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1950-07-21 第8回国会 参議院 議院運営委員会 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年七月二十一日(金曜日)    午前十時十二分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議院運営小委員補欠選任の件 ○郵政事業独立採算制等に関する調  査承認要求の件 ○経済安定計画進展に伴う労働問題  に関する調査承認要求の件 ○通商及び産業一般に関する調査承認  要求の件 ○日本経済の安定と復興に関する調査  承認要求の件 ○電気通信事業運営状況に関する調査  承認要求の件 ○電波行政に関する調査承認要求の件 ○特別委員会設置の件 ○地方財政委員会設置法附則第四項並  びに第五項の規定による地方財政委  員会委員任命につき承認を求める件 ○日本国有鉄道法第十三條の規定によ  る日本国有鉄道監理委員会委員再任  につき承認を求める件 ○運輸省設置法第九條の規定による運  輸審議会委員再任につき承認を求め  る件 ○日本銀行法第十三條の四の規定によ  る日本銀行政策委員会委員任命につ  き同意を求める件 ○職員任用の件 ○法制局長法規上の地位に関する件 ○会派用自動車割当に関する件 ○医薬分業に関する緊急質問の件 ○日ソ中立條約及び共産軍侵略の見解  に関する緊急質問の件 ○議院運営に関する件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今から委員会を開きます。  最初議院運営小委員補欠選任に関する件。
  3. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 川村松助君の補欠として、山田佐一君が推薦されました。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは川村松助君の補欠山田佐一君を議院運営小委員に選任いたします。   —————————————
  5. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に調査承認要求に関する件。
  6. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 六件提出されております。  第一は、郵政委員長大野幸一君から提出されました郵政事業独立採算制等に関する調査承認要求でございまして、調査目的は、現行郵便料金制の適否、特定局制度の在り方、簡易保險事業運営等調査し、郵政事業の今後における適切なる運営方策を確立するのが目的であります。  次は労働委員長赤松常子君から提出されました経済安定計画進展に伴う労働問題に関する調査承認要求の件でありまして、調査目的は、経済安定計画の進艘による企業の合理化は多数の解雇者を発生せしめたが、これは新規雇用量の減少と相待つて種々重要な問題を提起しつつあり、本調査目的安定計画進展に起因する一般労働問題に関し調査研究せんとするものである。  次は通商産業委員長深川榮左エ門君から提出されました通商及び産業一般に関する調査承認要求の件でありまして、調査目的は最近の国際情勢に伴う我が国経済政策樹立の要請に基き、通商状況及び産業構勢を全面的に検討するものであります。  次は経済安定委員長左木良作君から提出されました日本経済の安定と復興に関する調査承認要求の件でありまして、調査目的は我が国内外の情勢の変化に伴い、日本経済の安定と復興のための諸方策実施状況実施條件に関する調査研究を行うものであります。  次は電気通信委員長寺尾豊君から提出されました電気通信事業運営状況に関する調査承認要求の件でありまして、調査目的は、昨年六月改編された新機構下における電気通信事業実情調査をいたすのであります。  次は同じく電気通信委員長寺尾豊君から提出されました電波行政に関する調査承認要求の件でありまして、調査目的は、第七国会にて成立した電波関係法律実施状況調査せんとするものであります。  以上六件であります。
  7. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 以上の件の調査承認要求承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 御異議ないと認めます。さよう決します。   —————————————
  9. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に地方財政委員会委員任命につき承認要求に関する件であります。官房長官ちよつと遅れますので、後廻しにいたしまして、その次に日本国有鉄道監理委員会委員再任につき……、いや取消します。次に特別委員会設置に関する件、前回保留になりました二つの特別委員会設置についてお諮りいたします。
  10. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ちよつと速記を止めて、懇談的に申上げたいと思います。
  11. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を止めて。    〔速記中止
  12. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を始めて。  それでは前回から論議を盡しておりますので、決定をいたしたいと思います。最初電力問題に関する特別委員会設置することについて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 電力問題、この国会が非常に短くもありますし、それから尚こういう常任委員会を作るならば、むしろ外務委員会を拡大するなり、或いは講利問題の……、(「電力だよ」と呼ぶ者あり)電力です。これは後に出て参ります引揚問題についても同様でございますが、つまりこういう特別委員会を作るならば、もつと外に作るべき緊急な委員会があるじやないかという、このニつの論拠から反対いたします。
  14. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 兼岩君は反対でございましたが、如何でございましようか、採決をいたしたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 電力問題に関する特別委員会設置賛成諸君挙手を願います。    〔挙手者多数〕
  16. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 多数と認めます。それでは電力問題に関する特別委員会設置に関する件は、設置することに決定をこいたします。   —————————————
  17. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に在外同胞引揚問題に関する特別委員会設置することについて……。
  18. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 この委員会は非常に国際的に重要なものを含んでおり、冷たい戰争にも大きな関係があり、日本の将来の全面講和にも非常に重大な関係がございますので、従来の実績に鑑みてこれを作る必要はないという意見を持つものであります。若し作るとすれば先程もちよつと触れましたけれども、もつと作るべき委員会があるのであります。こういう性格の委員会を再び継続して作るということは有害無益だと考えるので反対したいのであります。併しこの問題は非常に国際的に重大であり、慎重を要しますので、若し多数でお決めになりましたとすれば、私は本会議においてこれに反対する趣旨を詳細に冷静に申上げたいと思います。で反対いたします。
  19. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員会設置することに賛成諸君挙手を願います。    〔挙手者多数〕
  20. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 多数と認めます。特別委員会設置することに決しました。  両委員会委員数を如何いたしますか、お諮りいたします。
  21. 河野義克

