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1951-01-25 第10回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年一月二十五日(木曜日)     午後一時三十一分開議  出席委員    委員長 小澤佐重喜君    理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君    理事 石田 一松君       石田 博英君    今村 忠助君       岡延右エ門君    岡西 明貞君       川本 末治君    菅家 喜六君       倉石 忠雄君    佐々木秀世君       島田 末信君    田渕 光一君       塚原 俊郎君    中川 俊思君      山口喜久一郎君    椎熊 三郎君       園田  直君    長谷川四郎君       松井 政吉君    梨木作次郎君       中村 寅太君  委員外出席者         議     長 幣原喜重郎君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 受田 新吉君         議     員 石野 久男君         議     員 浦口 鉄男君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 本日の会議に付した事件  国務大臣の演説に対する質疑の日取並びに各派  の割当時間に関する件  質問主意書取扱いの件  訴追委員会委員派遣承認申請の件     —————————————
  2. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではこれから本日の会議を開くことにいたします。  まず明日からの会議の順序について御相談申し上げたいのですが、明日の施政方針演説のことは、すでに前回決定いたしておりまするから、その次に来るべき各党質問演説につきまして、その日数順位及び時間、人員等について御協議をお願いいたします。
  3. 椎熊三郎

    椎熊委員 あすは総理並びに大蔵大臣安本長官演説だけにしてもらつて質疑は翌日ないし適当に延ばしていただきたい。
  4. 小澤佐重喜

    小澤委員長 あすは、前例もありますので、ただいま椎熊君の動議の通り施政方針演説だけで終りまして、その質疑は、前例からいうと、翌日からということになつておりますが、その可否についてお諮りいたします。
  5. 椎熊三郎

    椎熊委員 翌日は土曜日でしよう。土曜日に半分ぐらいやつたらどうです。
  6. 小澤佐重喜

    小澤委員長 土曜日にひとつお願いして、日曜は休みましよう。
  7. 椎熊三郎

    椎熊委員 日曜を休んで、二日間でいいじやないですか。
  8. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 月曜と、二日間でできます。
  9. 小澤佐重喜

    小澤委員長 自由党はなるべく遠慮することになつています。
  10. 園田直

    園田委員 時間は前例通りでどうです。
  11. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の方の質問者は二人出したいのです。
  12. 小澤佐重喜

    小澤委員長 この前はどうなつておりましたか。
  13. 大池眞

    大池事務総長 この前の例を申し上げますれば、民主党が九十分とりまして、笹森さんと河野さんとお二人がやられました。社会党は八十分で、水谷さんと稻村さんとお二人がやられました。共産党は五十分で、深澤さんと梨木さんと二人がやられました。それから農協以下小会派を通じて三十分ということで、農協の小平さんと労農石野さん、このお二人だけがやつておられます。これで二日間です。  そこで農協以下通じて三十分の方の振りわけを、小会派の方でどの党でおやりになるかをおきめ願つて、お届け願えればけつこうだと思います。
  14. 中村寅太

    中村(寅)委員 今度は通常国会ですから、通じて三十分ということは少し少な過ぎるようです。実際だれがやつても、五分や七分じややれません。五十分ぐらいやらしていただけないかと思います。ほかのときは努めてまたこつちも讓歩いたします。
  15. 小澤佐重喜

    小澤委員長 今の中村君の発言は小会派全部まとめて三十分というのを五十分にするという御発言ですか。
  16. 中村寅太

    中村(寅)委員 そうです。
  17. 梨木作次郎

    梨木委員 今のは、この前の臨時国会のときの時間ですね。
  18. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そうです。
  19. 梨木作次郎

    梨木委員 この前の通常国会のときには、もう少し時間が多かつたのではないかと思うのですが、それはどういうぐあいになつておりますか。
  20. 中村寅太

    中村(寅)委員 通常国会のときには二十分か二十五分ぐらいやつて来たと思います。
  21. 大池眞

    大池事務総長 第七国会通常国会で、自由党もやつておられましたのですが、社会党が一時間四十五分で、三人やつておられます。それから民主党が一時間三十分で、お二人やつておられます。共産党も一時間三十分を要して、三人やつておられます。各派みなつておられまして、新政治協議会が五十五分、農協が二十五分、労農が二十分、社革が二十分、公正が十五分、これで四日間やつております。質疑者総数十六人です。
  22. 中村寅太

