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1950-11-22 第9回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十五年十一月二十二日(水曜日) 午後一時二十一分
開議
出席委員
委員長
小澤佐重喜
君
理事
寺本 齋君
理事
福永 健司君
理事
石田
一松君
石田
博英君 今村 忠助君
岡延右エ門
君 岡西 明貞君 菅家 喜六君
倉石
忠雄君
佐々木秀世
君 島田 末信君 田中 元君
田渕
光一君 柳澤 義男君
山口喜久一郎
君
椎熊
三郎君 園田 直君
長谷川四郎
君 田中織之進君
松井
政吉君 竹村奈良一君
梨木作次郎
君
中村
寅太
君
委員外
の
出席者
議 長
幣原喜重郎
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員 岡田 春夫君 議 員 小林 進君 事 務 総 長
大池
眞君 十一月二十二日
委員青木正
君辞任につき、その補欠として、川 本末治君が
議長
の指名で
委員
に
選任
された。
—————————————
十一月二十一日
国会法等
の一部を改正する法律(
参議院提出
、 第八回
国会参法
第号) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した
事件
一、
議院運営小委員
及び
庶務小委員
の
選任
に関 する件 一、
国務大臣
の
演説
に対する
質疑
の日取及び各 派の
割当
時間に関する件 一、
国政調査承認要求
に関する件 一、
地方公務員法案
の
付託委員会
に関する件 一、
警察予備隊
に関する
事項
の
所管委員会
に関 する件 一、
裁判官弾劾裁判所裁判員手当支給規程
の改 正に関する件 一、
事務局
の
人事承認
に関する件 一、
緊急質問
の
取扱い
に関する件
—————————————
小澤佐重喜
1
○
小澤委員長
それでは、これから
議院運営委員会
を開きます。 まず
議院運営委員会
の小
委員並び庶務小委員
の
選任
の件を
議題
に供します。小
委員
並びに
庶務小委員
の
選任
は、前会の
申合せ
によ
つて
、従来
通り
ということで御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
2
○
小澤委員長
しからぼ、さよう
決定
いたします。
小澤佐重喜
3
○
小澤委員長
次に、
電気通信委員会
の
国政調査承認要求
の件を、
議長
か諮問がありましたから
議題
に供します。
事務総長
から御
説明
願います。
大池眞
4
○
大池事務総長
電気通信委員長
の閥内さんの方から、今
会期中国政調査
として、
電気通信事業
の経営及び
航空保安
に関する
事項
、
電波管理
に関する
事項
、この三つの
事項
について
関係方面
から
説明
並びに
意見
の聽取、並びに資料の
要求等
をいたしたいということで、
国政調査承認
の
要求
がございました。このことについて御
協議
いただきたいと思います。
椎熊三郎
5
○
椎熊委員
私は
電気通信委員会
の方の
委員
をや
つて
おりますが、今お願いした問題は、今
国会
内で
各党
とも非常に重大な
論争
にな
つて
おる問題があるのです。たとえば漁船の
電波
の
使用
の問題などは、
水産委員会
などで大波乱を起しておる問題であります。どうしてもこれはお許しを
願つて
、
電気通信委員会
において活発に研究してみたいというのですから、満場御
賛成
を願います。
小澤佐重喜
6
○
小澤委員長
ただいま
椎熊
君からも
賛成
の動議がありましたが、
皆さん
御
異議
、ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
7
○
小澤委員長
それでは、さよう
決定
いたします。
小澤佐重喜
8
○
小澤委員長
次に、
国務大臣
の
演説
に対する
質疑
の時間の
割当等
について御
協議
を願います。
椎熊三郎
9
○
椎熊委員
これは
前回
の例でや
つて
もらいたいのです。
大池眞
10
○
大池事務総長
前回
は時間で
割当
てましたですね。
西澤哲四郎
11
○
西澤参事
前回
の例を申し上げますと、
国民民主党
九十分、
社会党
八十分、
共産党
五十分、
農民協同党
二十六分、
労働者農民党
二十一分、
社会革新党
十七分、
公正倶楽部
十四分であります。
椎熊三郎
12
○
椎熊委員
自由党
はなか
つた
ですね。
大池眞
13
○
大池事務総長
自由党
はやらなか
つた
だけです。
倉石忠雄
14
○
倉石委員
われわれの方はわかりませんから、保留しておいていただきたいと思います。
椎熊三郎
15
○
椎熊委員
前回
これをきめるのに、非常に
論争
の結果、結局これが合理的だということで治ま
つたの
だから、同じ
臨時議会
のことだから、議論なしで行こうじやありませんか。
倉石忠雄
16
○
倉石委員
これで何時間ですか。
西澤哲四郎
17
○
西澤参事
自由党
を除いて五時間す。
中村寅太
18
○
中村
(寅)
委員
このほかに
自由党
のいる時間をとればいい。
倉石忠雄
19
○
倉石委員
これは、いつも
開会ごと
に問題になるのですが、やはり
原則通り
、小
会派
は合せて二十名で一人出してもらいたい。
椎熊三郎
20
○
椎熊委員
一般のときと
違つて
、
総理大臣
の
施政方針
のときは、小
会派
の者も圧迫しないで行こうということにな
つたの
です。
倉石忠雄
21
○
倉石委員
この間、この
運営委員会