    参事河野義克君) 前回電力問題に関する特別委員会委員数は三十人、それから引揚問題に関する特別委員会委員数は二十人、尚よろしければ三十人、二十五人、二十人の場合の各派按分比例数字を申上げたいと思います。  三十人の場合は自由党九名、社会党七名、緑風会が七名、民主党が四名、第一クラブが二名、労農党が一名、共産党がゼロになつております。それでこの場合に仮に共産党に一名譲ることになりますれば、それは民主党から行く筋合になります。  それから二十五人の場合は自由党が八名、社会党が六名、緑風会が六名、民主党が三名、第一クラブが一名、労農党が一名、共産党が零ということになります。この場合に仮に共産党に一名を認める場合には、自由党から一名譲られることになります。  それから二十人の場合は自由党が六名、社会党が五名、緑風会が五名、民主党が二・五名、第一クラブが一名、労農党〇・五名、共産党がゼロとなります。この〇・五と申しますのは、労農党コンマ以下の数字民主党コンマ以下の数字が全然同じでありますから、強場を付け難いわけでありますので、仮に〇・五として出したわけでありますから、共産党に譲りますと、自由党が六、社会党が五、緑風会が四になります。民主党が二になり、第一クラブが一、労農党が一、共産党が一、つまり労農党を一にして共産党に譲ればよいということになります。
  22. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今議事部長からそれぞれ三十名、二十五名、二十名とする場合の按分比例参考に聴いたのでありますが、両特別委員会委員数を如何いたしますか。
  23. 小川久義

    小川久義君 従来通り三十人……。
  24. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 従来通り電力問題に関する特別委員会は三十名、在外同胞引揚問題に関する特別委員会は二十名、かように決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは御異議ないと認めますから、両委員会委員数をさようにいたします。  次にこれを割当てます場合を只今議事部長から参考に申上げましたが、小会派との関係を如何調整いたしますか、お諮りいたします。
  26. 中村正雄

    中村正雄君 特別委員会でありますので、小会派も最低一名出すことを基準にいたしまして、委員割当をやつて頂きたい。
  27. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今中村君の御動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それではさように決定いたしましてもう一度議事部長から確定数を申上げます。
  29. 河野義克

    参事河野義克君) それでは小会派を最小限一名と認めた場合の三十人の委員数のときの各派割当を申上げます。自由党九名、社会党七名、緑風会七名、民主党三名、第一クラブが一名、労農党一名、共産党一名、計三十人であります。  それから次に二十人の場合を申上げます。
  30. 小川久義

    小川久義君 只今所属議員数から民主党が十人に一人になりまして、他の会派は八人に一人となるようですが、大分違う割振ですね。
  31. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) その点議事部長から申上げます。
  32. 河野義克

