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1950-10-24 第8回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十五年十月二十四日(火曜日) 午後二時三十九分
開会
—————————————
委員
の異動 本日
委員小川久義
君辞任につき、その 補欠として
大隈信幸
君を議長において 指名した。
—————————————
本日の
会議
に付した
事件
○
委員長
の
報告
○
証人喚問
に関する件
—————————————
栗山良夫
1
○
委員長
(
栗山良夫
君) 公報でお知らせいたしました
通り只今
から
電力
問題に関する
特別委員会
を
開会
いたします。
会議
に付する
事件
は
電力
問題に関する
調査
並びに
証人
の出頭を求める件でございます。今までの本日の
事件
に対する
経過
を
委員長
から一応御
報告
申上げます。 去る十月十日の
電力
問題に関する
特別委員会
におきまして
電力
再
編成
に対する
経過並び
に見返
資金関係
の
調査
をしておりましたうち
江田議員
初め二、三の
方々
から最近の
電力事業
の再
編成
をめぐ
つて巷間
に伝えられておりまする不明朗な
事件
に関しまして
調査解明
をすべきであるという
意見
がございまして、その後
懇談会
において
意見
を取りまとめました結果、直ちに
懇談会
後の
委員会
において
江田
、
水橋
、三輪、
佐々木
、古池、
結城委員等
から
賛成
がございまして当日次のような
決定
を見たのであります。
委員会
の空気といたしましては
懇談会
でまとまりましたことにつきましては殆んど異議なく
全会一致
で
決定
をし得る
段階
にございましたけれども、
懇談会
に入りましてから二名ほど定員を欠きました
関係
がありまして、重要なことでございまするから、正式に
決定
いたしますことば次回の
委員会
まで
保留
をいたす。そして各
委員
はそれぞれの会派に持ち帰りまして、次回の
委員会
において打合せ
通り
決定
相成りますように努力をするということが申合せされました。そして
調査
の
方針
といたしましては、
参議院
は独自の
立場
に立
つて
電気事業
に対するいろいろな
動き
を明らかにするのであ
つて
、
不正追及
というような
意味
を持たない。純粋のフエアーな
気持
で
動き
まして
電力法案
の
審議促進
に資するのであるということが明らかにせられたのであります。続いてその
具体化
につきましては
理事会
に
一任
をせられたのでございます。この十月十日の
委員会
の結果に基きまして十月十二日に
理事会
を開いたのでございます。
理事会
におきましてはその
調査
の
目的
と申しますか、
方針
は十月十日の
委員会
の
経過
を宵
確認
をいたしましてへそして
調査
の範囲につきましては昨年十二月
電力審議会発足
以後の問題に
限定
をいたしまして
調査
をいたそうという
方針
を
決定
いたしました。 それから
記入
の
喚問等
の件並びにその
内容
につきましては
委員長
に
一任
をするということが
決定
をいたしました。 第三には十月の二十四日に
理事会
並びに
委員会
を開きまして正式に
決定
をするということ、それから
証人
の
喚問
は十月の二十六日から三日間に亘
つて
行いたいということが
決定
いたしました。 それから第四番目には
通商産業委員会
におきまして
日本発送電株式会社
の
首脳部
更送の問題につきまして
大西
、
桜井両氏
を
喚問
したいとの動議が出されてお
つたよう
でございますが、この点は
通商産業委員会
におきまして
通商産業委員長
と
電力委員長
と協議をして、善処せられたいということに相成りまして、
専門員
を通じまして
電力委員長
に連絡がございました。従いまして
電力委員会
として本問題を
調査
の中で行うことに相成るやも知れませんので、この点は
通産委員長宛
に
電力委員長名
を以て
了解
をつけるように手配をいたしております。 以上十二日の
理事会
におきまして
決定
をいたしましたので、その結果に基きまして本日再び
理事会
を開催いたしたわけでございまして、本日の
理事会
の
経過
を申上げます。本日の
理事会
におきましては、
緑風会
の
山川議員
が
理事結城議員
の代理として御
出席
を願いました外は
全員
御
出席
を頂いたわけでありまして、而して先ず第一に一番
調査
の
目的
