田柳右    エ門紹介)(第七九〇号)  四 三和村の地域給引上げ請願早稻田柳右    エ門紹介)(第七九一号)  五 大野町の地域給引上げ請願早稻田柳右    エ門紹介)(第七九二号)  六 京都市の地域給指定に関する請願田中伊    三次君紹介)(第七九三号)  七 小野町の地域給引上げ請願岡田五郎君    紹介)(第八二三号)  八 社町の地域給指定に関する請願岡田五郎    君紹介)(第八二四号)  九 伊豆七島の地域給引上げ請願淺沼稻次    郎君紹介)(第八二五号) 一〇 彦根市の地域給引上げ請願堤ツルヨ君    紹介)(第八二六号) 一一 滝野町の地域給引上げ請願岡田五郎君    紹介)(第八二七号) 一二 小樽市の地域給指定に関する請願岡田春    夫君外一名紹介)(第八四六号) 一三 浦河町の地域給指定に関する請願松澤兼    人君紹介)(第八四七号) 一四 園部町の地域給存続請願水谷長三郎君    外一名紹介)(第八六五号) 一五 八木町の地域給存続請願水谷長三郎君    外一名紹介)(第八六六号) 一六 富岡町の地域給指定に関する請願小峯柳    多君外一名紹介)(第八六七号) 一七 石切町及び南高安村外六村    の地域給指定に関する請願前田種男君紹    介)(第八六八号) 一八 小野田市の地域給存続請願吉武惠市君    紹介)(第八九三号) 一九 人吉市の地域給存続請願福永一臣君紹    介)(第八九四号) 二〇 湯本町、箱根町及び宮城野村外四箇村の地    域給指定に関する請願(小金義照紹介)    (第八九五号) 二一 志段味莊職員地域給指定に関する請願(    早稻田柳右エ門紹介)(第九一七号) 二二 長岡村の地域給指定に関する請願鈴木幹    雄君外二名紹介)(第九一八号) 二三 久留米市の地域給存続請願淵上房太郎    君紹介)(第九一九号) 二四 千代田村の地域給指定に関する請願(鈴木    幹雄君外二名紹介)(第九二〇号) 二五 岩津町の地域給指定に関する請願千賀康    治君紹介)(第九二一号) 二六 平和村の地域給指定に関する請願鈴木幹    雄君外二名紹介)(第九二二号) 二七 東浦町の地域給指定に関する請願久野忠    治君紹介)(第九四五号) 二八 長尾村の地域給指定に関する請願塩田賀    四郎紹介)(第九四六号) 二九 庄内町の地域給引上げ請願田中萬逸君    紹介)(第九四七号) 三〇 豊能郡下の地域給引上げ請願田中萬逸    君紹介)(第九四八号) 三一 箕面町の地域給引上げ請願田中萬逸君    紹介)(第九四九号) 三二 蒲郡、三谷両町地域給引上げ請願(福    井勇君外一名紹介)(第九五九号) 三三 西条町及び寺西村の地域給引上げ請願(    中川俊思君外一名紹介)(第九六〇号) 三四 甲府市の地域給指定に関する請願天野久    君外一名紹介)(第九六九号) 三五 谷村町外三箇町及び船津村の地域給指定に    関する請願天野久君外一名紹介)(第九    七〇号) 三六 塩山町の地域給指定に関する請願天野久    君外一名紹介)(第九七一号) 三七 福知山市の地域給指定に関する請願(前尾    繁三郎紹介)(第九七五号) 三八 川辺郡下の地域給指定に関する請願(塩田    賀四郎紹介)(第九七六号) 三九 川西町の地域給指定に関する請願塩田賀    四郎紹介)(第九七七号) 四〇 八千種村の地域給存続請願堀川恭平君    紹介)(第九七八号) 四一 綾部市の地域給引上げ請願前尾繁三郎    君紹介)(第九七九号) 四二 東郷村の地域給引上げ請願川本末治君    紹介)(第九九六号) 四三 今伊勢町の地域給指定に関する請願(江崎    真澄君紹介)(第九九七号) 四四 舞鶴市の地域給存続請願田中伊三次君    紹介)(第九九八号) 四五 温泉町湯、細田地区地域給指定に関する    請願有田喜一紹介)(第九九九号) 四六 竹原町の地域給引上げ請願山本久雄君    紹介)(第一〇四八号) 四七 西脇町の地域給引上げ請願岡田五郎君    紹介)(第一〇四九号) 四八 倶知安町の地域給指定に関する請願(小川    原政信君紹介)(第一〇五〇号) 四九 豊平町の地域給引上げ請願小川原政信    君紹介)(第一〇五一号) 五〇 大津市の地域給引上げ請願河原伊三郎    君紹介)(第一〇五二号) 五一 味間村の地域給引上げ請願有田喜一君    紹介)(第一〇五三号) 五二 古市村の地域給引上げ請願有田喜一君    紹介)(第一〇五四号) 五三 日置村の地域給引上げ請願有田喜一君    紹介)(第一〇五五号) 五四 福住村の地域給引上げ請願有田喜一君    紹介)(第一〇五六号) 五五 田口町の地域給引上げ請願赤松勇君紹    介)(第一〇五七号) 五六 小鈴谷村の地域給指定に関する請願(赤松    勇君紹介)(第一〇五九号) 五七 知立町の地域給引上げ請願赤松勇君紹    介)(第一〇六一号) 五八 刈谷市の地域給引上げ請願赤松勇君紹    介)(第一〇六三号) 五九 挙母町の地域給引上げ請願三宅則義君    紹介)(第一〇六四号) 六〇 津久見町の地域給指定に関する請願(村上    勇君紹介)(第一〇六五号) 六一 篠山町及び城北村外三箇村の地域給指定に    関する請願有田喜一紹介)(第一〇六    六号) 六二 浦河町の地域給指定に関する請願(柄澤登    志子君紹介)(第一〇六八号) 六三 西尾町の地域給存続請願中垣國男君紹    介)(第一〇六九号) 六四 有松町の地域給引上げ請願川本末治君    紹介)(第一一〇四号) 六五 矢本町の地域給指定に関する請願(佐々木    更三君紹介)(第一一〇五号) 六六 鹿兒島県下地域給指定に関する請願(中    馬辰猪君外二名紹介)(第一一〇六号) 六七 瀬田町の地域給引上げ請願堤ツルヨ君    紹介)(第一一一八号) 六八 四日市市の地域給指定に関する請願(川崎    秀二君紹介)(第一一一九号) 六九 可部町の地域給指定に関する請願(平川篤    雄君紹介)(第一一二〇号) 七〇 安芸津町の地域給指定に関する請願(平川    篤雄君紹介)(第一一二一号) 七一 鷲津町の地域給引上げ請願中村幸八君    紹介)(第一一二二号) 七二 氷見町の地域給引上げ請願橘直治君紹    介)(第一一二三号) 七三 津田沼町外二箇町の地域給引上げ請願(    片岡伊三郎紹介)(第一一二四号) 七四 旭川市の地域給指定に関する請願(佐々木    秀世君紹介)(第一一二五号) 七五 笠松町の地域給指定に関する請願(加藤鐐    造君外一名紹介)(第一一二六号) 七六 志段味村の地域給引上げ請願(早稻田柳    右エ門紹介)(第一一六六号) 七七 安城町の地域給引上げ請願中垣國男君    紹介)(第一一六七号) 七八 室蘭市の地域給引上げ請願松澤兼人君    紹介)(第一一八五号) 七九 福井県下の地域給引上げ請願松澤兼人    君紹介)(第一一九五号) 八〇 山口村の地域給指定に関する請願(有田喜    一君紹介)(第一一九六号) 八一 小野田市の地域給存続請願松澤兼人君    外一名紹介)(第一一九七号) 八二 小坂井町の地域給指定に関する請願(福井    勇君紹介)(第一一九八号) 八三 鳥取、米子両市及び倉吉、境両町地域給    存続の請願門脇勝太郎紹介)(第一二    一〇号) 八四 陶町の地域給指定に関する請願平野三郎    君紹介)(第一二一一号) 八五 岡崎市の地域給指定に関する請願千賀康    治君紹介)(第一二一二号) 八六 多田、東谷両村の地域給指定に関する請願    (塩田賀四郎紹介)(第一二一三号) 八七 神岡町の地域給指定に関する請願松澤兼    人君紹介)(第一二一四号) 八八 岐阜市の地域給指定に関する請願松澤兼    人君紹介)(第一二一五号) 八九 高山市の地域給指定に関する請願松澤兼    人君紹介)(第一二一六号) 九〇 呉市の地域給存続請願宮原幸三郎君紹    介)(第一二六一号) 九一 小牧町の地域給指定に関する請願外五件(    早稻田柳右エ門紹介)(第一二六三号) 九二 亀山町の地域給引上げ請願川崎秀二君    紹介)(第一二六四号) 九三 江別町の地域給指定に関する請願(小川原    政信君紹介)(第一二六五号) 九四 鳴尾村の地域給存続請願塩田賀四郎君    