    参事河野義克君) それではコンマ以下について申しましよう。自由党共産党一人に対して確保してあと二十九人を按分比例しますと、自由党が八・五八四になります。社会党は七・三三九になります。緑風会は六・七四七になります。民主党は三・五五一になります。第一クラブは一・六五七になります。労農党は〇・五九二になります。共産党を一名にするということは、労農党も一名とすることでありますので、あとの第一クラブ以上のものについては、いずれも〇・五以上になつておりますが、その中で比較的弱いのは、三・五五一の民主党であるということになりますから、民主党からお譲りになる、こういう筋合になるわけであります。
  33. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) ちよつと速記を止めて。    午前十時三十九分速記中止    ——————————    午前十時四十五分速記開始
  34. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは速記を始めて下さい。電力問題に関する特別委員割当を、自由党九、社会党七、緑風会六、民主党四、第一クラブニ、労農党共産党おのおの一、かようにすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) さよう決します。  次に在外同胞引揚問題に関する特別委員会委員、これにつきまして各派委員数につきましてお諮り申上げますちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  36. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を始めて。では在外同胞引揚問題に関する特別委員会委員数を二十名といたしまして、その割当自由党六、社会党五、緑風会四、民主党二、第一クラブ、労働党、共産党おのおの一、かようにすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 御異議ないと認めます。
  38. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 名前はやはり引揚問題で行かれるのですか。引揚に重点があるような印象で行かれるのですか、この前のお話しのように……。
  39. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員会、さようにもうお諮りいたしましてすでに決しました。   —————————————
  40. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは官房長官が出席いたしましたので、地方財政委員会委員任命につき承認要求に関する件を議題といたします。
  41. 岡崎勝男

    政府委員岡崎勝男君) 地方財政委員会委員任命につき事後承諾を求める件につきまして、提案の理由を御説明いたします。本年五月三十日に新たに発足いたしました地方財政委員会委員青木得三菊山嘉男上原六郎木村清司野村秀雄の五人を同日附で任命いたしましたことを、地方財政委員会設置法附則第四項並びに第五項によりまして両院承認を求めるために本件を提案したゆえんであります。  青木君は地方財政委員会設置法第五條第三項の第一号に規定してありまする全国都道府県知事及び都道府県議会議長の各連合組織が共同推薦した者として任命された委員でありまして、履歴書で御承知のごとく明治四十二年大学卒業後大蔵省に入り主税局長横浜税関長を経て昭和六年退官いたし、同十四年中央大学の教授に就任して以来專ら財政経済を担当し、地方財政に明るい者であります。又菊山君は同條第三項第二号の全国市長及び同議会議長の各連合組織が共同推薦した者として任命された委員であります。同君大正二年大学卒業後山口、宮城両県知事を歴任し、昭和十四年退官後は京都市助役に就任、二十三年十月には全国市長会事務局長なつ地方自治の優れた識見を有する者であります。又上原君は同條第三項第三号の全国町村長及び町村議会議長の各連合組織が共同推薦した者として任命された委員であります。大正九年大学卒業後は東京市に長年奉職し、昭和二十年には札幌市長に当選、これ又地方自治に広い識見を有する者であります。又木村君は主として内務省地方局にあつて、或いは福井県知事等地方にあつて昭和十七年官を辞するまでよく地方行政に当つて来た者でありまするし、野村君は朝日新聞等政治部長論説委員を歴任し、その閲歴よりして適任者であると存するのでありますが、何とぞ慎重御審議の上以上五君の同委員会委員就任方を御承認下されんことをお願いいたします。
  42. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今の件につきましては、この審議は後に譲りまして、次に日本国有鉄道監理委員会委員再任につき承認要求に関する件を議題といたします。
  43. 岡崎勝男

    政府委員岡崎勝男君) 日本国有鉄道監理委員会委員再任につき事後承認を求める件につき提出理由を御説明いたします。  日本国有鉄道監理委員会委員阿部藤造君は、去る五月三十一日任期満了いたしたのでありますが、国会閉会中のために日本国有鉄道法第十二條第二項によりまして六月一日附を以て再任いたしましたので、両院承認を求めるため本件を提出いたした次第であります。阿部君はお手許に差上げてありまする履歴書に明らかなごとく、大正七年大学卒業後、長い間実業界にありまして昭和二十一年には大阪商工会議所副会頭、二十四年には経済団体連合会理事行政制度審議会委員となり、昨年六月一日任期一年を以て日本国有鉄道監理委員会委員なつた者でありまして、同委員会委員として最も適任者でありまするので、今回再任いたした次第であります。何とぞ慎重御審議の上承認方を御願いいたします。
  44. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今の件の審議を後に譲りまして、次に運輸審議会委員再任につき承認要求に関する件を議題といたします。
  45. 岡崎勝男