が重要でございまするので、この点は従来
通り
に再
確認
をいたしまして、その
内容
の検討に移
つた
わけであります。
委員長
に
一任
をされておりました具体的な
調査
の
進め方
につきまして、
只今
お
手許
へお届けいたしましたような案を提出いたしたような次第であります。
只今
お
手許
へお届けいたしましたのは、
原案
に対しまして
理事会
の結果修正された
理事会修正
の案でございます。今日の午前中の
理事会
できめました案について御
説明
を申上げます。
調査
が
目的
でございまするから、
特定
の
事件
について
追及
をするというような形が出ますることは穏当を欠きまするので、飽くまでも大所高所からこの問題の
調査
を進めるという
方針
を堅持いたしまして、先ず
最初
に昨年の
電力審議会発足
当時からの
電力事業
再
編成
に対する
各界
の
動き
を
証人
を煩わしまして明らかにいたしたいというのが
調査案
の第一の要点でございます。それから第二の問題はその間に最近派生いたしました
日発
の人事問題につきまして
首脳部
の更迭並びに後任問題についてでございます。かような案を作りました
進め方
の
目的
は先ずそこに認めましたように
電気事業
再
編成
をめぐる
各界
の
動き
につきましては三つに分けまして、第一は第七国会までの再
編成法案
に対する
政府
の
態度
、政党、
電気事業者
その他に対する交渉を含めまして当時の
政府
の
最高責任者
でありますところの稲垣、
進藤両氏
から伺いたい、こういうことにな
つたの
であります。第二番目には
日本発送電
並びに九
配電会社
から
官界
、
財界
、
政界
、
報道機関
その他に対して行われましたところの
運動
の
方法
並びに
経費
を時期別に
順序
を立てて
説明
を願いたいというのでございます。
記入
といたしましては
日本発送電
を代表されて
大西
前
総裁
、
配電会社
を代表されて
関東配電
の
高井社長
にお願いしたいということでございます。第三点は
通称松永機関
というのが
新聞
、
言論機関
に
報道
されておりますが、それを動かされる
目的
、それから
官界
、
財界
、
政界
、
報道機関
その他に対して活動された模様、それからこれに
関係
された
人々
、
経費等
について御
説明
を願いたい。これは
松永委員長
にお願いしたい、こういう
意味
でもりました。 それから第二の
日発
の人事問題につきましては、
監督者
といたしまして
官界
におきましては
横尾通商産業大臣
、
首藤政務次官
、
永山官房長
、この三名
説明
を伺いたい。それから
当事者
といたしまして
大西日発
前
総裁
、
桜井
前副
総裁
並びに
稻垣平太郎
氏、この三名のかたをお願いしたい、こういう案に
なつ
たわけであります。 それで先ず
最初
にこういうかつこうで、極めて自然な形におきまして
電気事業
の再
編成
問題がクローズ・アップされて参りました昨年の十二月から今日までにおける
各界
の
動き
を、それぞれの
責任者
、或いは
当事者
から伺いまして、そうして第一
段階
における
調査
を終了いたしまして、そうしてその各
証人
から得られました
証言
の
内容
を再び本
委員会
で検討いたしまして、その結果第二
段階
の
調査
が必要であるということになりまするならば第二
段階
の
調査
を進めて行く。こういうことに
理事会
は
決定
をしたわけであります。又
証人
の
人選
につきましてはいろいろと多数の
人々
が
関係
されておるわけでありまするけれども、本
委員会
のこの
調査
をいたしまする主
目的
からいたしまして、直接
関係
をせられました
各界
の
最高責任者
並びに
当事者
ということに先ず第一
段階
の
調査
においては
限定
をするのが妥当ではないかという御
意見
がございまして、かようにいたしたわけであります。 それから十月の十日に、
委員会
の
開会
の日取りにつきまして十日一十六日から三日間ということを
決定
いたしましたのは先ほど御
報告
申上げた
通り
でございまするけれども、実はこの
調査
に最も重要な
証言
を期待いたしておりまする前
通商産業大臣稻垣平太郎
君が十月初句に病を得られまして、病と申しますと
ちよ
つと語弊がございますので、真相を申上げますると、突然盲腸にかかられまして
手術
をせられたわけでありますところが
手術
の時間を二時間も費すというような非常にむずかしい
手術
であ
つた
そうでありまして、その
回復
に時間がとられたのでありまして、もうすでに今日頃は
