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荒木正三郎君 私は正式の
教授会がまだ発足できないにしても、できるだけ
学校を民主的に運営するというような立場から、こういう
教授の会と申しますか、そういうものの意思が
学校運営において重視されるような指導をや
つて頂くことを非常に希望するわけであります。これについてはいろいろ学芸
大学の実情について
学長の専断が多いとか、いろいろなことを聞いているわけであります。そういうことを耳にしているわけであります。従
つてそういう指導がなされることが適当ではないかというふうに感じているわけであります。それからこれは又別の問題であ
つて、今日お伺いすることはどうかと思うのですが、この
大学の中の
教員養成の
大学の問題でございますが、昨
年度の入学、一昨
年度の入学を見ましても、第一次募集で定員に達したところは殆んどないというような
事情であ
つたわけであります。二次三次の募集を大抵の
学校がしているようであります。こういう実情は何に基いて来ているのか、その理由と、それからこれを打開して行くのはどういうふうに
考えておられるのか、そういう点をまあ概略でいいですから、説明を願いたいと思いますが、まあこの問題が重要で
あということは、私から申上げなてもこれは十分はつきりしている問題であるから、この間から免許法の問題について
審議されるについても、できるだけ人材を
教育会に集めたい。そういう
趣旨に立
つて免許法を
考えなければならんという
意見が非常に多か
つたのですが、幾ら
大学に昇格しても、肝心の
教育に希望する者の素質が非常に悪いということであ
つては、まあいろいろ立派な免許法ができても、これは人材が得られないと思いますが、従
つてこれの対策というものは非常に重要だと思います。そのためにはなぜこういうような実情にな
つているのか、その実情に基いてどういう対策を講じなければならないか、こういう問題についてお伺いしたいと思います。