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東政府委員 おそらくただいまお答え申し上げましたのが、御
質問のうちの半面であ
つたかと存じますが、なおこういうふうな面もあると存ずるのであります。
あん摩、はり、き
ゆう等になるのに、
養成所を五年どうしても経なければ、それになれない。そうすると、かりに
高等学校を卒業した人が、
あん摩、はり、き
ゆうをやろうと
思つても、それから五年もやらなければならぬのじやないかということも
考えられると思いますが、この点につきましては、普通の
高等学校を出て、それから
あんま、はり、き
ゆうになろうという人に対しても、二年の
実地の修練でその
資格を與えるようにしたらどうか。そのお
考えには、私も御同感でありまして、その点につきましては、
文部省とも、すでにいろいろと話し合いをいたしておりまして、私の方といたしましても、
高等学校卒業という
基礎教育を受けておるのでありますから、比較的短かい二年の間に、その
実地の方を十分に
補習教育をいたしますれば、五年間の
養成所で仕上げた人と、ま
つたく同等とは申し上げられないにしても、少くとも近い将来には同等になり得る、あるいはそれ以上になり得る素質、
資格があるものと存じますので、そういうふうな道も開きたいと
考えております。