紹介)(第一二六六号) 九五 嚴原町の地域給指定に関する請願(岡西明    貞君紹介)(第一二六七号) 九六 笠松町の地域給指定に関する請願(木村公    平君紹介)(第一二六八号) 九七 北海道地域給指定に関する請願伊藤郷    一君紹介)(第一二六九号) 九八 筑紫郡下の地域給指定に関する請願(池見    茂隆君紹介)(第一二九四号) 九九 福知山市の地域給指定に関する請願田中    伊三次君紹介)(第一二九五号) 一〇〇 水口町の地域給引上げ請願堤ツルヨ    君紹介)(第一二九六号) 一〇一 忠海町の地域指定に関する請願(中川俊    思君紹介)(第一二九七号) 一〇二 塩釜市浦戸地区地域給指定に関する請    願(佐々木更三君紹介)(第一二九八号) 一〇三 名古屋市の地域給存続請願赤松勇君    外二名紹介)(第一二九九号) 一〇四 観音寺町の地域給存続請願(田万廣文    君紹介)(第一三〇〇号) 一〇五 善通寺町の地域給指定に関する請願(田    万廣文紹介)(第一三〇一号) 一〇六 淡河村の地域給引上げ請願川西清君    紹介)(第一三二九号) 一〇七 草壁町及び西村外三箇村の地域給引上げ    の請願玉置實紹介)(第一三三〇号) 一〇八 土庄町の地域給引上げ請願玉置實君    紹介)(第一三三一号) 一〇九 池田町の地域給指定に関する請願(玉置    實君紹介)(第一三三二号) 一一〇 亀岡町の地域給指定に関する請願(前尾    繁三郎紹介)(第一三五〇号) 一一一 名寄町の地域給指定に関する請願(佐々    木秀世君外二名紹介)(第一三五一号) 一一二 忠海町の地域給指定に関する請願(平川    篤雄君紹介)(第一三五二号) 一一三 大竹町の地域給引上げ請願山本久雄    君外一名紹介)(第一三五三号) 一一四 明石市の地域給引上げ請願川西清君    紹介)(第一三五四号) 一一五 大宇陀町の地域給指定に関する請願(前    田正男君紹介)(第一三五五号) 一一六 十四山村の地域給引上げ請願(江崎真    澄君紹介)(第一三五六号) 一一七 丹陽村の地域給指定に関する請願(江崎    真澄君紹介)(第一三五七号) 一一八 佐屋村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三五八号) 一一九 永和村の地域給指定に関する請願(江崎    真澄君紹介)(第一三五九号) 一二〇 神守村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六〇号) 一二一 鍋田村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六一号) 一二二七宝村の地域給引上げ請願江崎真澄君    紹介)(第一三六二号) 一二三 稻沢町の地域給指定に関する請願(江崎    真澄君紹介)(第一三六三号) 一二四 中谷村外二箇村の地域給指定に関する請    願(塩田賀四郎紹介)(第一三六四号) 一二五 市江村地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六五号) 一二六 八開村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六六号) 一二七 飛島村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六七号) 一二八 美和村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六八号) 一二九 立田村の地域給引上げ請願江崎真澄    君紹介)(第一三六九号) 一三〇 電気通信職員級別俸給表制定に関する    請願平川篤雄紹介)(第一三九五号) 一三一 京都市の地域給指定に関する請願(大石    ヨシエ君紹介)(第一四〇七号) 一三二 柏町の地域給指定に関する請願松澤兼    人君紹介)(第一四一八号) 一三三 坂出市の地域給引上げ請願(田万廣文    君外一名紹介)(第一四一九号) 一三四 熱海市の地域給指定に関する請願(畠山    鶴吉君紹介)(第一四二〇号) 一三五 余市町の地域給指定に関する請願(小川    原政信君紹介)(第一四二一号) 一三六 丹生川村に寒冷地手当支給に関する請願    (岡田春夫君紹介)(第一四二二号) 一三七 鞆田村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二三号) 一三八 水沢村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二四号) 一三九 坂下村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二五号) 一四〇 中里村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二六号) 一四一 加太村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二七号) 一四二 柘植町に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二八号) 一四三 阿波村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四二九号) 一四四 桜村に寒冷地手当支給に関する請願(岡    田春夫君紹介)(第一四三〇号) 一四五 治田村に寒冷地手当支給に    関する請願岡田春夫君紹介)(第一四三    一号) 一四六 山郷村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三二号) 一四七 関町に寒冷地手当支給に関する請願(岡    田春夫君紹介)(第一四三三号) 一四八 白瀬村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三四号) 一四九 朝上村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三五号) 一五〇 立田村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三六号) 一五一 玉滝村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三七号) 一五二 阿下喜町に寒冷地手当支給に関する請願    (岡田春夫君紹介)(第一四三八号) 一五三 千種村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四三九号) 一五四 名張町外十五箇町村に寒冷地手当支給に    関する請願岡田春夫君紹介)(第一四四    〇号) 一五五 石榑村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四一号) 一五六 東藤原村に寒冷地手当支給に関する請願    (岡田春夫君紹介)(第一四四二号) 一五七 菰野町に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四三号) 一五八 上野市に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四四号) 一五九 古美村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四五号) 一六〇 白川村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四六号) 一六一 丸柱村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四七号) 一六二 椿村に寒冷地手当支給に関する請願(岡    田春夫君紹介)(第一四四八号) 一六三 野登村に寒冷地手当支給に関する請願(    岡田春夫君紹介)(第一四四九号) 一六四 武雄町の地域給指定に関する請願(永井    英修君紹介)(第一四五〇号) 一六五 土庄町の地域給引上げ請願成田知巳    君紹介)(第一四六五号) 一六六 