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岡村文四郎君 どうも話が食い違
つてとんちんかんにな
つて甚だまずいのでありますが、実は第七
國会だと
考えておりますが、中京地区に競馬場を設けるというので来ておりましたが、請願書が幾つも出て参りまして、設けてもらいたいという請願書もあります。設けてもら
つてはいかんという請願書もあ
つたのであります。そこで視察してもらつた結果によりますと、農耕地に支障なしにやれるというのは
一つもないのであります。全部農耕地に支障があるというので、我々
委員会ではいずれも妥当でないとして、これを採択しなか
つたのであります。その後衆議院のほうで、決議にな
つて廻
つて来ましたが、我々はその
内容を知らんから、非常にそれが聞くたびごとに遺憾に
考えるのでありますが、聞きますると、長年長引いたために非常に妙なものが伏在をしておるというので、でき得ればこれは決議すべきものではないのじやないかという
考えを持
つておるのでありますが、併しながら非常にお困りのようで、どうしても何とかしなければならないということに
なつたとすれば、強いてそれを組む必要もないと思いまするが、非常な何といいまするか、どうも割切れないものが伏在しておるのである。我々
委員会として困
つておる。そこで中京と名を指して来ておりますが、成るほど中京に違いはないが、五カ所ある中のどこかにきまると思います。これは
農林大臣でもおきめにならんと、我々のほうできめます時分には、中京では非常に決議が面倒です。それで統轄した場所がありますれば、阪神競馬と称しますものがありまするが、これは一カ所しかない。阪神競馬を中京へ持
つて来る、これでは困るのだから、それで
一つ早急に場所を指定して、ここにきめるのだとこういうことになると、判然ときめることが非常に不当であるから、
地方からいろいろな文句が出て来ても困ります。実は第六
國会であつたかと思いますが、阪神競馬を、戰災をこうむつた市町村に臨時競馬をやらしてくれという、これも衆議院のほうから
法律が廻
つて参りまして、まあためになるならよかろうという、こういうことで、規則に示されております
被害を受けておる市町村が借りてやることを許した。ところが設けることにきま
つてから、戰災地のためになるということでや
つたのであるが、それがあに図らんや非常に大きな損をして、きめた我々が恨みを買
つておるというのであります。そういうわけで、うつかりきめてやると、その責一任が非常に因るのであ
つて、これは何とか
農林大臣のほうでもう少しはつきりして貰わんと、非常に困
つております。十分何らかの
措置をしてもらいたいと思います。