    政府委員岡崎勝男君) 運輸審議会委員太田三郎松浦薫両君は昨年六月一年委員として任命され去る六月十二日任期満了いたしたのでありますが、国会閉会中のため運輸省設置法第九條第二項の規定によりまして六月十三日附で再任いたしましたので、両院承認を求めるため本件を提出いたしました。履歴書で御承知通り太田君は昭和三年大学卒業後外務省に奉職し、終戦後は終戦連絡事務局の第三部長として専ら渉外事務に従事し、昭和二十二年横須賀市長に当選し地方行政に盡力して来た者であります。又松浦君は昭和五年東大工学部卒業実業界に入り、昭和二十三年松浦工業株式会社取締役就任、その間衆議院議員にも当選した者でありまして、両君ともその広い経験と高い識見を有する者であり、政府におきましては任期満了に伴いいずれも今回再任したものであります。何とぞ慎重御審議の上御承認下さるようお願いいたします。
  46. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) この件も審議を後に譲りまして、次に日本銀行政策委員会委員任命につき同意要求に関する件を議題といたします。
  47. 岡崎勝男

    政府委員岡崎勝男君) 日本銀行政策委員会委員の荷見安君は去る六月十六日任期満了となりましたので、同君を再び同委員任命いたしたく両院同意を求めるために本件を提出いたしました。荷見君は昨年六月日本銀行法第十三條の四第一項第六号に規定してありまする農業に関し優れた経験識見を有する者として一年委員任命された者でありまして、お手許履歴書で明らかなごとく大正五年大学卒業後は長く農林省に奉職いたしまして、昭和九年米穀局長・同十四年農林次官就任され、十五年八月退官してからは、産業組合中央金庫理事長日本銀行参與等を歴任し、その豊富な農政の識見よりして最適任者と存じますので、今回政府において再任せんとするものであります。何とぞ慎重御審議の上御同意を與えられんことをお願いいたします。
  48. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今の四件につきましては、各派の御都合もございますので、次回にそれぞれの御意見を承りまして決したいと思います。   —————————————
  49. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に農林委員会専門員任用に関する件をお諮りいたします。
  50. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 農林委員長から農林委員会目下欠員中の専門員といたしまして中田吉雄君、お手許履歴書の概要をお配りいたしました通り閲歴の者でありまして、專ら農林関係特に林野関係専門家であられることは履歴書で明らかな通りだと思います。そうして専門員としての資格等につきましては何ら故障のある点は発見できないと存じます。
  51. 佐々木良作

    佐々木良作君 今これに問題があるというわけじやないのですけれども、前国会からお話になつておつた専門員の昇格といいますか昇給といいますか、今までの措置はどうなつておりますか。
  52. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと申上げます。今までに正式に人事院に提出した者に対して御回答がないものですから数次に亘り催促いたしておりまして……。
  53. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を止めて。    〔速記中止
  54. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を始めて。  農林委員会専門員任用の件につきましては、各派のそれぞれ御都合もありますので、次の機会まで延期いたします。   —————————————
  55. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に前回保留になりました法制局長法規上の地位に関する件、如何でございましようか。
  56. 中村正雄

    中村正雄君 大体、国会法とそれから国家公務員のための国設宿舎に関する法律、この両法の一部改正、二ヶ條程の改正になるわけでありますが、一応これは衆議院との関係もありますので、各会派の御同調を得られれば衆議院運営委員会と協議いたしまして、衆議院了解も得たら成文化して皆様のお手許にお出ししたいと思いますので、一応了承を得て置けば、衆議院と話をして見たいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  57. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 各会派とも御異議がないようでございますので、参議院に関する限りは一致して衆議院連絡の上、これを法制化することに努力するということに決定をいたして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  58. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  59. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に会派用自動車割当に関する件、前回保留なつております。この問題を御審議願いたいと思います。
  60. 赤木正雄

    赤木正雄君 この問題は、この前の委員会で私が申しました通りに、やはり各委員会に所属すべきである。こういうふうに緑風会委員長になつた人は、そう言つております。従つてやはり各委員会自動車を持つて、その委員の人に十分活動願うべきが当然と思いますので、各委員会に現在のように持たせて、その委員会の人が自由にこれを使う。従つて今後設置される特別委員会にも、やはり自動車が必要なら自動車をやつて、やはりその委員会も十分活動する。これが委員会の性質上正しいのではないか、こういうふうに思いますので、緑風会はやはり従前通りの方がいいと、こう思います。
  61. 中村正雄

    中村正雄君 私、最初自動車割当のときは、委員長名義で渡して、その委員会が使うという話であつたと了承いたしておりますが、その後の運用を見ますると、やはり会派の違う委員長の車を使うことは非常に至難の点があるというので、結局委員長名義ではあるが、その会派に所属するように運営委員会庶務小委員会改正なつて、そういうふうな運営なつていると思うのですが、一番最初赤木さんのおつしやる通りでありますが、その適用の状況は非常に困難なので、各会派に渡す、委員長の数だけ会派に渡すというような運営方法に持つて行こうという了解なつておるわけで、現在の運営赤木さんとは変つておると思います。
  62. 赤木正雄