仙台市の地域給指定に関する請願松澤    兼人君紹介)(第一四六六号) 一六七 鳴尾村の地域給存続請願松澤兼人君    紹介)(第一四六七号) 一六八 西脇町の地域給引上げ請願松澤兼人    君紹介)(第一四六八号) 一六九 北海道下地域給引上げ等に関する請願    (玉置信一紹介)(第一四六九号) 一七〇 山鹿町の地域給存続請願坂本泰良君    外一名紹介)(第一四七〇号) 一七一 大山村外五箇村の地域給引上げ請願(    堀川恭平紹介)(第一四七一号) 一七二 名古屋市の地域給存続請願外一件(田    島ひで君紹介)(第一四七二号) 一七三 西条町寺西地区地域給指定に関する請    願(中川俊思君紹介)(第一五二七号) 一七四 網走市の地域給指定に関する請願(林好    次君紹介)(第一五二八号) 一七五 佐賀市の地域給指定に関する請願(保利    茂君外三名紹介)(第一五二九号) 一七六 公務員給与改訂等に関する請願岡田    春夫君紹介)(第一五三〇号) 一七七 上野町の地域給指定に関する請願(久野    忠治君紹介)(第一五六一号) 一七八 常滑町の地域給指定に関する請願(久野    忠治君紹介)(第一五六二号) 一七九 相模原町の地域給指定に関する請願(岩    本信行君紹介)(第一五六三号) 一八〇 安芸津町の地域給指定に関する請願(中    川俊忠君紹介)(第一五八九号) 一八一 大河原・船岡両町地域給指定に関する    請願庄司一郎紹介)(第一五九〇号) 一八二 宇多津町の地域給指定に関する請願(田    万廣文紹介)(第一五九一号) 一八三 四日市市の地域給指定に関する請願(山    手滿男君紹介)(第一五九二号) 一八四 米子市の地域給指定に関する請願(稻田    直道君外一名紹介)(第一五九三号) 一八五 岡山市の地域給存続請願中原健次君    外三名紹介)(第一五九四号) 一八六 静岡市の地域給引上げ請願西村直己    君紹介)(第一六二二号) 一八七 留萌市の地域給引上げ請願玉置信一    君紹介)(第一六二三号) 一八八 宮崎市外四市二町の地域給引上げ等の請    願(田中不破三君外五名紹介)(第一六二    四号) 一八九 有度村の地域給引上げ請願西村直己    君紹介)(第一六二五号) 一九〇 嬉野町の地域給引上げ請願中村又一    君外一名紹介)(第一六四一号) 一九一 新宮村の地域給指定に関する請願(福田    昌子君紹介)(第一六四二号) 一九二 亀山町の地域給引上げ請願水谷昇君    紹介)(第一六四三号) 一九三 杷木町の地域給指定に関する請願外一件    (守島伍郎君紹介)(第一六五三号) 一九四 糸島郡下の地域給指定に関する請願(守    島伍郎君紹介)(第一六五四号) 一九五 宗像郡下の地域給引上げ請願外一件(    守島伍郎君紹介)(第一六五五号)     ―――――――――――――
  2. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 これより会議を開きたいと存じます。  委員長がおさしつかえでございますので、しばらくの間私が委員長の職務を代行いたします。御了承願います。議事に入ります前に、理事補欠選任についてお諮りをいたします。去る三月五日、理事松澤兼人君が委員辞任されましたので、現在理事一名が欠員となつております。この際理事補欠選任を行いたいと存じまするが、これは先例によりまして、委員長において指名いたすことに御異議ございませんでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 それでは松澤兼人君を再び理事指名いたします。     —————————————
  4. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 ただいまより、去る三月二日、当委員会に予備審査のために付託になりました国家公務員災害補償法案を議題といたします。政府より提案理由の説明を聽取いたします。官房長官。
  5. 岡崎勝男

    岡崎政府委員 ただいま議題となりました国家公務員災害補償法案の提案理由を御説明申し上げます。  国家公務員の公務災害に対する補償制度につきましては、従来公務員の身分、職種等によりまして、それぞれ異なる法令によつて行われたのでありますが、御承知のように、労働基準法施行のときから労働基準法等の施行に伴う政府職員に係る給与の応急措置に関する法律によりまして、これらの法令による給与を労働基準法に規定された災害補償の基準にまで増額して実施して参つたのであります。しかしながらこの応急措置に関する法律は暫定的のものでありまして、実施上不備の点も多く、当然恒久的な法律の制定が必要とされておつたのであります。しかして国家公務員法におきましては、人事院がなるべくすみやかに国家公務員の災害補償制度を研究して、その成果を国会及び内閣に提出すべき旨を定めているのでありますが、今回この規定に基きまして、人事院より具体的意見の提出があつたのであります。そこで政府におきましては、その内容を検討いたしました結果、おおむね妥当と認めまして、ここにこれを国家公務員災害補償法案として国会に提出して、御審議をお願いすることとなつた次第であります。  この法律案は、国家公務員が公務上負傷し、疾病にかかり、または死亡した場合に、国はその職員の使用者として、本人及びその遺族がそれによつて受ける損害を補償することを規定したものでありますが、以下その要点を御説明申し上げます。第一の点は、人事院が人事行政の一環たる補償の完全な実施の責任を負うものとして、人事院が指定する国の機関は、この法律、人事院規則等に従つて実施の事務を行い、人事院がその総合調整を行つて迅速かつ公正な補償の実施を確保しようとしたことであります。  第二の点は、補償の制度自体及びその実施につきまして、労働基準法、従つて又労働者災害補償保険法と均衡を保つことに努めたことであります。  第三の点は、補償の実施について異議のある者は、人事院に審査の請求をすることができるものとし、人事院がその審査に当ることといたし、もつて補償を受ける者の利益の保全をはかつたことであります。  以上申し述べました三つの点がこの法律案の眼目でありますが、このほか災害補償として支給される金品は非課税とし、また現行の労働基準法等の施行に伴う政府職員に係る給与の応急措置に関する法律、恩給法等の条文の整理並びに従前の関係法令の改廃を行うことにいたしました。  なお公務災害補償のための予算につきましては、昭和二十六年度分として国会において御審議になつておりました昭和二十六年度予算案に一般会計及び特別会計合せて二億七千万円を計上いたしておる次第であります。  何とぞ愼重御審議の上、御賛成あらんことをお願いいたす次第であります。
  6. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 これにて提案理由の説明は終了いたしました。本案に対する質疑は一時延期いたします。     —————————————
  7. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 次に本委員会に前回の委員会以後付託となつておりまする請願の審査を一括して行いたいと思います。  この際請願審査の方法についてお諮りいたしまするが、前会以後本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に掲載してありまする通り合計百九十五件でありまするが、まず請願紹介議員またはその代理者より請願の説明を聽取した後、政府側の意見をただし、それについて質疑または御意見があれば承るというような方式で審査を行い、請願についての可否の決定は後刻一括して行いたいと存じますが、この取扱いに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 御異議がなければそのようにいたします。  それでは請願の審査に入りますが、紹介議員その他の都合によりましては日程の順序を委員長において随時変更して審査をいたすことがありまするから、あらかじめ御了承を願います。まず日程中第四五、第五一ないし第五四、第六一、第八〇は同一議員の紹介にかかる請願でありまするので、一括議題といたしまして紹介議員の説明を聽取いたします。紹介議員有田喜一君。
