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参考人(
石河京市君) この席から
お許しがございましたので、実はこの問題の
只今お尋ねのありました
計画につきましては、
横浜市におきましては
総合建設計画というものをいたしております。数種の
委員会、運輸或いは
道路、
港湾というふうに分れまして、そうしてそれぞれ專門家をここに入れまして、検討をいたしました
計画案ができておるのであります。これに基いた
都市建設をいたしまするために
本案が必要だ、こういうことでお願いをしたわけであります。この
計画は非常に
厖大なものでございまして、
資料の一部はお
手許に差上げてあると存じますが、非常に
厖大なものになりますが、特に
お話になりました
外客誘致の問題につきましても、戰災をひどく受けまして、
神戸、
横浜も同様でございますが、特に
横浜は建物の一切を進駐軍に接收されて、当分返還をされる見込はないわけであります。従
つて新たにいろいろな
外客誘致の方策を講じなければならない。最近におきましては、
外国商社の
建築予定地を作りまして、これに
外国商社の
建設を
計画いたしておるのであります。これも最近具体化いたしまする問題の
一つでございます。尚、
横浜には
外国から参ります
旅行者の足を留めまする
場所がございません。少くとも公園のごときものも極めて荒廃いたしております。又占領をいたされております。集会をいたしまする
場所も極めて制限をされた状況にございます。これらの問題も
外客誘致の
計画として具体的に進められつつあるのであります。相当多額の経費を要しますので、長い年月を要してこの
計画を進めるようにいたしておるわけであります。時間が短かいのでございますので、具体的にそれぞれ区切
つて申上げかねるのでございますが、差上げてございまする
計画を一応お目通しを頂きますれば、大体のところの御了解は頂けると思います。