    中村(寅)委員 やはり小会派も、施政方針演説に対する質問だけは、せめて二十分か二十五分くらいずつやらしてほしいと思います。
  23. 松井政吉

    松井(政)委員 必ずしも第七国会の時間通りということを申し上げるわけではございませんが、今度は通常国会でありますから、この前の臨時国会のときの民主党九十分、社会党八十分というのを、少しずつ時間をふやしていただくわけには行きませんですか。
  24. 椎熊三郎

    椎熊委員 それは、そうしていただければ、けつこうです。
  25. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 それは九十分というから短かいようだけれども、一時間半というのと同じですよ。
  26. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 それは同じなんです。それで松井君にお尋ねいたしますが、二人なら二人やる、それにどれくらい時間がかかるという、大体あなたの方の御予定があるのではなかろうかと思いますので、それを承りたいと思います。
  27. 松井政吉

    松井(政)委員 私の方は、この前一時間四十五分というのですから、百五分ですね、今度は八十分ですが、私の方は、この前の一時間四十五分の考え方によつて、大体三名やらしてもらいたいのです。
  28. 倉石忠雄

    倉石委員 三派三人ずつですか。社会党としてやらしてもらいたいというのか。
  29. 松井政吉

    松井(政)委員 社会党としてやるのです。
  30. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 二人ずつにしようじやないですか。
  31. 小澤佐重喜

    小澤委員長 時間の問題をやつていただいて、ほかの問題はまた……。
  32. 松井政吉

    松井(政)委員 時間を少し増してもらつて、二人にするか三人にするかいうことは、まかしてもらつたらよいのではないか。通常国会ですから、時間をもう少し増していただきたいと思います。
  33. 倉石忠雄

    倉石委員 二人ということになれば、増さないでできる。
  34. 石田博英

    石田(博)委員 時間はそのままにして、あとはまかせよう。
  35. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 八十分を十分増したら、三十分ずつ三人で行けるから、気前よく負けておけ。
  36. 椎熊三郎

    椎熊委員 そうすると、私の方は社会党と同じ  ですか。
  37. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは民主党が百分、社会党が九十九分……。
  38. 梨木作次郎

    梨木委員 私の方は二人やりたいと思つているのですが……。
  39. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 あなたの方は議員数が少くなつているのです。五十分が二十分ぐらいになるのです。
  40. 梨木作次郎

    梨木委員 これは希望ですけれど  も、二人でやる予定になつているので、二人やると、どうしても八十分ほしいのです。
  41. 倉石忠雄

    倉石委員 希望を述べることは御自由だけれども……。
  42. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 共産党人数減つて五十分なら、この辺で妥協するのがほんとうですよ。ぼくはむりを言つておるのではないのです。人数からいつて当然減るべきものを、五十分認めるというのだから、非常な譲歩です。それで梨木君がまんしてください。
  43. 小澤佐重喜

    小澤委員長 梨木君、時間はどれだけほしいというのですか。
  44. 梨木作次郎

    梨木委員 時間は八十分ほしいのですけれども……。
  45. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それは言い値ですね。(笑声)
  46. 椎熊三郎

    椎熊委員 一時間にしなさいよ。
  47. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 一時間ずつ……。
  48. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そうすると、社会党が九十分、共産党が六十分、小会派も六十分……。
  49. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 小会派は四十分……。
  50. 中村寅太

    中村(寅)委員 共産党は六十分じやないのですか。共産党と小会派は一名しか違わない。
  51. 椎熊三郎

    椎熊委員 だから小会派にも六十分やれよ。
  52. 福永健司

    福永(健)委員 そのかわり、この前と同じように、ほかのとに考慮してもらわなかければいかぬな。
  53. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 それでは小会派は一時間。負けておけ。大譲歩だ。
  54. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでいいですね。小会派の方で六十分、共産党も六十分、それから社会党が九十分、民主党が百分。
  55. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 総時間はどうなりますか。
  56. 園田直

    園田委員 五時間十分です。
  57. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 そこで、私ども皆さんの御意見をいれたのですが、これを二日間で上げるようにお願いしたいと思います。
  58. 小澤佐重喜