  9. 有田喜一

    有田喜一君 ただいま議題となつておりまするところの町村は、すなわち兵庫県篠山町及びその近村の城北村外三箇村、同じく兵庫県の味間村、古市村、日置村、福住村並びに温泉町湯細田地区及び山口村、これらの町村に対しまして地域給指定を仰ぎたいのであります。なるほど終戰直後の状況におきましては、これらの町村が京阪神地区と主食の点において多少の差異があつたのでありますが、最近の食糧事情から見まして、主食の価格もほとんど京阪神方面と差異がない状態に相なつておるのみならず、自由物資の関係では、日用雑貨品はむしろ京阪神方面よりもこれらの町村の方が高き状態でありまして、阪神方面までこれらの町村の人々は日常雑貨品を買出しに行く状態であります。しかるにこれらの町村は、ある一部のところは最低給の五%の地域給をもらつておるにすぎず、他の大部分はまだ地域給の恩典に浴しておらないのであります。承りますれば今回政府におかれましては地域給の全面的改訂があるやに承知いたすのでありますが、これらの町村の実情をよく御考慮くださいまして、ぜひとも地域給の恩典に浴するように御配慮あらんことをお願いする次第であります。  篠山町は有名な丹波の篠山でありますが、この町は非常に物価の高いところであるのみならず、一般の町と違いまして、町の中の町でありまして、郡部というか、農村部落を一つも持たない町であります。普通ならば、町があつて、周辺に農村部落を持つて町の形成をなすのでありますが、ここは大きな町があつて、そのもう一つ町の中が篠山町になつておるのであります。従いまして篠山町に地域給を現在五%、それ以上のものをぜひ与えてやつていただきますとともに、少くとも篠山町の町続きであるところの城北村外三箇村に対しまして、町続きのところは篠山町並に地域給をお願いしたいのであります。  な味間村はいわゆる篠山町の玄関でありまして、篠山口駅なるものがあるところでありまして、これがまた篠山町に非常に接近した村であります。なお古市村、日置村、福住村、これは同じく篠山町の周辺の村でありまして、篠山町並みに行かなくても、少なくとも最低五%の地域給の恩典に浴するようにお願い申し上げたいのであります。  温泉町は但馬でありますが、浜坂町から行くところでありまして、有名な温泉のあるところであります。京阪神方面より浴客がたくさん常に参つておりまして、物価の相当高いところであります。すでに第一四次の地域給指定のあつた際に問題にされて、まさに決定せられんとしておつたところでありますが、政府の都合によつて地域給指定が遅れて、今日まで何らの恩典に浴さずに来ております。その特殊事情もよく御考慮くださいまして、お願い申し上げたいのであります。  山口村は生野町の隣の村でありまして、太平鉱業の神子畑鉱山のあるところであります。鉱山労働者は購買部の組織によりまして、日用品、雑貨品も相当有利に買えるのでありますが、その組織に漏れておるところの町村役場の吏員、あるいは郵便局員あるいは駅員その他の官公吏におきましては、組織網をもつてのやすい日用品を買うすべもないのでありまして、よくこの事情も御考慮下さいまして、地域給の恩典に浴するようにお願いしたいのであります。  以上はなはだ簡單でございますが、今日のこれらの地域のおける官公吏の生活状態をよく御考慮願いまして、今回御改正の際、ぜひともこれが地域給の恩典に浴するように、本委員会におかれましてもこの請願の趣旨を了とせられまして、御採択あらんことを特に念願いたしまして、私の御説明を終りたいと思います。
  10. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 ただいまの請願について政府側の御意見を聽取いたします。
  11. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 地域給につきましては、人事院におきまして、この原案を慎重にただいま作成いたしておりまして、大部分につきましては大体の事務的な案の骨子を得ておるのでありますけれども、なお大都市周辺地域でありますとか、あるいは特定の事情がありまするところにつきまして、ただいま研究を進めておるのであります。個々の地域につきましてただいま御意見を申し上げるということは適当と考えませんので、十分お話の点は伺いまして、われわれ作業を最後的に進めるために、いろいろ検討いたしたいというふうに考えております。
  12. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 何か御質疑はございませんか。
  13. 有田喜一

    有田喜一君 人事院の御当局もよく事情は知つていただいておると思いますが、私は、地域給というものは、現在のようにあまり大都市と農村方面の中小都市との差を大きくすることは、よほど愼重に考えてもらうべき問題だと思う。地域給のはなはだしき相違があるために、学校の先生のごときも、異動をやる場合に非常に困難をしておる。将来地域給はできるだけ差を少なからしめて、そうして広く浅く全地域地域給が及び、また最後の段階としましては、むしろ給与ベースを根本的に改訂されまして、そうして地域給をだんだんと少からしめるというような方向をとつていただきたい。しかし実際問題といたしましては既存権を尊重しなければなりませんので、人事院はこれらの根本的の改善案を持たれまして——つきましては、これについて原資もいるでありましようが、よく御検討くださいまして、今申しましたような方針によつて、地域給を漸進的にだんだんとよりよきものに改訂し、最後にはかようなものは廃止するような方針に進まれんことを特に念願いたして、先ほど申しましたこれらの地域に対しましても、特別の御考慮を賜わらんことを重ねて念願しまして、終ります。
  14. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 それでは次に移ります。日程第三七、第四一並びに第一一〇を一括議題といたします。紹介議員前尾繁三郎君。
  15. 前尾繁三郎

    前尾繁三郎君 ただいま政府の御答弁で、あるいは同様の御答弁に相なると思うのでありますが、簡單に私の紹介いたしております福知山市、綾部市、亀岡町の地域給について請願の趣旨を御説明申し上げます。  福知山市につきましては、同様な例が舞鶴にもあるわけでありますが、御承知のように福知山市は連隊のあつたところであり、舞鶴も軍港のあつたところでございます。従つて以前に御調査願いました物価指数等は、相当高いものが出ておつたのであります。その後軍港廃止あるいは連隊廃止というような関係で、一時諸物価が下つておつた時代もあるのであります。ところが最近は御承知のごとく、予備隊あるいは海上保安隊というようなものが設置されて参りまして、以前と同様に物価の指数は高く相なつておるのであります。おそらく最近給与の改訂をされる場合におとりになるCPSは、現在の実情には沿わぬものになつているのではないかということをおそれる次第であります。最近の事情をぜひ十分御調査願いまして、実情に沿つた地域給を御指定願うようにお願い申し上げたいと思うのであります。もちろん京阪地方からいろいろなものを買い出さなくちやならぬというような関係にありますので、そういうような事情もあり、かたがた今申し上げたような事情で、従来の地域給を引下げるというような問題は、御調査願えば解消するものであると確信いたしておるのであります。十分実情に沿つた地域給を御指定願いたいということであります。しかるところ綾部市につきましては、従来から福知山、舞鶴に比べますと、一階級下に見られておつた、またあるいはそれが当時は実情に即しておつたのかもわかりませんが、しかしその当時でも、まつたくそう事情は違わないと考えているものでありまするし、なおまた市制をしきまして、福知山市と舞鶴市とまつたく隣接になつて参りました現状から考えますと、その中間の綾部市だけが低くなつておるということに非常な不合理を感じる次第でありまするし、なおまた実際に御調査願いましたならば、物価指数もあまりかわらぬということに相なるのじやないかと思います。