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小林(信)
委員 今質問なされたような問題は、全国的にたくさんある問題でありまして、私この点について
当局のお
考えをお聞きしようと
思つてお
つたのですが、はからずも今そういう
お話が出ましたから、関連してお伺いしたいのですが、実は私の
山梨県あたりも――
山梨県は
学校が少いものですから、
大学ができましても、総合
整備しなければならぬものが
一つあるところですが、これはか
つて女
学校に
使つてお
つたものを
師範学校に提供しまして、
従つて、物は持
つて行かれないから全部
師範学校に提供したわけです。結局
地方の
所有が
国庫に移
つた。ところが現在
大学が
整備されたために、
大学の
所有物であるからということで、の
師範学校の形がどんどん拡充されて行くわけです。そうすると併設されてあるところの
高等学校がいよいよ狭険を感じて結局来年度においては十一学級の教室をつくらなければ、や
つて行けないような
状態にな
つておる。そこで
実情からして、やむを得ないから建てようという
地元の
運動が起きたわけです。ところが、もつと県下全体の問題として
考えてみると、これは結局
大学の
整備の問題であるから、当然本省においても、分離されておる分校的なものを、本校の位置に
整備されるだろう。そういう場合は、
国庫としても
相当支出があるだろうから、われわれが建てようとする
予算をその方へある
程度出して、県の方へも出して、あるいは
地元民も
協力して、早くそういうことを促進していただいて、今
使つておるものは全部現在の
高等学校に
使つてもら
つたらどうか、こういう形になると一挙両得という形になるわけですが、これを
県当局でも最近決議したらしいのです。私はそのことについていろいろその
人たちから話を聞いたのですが、これは全国的な問題で、各府県とも
統合整備は
相当大きな
予算でしなければならぬし、しかも一応発足した以上、なるべく急速に
解決しなければならぬ問題だと思う。
従つて文部省では、これに対してどういうふうな
考えでおられるか、全国的な問題として、
地元民が積極的に出て来るならば、それに便乗して
整備して行くというような
考えで行くよりほかに、今のところ
文部省の
予算ではできないのではないかと思うのですが、もつとこういう問題を大きく、六、三と同じように取上げて、
大学整備の
予算をと
つて行かなければ、
地元の方でも
相当大きい
運動にな
つて出て来はしないか、こんなことを
思つて、関連してなるべく全国的な問題について
当局のお
考えをお伺いし、あわせて私の県の
実情なんかもおわかりでしたら、お伺いしたいと思います。