退院
せられる予定にな
つて
お
つたの
でありますが、まだ
病院
におられるわけであります。そこで仮に明日
退院
せられたといたしましても、
退院
後の御静養のこともありましてこれは人道上から申しましても御
本人
のお
考え
を確かめないで一方的に
決定
するのは如何か、御
本人
に
一つ
御
了解
を得て貰いたいという
理事会
の
お話
がございましたので、先ほど私は
稻垣平太郎
君にお会いをして参
つた
わけであります。御
本人
も非常に元気でございまして、この問題の
調査
につきましても非常な御
賛成
を得たわけであります。
証人
に立つことも御承認を得て参りました。ただ健康上の問題が、ございまして、今月中は
手術
後の
回復
が遅れておりまするので、
病院
にいなければならないかも知れない。側近の
方々
のお勧めがあり、又自分の意思からも
退院
後週間ぐらい
転地
をしたい、
転地療養
をしたいというお
考え
がございました。従いまして十 一月の八日頃から以後ならば
証人
に立てる、こういう
お話
を承わ
つて参つたの
であります。 以上簡単でございまするけれども、本
委員会
から
理事会
に御
一任
になり、
理事会
から
委員長
に御
一任
になりました
事件
につきまして御
報告
を申上げたわけであります。
石坂豊一
2
○
石坂豊一
君
ちよ
つと伺いますが、
只今
私共の
手許
に参
つて
おります刷物について
委員長
から一応の御
報告
がありましたのですが、これはこの
通り
にきま
つた
と仰せられるのですか。これは
理事会
は
決定機関
でもないのだから、ただ大体こういうものを……、若し
理事会
でこれがきま
つた
ものならば我々のほうからもやはり
理事
を出しておるのですから、これはかれこれ申上げるべきでもないが、その点について
皆さん
も御
意見
があるだろうと思いますので、その辺確かめて置きたいと思います。
栗山良夫
3
○
委員長
(
栗山良夫
君) その点私の
言葉
が足りなか
つた
点があろうかと思い、まするので補足して申上げます。本
委員会
から
理事会
に
立案
の仕事を任せられたのでございまして、
理事会
といたしましては
委員会
で御
決定
を願う
原案
を作成いたしたわけであります。私が先ほど
理事会
で
決定
をいたしたと申上げましたことは、
理事会
の
申合せがま
とま
つた
という
意味
でございまして、
委員会
の
決定
を拘束するという
意味
でないことを御了承願いたいと思います。それから
理事会
は
決定機関
でないことは
只今
御指摘の
通り
でございまして、本日の
理事会
におきましても岡田、
橋本
、西田、
山川
、
佐々木
、三輪、
水橋並び
に
栗山
全
理事
が
出席
いたしたわけでございますが、その中で
橋本委員
はかような
調査
をすること自体に対して
保留
をせられました。その他の
理事
は
全員
御
賛成
を頂いたわけであります。以上であります。
中川以良
4
○
中川以良君
私は先般の
委員会
には旋行をしておりまして東京にいなか
つたの
でお伺いできなか
つたの
でありますが、過般
新聞紙上
において当
特別委員会
が
証人
を
喚問
する。而もその
証人
の
名前
まで列挙して出たのでありますが、これはすでに
決定
されたごとく
報道
されたのであります。これは
委員長
御
承知
かどうか。どういうことからこれは
新聞
に出たか、この点の経緯を
一つ
お伺いいたしたいと思います。
栗山良夫
5
○
委員長
(
栗山良夫
君)
新聞
に
報道
をせられましたことは、私は
新聞
を見まして
承知
をいたしております。十二日の
委員会
において
新聞
に
報道
されたようなことを
決定
した事実はございません。ただ
理事会
は当時祕密会を以て
行なつ
たわけではございません。たまたまいろいろな議論をしておりまする間に
証人
を
喚問
するとか或いは
調査
の
内容
とか、その他についていろいろと
意見
が交されましたので、そういうことが誤り伝えられたのではないかという
工合
に
考え
ております。
中川以良
6
○
中川以良君
私もそれは誤報だとは信じておりますが、
只今
の御
報告
によりますると、十二日の
理事会
ですか、
理事会
において
証人
を
喚問
する。その
人選
については
委員長
に
一任
されたという御
報告
がございましたが、それは御
一任
されたのでございましようか。
栗山良夫
7
○
委員長
(
栗山良夫
君)
人選
を
一任
されたのではないのでありまして、
プラン