で発言の
原則
を認めておられる
通り
、小
会派
は三十名で代表して一人出してもらいたい。
小澤佐重喜
22
○
小澤委員長
この際
速記
を中止して懇談に移ります。 〔
速記中止
〕
小澤佐重喜
23
○
小澤委員長
それでは、ほかの
協議事項
を先にや
つて
その間に小
会派
の方で御相談願うことにいたします。
小澤佐重喜
24
○
小澤委員長
その次の問題について
事務総長
より御
説明
を願います。
大池眞
25
○
大池事務総長
ただいま、もう
一つ国政調
本日の
承認要求
が
内閣委員会
から参りましたから、この
承認方
をお諮り申し上げますが、
内閣委員会
では、
行政機構改革
に関する
事項
について本
会期中国政調査
をいたしたいということであります。
小澤佐重喜
26
○
小澤委員長
御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
27
○
小澤委員長
内閣委員会
からの
要求
は認めることにいたします。
大池眞
28
○
大池事務総長
次は、先日お手元に差上げまして、本日まで御
延期
を
願つて
おりました、
常任委員会
の專門員として
難波理平
君の
任用
、同
調査員
として
小西常三郎
君の
任用
、これについて
各党
の
態度
をきめていただいて、本日お願いをいたすことにな
つて
おりましたので、これについて
各党
の
態度等
をお伺いして御
決定
を願いたいと思います。
石田博英
29
○
石田
(博)
委員
自由党
は
賛成
です。
石田一松
30
○
石田
(一)
委員
私の方も
賛成
です。
竹村奈良一
31
○
竹村委員
私の方は、
難波理平
氏の問題については、
飼料公団等
の総裁をしておられた等、いろいろの
関係
で反対であります。
あと
は
賛成
です。
小澤佐重喜
32
○
小澤委員長
社会党
が出ておられませんから、これは留保して、
あと
まわしにいたします。
大池眞
33
○
大池事務総長
そうしますと、同じく今日まで御
延期
を
願つて
おりました
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
手当支給規程
の改正、これについて
各党
の
態度
を
伺つて
、御
決定
を願いたいと思います。
小澤佐重喜
34
○
小澤委員長
これについて御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
35
○
小澤委員長
それでは原案
通り
決定
いたします。
大池眞
36
○
大池事務総長
もう
一つ
は
委員付託
の件で、
前回
の
運営委員会
にも
ちよ
つと問題にな
つて
おりました
地方公務員法案
が出て参りました。この
地方公務員法案
を
人事委員会
へ持
つて
行くか、
地方行政委員会
へ持
つて
行くかということについて、少し
お話
があ
つた
わけであります。理論的には
人事委員会
へ持
つて
行くことも
十分理由
がつきますし、
地方行政委員会
でずつとや
つて
お
つた
という
関係
から、その万が便宜ではないかという
お話
もあ
つた
わけであります。従いまして、いずれの方がよいかという点について御
協議
を願いたいと思います。
小澤佐重喜
37
○
小澤委員長
これは
地方行政委員会
でいかがですか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
38
○
小澤委員長
それでは
地方行政委員会
に付託することにいたします。
大池眞
39
○
大池事務総長
それから
警察予備隊
の問題につきましては、
法務委員会
、
地方行政委員会
並びに
内閣委員会
のいずれにするか、これは
各党
でも深い
関係
があるところから、これらの三
委員会
でおのおの同じようなことを
法務庁
に対して
質疑応答
、あるいは
質問等
が非常に重な
つて
行われて困難を感じておるという
お話
があるわけであります。これがいずれの
所管
であるかという点については、前
会規則
を改正する際に、形式的にはどこまでも
内閣委員会
の
所管
である、
内閣
の外局にも相な
つて
おる
関係
で、そういうことに
決定
しておるわけであります。もちろん
警察権
の点として
法務委員会
、あるいは
自治体警察
の
関係
から
地方行政委員会
でも
関連性
は
残つて
、
質疑応答等
はあり得ることと考えますが、主なる
所管
は
内閣
であるということだけを御認識を願いまして、確認を願いたい、こういう
関係
でございますから、御
了承
を願いたいと考えます。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
40
○
小澤委員長
それでは
警察予備隊
の
所管
は
内閣委員会
ということに
決定
いたします。
大池眞
41
○
大池事務総長
それから御
協議
願う
事項
として、
国会議員
の身体、生命の
安全保障
に関する
緊急質問
というのが林百郎君から御
提出
にな
つて
おります。この問題につきましては、いずれ
議事日程
にいつ上げるかという問題にかか
つて
くるのでありまして、
緊急質問
の
取扱い
は当
委員会
で御
決定
を
願つて
おりますが、一応明後日は
総理
並びに
大蔵大臣
の
施政方針演説
を聞くだけで、引続いて
参議院
の方へ
行つて
御
演説
をすることにな
つて
おるますから、この点はその後の
質疑応答
に入る際の問題といたしまして、ただ出ておるということを御
報告
申上げて、いずれ後日
取扱い
方について御
協議
を願いたい、こういう
関係
にな
