○
田中(織)
委員 緊急質問は、
今岡君が言われたように、
緊急質問にふさわしいテーマをつかんでやるということは、従来からも確認されて来た点でありまして、われわれその点に対しましては
異議をさしはさむものではございません。しかし、特に私の方から本日
緊急質問をやらしていただきたいと
申出ている問題につきましては、非常に緊迫したという感じの点では、たとえば
地域給に関する問題について見る場合には、
今岡君の述べられたのと多少ニユアンスは違うと思います。しかしこれは御承知のように、
各党においても
全国各地から今ものすごい
陳情を受けておる問題でございまして、この問題に対しまする人事院並びに
政府の
取扱いが
予算と
関連するという
意味から、実はわれわれ
陳情の
応対に忙殺されておるような次第で、これはわが党のみならず、
各党ともにそうだろうと思うのであります。党派を越えていろいろ心配しておる問題でありますので、こういう問題は特に、本
会議が開かれる機会に
政府の
方針を明らかにしていただきまするならば、わざわざ地方から出向いて来るというような、この
意味の脅威も除かれることにもなりますし、
政府としても、
議会を通じてその所信を明らかにするということは、務めでもあろうと思います。さらにまた、本日特に私
どもの方から出しました
米国の
食糧輸出禁止対策に関する
緊急質問は、
政府の今
考えておられる、今年の三月以降の
食糧需給対策ときわめて深い
関連を持
つておるものでございますし、最近
農家の
過剰米に対する再
供出等の問題も真劍に
考えられておるという問題と
関連いたしまして、これまた農民のみならず、
一般消費者もきわめて至大な
関心を持
つておると思いますので、そういう問題は、ただ
緊急性という点からのみ判断すべきじやなくて、問題の及ぼす
影響、その他総合的な判断の上から取上げるべき価値のあるものだと、少くともわが党は
考えておりますので、
議事の
都合上本日取上げることがむずかしいといたしますれば、また別の
角度で
考え直さなければならぬと思いますが、本日は十分に時間もあろうかと思いますので、取上げていただきたいと思います。