を作ることを
一任
ざれたわけであります。
中川以良
8
○
中川以良君
今の
お話
では計画を
一任
されたというお
言葉
ではなか
つたの
であります。
人選
の
一任
を受けたという御
説明
を受けたように私思
つて
おります。御訂正願えますか、どうでしようか。
栗山良夫
9
○
委員長
(
栗山良夫
君) 若し私が前にさように申上げましたならば
只今
申上げましたように
プラン
を作ることの
一任
をされたと、こういう
工合
に御理解を願いたいと思います。
中川以良
10
○
中川以良君
私は当時
出席
した
理事
から聞きましたのによりますると、そういう
人選
を計画するその
プラン
を
一任
をしたというようなことはないように承わ
つて
おるのでありまするが、これはあえてここでとやかく申上げる筋ではございませんが、ただ当時の
理事会
、
委員会
において
喚問
する
記入
の
名前等
はとやかく御
論議
がなか
つたよう
に承わ
つて
おります。然るにかかわらず
新聞
においてこれが
喚問者
の
名前
が出たということは、
委員長
がその
人選
を御
一任
をお受けに
なつ
た
関係
上、何かそういう
人選
を他にお洩らしにな
つたの
か、或いは何かそういう書き物でもお持ちにな
つて
お
つたの
か、その点を
一つ
承わりたい。
栗山良夫
11
○
委員長
(
栗山良夫
君) そういうことは絶対ございません。ただ
理事会
の話を進めておりました過程におきまして
証人
を
喚問
する。どういう人を
喚問
するかというような話が出ましたときに、例えばという
言葉
を、表現を使いまして、こういうようなかつこうになるのではないか、こういうようなことが話に交されたことは、ございました。
中川以良
12
○
中川以良君
当
委員会
といたしまして、私共は非常に遺憾に思いまするのは、そういうようなことが
報道
されていろいろ
論議
を一部において醸した点、これはそういうようなものを
審議
なさる際に
委員長
といたされましてもつと愼重にお取扱い願いたか
つた
という点を私は特に強調申上げて、今後の
委員長
の御
参考
に供するため私は申上げたいと思います。これ以上この問題についてはとやかく申上げることはございません。
石原幹市郎
13
○
石原幹市郎
君 ここに示されておりまする
理事会
で
作つた原案
についてでありまするが、先ほどの
説明
で大体了承するのでありまするが、この(ロ)(ハ)に「
経費
を時期別に
順序
をたてて」とか 「
経費等
」なんかという「
経費
」という
言葉
が非常に沢山出て来るのでありますが、これは先ほどの御
説明
で
電力
一
特別委員会
の
調査
は飽くまでも
特定事
一件の
追及
というような形をと、つものではない。
電力
の再
編成
とか、或いは
電気事業
の運営、そういうことについて独自の
立場
から
調査
をするのである。これはいいと思うのでありまするが、たまたま
衆議院
の
考査委員会等
でもいろいろの問題が取上げられておるときでありまするので、
経費云々
というようなことが余りここへ出て来るということは、如何にもそういう問題と関連を強く持
つて
当
委員会
が動くのではないかという感じを與えるような気がするのでありますが、これはなくても
運動
の
方法
で、その
方法
が当然やはり
経費
とか、いろいろの問題にも触れる場合もあると思います。
経費
という字を私は除いて貰いたい、こういう希望を持
つて
おります。
高橋進太郎
14
○
高橋進太郎
君
只今
のは私もそう思うのでありますが、この
調査
はどこまでも
電力
問題の
審議
を前提にしておるのでありますから、
従つて
(ロ)にあるごとく、或いは(ハ)にある
経費等
につきましては削除して頂いたほうが穏当だと思
つて
おります。荷お聞きしたいと思いますのは、特に二の
日発
人事問題に
稻垣
さんのことがありますが、これはどういう趣旨で
稻垣
さんを
当事者
として御
喚問
なさらなければならないでしようか。
ちよ
つとその間の事情をお伺いしたいと思います。
栗山良夫
15
○
委員長
(
栗山良夫
君) これは
皆さん
も御
承知
かと存じますが、九月の上旬に
日本発送電
の正副
総裁
が辞職をせられました直後に、
新聞
に
報道
せられましたように、
稻垣
氏を
後任総裁
として推薦する
運動
が行われたのであります。その
運動
が行われましてから、過日就任をせられました
小坂後任総裁
が再び推薦をせられまして
決定
をいたしたわけであります。従いまして
日本発送電