    小澤委員長 第一日はどこで切り上げるかは、院内交渉によることにして、遅くなつても二日間で切り上げる……。
  59. 石田博英

    石田(博)委員 小会派発言は、まとまつた団体代表として出て来るという意味で六十分と取扱つておる。六十分という時間に異議はないとしても、その建前をわれわれは今までずつと一貫して来たわけだ。ところが、もしその時間を四派とか五派とか、みんながばらばらにやられるようであると、これはわれわれが今までとつて来た建前に反する。それはわれわれとしては承認できない。せつかく今まで努力してでき上つて来た建前がくずれることになる。これは毎回毎回われわれ努力して来たことなので、六十分という時間は、人数関係からやむを得ないが、小会派代表としてお一人にしてもらいたい。その建前をこわされると、われわれが今まで努力して来たことがこわされることになる。
  60. 中村寅太

    中村(寅)委員 小会派で一人ということは、ちよつとむりだと思う。共産党つて二人やつておるのだし、小会派各派集まつておることで、時間の制限があるわけですから、時間内で小会派にまかしてもらいたい。
  61. 石田博英

    石田(博)委員 それじや全然くずれてしまう。
  62. 椎熊三郎

    椎熊委員 共産党つて六十分で二人だろう。農協以下を一団体と見て、二人出すようにしたらどうだ。
  63. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 二人でまとまるなら……。
  64. 石田博英

    石田(博)委員 この取扱いは、小会派が一まとまりにまとまつた形としての御要求であり、御発言であるというので、われわれつとしても賛成したのです。従つて、あるときはまとまり、あるときはまとまらないという種類の御態度では困る、これはおまとまりなつた御発言というふうにわれわれは了承する。であるから、爾後の取扱いも、この委員会においては、そういうまとまつた形としてお取扱いを願いたい。
  65. 椎熊三郎

    椎熊委員 それはその通り。まとまらないときは原則にもどるのです。
  66. 石野久男

    石野久男君 小会派はなるべく一つにまとめろという石田君の話は、その趣旨はよくわかるのですけれども、小会派の中には、政党としては四つありまして、無所属がそのほかに七名おるわけです。このまとめ方を一つにまとめようというのは、いろいろな意味で、政党政治を論ずる建前からいつても、非常にむりであるということは石田君自身よくおわかりであろうと思うのです。そこで私たちは、各党の理解の線に沿つて、なるべくそれをまとめるということにいたしましても、一つにまとめるということについては、やはり反対です。従つてこのまとめ方については、二つにまとめるか、三つにまとめるか、その程度を最大限に考えていただきたい。少くとも五つの政党というこことになると、立場がわかれて来ます。
  67. 椎熊三郎

    椎熊委員 りくつを言わずに、一つにまとまつたということにしてとつた方がよいのです。りくつを言えば、四人で発言権ないじやないですか。
  68. 石野久男

    石野久男君 今四人で発言権がないという椎熊君の言い分だけれども、これはちよつと解せないのです。五人だつて一人だつて発言権があるということは、椎熊君しばしば言つておる。
  69. 椎熊三郎

    椎熊委員 発言権はあるけれども、実際問題として渡つて行かないことになる。実質的に二人とつた方がいいじやないですか。
  70. 中村寅太

    中村(寅)委員 自由党要求もありますので、小会派としましては、なるべく二人にまとまりたいと思います。しかしどうしてもまとまらぬ場合には……。
  71. 石田博英

    石田(博)委員 それをくずしちや、何のためにわれわれは運営規則をやつて来たのかわからなくなる。それでは全部御破算でなければ困り、ます。今さつき椎熊君からお話があつたことだけれども、まとまらなければまとまらないでいいという建前でおられるなら別問題ですよ。
  72. 中村寅太

    中村(寅)委員 それじや、とにかく二人にまとめてみます。
  73. 石田博英

    石田(博)委員 同時に、ここではつきりしておくが、あなた方の小会派政治行動を常に一つにしろということをわれわれは申しおるのではない。院内における発言のルールを確立する上において常に了解しておることは、まとまつた形として取扱うのだ、この議会の運営建前としては、まとまつた形できようき取扱い、今後も取扱うのだ、あなた方がその建前の上にのつとつておられるから、六十分という発言時間が割当てられるので、ばらばらにわかれると、正規の申合せがひつくり返つて来る。そうじやないことをよく御了解を願いたい。今後の取扱いは、まとまつた形としてこれが配給されておるのですから、よく御了承を願いたい。
  74. 小澤佐重喜