つて
おります。 そこで、この
緊急質問
に多少の
関連性
がありはせんかと思いますので、私の方として一応御
報告
を申し上げ、将来の
議院運営
の問題としても御
考慮
を願う点があれば御
考慮
を願いたい考えるわけであります。それは本日の各
新聞
にも出ておりますように、昨日第一
議員会館
の
風早
君のお
部屋
で起
つた
好ましからざる
事件
でございます。これにつきましては、実は昨日の三時半ごろだと思いますが、私のところに
井之口議員
、
横田議員
、
江崎議員
、この三
議員
が参られまして、第一
議院会
で好ましくない
事件
が起
つた
が、
承知
しておるかということで、
事件
についてのあらかたの内容を承
つたの
でありますが、当時私はその
事件
の
報告
を受けておりません。
従つて
十分調べた上で、できるだけの
処置
をとりたいということでおわかれをいたしたのであります。さつそくこの
事件
について
調査
をいたしましたところ、その
事件
の概要は大体次の
通り
でございます。 午後一時ごろだと思われるのでありますが、
亀有
町の
池田大助
という者他四名が、私用ということで、講和問題について
風早議員
に、
議員受付
を通して
面会
を申し込まれたのであります。そこで、その旨を
共産党
の方へ話をいたしましたところ、
風早
さんの
秘書
の
水谷
君がその四人の者を
共産党
の
控室
の方へ
案内
をされました。その四名の者が
共産党
の
控室
に参るにつきましては、
通行証
の
発行
が必要に相なるわけでありますが、その際には
水谷
君の方で、
臨時
の
通行証
を渡されたのであります。これは
臨時
に党の方に無
記名式
のものが
行つて
おるわけであります。その
通行証
を渡されまして、四名の者を
共産党
の
控室
の方へ
案内
をされたという話であります。ところが
共産党
の方では、
風早
君が第一
議員会館
におるはずであるから、その方に
行つて
もら
つた
方がよかろうということで、
秘書
の
水谷
君が第一
議員会館
の
風早
君の
部屋
である五〇三
号室
に、その四人の者を
案内
して連れてい
行つた
。当時
風早
君はその
部屋
にはおられなか
つた
そうでありますが、間もなく
風早
君がお見えになりまして、約一時間近い時間ではないかと思われるそうでありますが、
対談
をしておられた。その
対談
中に、四人の中のある者が
汚物
を
本人
並びに
部屋
に凄き散らした事実があ
つた
そうでありまして、それから
風早
さんがその者が出て行くのを追
つて
参りましたような様子でして、玄関の混雑をしておるところを押しのけまして、あの男を捕えろということを
言つた
そうであります。そこで、そこに
立番
をしておりました
監視員
が、
風早
君のさし示す方向を見たのだそうでありますが、それらしい者が見当らない。おそらくその人込みの中にまぎれ込んだのだろうということで、要するにそれらしい者が見当らなか
つた
。
従つて
、あの男を捕えろという、そのあの男というのがどの男だか見当がつかなか
つた
ということであります。そこで
風早
君自身は、あの男をつかまえろと言うて、そこまで追つかけて来たそうでありますが、それ以外のことは何も言わずに、そのまま
自分
の
議員室
の方にひつ返された、こういうことに相な
つて
おります。ところが、
あと
で
風早
さんに聞きますと、
汚物
をひつかけた男が、おれはこういう者だから、用事があるならいつでも
相手
になるから来いと言うて、
名刺
を渡された。それには
防共新聞社
とありまして、
平田盛
之とあ
つた
、こういう話であります。
平田盛
之なる者は、芝の
西久保桜川
町四におる者でありまして、
名刺
に
電話番号
、
住所等
を書き込んであ
つた
。そういうことを、今申し上げた三人の
共産党
の
方々
が私のところに見えて
報告
されまして、
ちようど
そのとき
議長
さんの方にも、党の方かだれかこの
事情
を申し込んであ
つたの
であります。 そこで、私
ども
の方といたしましては御
本人
の
自室
ではありますが、いやしくも
議会
の建物の中に他の者が入り込んで
汚物
をまき散らすという
行動
は、これは刑法上どういう
犯罪
を構成するか、私
どもしろうと
にはわかりませんが、少くとも
公物
の
損壊
といいますか、
器物損壊罪
というようなことか、あるいは
暴行罪
ということか、そういうことになるのではないか。もしそういうようなことがありとすれば、
議員
の身辺の擁護の建前から見ても、黙視することもできず、今後の取締り上の問題にも相なるので、至急麹町署に
連絡
をして現実の
場面等
の
調査
をしてもら
つて
、これが
犯罪
になるものであるならば、
名刺
もあることでありますから、至急
本人
を呼び出して、あるいはつかまえるならつかまえて、
十分調査
をして、
犯罪
の事実があるならばこれに対する
処置
をと
つて
もらいたいという
手続
をと
つたの
であります。ところが、この
手続
まつ最中のことでありますが、
本人
か
愛宕署
の方へ、こういうことをや
つて
来たとい
つて自首
をして来たそうであります。それが七時ごろの話であるそうであります。そこで
愛宕署
の方では、
自治体警察
の
関係
で
所管違い
でありますので、麹町署の方へ
平田盛
之、
福田進
、星一、それからもう一人は、
名前
は言わなか
つた
そうでありますが、
及川某
と私
ども
の方では聞きましたが、きようの
新聞
を見ますと
北川某
とあります。どちらがほんとうであるかわかりませんが、その四名の者を麹町署の方へ同行をして、麹町署の
捜査課