あるいはいろいろ推定の資料などによりますと、低い資料が出ておるのじやないかということも考えられるのでありますが、実際に御調査願えれば、その点も十分おわかりになると思うのであります。なおまた亀岡町について申しましても、京都市から考えますとほとんど郊外に相なつておる次第であります。京都市の郊外ということでお考えを願つて参りませんと、また近い将来に特別市というような問題が起りましても、おそらくこれは京都市の中に入るものと考えられるのであります。そういうような点から申しましても、あるいは実際にお調べを願えれば、必ずや私は妥当な結論が得られるのじやないかということを考えておりますので、ぜひ十分実情を御調査願いますと、京都府下のこの三市のみではなく、京都府下全般について同様なことがあるいはいわれるのではないかと思うのでありますが、先ほど申しましたように、従来と事情がかわつていないということ、あるいは事情がかわつて引上げを要するというような点について御了解を得たい、かように考えましたので、こういうような請願をいたした次第でございます。どうぞよろしく御調査の上、御採択を願いたいと思います。  なおまた人事院の方にも重ねて申し上げまするが、單なる形式的な調査ではなしに、十分実情に沿つた御調査を願いたいということを申し上げまして、私の紹介の趣旨の説明を終りたいと思います。
  16. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 ただいまの請願について、政府側の御意見を承りたいと思います。
  17. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 先ほど有田議員に御説明申し上げましたように、人事院といたしましては、現在最後的な検討をいたしておりますので、必要があるものにつきましては、実地調査等も従来相当いたしたのでありますが、今後におきましても、問題があるところにはいたしたいと考えております。従来の地域給というものをCPSに沿つて申しますと、あるところは下げなければならぬというところもありますが、もともとCPSというものの価値にも限界がありますので、やはりある程度の誤差というようなものは見込まなければならないというようなこともありまするし、いろいろな事情がございます。また従来得られておりました地域給を、全体の額においては下らないといたしましても、なおかつ給与水準のあまり十分でない現在におきまして、それを下げるというようなことは相当問題があろうかというふうに存じております。われわれの作業はでき得ればこれを従来の地域給から下げたくない、従来と申しますのは昭和二十六年一月以降施行の分でありますが、そういう方針で作業を進めておりますので、一言つけ加えて申し上げたいと思います。
  18. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 何か御質疑はありませんか。——それでは次に移ります。
  19. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 日程第一三、第七八、第七九、第八一、第八七ないし第八九、第一三二、第一六六ないし第一六八を一括議題といたします。紹介議員松澤兼人君。
  20. 松澤兼人

    松澤委員 簡單に申し上げます。日程第一三の浦河町の地域指定でございますが、これは浦河町は北海道における道庁の支庁が存在しているただ一つの町でありまして、物価が非常に高く、大部分は漁民でありますが、その海産物は主として大きな取引によりまして道外に出て行くというようなことで、海産物自身もなかなか一般の消費者の手に入らないというような状態でありますし、食糧はもちろん不足しておりますので、特に浦河町におきまして、適当な地域給をつけていただきたいという請願であります。  次は第七八でございますが、室蘭市の地域給引上げ請願であります。御承知のように、室蘭は製鉄関係の大きな工場がたくさんありまして、物価が非常に高く、生活が非常に困難を極めているということで、ぜひとも適当な地域給をつけていただきたい、こういう趣旨の請願であります。  次の福井県下の地域給引上げ請願であります。これはCPS等の調査によりますと、北陸、東北方面におきましては、一般に相当指数が低くなつておる関係がありますが、しかし個別に当つて見ますと、それぞれ理由がありまして、たとえば福井県の場合は非常に機業が盛んでありまして、そのために物価が非常に高くなつている。従いまして單に特別CPS等の調査だけでなくて、実際に物価がどういう状態にあるかという点を十分に検討していただきたいというのでありまして、たとえば福井、敦賀、武生の各市を四級地以上に指定してもらいたい。それから鯖江、小浜、大野、芦原、神明、三国、勝山、丸岡各町を三級地以上に、春江、金津町外六箇町を二級地以上に指定していただきたい、こういう請願であります。  次の第八一は小野田市の地域給指定でありますが、小野田もまたセメントその他重要産業の工場がたくさんありまして、物価が非常に高いので、他の都市と均衡のとれた地域給指定をしてもらいたいという趣旨であります。  それから八七でありまするが、これは岐阜県の神岡町であります。神岡町は東洋最大の鉛、亜鉛の産地でありまして、鉱山労働者が多数生活しているのでありまするが、そのために物価が高く、一般公務員は非常に困つているから、一割以上の勤務地手当を支給していただきたい、こういう趣旨であります。  八八の岐阜市の地域給請願は、特別CPSの調査が五月と十一月に行われているのであります。この五月、十一月という月は岐阜市としては非常に生活力の減退した時期でありまして、四月は非常に大きな祭礼があるために五月は購買力が減つている。あるいは十一月は農繁期の終りであり、かつ十二月に相当大きな購買もしなければならないという時期で、十一月はやはり購買力の低い月でありますので、單なる特別CPSだけの調査によらず、実態に基いて名古屋と同様の地域給指定していただきたい、こういうわけであります。  それから八九の高山市の請願でありますが、古くから高山市は政治、文化の中心地でありまして、消費都市として知られているところであります。商品は主として名古屋、岐阜の方面から、あるいはまた富山の方面から入つて来るので、運賃その他を考えて、物価はどうしても高くなつて来る。従つて特別消費者価格だけでなく、実際上の物価の状態をよく調査の上、四級地に指定されたいという請願であります。  それから一三二の柏町の地域給請願でありまするが、この千葉県の柏町は、最近東京都の郊外の住宅地として非常に人口が増加しておりまして、そのために物価は非常に高くなつているというので、適当な地域給をつけていただきたいという請願であります。  それから一六六の仙台市の地域給指定であります。先ほども申し上げましたように、特別CPSの指数だけでいいますと、仙台も一般に指数が低く出ているのでありますが、実際上は必ずしもそうではなく、多少主食の点において安いものもありますけれども、一般の日用雑貨は相当高いから、従前通りの地域給指定していただきたいという請願であります。  それから一六七の鳴尾村の地域給存続請願でありますが、これは現在では西宮市に合併になつておりまして、それ以前は阪神間における唯一の村であつたわけであります。今回西宮市に合併になりましたので、請願の趣旨は多少違つているかと思いますが、従前最高の三割、現在二割五分地域給をつけてもらつているのでありますが、その地域給を存続していただきたいということであります。  それから一六八の西脇町の地域給の引上げでありますが、西脇町は兵庫県多可郡にある町であります。御承知のように、戰前もそうでありましたが、戰後は機業の中心で、非常に景気のいい町でありまして、特別CPSの数字も、東京を一〇〇にした場合に、一〇〇以上の数字が出ていたと記憶するのでありますが、そういう関係もございまして、ぜひ調査にふさわしい地域給をつけていただきたいという請願であります。  大体以上であります。
  21. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 政府委員の意見をお聞きいたします。