    小澤委員長 もしまとまらないといことになれば原則にもどります。そうすると時間も削られますから、結局小会派一つにまとまつて来るだろうと思います。ただいま石田君の言つたことをはつきり承知願つて、ただいまの通り決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  75. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、さように決定いたします。
  76. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 それから野党の諸君にちよつと御了解を願つておきたいのですが、自由党発言は保留しておきまずから、御了承を願います。
  77. 福永健司

    福永(健)委員 発言順位はどういたしますか。
  78. 大池眞

    大池事務総長 発言順位は、この前一応申し上げてありますが、念のために申しますと、一番から五番までは自由党でございます。六位が民主党、七位が自由党、八位が社会党、九位が共産党、十位が民主党、それが繰返されることになりますから、もし自由党で御発言があれば第一位、それからその次が自由党民主党、それから社会党共産党、これをもう一度繰返して行くわけです。
  79. 小澤佐重喜

    小澤委員長 自由党を除いてちよつと言つてみてください。
  80. 大池眞

    大池事務総長 民主党社会党共産党民主党……それを繰返して、なくなつてから小会派に行く。
  81. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そうすると、第一日の  日はどのくらいやりますか。
  82. 園田直

    園田委員 第一日は三人ぐらいにしましよう。
  83. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、第一日は三人として、二日目はそれからあと全部やるということで御異議ありませんね。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  84. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは各党質問者を具体的に  事務総長の方に御報告を願います。
  85. 園田直

    園田委員 私の方は三木君と早稻田君とです。
  86. 梨木作次郎

    梨木委員 私の方は川上貫一君と田島ひで君とです。
  87. 松井政吉

    松井(政)委員 社会党勝間田清一君と松澤兼人君と戸叶里子君の予定です。
  88. 石田博英

    石田(博)委員 社会党は二人にしよう。三人というのは悪例だよ。民主党でも二人でやるというのに、それより所属議員数が少いところで三人はいかぬよ。そんなことをしたら、十分ずつ五人も十人も出すということになつても、制限のしようがない。
  89. 松井政吉

    松井(政)委員 第七通常国会には、私の方はやはり三人出しております。今度も通常国会ですから、そういうような考え方で私の方は三人お願いいたしたい。
  90. 椎熊三郎

    椎熊委員 それならぼくらの方にやはり相談してもらわないと、野党としての信義に欠けると思う。
  91. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 それは状態が違つておるので、あのときは社会党野党の第一党だつたからです。
  92. 岡延右エ門

    ○岡(延)委員 第七国会のときのことは前例にならない。
  93. 松井政吉

    松井(政)委員 私の方は三人と決定をしておりますので、民主党さんの方と私の方の国会対策責任者の方とで打合せをして、さらに各党了解を求めるようにいたしたいと思いますから……。
  94. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の方は反対ですよ。
  95. 石田博英

    石田(博)委員 それは民主党とだけのお話合いじや困ると思います。
  96. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そういう意味じやないのです。先に野党として相談して、さらに皆さんに御相談するという意味なんでしようけれども……。
  97. 椎熊三郎

    椎熊委員 私たちの方の希望は明白なんだから、二人にしてもらいたい。
  98. 松井政吉

    松井(政)委員 ちよつとここでとにかく一応保留さしておいてください。
  99. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、人数民主党二人、共産党二人、小会派二人、社会党は三人という申出がありますが、ほとんど全会一致で二人を要望しております。第一日に三人やつて、その以外は次の第二日目にやることにいたします。     —————————————
  100. 小澤佐重喜

    小澤委員長 次に、米窪滿亮君に対する追悼演説の問題ですが、大体自由党からその人を選ぶことには、この前了解を得ておりますが……。
  101. 倉石忠雄

    倉石委員 総務会長益谷秀次君が追悼演説をいたしたいということであります。
  102. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、それを御承認願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  103. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そうきまりますれば、これをいつの機会にやるかということになりますが……。
  104. 倉石忠雄

    倉石委員 追悼演説ですし、一番緊張した、いいときにおやり願うことがよいと思うので、私ども希望としては、質疑に入る前に適当にやつていただいたらと思います。
  105. 石田博英

    石田(博)委員 それが一番いい。
  106. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、追悼演説質問第一日の最初にやることにいたします。     —————————————
  107. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、次に、訴追委員会委員派遣承認の件につきまして、前回決定を留保しておきましたが、あらためて皆様の御協議を願います。
  108. 椎熊三郎