の主脳部更送並びに
後任決定
までの問題を取止げようといたしますると、この
稻垣平太郎
君の問題を取上げなければならん、こういう
考え方
なのであります。
高橋進太郎
16
○
高橋進太郎
君 先般の
横尾大臣
との応答でも全然知らん、
官房長
も知らんというのであ
つて
、
稻垣
さん自身として
新聞
にそういう噂が載
つた
とこういうだけで、ここで
当事者
として喫問するということは穏当ではないのではないか、
従つて
ここまで突つ込んでこの
委員会
が
追及
するというのはどうかと思うのであります。私はこれは
当事者
の中から
稻垣
さんを除くのが至当ではないか、こう思います。
石原幹市郎
17
○
石原幹市郎
君 先ほど
経費
のことを
言つたの
でありますが、これは如何でしよう。「
経費
を時期別に
順序
をたてて述べる。」ということが特にここへ掲げられましたが、一応こういうことはどうしてもこの問題と関連して
論議
しなければ……再
編成
なり、或いは
特別委員会
の何に
関係
するというのか、そこらの見解を
一つ原案
を作成された
立場
から……。
栗山良夫
18
○
委員長
(
栗山良夫
君) これは
運動
をせられたわけでありますから、
運動
をせられるためにはそれぞれ
経費
を使われたことであろうと思うのであります。従いましてそういう
経費
が、最近
衆議院
の
考査委員会
に上
つて
おりますように、いわゆる
スキャンダル事件
としていろいろ扱われておりますけれども、そういうことでなく正常な形において使われる
運動
の
経費
でありますならば、何らこれは
追及
の対象にはならないと思うのでありまして、そういう点を率直に述べて頂いたほうが
却つて
いろいろな
疑惑
を一掃する
意味
において好ましくはないか。こういう
考え方
なのであります。
従つて
これが問題について
追及
しようというような
考え方
は、この
調査
を
立案
いたしました根本の目標がはつきりいたしておりますからないわけであります。
石原幹市郎
19
○
石原幹市郎
君 私は先ほども
言つたよう
に、
運動
の
方法
というくらいのことのほうが、たまたまいろいろ
参議院
の
特別委員会
において
論議
されておるときでありますから、
運動
の
方法
にはあなたが言われたように当然正常な
経費
とか、いろいろあるのでありますから、それはそれに関連して
質問
も出るでしようし、又
委員長
から聞かれてもいいのでありますから、特に
調査項目
の中に「
経費
を時期別に
順序
をたてて述べる。」というような
言葉
がないほうが、この
調査
の
目的
を
参議院
独自でやるのだということを言われました
関係
上から
言つて
もいいのじやないか、こういう
気持
であります。それから荷もう一点、この呼ぶ人は皆
証人
としてですか、或いは
参考人
として呼ぶ人もあるのでありますか、全部
証人
として呼ぶつもりでありますか。
栗山良夫
20
○
委員長
(
栗山良夫
君)
理事会
の
立案
は全部
証人
として
証言
を願いたい、こういうことであります。
ちよ
つとお諮り申し上げますが、
只今石原委員
、
高橋委員
から御
意見
が出ておりますが、どうもこの
原案
をこの
委員会
でそのまま
決定
を願いたいという
工合
に私は申上げておるわけではないのでありまして、一応
委員会
から
理事会
に向
つて原案
を作
つて
くれという
お話
でありましたから、その任務を遂行いたしたに過ぎないのであります。従いまして大体こういうかつこうで
調査
を進めていいのかどうか、そういうような点から御
論議
を願いまして進めるとするならば、どうするかというような
工合
に
一つ
話を掘り下げて頂きませんと、
只今
いろいろ私に向
つて
御
意見
、御
質問
がありまするけれども、どうも私として甚だ
ちよ
つと取扱いかねるのであります。
中川以良
21
○
中川以良君
私は今回の
証人
を
喚問
されます意図は、先ほど
委員長
のおつしや
つた
通り
に、飽くまで本
委員会
の独自の
立場
に立
つて
、この
電力
再
編成
の
審議促進
をするということに
主体
が置かれると存じます。これを飽くまで我々は
考え
まして、いやしくも本
委員会
の
主体
であるところのこの
審議促進
に対して今後の
論議
が軌道を外れるようなことがあ
つて
は甚だ遺憾だと思います。又この
証人
の
喚問
につきましても先ほど来
同僚委員
から
お話
のあ
つたよう
に、ややともいたしまするとそれが当
委員会
において検察的或いは又
政治的責任
を