  22. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 ただいまの松澤さんの御説明、いろいろたくさんあるのでありますが、なかにはわれわれの方ですでに手をつけておるものもあります。またお申出の件につきまして、今後とも時間の許す限り準備を進めて参りたいというふうに考えております。
  23. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 御質疑はありませんか。——では次に移ります。
  24. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 日程一八五、中原君。
  25. 中原健次

    中原健次君 私は私の紹介いたしましたのが一件と、今日の余儀ない用務のために出席いたしておりません岡田春夫君の紹介いたしました三十二件を代理いたしまして御説明申し上げたいと思います。  まず第一番に、本日の請願の第一二にございます小樽市の地域給指定に関する請願でありますが、これは今回の地域給の改訂に伴いまして、あるいは従来支給されておりました給率が引下げられるのではないかという心配を多分に持つておるところから、この場合そういうような措置になることなく、従来小樽市の望んだように、甲地としての二〇%の地域給を支給されておりましたので、その現状を必ず割ることのないように維持していただきたい、こういう請願の趣旨であるわけであります。小樽市の現況につきましては、請願書に詳細にこのことを御指摘申し上げてありますので、請願書を中心に十二分の御検討を賜わりまして、少くとも二〇%の現状維持を御配慮いただくことを懇請申し上げます。  第二は、一三六以下二十八件でありますが、これは従来寒冷地手当を支給されていなかつたこれらの寒冷地が、請願書の中に詳しく御説明申し上げておりまするような実情のもとに、最も近い機会に寒冷地手当を支給していただくことのできまするように御配慮が願いたい。これは三重県下の関係各町村でありますが、たとえばこの中の一つをとつて申しますると、三重県の員弁郡丹生川村等におきましては、現在も物価の程度が非常に高いばかりか、非常に気温が低くございまして、雪なども毎年四十センチあるいは六十五センチなどの積雪量を見ておるような状況であります。従いまして兒童が登校いたしまする場合にも、非常な交通困難のためにしばしば臨時休校をしなければならなかつたというような実情もあるわけであります。ことにその間の交通等につきましても、非常に不便な土地でありまするので、交通費も大量にかかるし、あるいは風や雪その他のために、電線等の故障あるいは停電などの関係で、ろうそくとか、あるいは石油代とか、いろいろなものを必要とする状況にあるわけであります。従いまして寒冷地としての条件を十分具備しておるものと考えますので、以下各関係二十八箇町村の実情をお汲み上げいただきまして、寒冷地手当の支給のできますように御配慮が願いたいと思うのであります。  その次に一七六でありますが、これは公務員給与改訂に関する請願であります。この請願の趣旨につきましては、いまさらここで問題にいたしますることも不用なほどに、朝鮮動乱以後日本の全般にわたりまする経済状況の変動に伴いまして、あらゆる物資の価格が非常に高騰いたしましたことにつれまして、当然国家公務員その他万般の公務員につきましても、今日の給与の基準ではとうてい人たるに値するどころか、明日の任務につくすことさえ十分の用意ができないという実情であります。従いまして、この機会に人事院当局におかれまして、公務員給与改訂に関する勧告を発していただきたい、こういうお願いの筋なのであります。この請願書によつても御理解いただけまするように、現在の物価あるいは生計費の実情というものが、どのように低く推算いたしましても、一万二千二百円を最低限度として給与額の御決定を願つたという実情に到達しておるわけであります。なおきようまでの間の時間のずれもありますので、その間の補填のためには、生活補給金の臨時支給を御配慮願いたい、こういう筋合いになつておるわけであります。この趣旨につきましても、本請願書の説明その他いろいろな参考文書を十分御判読いただきたいと思います。なお人事院当局におかれましては、すでにこのことについて十分お気づきでもございまするし、またCPS等によりましても、このことは否定することのできない実情にありますので、そういう諸点を御勘案くださいまして、ひとり政府の統計だけじやなく、一般民間各機関の研究調査に基きましてもわかりまするように、もはや寸時の猶予なりがたい状態にあるわけでございます。この点を御賢察たまわりまして、給与ベースの引上げ改訂のために積極的な御努力を賜わりたいと思うわけであります。  最後の第一八五号でありますが、これは岡山市の地域給存続に関する請願であります。この請願書は私外三名、すなわち若林義孝、苅田アサノ、黒田寿男、四名の連名紹介になつておる案件であります。岡山市は御熟知をいただいておりますように、中国地方における要衝の地点であるばかりか、海を隔てまして四国との非常に緊密な関連がある地であります。従来岡山市は、生産都市でなく消費都市であるという一つの特徴もございますので、公務員の給与事情については、とりわけ深い理解を賜わらなければ、岡山市に勤務いたします公務員はとうてい十分の働きをすることも困難な実情に置かれておるわけであります。この請願の趣旨といたしましては、今回のベース改訂に伴いまして、地域給の切下げ部分が本俸に繰入れられることになりまして、このことにつきましてはもちろん異存がございませんで、むしろこのような措置は当然だと考えるのでありますが、この機会に実質賃金の引下げになるようなことのないように十分の御配慮が願いたいというのが第一項であります。  なお岡山市の請願といたしましては、そのような御取扱いの基礎としては、あくまで科学的かつ合理的に実態の調査を願いたい。そうして現在将来にわたりまして、全国他都市との均衡を失うことのないように御処置を煩わしたい。さらにその観点から、岡山県が従来までしばしば誤解されておりました一点を指摘いたしたいと思うのであります。と申しますのは、岡山は米産県である、そういうことのために、生活費も高くかからないであろう、こういう先入観が長い間支配いたしておりました。しかしそれはとんでもない逆の見解でありまして、もちろん岡山市の外における農作地におきましては、相当優秀な米を生産することは間違いがありません。従つて俗にいわゆる備前米と申しまして、非常に優秀な米をつくりますだけに、それだけに今日のような統制のもとにおきましては、しばしば巨大なる消費地から岡山県に向けて米の買上げ——はなはだ芳ばしくないことですが、やみ取引が非常に盛んでありまして、ために隣接の京阪神地方を初めとしまして、岡山県の米を買付けるという状況が活発でありまして、そういう関係から、むしろ岡山県下の最高の消費地であります岡山市といたしましては、やみ価格が非常に高くなつて来るという必然の条件に置かれておるわけであります。そういう関係から、米産県などという見解は、巽はその逆の結果を来しておるということを御理解賜わりたいのであります。従つて生活費は安いというよりは、むしろ高いという現状に、おかれておるということを御理解願いたい。なお生計費のおもなる部分を占めておりまする主食という部分だけでなくて、その他の生活必需物資におきましても、岡山市のそういつた性格から、非常に気分的に物が高くなつて来るという現象があるわけであります。と申しますのは、京阪神の影響というものが非常に敏感に反映いたしまして、そうして不自然な物価の上昇という線が強く出て参つておるわけでありまして、こういうことは、岡山市の実情をつぶさに御検討いただきますれば御理解がいただけるわけなのであります。実はこのことにつきましてはいまさらではございません。給与問題をかつて大蔵省が管掌いたしておりました当時、大蔵省給与局におきましても、そういつた岡山市を中心とする岡山県の実情については、大体の御理解が願えておりました。従つてそれまで岡山市を中心とする岡山県下の各都市の地域給が非常に低きにおかれ、あるいは地域給が全然設定されておらない都市がたくさんあるわけでございますが、そういう実情について、その間の認識のあやまちが十分指摘されまして、これは考え直さなくてはいけないという実情に、もはやなつておつたわけであります。