    椎熊委員 議長に一任しようじやないですか。
  109. 大池眞

    大池事務総長 これはこの前、事件内容等にもかんがみて、適当に考慮する余地があるのではないかというので、御留保願つたのでありますが、裁判官彈劾法の第十一條に従いますと、訴追の請求があつたときは、その事由を調査しなければならないということになつておるために、一応どうしても調査をしなければならぬ、その調査の仕方としては、いろいろの関係があるので、最小限度の三人ということでお願いした、こういうことになつておるわけなんです。必ずしも行かなければ調査できないということでもないのでしようが、行く方が非常に早いというので、事件が簡單だから、早く済ませたいというのが趣旨のように聞いております。従いまして、人数の点、日数点等議長に御一任願つて、将来は十分こういう点についての調査方法等を考究願うということで、今回は適当に議長に考慮していただいたらどうかと思います。
  110. 小澤佐重喜

    小澤委員長 ただいまの問題、いかがですか。     〔「議長一任」と呼ぶ者あり〕
  111. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、ただいまの問題は議長一任ということに決定いたします。     —————————————
  112. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それから質問主意書取扱いの問題です。去年の本委員会で、質問主意書内容を当委員会審査の上にやることにしようじやないかというので、決定願つたのですが、その審査方法を本委員会が直接にやるか、それとも小委員会を設けてやるか、現在ある小委員会に付託してやるか、こういう三つ考えがありますが、これについて皆さんのお考えを承りたいと思います。
  113. 椎熊三郎

    椎熊委員 現在どういう委員会があるのですか。
  114. 大池眞

    大池事務総長 本運営委員会の普通の小委員会と、庶務小委員会と、院内警察及び秩序に関する小委員会とがあるわけです。そのほかに特別委員会設置に関する小委員会というものございますが、本件は普通の小委員会にかけていただいたらよいのではないかと思います。
  115. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは本問題は議運の小委員会審査することに決定してよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  116. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではさように決定いたします。
  117. 大池眞

    大池事務総長 ちよつと小委員の名前を申し上げますと、現在議院運営の小委員というのができておりまして、自由党石田博英さん、今村さん、倉石さん、佐々木さん、寺本さん、福永さん、民主党では園田さん、長谷川さん、社会党では田中織之進さん、共産党では梨木作次郎さん、これだけの十人の小委員ができております。
  118. 梨木作次郎

    梨木委員 今の小委員会は、定期に聞くとか、何かきめてありますか。
  119. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それは質問主意書が出まして、委員会に諮ることが適当だと議長が認めて諮問されたものをやるわけです。
  120. 大池眞

    大池事務総長 今二件しか出ておりませんけれども、まだ出ると思いますので、四、五件になつたところでやつたらどうかと思つております。開くのは会議の間でも、いつでもいいのです。
  121. 梨木作次郎

    梨木委員 質問主意書は、みなかけるのではなくて、どつかでふるいにかけるのではないのですか。
  122. 大池眞

    大池事務総長 ふるいをかけると、かけるところに責任が生じますから、一応みなかけた方がよいのではないかと思つております。
  123. 梨木作次郎

    梨木委員 わかりました。     —————————————
  124. 今村忠助

    今村(忠)委員 後ほど庶務小委員会を開いていただくわけですが、今度議員宿舎ができましたので、割当を御相談いたしたいと考えておりますが、従来議員会館に常泊といいますか、常時宿泊されておる向きがあるようでありますから、本日の宿舎割当に際しましては、これらの方を優先的になるべく宿舎に入つてもらうことにするとともに、今後は議員会館に常泊させない。やむを得ないために臨時に宿泊されることはいたし方ないといたしましても、常時宿泊するという建前をこの際なくするようにしていただきたい。これを庶務小委員会で過般一応申し合せてあるのであります。この点をひとつ運営委員会でもお認めくださいまして、各党において常時宿泊される向きは、必ず優先的に新しい宿舎へお移り願う、そうして議員会館原則的に常泊しない、こういうことをひとつ、庶務小委員会できめてあることでありますけれども運営委員会で御了承を得たいと思うのです。
  125. 椎熊三郎