追及
するかの感を世上に與える虞れがないとは言えないと存じます。そこで私は飽くまでこの
審議促進
の
参考
に資するのでありますから、それらの
人々
に
一つ参考人
としておいでを願うということが極めて穏当であろうと思うのであります。それから今も話しましたように、
経費云々
というようなことがございましたが、これは例えて申しますると、「
自発配電
より
官界
、
財界
、
政界
、
報道機関
その他に対する
運動
の
方法
及び
経費
」というのを、その他に対する賛否、如何なる
態度
で臨んだかというくらいな程度で以て
参考人
として来て頂くということにお願いしたほうが極めて穏当であり、今後の
審議
の上から申しましても、このほうが
審議促進
する
意味
においても私は最も妥当な
方法
ではなかろうかと
考え
るのであります。
山田節男
22
○
山田節
君 いろいろ
論議
がありますが、
さつき委員長
が一応整理上言われた一と二ですね。この
電力
問題に関する
調査案
の一と二の問題ですが、一の中で「
電気事業
再
編成
を繞る
各界
の
動き
、」成るほどこの(イ)(ロ)(ハ)に書いてあるので一応盡きるというように
理事会
では思われたんでありましようけれども、この
電気事業
再
編成
問題が起きてから電産
労組
が可なり大きな
動き
をしているわけです。然るにこの中に電産
労組
はこれは入
つて
いないのでありますが、私としてはこれは当然入れられるべきじやないかと思いますが、先ず
理事会
で特に省いた人という
理由
があればその
理由
をお伺いしたい。それから今中川、
石原
その他の
委員
から
経費
の問題を
言つて
おられますが、これはやはり私は
新聞
その他等で、四億円くらいな金を撒いたというようなことが
新聞
で伝わ
つて
いるので、
只今相当世間
が再
編成
にからむ大きな
スキャンダル
は金を撒いたということに
疑惑
を持
つて
いるわけです。これはたとえ
考査委員会
としての
会議
でも、
経費
ということはこれは当然
質問
に出るのでありますし、出なくちやならん
一つ
の
項目
になるのですから、私は入れてお
つて
差支えない、かように
考え
ます。それからもう
一つさつき証人
を
参考人
にしたらどうかという御
意見
がありましたが、これは
特別委員会
でありましてもやはり
参議院
の
議事規則
に
従つて
行くべきものであ
つて
、
参考人
として出てもやはり言うたことは
証言
になる。であるから
名義
が
証人
、
参考人
という、ただ
名義
上の変更だけであ
つて
、言
つた
ことは全部
証言
としてとるべき
建前
にな
つて
おります。これは
名前
に拘泥する必要はない。実体、実質はここに述べたことは全部
証言
としてとる
建前
にな
つて
おる。私は
名義
に別に拘泥する必要はないだろう、私はかように
考え
ます。
栗山良夫
23
○
委員長
(
栗山良夫
君)
只今山田委員
から
お話
のありました第一の電産
労組
をこれに入れるべきである。この御
意見
に対して
理事会
で話題に
なつ
たことはないかということがございましたから
お答え
を申上げて置きます。今日の
理事会
でやはりさような発言が
水橋委員
からございました。併し
立案
いたしました私として、それに対しましてかように
お答え
をいたしまして
全員
の御
了解
を得たわけであります。それは一番
最初
に私がこの案を
立案
いたしまし
大ごと
について御
報告
を申上げました
通り
に、極く自然な形におきまして
電力事業
の再
編成
に関する
各界
の動かれた
責任者
、並びに
当事者
の
証言
を得たいということを申上げたのでありますが、電産の
労組
はこれは
当事者
ではないわけであります。又直接の
関係者
ではないわけであります。こういう問題につきましては、従いまして国内には多数の
意見
がございます。
報道機関
にもあるでありますよう、そういうものを全部一時に呼ぶということになりますると、非常に昏迷をいたしますから、先ず第一
段階
といたしましてこういう点に重要な
証言
をして頂きまして、それかあその
証言
の
内容
によ
つて
只今
言われましたような
労組
、或いは
報道機関
、そういうようなところも再び
証言
に立
つて
貰わなければならんということになりますれば、そのときにいたして遅くはなかろう。
却つて
そのほうが自然ではなかろうか、こういう
考え
で行
つた
わけであります。
古池信三
24
○古
池信三
君 この
調査案
の第二でありますが、ここに
意見