    赤木正雄君 今の中村さんのおつしやることもあろうと思いますが、私の方も聞いて見たのです。ところがやはり私の申した通りに各委員会に属しておるんだ、こういう意見が多いのであります。私共の方の実際委員長をやつた人なんかの話を聞きますとそうでありますから、成る程中村さんのおつしやつた通りに、全然違つた会派の人は一つ委員会に属しておつてもその自動車を使うことは実際問題としては困難なことがあるかも知れませんが、併し正しい議論からしてやはりその委員会に所属した人が、無論今後は今申す点を十分委員長にも各会派の人にも考えて頂きまして、やはりその車は委員会に所属して使う。これが委員会の活動上正しい、こう思います。
  63. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 私は前の経過を知りませんが、やはり今の緑風会の方がおつしやつたことは何か私の気持としては正しいような気がするんですが、併しそれを改めて各会派別自動車を提供するということになれば、これは又別ですが、少くとも委員会に配属しておる以上は、多少の何があつてもやはりそうするのが筋じやないのでございましようか。
  64. 中村正雄

    中村正雄君 僕は根本の問題から、更に国会議員一人々々に一台ずつ車があれば別でありますけれども、限られた少数の車を常任委員会にやらなければならないという理由はない。結局限られた車をどういうふうに割当てするかということについて、一応役員に車を提供しようという形式で常任委員長名義なつたわけで、従つてこの車をどう運営するか。すべての議員が利用し得るような態勢に持つて行くのが車を役員に渡した趣旨に合致すると思うんです。併し実際の運営をやつて見まして、委員長名義であるものを、他の会派の同一委員がその委員会の車を使つてもいいと一言いましても、やはり車の責任者というものは委員長なつておれば、やはり委員長がおられん場合もあるし、お使いになることが至難である。やはり各会派に渡しておけば、どこの会派専務局があるわけですから、事務局運営しておれば非常に円満に使えるということから、僕はそういうようになつて来たんだろうと思うので、ただ委員長を出しておらない会派一つ会派であれば、これは事情の許す限り僕は最小限度認めるのが正しいのじやないかと思う。
  65. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を止めて。    午前十一時八分速記中止    ——————————    午前十一時二十一分速記開始
  66. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を始めて。  自動車の問題いろいろ本筋の議論にも入つて来ましたので、非常に予算が乏しいために、車がなくて御迷惑をかけておるのでありまして、いろいろ今後の努力の見通し等にも関連いたしますので、各派の態度をそれぞれ又御協議頂きまして、次回までこの問題は保留することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  67. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  68. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に緊急質問に関する件をお諮りいたします。
  69. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 緊急質問が二件出ております。一件は社会党の堂森芳夫君からで、医薬分業に関する緊急質問、所要時間は二十分、要求大臣は厚生大臣でございます。  それから第二は共産党の細川嘉六君からで、問題は日ソ中立條約及び共産軍侵略の見解に関する緊急質問要求大臣は総理大臣でございます。所要時間は同じく二十分でございます。
  70. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今最初の堂森君の緊急質問如何でございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  71. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは堂森君の緊急質問承認することにいたします。  次に細川君の緊急質問如何でございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  72. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは細川君の緊急質問承認することにいたします。   —————————————
  73. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次回の本会議は定例でございますので、月曜日に開催することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕   —————————————
  74. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 運営委員会は、月曜日の午後一時に開会することで如何でございますか。
  75. 中村正雄

    中村正雄君 十時にしておきましよう。
  76. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは運営委員会は月曜日の午前十時といたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  77. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 何か外に御発言ございませんでしたら、本日はこれで散会いたします。    午前十一時二十五分散会  出席者は左の通り。    委員長     左藤 義詮君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            大隈 信幸君    委員            加藤 武徳君            山田 佐一君            江田 三郎君            大野 幸一君            吉田 法晴君            赤木 正雄君            高橋 道男君            小川 久義君            佐々木良作君            兼岩 傳一君   —————————————    副議長     三木 治朗君   —————————————   政府委員    内閣官房長官  岡崎 勝男君   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    法制局側法制局    長       奧野 健一君    参     事    (第一部長)  今枝 常男君    参     事    (第三部長)  中野 哲夫君