    椎熊委員 議員宿舎というのは、みんなを十分收容できるほど間数があるのですか。
  126. 今村忠助

    今村(忠)委員 今度は三十です。
  127. 椎熊三郎

    椎熊委員 そんな数で足りるのですか。
  128. 今村忠助

    今村(忠)委員 常泊しておる人だけです。
  129. 椎熊三郎

    椎熊委員 とまつていけないという原則を何のためにきめるのですか。自分の事務室ですよ。そんなことを規則縛つて、とまれたり、とまれなくしたりする必要はないじやありませんか。
  130. 今村忠助

    今村(忠)委員 それは建前が違うのです。宿泊所じやないのですから、宿舎ができたから、常時宿泊者はそちらに移つてもらおうというのです。
  131. 椎熊三郎

    椎熊委員 宿舎ができても、足りないじやないですか。そういう原則をきめたら、きゆうくつになつていかぬですよ。とまつていいというから、夜具、ふとんまで用意したのではないですか。
  132. 今村忠助

    今村(忠)委員 それは宿舎が不足を告げておつたからです。大体常時宿泊しておる人は三十人くらいあるわけで、その数字とにらみ合せているのです。常時宿泊しておる人は原則として移つてもらいたい、こういうことなんです。
  133. 岡西明貞

    岡西委員 それは、秘書の常泊が非常に多過ぎる、風紀が乱れても困るから、秘書だけとめないで、議員の常泊を許そうという意見もあつた。しかしそれじやぐあいが悪いからというので、そうなつたのです。議員会館建前からいつたら、常泊できないことになつているのです。ただ臨時に世話人が認めたときに常泊できることになつているのです。
  134. 石田博英

    石田(博)委員 私生活だから、あまり……。
  135. 今村忠助

    今村(忠)委員 常泊しておる方に宿舎の方へお移り願いたい、こういうことなんです。
  136. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 常泊しておる方が宿舎に移れるように庶務小委員会において考慮することにして、会館原則としてとまれないということはきめない方がいいんじやないですか。実情を考えて新しい宿舎割当てるということでいいのではないですか。
  137. 小澤佐重喜

    小澤委員長 この問題は、各党から小委員が出ておるのだろうと思うのですが、その小委員の人が、おそらく党に連絡がないために、こういう議論が出て来るのだろうと思います。もう一応小委員会練つて各党でこういう議論が出ないようにして、さらに本委員会に持つて来ていただくようにお願いいたします。     —————————————
  138. 中川俊思

    中川委員 ちよつと議案のほかのことですが、希望を述べて、議長なり委員長の御善処を願いたいと思います。先般福永君と社会党の三宅君との街頭録音を実は私は聞いておつたのですが、その際に、議員出席率が非常に悪い、日当制にしたらどうかというような、まるでわれわれ国会議員日雇い労働者のようなことを言つて質問をしておる人があつたのであります。これに対して福永君も、本会議だけを見られても困る、本会議をやつておる最中にも委員会が開会されているのだから、その方へ行つていることもある、しかし大体その御忠告はよく承つて運営上注意を拂うようにするからということを申しておられたようですが、どうも院内のいろいろな方面から聞いてみますと、一国会に一日も出ないというような人もあるらしいのです。これは、たとえば外国へ行つているとか、病気だとかいうことならば、むろんやむを得ないことであるし、衆議院規則の第十二章に基いて、それぞれの届をしてやられるのでありますが、そうでないものがあるように思われるのであります。ことに本国会は非常に長い期間でもありますし、そういうことについてすでにそういう世論が一部の間に行われつつあるということについては、われわれ議員としては大いに自粛をしなければならぬ。いやしくも国民の代表で出ている以上は、まじめな国民から考えれば、われわれの代表として出ておるのに、一日も国会に出ずにおつて、けしからぬと言うのは当然なことだと思うのであります。そういう意味から、この国会は非常に長期間の国会でもありますし、なるべくそういうことのないように、議長から特別な御高配を願つて、お互いが自粛するような方法を講じていただきたいということを、私はお願いをいたしておきます。
  139. 小澤佐重喜

    小澤委員長 これは議長さんだけでもできない問題で、やはり各党各人で自粛自戒が必要だと思いますから、そういう趣旨で、議長さんにはお願いしておきますけれども、お互いはまた十分これに注意したいと思います。  それでは本委員会はこれで散会たします。     午後二時九分散会