を聞くこととして、
官界
として
横尾
、周東、
永山
三氏氏が挙げられておりまするが、これは
官界
とありますけれども、実際はこの
日発
人事問題に関する主管官庁なんですね。いわゆる一般の
官界
というわけでなく、主管の
責任者
でありますから、これはあながち
証人
というような形式で呼ぶ必要はないのであ
つて
、
政府
の当面の
責任者
として来て貰
つて
、その
意見
並びに経緯を聞いたらそれで十分だと思います。それ以外の別の資格で呼ぶという必要は私はないと思います。
意見
を
ちよ
つと申上げて置きます。
須藤五郎
25
○須藤五郎君 私も山田
委員
の説に
賛成
をするものなんですが、尚
衆議院
の考査
委員長
。
栗山良夫
26
○
委員長
(
栗山良夫
君)
ちよ
つと山田
委員
のどの点でございますか。
須藤五郎
27
○須藤五郎君 労資の代表者を呼んで貰うという
意見
に私は同感なんですが、尚それに
衆議院
の考査
委員長
、これを一名加えて頂いたらどうか、こういうように
考え
ます。
石原幹市郎
28
○
石原幹市郎
君 山田
委員
、須藤
委員
から、電産
労組
を呼ばれるという趣旨は
電気事業
再
編成
問題に対するどういう
意見
を今日まで出しておるかという、どういう
動き
をしておるかという
意味
からでございましようか、山田
委員
に
ちよ
つお伺いいたします。
山田節男
29
○
山田節
男君 これは御
承知
のように、電気再
編成
問題については電産
労組
としていろいろな国会に対しても、従来第七国会、或いは今日においてもいろいろ
意見
が出ております。ですから今おつしやるような
電気事業
再
編成
をめぐる
各界
の
動き
とすれば、これは
一つ
の大きな団体としていろんな
意見
を出して貰う。同時に電産は、これは配電或いは
日発
等においてもこれは内部のというわけではありませんが、いろんなことを見たり聞いたりというようなことがあり得るのじやないか。私はそういう
意味
で呼んで見たらどうかと、こういうふうに
考え
ております。
石原幹市郎
30
○
石原幹市郎
君 この
電気事業
の再
編成
の問題に対しての
動き
ということであれば、電産
労組
も動いたでしようが、都道府県なんかも公営論をひつさげていろいろ動いております。そういうことから言えばその他の団体等も動いておるのであ
つて
、第二点で言われた電産は
日発
、或いは配電、いろいろな内部、その他も見ておるであろうというようなことであるとすれば、私は先ほど
委員長
が
説明
されたように第一段、これでや
つて
、必要があればそのときに呼ぶという程度で僕はいいんじやないかと思うのでありまして、第一段のような趣旨から呼んで見たいというような、今までもたびたび呼んでおると思いますけれども、いろんな方から呼んで頂きたいということを私は申したい。
三輪貞治
31
○三輪貞治君 議事の進行について発言したいと思います。
只今
伺
つて
おりますると、いろいろと御
意見
がありましてその御
意見
がまだ正式に取上げられないうちに次の御
意見
が出る。字句の訂正、いろいろ出ておるようでありまして、進行が非常にまずいのではないかと思うのであります。それで大きくやることはこの前の
委員会
できま
つたの
でありますから、やるに異議はないと思うのであります。一、二の
項目
に加えることがあるかどうか、或いは不適当とか、或いはその
内容
に加えるとか又現在の案がどうかというように
順序
よく諮
つて
頂ければ手早く済むのではないかと思います。こういり言うに
委員長
提案して下さい。
佐々木良作
32
○
佐々木
良作君 そういうふうにやられるならば、いつそ速記をやめて
懇談会
でまとめたらどうですか。そしてずつとうまく行くようだ
つた
らまとめたらいいのだし、うまく行かなか
つた
ら、このままのかつこうで
開会
してもいいのでありますが……。
栗山良夫
33
○
委員長
(
栗山良夫
君)
只今
佐々木
委員
から発言がありました
通り
、先ほど中川
委員
の御発言のときに
ちよ
つとお諮りしたのでありますが、この前の
委員会
で最後に大体
委員
が定足数を欠きましたために、こういうような
調査
をするということを一応正式
決定
はしていないわけなんです。従いまして
只今
内容
のいろいろ討論質疑を願
つて
おるわけでありますが、先づできまするならば懇談に入りまする前にこういう
調査
をするか、しないかという点について御
決定
を願
つて
、それから
内容
のいろいろの仕上げをして頂くと、こういう
工合