の方へこれを手渡してあ
つたの
であります。
従つて
私
ども
の方では、
本人
は
自首
をして出ておるのでありますから、現場のや
つた
行為
がどの程度に当るかということで麹町署の方へ
調査
を依頼いたし参ました。そこで、ただちに
実地検証
のために七時半ごろ出て参
つたの
でありますが、その際には、まだ、
共産党
の方で党の
方々
が
会議
中であ
つた
、しばらくその
実地検証
については待
つて
もらいたいという
お話
があ
つた
。それは向うから
松井
という
部長
がや
つて
来まして、
共産党
の方の
林議員
と
松井部長
とがいろいろお
話合い
の結果、
検証
は明日にしてもらいたいということで、本日まで延びてお
つた
次第であります。それで本日
実地
に
検証
をして、またその四人の
自首
した者を
警察
としては
逮捕
をする
関係
がありますので、逃げて
しまつて
もいけないので、
逮捕状
の
発行方
その他についていろいろな
手続
があ
つた
ように聞いております。
従つて
私
ども
の方としては、その
事件
をただちに麹町署の方と
連絡
をして、
善後処置
をと
つて
お
つた
次第であります。 一応今日までの経過を御
報告
申し上げておきます。
竹村奈良一
42
○
竹村委員
今大体
事務総長
から
報告
されたのでありますが、このうちで少しわれわれの調べた点と相違しておる点があるわけであります。というのは、
院内
の
受付
に参りましたときは、大体五人が
面会
を求めて、五人のうち
会つたの
はもちろん四人でありまして、それは事実その
通り
ですけれ
ども
、その人をなぜ
通行証
を渡して入れたかというと、その四人を紹介したとおぼしき人は、それは
秘書
の話でして、その現認はわかりませんが、どうも
秘書
のバッチをつけていた人だ
つた
、
従つて
安心して入れた、こういうことを申しておるわけであります。そういうような点が
一つ
あるわけでありまして、また
風早
氏との
対談
の点につきましても、少し私
たち
が聞いておるところとは違いがあるのでありますが、ともかく何にしても、問題は
国会
の
開会
中、
公館
の中で起
つた
問題であり、しかもそういう形で
安心感
を與えてやられたという点につきましては、これは私
ども
の方から申し上げるのはどうかと思いますが、
各党
の立場というような問題でなしに、
議院
全体の町から、超党派の形で
善後策
について御
協議
願いたいと思います。私
ども
は決して
要求
がましいことを申しませんが、しかしいやしくも新
憲法下
において、
国会
の
開会
中、そういう形で
面会
を申し込んで入
つて
来て、
公館
とはいえ、
国会
の
建造物
の中でああいうことが行われたということは、
議院
全体に対する最大の侮辱であると私は考えます。その点を
考慮
して、ぜひこの
委員会
において、どういうふうに
処置
するか、その
善後策
を御
考慮
願いたい。でき得れば
被害者
である
風早議員
を
お呼び願つて
、
事情
をお聞きいただいてもけつこうだと思いますが、その辺御
協議
願いたいと思います。
田渕光一
43
○
田渕委員
これは御参考に申し上げますが、この人は東電乗つ取りで騒いでお
つた
ときに、
根津嘉一郎
君に銀座でばけつでくそをぶつかけたやつで、
徴役
六箇月にな
つて
おる。そういう前歴があるのですが、少くとも
国会
の
公館
でそういうことをや
つた
ということは、一罰百戒の
嚴重
な処罰をも
つて
臨むということがいいのじやないかと思います。私は徹底的にやることを望みます。
小澤佐重喜
44
○
小澤委員長
刑罰問題は
司法権
で適当にやると思います。ただ
院内
でどういうふうな
善後策
をとるかという問題だろうと思います。そういうことについて御
意見
があれば伺います。
梨木作次郎
45
○
梨木委員
これは
議員会館
の
部屋
の中で起
つた
問題でありますが、この点
皆さん方
にもよく考えて御
考慮
願いたいのは、御
承知
のように
議員会館
は、
国会法
第百二十二條で
議員
の
職務執行
の便宜のために提供されておるところでありまして、やはり
一つ
の
議員
の
職務執行
の
場所
だと思いまするその中で公務の
執行
を阻害するような
行為
が行われたということは、やはり非常に重要視すべき問題だと思うので、その辺も十分御
考慮
願いたいと思います。
大池眞
46
○
大池事務総長
これは
逮捕状
も出ておるように
新聞等
にも書いてございますし、いずれ
実地検証
の結果、
警察
の方で
十分職権
を発動していただけると思います。單にこれは
相手
がだれだという問題じやございません。われわれ常造物を
管理
している者としては、
議員
の室へ
面会
を求めて参りまして、その
議員
との
話合い
のを、かりに感情的な言葉があろうとなかろうと、
議員
に対して不届きな
行為
をするようなことが黙認され、あるいはこれが当然であるかのごとくなろうものなら、将来の非常な悪例にもなることでありますから、
司法権
の発動にあた
つて
は、十分に将来を考えてや
つて
いただけることと予想しておるわけでありますが、私
ども議院
の方の
管理
をしておる者から見れば、
議員
の
自室
というものはその
議員
に
使用
の
許可
をいたしまして、
私室代用
のものでありますので、
面会人等
が入
つて
行くということは支障があるということで、
議員会館
の
取締規則等
も、
庶務小委員会等
で、
世話人等
の意向も聽取して、いろいろ厳粛な
規則等
もこしらえてあるわけであります。
最初
は
記章
を持
つて
おる者といえ
ども
、一応
受付