ところがたまたま大蔵省の所管事項である給与問題の取扱いが人事院に移管されましたその瞬間に、この問題を解決することができないままに実は延びておつたわけであります。そうしてようやくここに今到達いたしておるわけであります。そういうことが一つのバツクになりまして、依然として岡山市に対する認識が低いのではなかろうか、こういうことを岡山市の公務員諸君は非常に心配しております。従いまして是正されたはずの認識を、必ずそのままにお取次ぎが願いたい、こういうのがこの請願の最も気づかう点なのでありまして、従つてこれが請願の趣旨なんでございます。もちろん岡山市は甲地の取扱いになつておりますが、今度のように段階がかわつて参りますと、あるいは意外に低いところへ押し下げられてしまうのではなかろうか、こういうことが気づかわれておるわけであります。従いまして、これは單なるエゴイズムから出発して、いわゆる多くの給率をもらうという考え方ではありません。岡山市におけるそういつた実情が、やむを得ずこのことを訴えさして泊るわけでありまして、今度の改訂にあたりましても、少くとも従来の二割という線は絶対に確保していただきますことができまするように、このことをお願いするわけであります。しかも岡山市は御存じのように、これもまた戰災都市の一つでありまして、これを立て直して参りますためにも、市民は非常に困難をいたしております。またなおかつ回復も十分運んでおりませんし、遅々としております状況から、焼かれた家、焼かれた住宅もまだ放置されたままで、生活物資の補給もいまだにつかない状態におることを御理解賜わりたいと思うのであります。  なお基礎資料として常に引用されますCPSの問題でありますが、われわれはCPSを軽く見ようというのではありません。しかしながらこれはもはやたいていの皆さんがお気づきのように、CPSの計数必ずしも正確を期しておるとはいいがたい点があるわけであります。そこでこのCPSの調査の基礎となつておりまするあらゆる素材がさらに再検討されて、少くともCPSにたよればすべての物価、生計の状況がわかり、妥当適切に把握することができる、こういうことのできるように、CPSの基礎的な内容を固めていただきたいということを私どもは願うのであります。従つてそれだけに、今日のこの瞬間における御決定の基礎資料としてCPSに大きく依存されるということは、実情を把握しがたくなるおそれがあるのではなかろうか、こういうことを私は気づかうのでありまして、この点もあわせて御判断が願いたいと思います。  最後に、岡山市といたしまして特別なことがございます。それは岡山市に昔編入いたしました福浜、宇野、この地区が実は岡山市並みの扱いを受けておらないという矛盾があるわけであります。この福浜あるいは宇野という地区が編入になりましたのは、今からたしか二十三年前になるかと思うのであります。編入後二十数年を経過いたしました今日、依然としてこの地区が岡山市の取扱いのらち外に置かれておるということは、たとえばこの二地区に転勤など命ぜられました場合に、公務員としては非常に迷惑を感ずるのであります。同じ条件の中における福浜、宇野の地区において、勤務地手当が低い。こういうことはとんでもない実情との食い違いなのでありまして、これはこの機会に必ず是正していただくことのできまするよう、従いましてこの福浜、宇野地区をあらためてここに岡山市全般の給率の中に確実に繰入れを賜わりたいと思うのであります。  以上の趣旨を御説明申し上げまして、何とぞ当局の適切なる御判断によりまして、これらの諸請願に対するお取扱いを賜わりたいと思うのであります。
  26. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 政府側の意見をお聞きいたします。
  27. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 ただいまの御請願でありますが、この問題につきましては、われわれ目下作業を進めておりまして、従来二十五年度の決定というものは大体従前の線を踏襲いたしておつて、わずかの変更をいたしたのであります。現在におきましても、必ずしも適正な区分でないというふうにわれわれ考えておりますので、二十六年度におきましてはさらに一歩を進めまして寒冷地域の再区分をいたそうということで、目下準備を進めております。この問題は地域給の問題が片づきましたら、なるべく早くやりたいというふうに考えて、作業を進めておる次第でございます。  次に公務員給与ベース改訂の問題につきましては、昨年の五月以降におきましていろいろ物価の上昇などがあつたことはすでに御存じの通りでありますが、ただわれわれといたしましては、卸売物価でありますとか、あるいは小売物価の指数等もいろいろ出ておりますけれども、人事院で策定いたしております標準生計費、いわゆるマーケット・バスケットというものの価格の変動を一番重視いたしておる次第であります。昨年の十一月ごろまでにおきましては、いろいろ季節変動等も考慮して考えますと、世にいわれるほどの上昇はなかつたのではないかというふうにわれわれ考えておつたのであります。その後十二月、一月と研究を進めております。それで必要があれば、なるべく早い機会に勧告ができ得るように、事務当局といたしましては諸般の準備を進めておる次第であります。もつともこのことは、人事院におきましては人事官の会議、すなわち人事院会議でその必要性を認めました際に勧告をいたすということになるのでありまして、事務当局といたしましては人事官が判断いたしますのにさしつかえないように、資料をたえず收集整理、また調整いたしておる次第であります。そのように御承知願いたいと思います。  それから地域給の点につきましては、お話のありました点で、先ほどもお答え申したと思いますが、われわれは従来、すなわち二十六年の一月以降の率を下げるような措置はなるべく避けたいということで、それが一つの方針になつて、人事院といたしましては作業を進めておることを御承知願いたいと思います。  さらにある特定の市が、その周辺との関係でどういうふうであるかという問題につきましては、これまた細心の注意をいたしまして調査いたしております。あるものにつきましては、その市以外の隣接地域を含めて考える必要があるものもありまするし、またあるものにつきましては、市の中で区分する必要のあるものも起きて来るわけでありますか、そういうことにつきましては、ただ従前の例によるということでなくして、真にどのような必要性があるかということは、各種の観点から詳細にわれわれの方としては研究いたしておりますので、そのことを申し上げておきたいと考えます。
  28. 中原健次

    中原健次君 一言お伺いしておきたいのです。これは給与の決定の基準になる資料の問題でありますか、もちろん人事院におかれましても、その統計に主たる基礎を置くということは当然だと思います。しかし最近民間のあらゆる統計も非常に完備して参りました。従つてこれもまた注目すべき資料が多々あるわけであります。たとえば東洋経済のものなども、かなり周到な資料に基く調査がなされておるようであります。その他数々あることは御存じの通りであります。これら民間の資料は、こういう場合にまつたく資料として参考になさらないのか、それともかなりそこにも資料的価値をお認めになつておるのか、このことについて一言お聞きしておきたいと思います。
  29. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 人事院が作業をいたします際に、いわゆる標準生計費、マーケツト・バスケツトを基礎にするということを申し上げたいのでありますけれども、また一方民間の公務員と同様の職務に従事いたしております従業員の給与がどうなつておるかということは、これはやはり一つの大きな資料になつておるのであります。この問題につきましても、現在民間で出ております資料で、それを全部的に使い得るというような資料は、われわれ今まで見あたつておらないというふうに考えております。現在一般に政府で発行されております資料にも満足すべきものがない、従いましてやむを得ず、人事院は自分でこれを作成するということを従来やつて参りました。将来におきまして、あるいはわれわれの使い得るようなものがほかのところでできますれば、これはあるいは使うようなことになるかと思います。現在のところはやはりやむを得ませんので、人事院みずからこれを調製して使うということになつております。ただ民間の東洋経済の資料でありますとか、日銀の指数とか、いろいろなものがありますが、これはもちろん資料としては参照いたしておりますが、全部的に俸給表を組み直す基礎資料としては使い得ない、こういうふうに考えております。
