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大池事務総長 実は今まで機会を失してお
つたのでありますが、
皆さんの御
意見を承
つて、最終的に
決定をしたいと思います。それは專門員の格付の点でございます。御承知の
通り本院並びに
参議院の專門員を十五級職に変更いたしました際に、当時の規定によりまして
審査の結果、十五級職の專門員になることに不合格な者が、
参議院において十一名、本院において十二名ありました。その後
参議院の方では三名が退職され八名残
つてお
つたのでございます。本院では二名退職して十名残
つてお
つたのであります。その後
参議院の方では残
つた八名について選考し、一名だけは選考漏れで
調査員に発令がえになり、他は全部專門員に昇格しております。本院の方は、残
つた十名は従来
通り十五級職以下の專門員とな
つて取扱
つておるわけでございます。ただいまでは十三級の專門員が二名、十四級の專門員が七名、その他非常勤扱いの者が一名という扱いにな
つております。
参議院と本院が
取扱いが違
つておしりまして、
参議院の專門員は全部十五級職、その十五級職も一号、二号、三号という規定上三つのクラスにわかれておりましたのを、十五の二ということにきめまして、その後上
つた人も全部十五の二ということにな
つております。ところが本院の方はすでに十五級職に指定された方でも、十五の一の方が相当あるわけであります。そこで本院の專門員といたしまして、落ちました者の昇格の問題は別として、すでに十五の一にあります專門員については、
参議院並に十五の二にしていただきたい。そうでないと、同じ專門員であ
つても、
参議院と
衆議院に開きがあ
つて、低い
ような感じが持たれても困りますので、こういう
要求があるわけです。これについては根本的な御議論もありましたが、前
国会の召集の際に、常任
委員長さんの御
意見を伺
つたところいろいろ議論はあるけれ
ども、すでに
参議院で十五の二に指定されておるのに、こちらだけそのままに置くわけにいかぬから、将来專門員になる者についての選考は、十分その格付に該当する
ように、
取扱いについても御努力願うことにし、従来おる者は、やはり
参議院並に取扱う方がよくはないかというのが多数の御
意見でありました。そこで最終の
決定としては、本
運営委員会にお諮りを申し上げ、現在十五の一、二という区別がありますのを、一応
参議院の
通り專門員は十五の二とするのが穏当であるから、同様に御
決定願いたい。これは一月のべース改訂によりましてスライドして行く際に、十五の一のままで上るのと、二にな
つて上るのとでは、よほどそこに違いが出て参りますので、この際御
決定願
つておきたいと思うのでございます。すでに專門員の資格がある者については、
参議院並の
取扱いを受ける、將来の問題についてはあらためて選考
委員会で御
決定を願う、こういうことです。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