で
名前
を一々申し入れて、
本人
の
許可
がなければ通さない、かりに細君、
子供等
といえ
ども
、一応
自分
の家族として
面会
を申し込まれて、そうして通すということが至当であろうということで、私
ども
は試案を提案いたしたのでありますが、あまりにきゆうくつであるということで、
記章
を持
つた
者は通行できるということに相な
つて
おります。それ以外の
面会者
は、必ず
面会所
の
受付
を通して、
受付
から御
本人
の許諾を得て、御
本人
が
部屋
に通せと
言つた者
以外は通さぬということに規則はな
つて
おるのであります。ところが今回の場合は、すでに
記章
を
秘書
の人が交付して、その交付を受けた
記章
をつけてそこを通過しておるのでありますから、
面会所
の
受付
の
手続
はま
つた
く通
つて
おらないのであります。
従つて部屋
に
お通し
にな
つた
事実については、われわれとしては何とも
責任
を持つ方法はございません。
従つて
その
私室
の中で行われた
行動
というものは、前も
つて
、これは怪しいから、
そば
にだれか
立番
をしておれというような御
注意
がない限りは、どういうお
話合い
があるかわかりませんから、
そば
にも人はいないわけであります。そこで今後人を通す場合には、これなら確かであるという者を、
十分審査
の上に
お通し
を願いたいと考えておるわけであります。なお、そのために
面会室
もできておるわけでありまして、そこには大勢の人もおることでありますから、小さい
部屋
の中で行われるようなことは比較的行われにくいという実情もあろうかと思いますので、
面会室
の御利用もお考え願いたいと思います。それから今度のような場合でも、こちらの党の方へ
最初面会
に参りまして、それは偽名であろうかと思いますが、
池田大助
というような
名前
は、
ちよ
つとおかしいと思うのでありますが、外四名というようなことで、
亀有
の
労働組合
の者であるかのように装うて
面会
を
要求
して来ておるのであります。そういう者を
お通し
になる点についても、いろいろ今後
各党
で、こういう
一つ
の事実にかんがみまして、十分御
注意
を願いたい。怪しいとか、あるいは前も
つて
打合せのないような者は、
面会所等
でお
話合い
を願うと、
あまり事
が起りにくいのではないかと考えております。なお本館の方は、
議院
が
警察権
を持
つて
おることでありますから、
衛視等
ももちろんおりますので、非常に事の運びが
嚴重
なのでありますが、
会館
は御
承知
のように
厚生施設
の
一つ
として、
事務
をとる
場所
を提供してある次第でありまして、
衛視等
があそこに立
つて
直接に
警察権
を行使するというような
場所
にはな
つて
おりませんから、その点も十分御
了承
の上で、今後
お互い
に御
注意
を願いたい。私
ども
の方としては、
会館
の
監視要員
は、
予算定員
としては十二名ぐらいしかございませんが、夜晝、
徹夜勤務
をさせる
関係
から、六部ないし今では七部にわけまして、四人ずつの
監視員
が出ておるわけでありまして、そのうちの一名くらいは
事務
の者に手伝わせなければ、
予算定員
の
関係
でできない情勢にな
つて
おります。われわれの方としては、できるだけのことはいたすつもりでありますが、現在の状態においては、
お互い
に御
注意
を
願つて
、また今回のような
不祥事件
については、できるだけの
処置
をとりてもらいたい、こう考えておるわけであります。
竹村奈良一
47
○
竹村委員
事務総長
の
報告
された点については、多少事実の食い違いがあ
つて
もよいと思うのですが、
私室
に連れて
行つた
というような点は、もちろん
秘書
が
案内
しておるというような点から考えて、
責任
を持てとか何とかいう問題ではないわけです。しかし問題は、私
ども共産党
の
議員案
は御
承知
のように一番奥でありまして、表玄関まで出るには非常に距離があるわけです。しかも
風早議員
が、
汚物
をかけられまして、
本人
を追
つて
出て来たが、四人は長い廊下を堂々と逃げて
行つた
。そこには
警備
の人が常におられて、ぼくらが
行つて
も、オーバーなどを着ていると、一々
注意
されるくらいだのに、そのまま放任されたという点については、私
たち
としては納得できない。なぜ一人ぐらいはつかまえられぬのかと思うけれ
ども
、何ともできなか、
つた
。それからもう
一つ
は、きのう聞きますと、いつも
警備負
が四人おられるのが、一人もいなか
つた
ということに原因されたということを言われておるわけです。こういう点についても、われわれは少し疑問を持
つて
おるわけです。もう
一つ
は、先ほど申しましたように、大体
議院
の
受付
に来られたときに五人であ
つて
、一人は
秘書
のバッジをつけた人がおられたというような点から考えて、これはもちろん調べるところが調べることかもしれませんが、何か
背後関係
でもあ
つて
、
連絡
があるのではないかという疑いも持たざるを得ないわけであります。しかしそれは別問題としても、
注意
することは各人が
注意
するとしても、こういう問題については、今後こういうことが起らないようにするにはどうするかということについてこの
委員会
としてもぜひ研究
願つて
、
善後策
を講じていただきたい。これは單に私の党だけではない。各
議員
の問題だと思います。
松井政吉
48
○
松井
(政)
委員
ぼくはこの問題を二つに区切
つて
今後の戒めにしなければいかぬと思
つて
いるのです。
一つ
は、いかなる党の
議員
に対してであろうと、
新聞
社とか、あるいは