に願えると
順序
がよくはないかと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
栗山良夫
34
○
委員長
(
栗山良夫
君)
内容
の問題はこれからいろいろと御
審議
を願うことにいたしまして、大体
只今
まで私が御話を申上げ、又
委員
から御
意見
、御質疑もございましたが、そういうことを含みましてこういうような
調査
をいたすことに
決定
をいたしたいと思いますが、よろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
栗山良夫
35
○
委員長
(
栗山良夫
君) 御異議ないようでありますから
決定
をいたします。それでは
佐々木
委員
の御発言に従いましてこれから
内容
を仕上げる
意味
におきまして、懇談に移りたいと思いますが、よろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
栗山良夫
36
○
委員長
(
栗山良夫
君) それでは
懇談会
に入ります。速記をやめて下さい。 午後三時二十五分
懇談会
に移る —————・————— 午後四時二十七分
懇談会
を終る
栗山良夫
37
○
委員長
(
栗山良夫
君) 速記を始めて。 本日の議事につきまして、
懇談会
の結果取りまとめのできました点を御
報告
申上げます。
電力
再
編成
問題に関する
調査
でございまして、その
目的
といたしまするところは、
電力
再
編成
問題をめぐる一連の
動き
につきまして、裏面の事情を明らかにし、法案
審議
の促進に資することを
目的
とするものでありまして、
従つて
不正事実の有無の究明、或いは再
編成
に関する賛否両論の批判を行うものではないのであります。かような観点に立ちまして、次に述べまするやうな
内容
を以て
電力事業
再
編成
をめぐる
各界
の
動き
、並びに
日発
人事問題について
調査
をいたしたいと思います。
電力事業
再
編成
をめぐる
各界
の
動き
の第一は、第七国会までの再
編成法案
に対する
政府
の
態度
。(政黨、
電気事業者
その他に対する交渉を含む。)
証人
といたしましては
稻垣
、
進藤両氏
。 第二は
日発
、九
配電会社
より
官界
、
財界
、
政界
、
報道機関
その他に対する
運動
の
方法
を時期別に
順序
を立てて
証言
を願う。
日発
は前
大西
総裁
、九
配電会社
は
関東配電
の
高井社長
に代表してお願いをする。 第三は、
通称松永機関
の活動の
目的
、
官界
、
財界
、
政界
、
報道機関
その他に対する活動状況、
関係者
等について
証言
を願う。
証人
は松永安左衛門氏。
日発
の人事問題につきましては
日発
正副
総裁
の更迭及び後任問題に関しまして、主務官庁側から
横尾通商産業大臣
、
首藤政務次官
、
永山官房長
、当時者といたしまして
大西日発
前
総裁
、櫻井自発前副
総裁
、それから
稻垣平太郎
君、以上でございます。
日発
人事問題に関して事情を聴取いたしまするために、
只今
申しました人名の中、主務官庁から
出席
を願う
横尾大臣
、
首藤政務次官
、
永山官房長
は、
政府
側
責任者
として
出席
を要求することにいたしたいと存じます。それからこの
調査
は、
懇談会
に入りまする前に明らかにされましたように、
電力
問題
調査
をスムーズに、而も国民の理解され得るように行う
目的
のために第一
段階
としていたすものでございまして、この
調査
の結果必要を生じました場合には、第二
段階
として更に
証人喚問
をすることにいたしたいと思います。
只今
お諮りをいたしました
方法
によりまして、又
内容
によりましてこの案件の
調査
をいたすことに
決定
をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
栗山良夫
38
○
委員長
(
栗山良夫
君) それではさように
決定
をいたします。 次回の
会議
は公報を以て御知らせいたします。本日の
委員会
はこれを以て散会いたします。 午後四時三十七分散会
出席
者は左の
通り
。
委員長
栗山
良夫君
理事
岡田 次信君
橋本
萬右衞門君 三輪 貞治君 結城 安次君 西田 隆男君
佐々木
良作君
水橋
藤作君
委員
秋山俊一郎君 石坂 豊一君
石原幹市郎
君 古池 信三君
高橋進太郎
君 中川 以良君
江田
三郎君 島 清君 森下 政一君 山田 節男君
山川
良一君 大隈 信幸君 鈴木 強平君 須藤 五郎君