  30. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 次に日程第一三〇、電気通信職員級別俸給表制定に関する請願につきまして、平川君の代理といたしまして、松澤兼人君より御説明願います。
  31. 松澤兼人

    松澤委員 日程一三〇の電気通信職員級別俸給表制定に関する請願でありますが、請願者は東京都千代田区大手町二丁目一番地全国電気通信従業員組合中央執行委員長久保等君であります。この請願の要旨は、電気通信職員の現業に従事している人たちは、その業務の複雑あるいは困難という点から、相当長年月の経験を必要とする特殊なものである、こういう前提に立ちまして、特別の俸給表が必要であるということであります。この特別俸給表に関しましては、法律二百九十九号の四条におきまして、民間の同一職種と均衡がとれていなければならない、あるいは国鉄、専売職員の給与等をも十分に考慮して定められなければならないということになつている。御承知のように、これまで郵政、電通の現業に従事していた職員のうちで、調整号俸が支給されておつたのでありますが、これが昨年末の給与改訂で、その調整号俸がほとんど半減しているというような状態にあるのであります。根本的に言いまして特別な取扱いをしなければならないところ、せつかくつけられておりました調整号俸も圧縮されてしまつたというようなことになつておるのでありまして、従いまして有能な職員が昇給、昇格の頭打ちの状態となり、かつ民間の同一職種の人たちとの間に相当大きな懸隔を生じて参つておりますし、また国鉄、専売に比しまして、二割以上の賃金の開きができて、電通職員は不当に低い賃金を強制されているという形になつている。大体この職員はほとんど身分的あるいは職階的に申しまして、いつまで勤めておりましても、課長であるとか、あるいはその他職階的にいつて昇進の道がないというような状態になつておりますので、現在の給与の不公正を是正するために、級別特別俸給表を制定していただきたい、こういう趣旨であります。この点は電気通信職員ももちろんでありますが、同時に郵政職員の現業に従事する人たちの間にもやはりそういう要求があるのでありまして、元来ならば郵政、電気通信というような官庁は現業官庁でありますし、現業職員であるというので、特別の取扱いをしなければならない。あるいはさらに議論をしますならば、これらの現業職員は一般公務員のわくからはずしてしかるべきであるという議論も成り立ち得るのであります。その根本的な問題は別といたしまして、少くとも国家公務員であるということであるならば、現業職員たるの特質を考えて他の特別俸給表を持つている人たちと同じように、特別な俸給表を新しくつくることが必要ではないか、こういうことが言えると思うのであります。この請願は、電気通信職員に対する級別俸給表を新しくつくつてもらいたいという請願なのでありまして、この点はひとつ御考慮願いたいと存じます。
  32. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 請願の御趣旨はまことにごもつともであるというふうに感じます。人事院といたしましては、この問題を取上げて研究を進めたいと思いますし、現にすでにその研究は進んでおるのでありますが、職階制に基きます給与準則というものをわれわれは近く設定しなければならない。給与ベースの改訂とそれが同時になりますか、あるいは時期が少々遅れますか、いずれにいたしましても、職階制に基く給与準則というものをわれわれは非常に早期につくらなければならないことになつておるのであります。この給与準則におきましては、現業職員の特殊性はもちろん職階制に基いてあるわけでありますから、こういうことを十分反映した俸給表をつくる必要があると考えております。電気通信職員の方から御要求のありますところも拝見いたしておりますけれども、なおわれわれといたしましては、現業の特殊性を十分考慮いたしまして、たとえば級の中における俸給の幅を相当広くするというような考慮をしなければならない、これは電通だけではございません。郵政職員についても同様でありますし、また研究職員でありますとか、あるいは教育職員というような方々、そういう官職につきましても、その実情に合うような俸給表をつくらなければならないと考えておりまして、この点については目下作業を進めております。近く給与準則というものの成案を得たいと考えておる次第でございます。  なおつけ加えて申し上げますが、従来いわゆる奨励給というような制度は公務員には認められていなかつたのでありますが、現業職員のある種のものにつきましては、そういう制度もまた必要ではないかとわれわれは考えておりまして、この点もあわせて研究を進めたいと思います。
  33. 松澤兼人

    松澤委員 関連いたしまして、ただいまお話のありました研究職員でありますが、こういう研究職員の職階制による給与準則というものは、職階というものが具体的にきまらないうちは、級別特別俸給表とかあるいはまた人事院指令による俸給表とかいうような、暫定的な措置はできないものですか。あるいは暫定的に一応何かの形で調整して、それから給与準則に持つて行くというようなことになりますか、その点ひとつお伺いいたします。
  34. 瀧本忠男

    瀧本政府委員 今松澤先生の言われました点もわれわれ十分考えておるのであります。もし給与準則が非常に遅れるようなことがありますれば、そういう方法をとらなければならないのではないかと思つておりますが、今の見通しとしては、比較的順調に進んでおるというふうにわれわれは考えておりますので、その方で考えたいと思つております。なおついでに研究職員等の職級の設定等につきましても、学術会議等の意見も十分聞きまして、大体話がついておるのであります。こういう研究職につきましても、職級明細表を作成し得る段階にあります。従いまして、そういうものを基礎にいたしまして、給与準則というものをつくつて行きたいと考えております。
  35. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 本日の日程中残余の分につきましては、その趣旨は文書表によつて十分了承しておりますので、紹介議員の説明聴取は省略いたし、ただちに本日の請願日程全部につきまして委員会の意思を決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 御異議なしと認めます。  それではただいまより請願の採否を決定いたします。本日の請願日程中第一ないし第一七五、第一七七ないし第一九五の各請願は、いずれもその趣旨は妥当と認められますので、これらの各請願はいずれもこれを議院の会議に付し、採択の上、内閣に送付することを適当と認めるよう議決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 御異議なしと認めます。よつてさように決定をいたしました。  なお日程第一七六は採否の決定を延期いたします。  なお当委員会あてに多くの陳情書が参つておりますが、この趣旨はいずれも妥当と認められますから、これを内閣の方に送付いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  38. 田中重彌

    田中(重)委員長代理 ではさように決定いたします。  この際国家公務員災害補償法案の参議院審査の経過を待つために、暫時休憩をいたします。なお再開は放送をもつてお知らせいたしたいと存じますが、参議院において法案が本日中に議了しない見込みがつきました際には、委員長において休憩のまま散会の措置をとることといたします。  これにて休憩をいたします。     午後零時四十七分休憩      ————◇—————     〔休憩後は開会に至らなかつた〕