一つ
の団体というものを背景にして、
議員
たる者に危害を加えるということに対する一般的な取締りの
関係
からこれを考えてみる必要がある。いかなる思想的なものを持
つて
おろうとも、少なくとも
公館
にまで押しかけて、
議員
に危害を加へ、あるいは暴力を振うというような者に対する取締りは、徹底的にやらなければならない、こういうことが私は
一つ
だと思います。もう
一つ
は、
会館
の中における
面会
人の
取扱い
、それから取締り、さらに
会館
の運用等については、これは世話人会とか、幹事会ができてお
つて
、その都度やはり自主的に相談をして、その
意見
を具申して、取締りの
関係
がきま
つて
おるわけであります。通行人に関する、あるいは
面会
人に関する規則もできておるわけです。今度第二
会館
ができ上
つたの
で、第一
議員会館
と第二
議員会館
との合同世話人会を開いて、改めるところは徹底的に改めて、それからまた新しい企画があればそれを取入れて、
会館
の運営について相談をしようということで、ここまでは大体
庶務小委員
会でも話が来ているわけです。だから結局
公館
にまで押しかけて、団体あるいは
新聞
社等の
背後関係
をも
つて
議員
に暴力
行為
を行おうとする者に対する取締りの問題と、それから
会館
における
面会
人その他に対する規制の二つにわけて、今後の戒めにして行く。そういう角度で、再びこういうことのないように
お互い
に考えなければいかぬと思います。
石田博英
49
○
石田
(博)
委員
今の
松井
君の御
意見
は私も
賛成
です。この問題は非常に大きな問題だから、議論するのはよいけれ
ども
、ほかにいろいろ議案も山積しておるから、
松井
君の言われた前段の、
議員
の身辺の
安全保障
の問題は、
議長
から法務府の方へ、きようの
話合い
の結果を申し入れてもら
つて
、適当な方法を講じてもらいたい。それから後段の問題は、あそこに世話人会もできるのだし、今度は二つにわかれるのだから、それぞれ
注意
してもらいたいと思うが、前
国会
のときにできた
院内
の
警察
及び秩序維持に関する小
委員会
というものをまた編成して、そこで相談をして、具体的な措置を講ずる。但しこの際、
議員
あるいは
秘書
が便宜的に党内の
記章
なんかを使われるとか、あるいは
一つ
の
記章
を何回も繰返して使われおるために、なかなか取締りがむずかしいので、その場合に生ずる
責任
は、やはり
議員
が
自分
で負
つて
もらわなければ困る。
自分
の党に来ている
通行証
を
自分
の
責任
において人に渡して、その人が起した事故について他人に
責任
を負えとい
つて
も、これはむりで、取締りようがない。そうかとい
つて
、それも認めないことに
原則
をきめてしまうと、また非常にきゆうくつにな
つて
困る。今回のような場合は、
事件
それ自体はまことに遺憾であり、事のいかんを問わず、暴力あるいは暴力類似
行為
を
議員
あるいはそれ以外の者についても加えるということは、われわれとしては絶対に肯定できないことであるから、それを厳粛に
処置
してもらうということは当然の話であるけれ
ども
、その場合に、
共産党
に渡されている
通行証
を使われるということは、はなはだ遺憾なことだと思うのです。(「それは少し違うのです。」と呼ぶ者あり)それが事実そうでないとしても、実際問題として行われておるのだから、その
責任
を警務課へおつつけられても、警務課としても困る。いかなる具体案をも
つて
出入
許可
の問題その他に処するかということについては、
院内
の
警察
及び秩序維持に関する小
委員会
というのが前
国会
中にもできたのだから、それを今
国会
からまた編成して、そこで
協議
をする、前段の場合は
議長
から申入れてもらうということでどうです。
梨木作次郎
50
○
梨木委員
記章
を貸して入れたということはないのです。
秘書
が
案内
したので、その点事実と相違しております。
大池眞
51
○
大池事務総長
秘書
が
案内
しても、
記章
のない者は通しはしません。
梨木作次郎
52
○
梨木委員
会館
の方ですよ。
秘書
本人
が運行した。
石田博英
53
○
石田
(博)
委員
その場合でも、
秘書
が連れて行くということは、
秘書
の判断においてや
つた
ことだから……。
椎熊三郎
54
○
椎熊委員
これは非常に遺憾な点であ
つた
けれ
ども
、この点を契機として
会館
あたりに衛視をふやすとか、
警備
員をふやすとかいうことは、私は大反対です。
議員
宿舎は、議事堂と
違つて
、なるべく個人的自由を確保したい。それを衛視の監視のもとに置かれるような状態では、休息にも勉強にもならぬ。この
事件
は遺憾なできごとだ
つた
から、それは自粛もし、取締りもする。しかしそのために衛視をふやすということは反対です。
大池眞
55
○
大池事務総長
あそこは
議院
警察
以外ですから、あれによ
つて
衛視をふやすわけには行かぬのです。
監視員
は、
予算定員
以上にどうしても必要だから、こちらの職員を減してや
つて
おるのです。
田中織之進
56
○田中(織)
委員
風早
君が犯人を追うて出る途中、
警備
の者が一人もつかまえ得なか
つた
という点については、どういう状況であ
つた
かわかりませんけれ
ども
、
警備
の者がおるとすれば、多少遺憾の点もあ
つたの
ではないかと思いますけれ
ども
、問題は、今後われわれ自体の方で
面会
人の
取扱い
について
注意
しなければならぬということが重点じやないかと思います。
庶務小委員
会もあり、また
会館
の世話人会もあり、境内の秩序の
委員会
もあるのだから、そういうところで考える点がありとすれば考究することにして、前段の犯人の厳罰については、
議長
から発議して法務府へ申出ていただきたい。
小澤佐重喜
57
○
小澤委員長
今
皆さん
から御
意見
がありましたから、とりあえず
石田
君の申されたような暫定措置を講じて、やがて真相が判明して、あるいはこうした方がよいかという御
意見
がありますれば、適時その際愼重に
考慮
して善処することにして、この問題は打切ります。
小澤佐重喜
58
○
小澤委員長
先ほどの人事の問題は、田中君どうですか。
田中織之進
59
○田中(織)
委員
難波君の資格そのものについては異論はございません。しかし問題は、難波君が飼料公団の総裁であ
つた
当時、飼料公団についていろいろな問題が起
つた
。その意味において最高の
責任
者です。そういう点から考えますれば、一応現在でも問題になるような問題を惹起した飼料公団の
責任
者であ
つた
ということは、考えなければならぬ点だと思うのです。私らの党の立場から見れば、そういう重大なる
責任
を持たなければならぬ立場の人が、
国会
の專門員になるということについては、必ずしも適当ではない、こういう
意見
を持
つて
おります。 それから
事務総長
に一応お確めしておきたいのですが、今度の場合は、現在三名あるのを五名に増員される意味合いのものであるかどうかという点です。
大池眞
60
○
大池事務総長
そうじやございません。農林
委員会
には前からございませんで、
予算定員
の中でやるわけです。今の專門員の三人というのは、十五級の專門員じやないので、十五級以下の者で
名前
だけ專門員というのでや
つて
いるので、
調査員
の資格の人であります。
田中織之進
61
○田中(織)
委員
その点は、この前の資格
審査
委員会
でも、積荷十四級なり十一級の門員があ
つた
という従来の例を認めて、特例を用いたわけです。それで專門員が十五級でなければならぬという規定にな
つて
おりますから、十五級の專門員を置くのだということであれば、これはまた今
事務総長
の言われたことと多少意味が違うと思うのです。現在たとい十五級でないにしても、従来は專門員として通
つて
来たわけなのですし、従来の経過なり事実も認めて、專門員として名実ともに
取扱い
して来ているわけであります。規定の上の十五級の專門員が現在欠けておるから、それを新たに
選任
するということと、現在專門員が一名もいないから入れるのだということとは、
ちよ
つと意味が違うと思うのです。
大池眞
62
○
大池事務総長
それはそういう意味ではないのでして、專門員自体は、とにかく
名前
は專門員の仕事をしている者がいるわけですが、十五級の格づけがある專門員が一人もいないので、それを入れておきたい。さつきあなたのおつしや
つた
前段の意味で、
委員長
から
要求
があ
つた
わけです。
田中織之進
63
○田中(織)
委員
それと、もう一点
伺つて
おきたいのですが、これは資格
審査
委員会
の段階で相談すべきことかと思うのですが、農林
常任委員会
の手足のごとく働いてもらわなければならない建前にあるのですから、その採用に当
つて
は、当然
委員長
を通じてその意向を
議長
の方へ申入れるだろうと思うのですが、
委員会
の意向というものが十分くみとられておるかどうかということです。
大池眞
64
○
大池事務総長
ずつと前から申出があ
つたの
ですが、閉会中で審議の機会がなか
つたの
でありまして、おそらく
理事
等には
お話
があ
つたの
ではないかと考えておるのです。ただ常任
委員長
の推薦する場合に、
委員会
の同意を得て推薦するという形にな
つて
おりません。私
ども
としては、常に
委員会
の手足になるわけだから、
委員会
に諮
つて
いただければ一番よいのですが、その機会がなければ、少くとも
理事
たち
の意向はくんでもらいたいということは、申し上げてありますし、従来の
選任
の場合でも、そういうことは申し上げておるけれ
ども
、そういうふうにされなか
つた
場合もあるわけです。今回は、特にそのために
理事
会を招集されたかどうか知りませんが、おそらく御相談にな
つて
おるのではないかと考えております、しかし、それがなければ私
ども
の方で
議題
にできないということにはな
つて
いないものですから、そこは承
つて
おらないわけでありますが、
社会党
からも
理事
が出ておりますから、御相談があ
つた
かなか
つた
かは、おわかりではないかと思います。多分
理事
等に
お話
があ
つた
ものと心得ているわけです。
田中織之進
65
○田中(織)
委員
その点については、私の方の
理事
は井上良二君なんですが、きのう私の方の代議士会で、難波君についての資格
審査
が終
つて
、採否を
決定
すべき段階に来ておるのだということについて諮
つた
ときに、農林
常任委員会
の意向を、少くとも
理事
までにも聞いておらないような意味合いから、井上君から実は
異議
の申立てがありまして、私
ども
の党として、この問題に対する
態度
がそこからきま
つて
来ているわけです。
椎熊三郎
66
○
椎熊委員
それは考査
委員会
などでは、てんで諮
つた
ことがないのです。諮らなくてもよい規則なんです。
田中織之進
67
○田中(織)
委員
規則の上では諮らなくてもよいことにな
つて
おるかもしれませんが……。
大池眞
68
○
大池事務総長
この前私はそれを言
つたの
ですけれ
ども
、実は
名前
を申し上げかねるのですけれ
ども
、おれが見て来たんだからいかんとい
つて
、故意に諮らぬということを明言して持
つて
来られた方もありまして、それで通
つて
おる方もあります。
椎熊三郎
69
○
椎熊委員
委員会
に諮
つた
りなんかしたら、與党と野党と対立して、円満解決ということはない。あの
委員会
のときに、特にそういうことも気がついたけれ
ども
、諮らなくてもよいことにしたのです。
大池眞
70
○
大池事務総長
最初
は書こうかということでしたけれ
ども
、採用された場合に、勤める
本人
の方に、あの人は
自分
に反対したというような感情が残るといけないからというので、やめたのです。
田中織之進
71
○田中(織)
委員
しかし逆に、專門員は
委員長
だけの機関ではなく、
常任委員会
全体の機関として、動いてもらわなければならぬのだから、常任
理事
までには話わするということが順序ではないかと思うのです。そういうことがなされておるから、おそらく井上君あたりから
異議
がでたのではないかと思うのです。
小澤佐重喜
72
○
小澤委員長
結局においては承認していいのでしよう。今田中君の言うようなこともごもつともなお考えだから、今後各
委員会
の
理事
に承認してもらうようにして今回は承認してください。
田中織之進
73
○田中(織)
委員
私の方は、資格の点は何も異論をはさむことはないのですが、問題は、飼料公団の
責任
者だという点です。結論としては、資格には申分ありませんけれ
ども
、採用するという点については反対です。
小澤佐重喜
74
○
小澤委員長
それでは、しかたがないから、採決します。農林專門員に
難波理平
君、同
調査員
に小西富三朗君を承認するに
賛成
の方は挙手を願います。 〔
賛成
者挙手〕
小澤佐重喜
75
○
小澤委員長
多数。よ
つて
本件は承認することに
決定
いたします。
小澤佐重喜
76
○
小澤委員長
先ほど留保いたしました
各党
の時間
割当
を再び
議題
に供します。
椎熊三郎
77
○
椎熊委員
総理大臣
の
施政方針演説
の
演説
並びに
大蔵大臣
の財政
演説
に対する
質疑
の時間
割当
の問題がたいへん議論になりまして、われわれは全
国会
の先例
通り
や
つて
もらいたいということを主張したが、多数党は絶対
原則
で行くということで、
意見
は対立いたしました。対立のままで採決されると、野党側が不利です。そこで私は、そういう採決なんかされることは、はなはだ遺憾に思いますので、野党的立場から、農協以下小
会派
の人々と懇談を重ねました。そのまとま
つた
意見
によ
つて
自由党
側と折衝の結果、円満に結論を発見いたしました。その結論を
皆さん
で御承認を願いたいと思います。 それは、
総理大臣
及び
大蔵大臣
の
演説
は特殊のものですから、なるべく多くの人に発言を許すという趣旨に基きまして、時間も十分にやるという趣旨によ
つて
、時間は農協以下小
会派
全体で三十分、そうして特にこの問題に関する限りは、二十五名の団体として、代表は一人より出られないのだが、政治的解決として二人発言する、二人で三十分の持ち時間、これで
総理大臣
、
大蔵大臣
に対する
質疑
はきまりました。ただ残余の問題では、普通に行くと、全部何事でも三十五人のうちから一人より出せないということになり、それでも困る場合があ
つて
、たとえば電力再編成、給與ベース、それから地方公務員法、それと予算—今日の
議会
における重要法案に関しては、特に小
会派
の主張をもくみと
つて
、普通なら一人のところだが、小
会派
といえ
ども
客共左派たる労農党と農協とは非常に意味においても違うので、いつでも
意見
が一致するというわけには行かぬ、反対と
賛成
が出た場合にはどうなるかということで、この四つの法案に関する限り、賛否両論にわかれた場合には、
賛成
と反対と一人ずつを許すということになりました。今あげた四つ以外の法案につきましては、自粛いたしまして、発言いたしません。そういうことでまとま
つた
わけであります。御
了承
願います。
石田博英
78
○
石田
(博)
委員
第二、第三の項目は当然でありますが、第一の項目につきましては、私
ども
としては非常に苦しい立場でございますが、
椎熊
君せつかくのごあつせんでありますから、今回限りその点を
了承
いたしました。
小澤佐重喜
79
○
小澤委員長
それでは民主党並びに
社会党
、
共産党
は、先ほどきま
つた
通り
とし、小
会派
の分は、ただいま
椎熊
君の適正なあつせん
通り
決定
して御
異議
あり度せんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小澤佐重喜
80
○
小澤委員長
では、さよう
決定
いたします。なお、
質疑
を三十五日にやることは前会きま
つて
おるのですが、二十六日は日曜の
関係
で、土井君から、
ちよ
つと考えさせてくれという
意見
があ
つたの
ですが、ひ
とつ
勉強してやろうという
意見
が多うございますから、日曜もお願いいたします。
椎熊三郎
81
○
椎熊委員
二十五日一日で済んでしまうかもしれないのです。だから一応
原則
として日曜日もやることにして、残らない場合には休む……。
椎熊三郎
82
○
椎熊委員
日曜は断じて反対です。採決を願います。
小澤佐重喜
83
○
小澤委員長
それでは、ただいまの順序によ
つて
国務大臣
に対する
質疑
が二十五日中に終了しない場合には、引続き休日の二十六日も行うということに御
賛成
の方は挙手を願います。 〔
賛成
者挙手〕
小澤佐重喜
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○
小澤委員長
多数。よ
つて
さよう
決定
いたします。どうも御苦労さまでした。 午後二時四十八分散会