運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1950-11-20 第8回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年十一月二十日(月曜日)    午前十時十八分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議院運営に関する件 ○第九回国会提出予定法律案に関する  件 ○国務大臣の演説に関する件 ○会期の件 ○開会式の件 ○国会予備金支出の件 ○昭和二十六年度本院関係歳出予算査  定額調書に関する件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは久し振りに運営委員会を開きます。最初に明日の召集日議事に関する件。
  3. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 明日の召集日議事につきまして一応考えられますことを先ず申上げたいと存じます。  第一には議席指定ということをいたさなければならないと思います。それから次にはこの閉会中に新議員として当選されました茨城県から補欠に出られました宮田重文君の御紹介、それから同じく宮田君の常任委員の指名、これでございます。それから第三番目には御承知通り建設委員長運輸委員長が欠けておりますので、この両常任委員長補欠選挙でございます。その次が会期決定でございますが、衆議院の方も今日午後議院運営委員会をお開きになることに相成つております関係から、未だ会期についての御協議が参つておりませんので、この点はあとで又御相談願わなければならんと思います。その次の議事といたしましては閉会中に死亡いたされました議員に対する哀悼演説がなされなければならないと存じます。第一が柴田建設委員長、第二が佐々木運輸委員長、第三が土屋俊三君、この御三人の死去に対する哀悼演説でございます。その次はこれは必ずしも絶対に行わなければならん問題ではございませんが法理的に申しますと、併しおやりになるかどうかは多分おやりになるものかと思いますが、最後の問題として特別委員会設置についてでございます。かように考えております。一応議事として予定いたされますことは以上の六件になるかと考えられます。これを先ず申上げて置きます。
  4. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今事務総長報告いたしました召集日議事でございますが、その中に会期の問題、これは衆議院との関係もございますが、本院として態度決定いたしますのに、丁度官房長官が参つておりますので、第九国会における法律案等提出予定その他に関して官房長官報告を聽くことに御異議ございませんでしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) それではちよつと御説明いたします。  先ず第一に国会召集要求がありまして、政府準備して成るべく早く開こうと考えておりましたが、いろいろの関係延び延びになりまして漸く明日から開かれることになりました。この点については準備の遅れたこと等について甚だ残念に思つております。どうも止むを得なかつたことと考えます。そこで只今差上げました法律案件名につきましては、この大部分補正予算に関するものでありまして、補正予算が最終的に決定いたしますると、これらの法律が一括して提出されることになるわけでございます。その中には或いは補正予算結論によりましてはこの際落ちるものもあるかも知れないと思いますが、準備としてはこれだけの法案を作つておるのであります。補正予算関係のないものといたしましては、地方公務員に関する法案、電力再編成に関する法案等が主なるものであります。その外に例えば運輸省設置法の一部を改正する法律案であるとか、郵便法の一部を改正する法律案とかいうのが一番しまいにありますがこれらは民間航空の実施に伴う緊急を要する法律案ということになつております。非常に沢山ありまするが大部分は御覧の通りで、補正予算関係して必然的に起るものが多いのであります。若し御要求がありますればその内容について簡單に申上げてもよろしいと思います。
  6. 中村正雄

    中村正雄君 内容については結構でありますがお聞きしたいことは、これだけ並べてありまする法律案政府提出期日についてお伺いしたいと思います。
  7. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これはでき得る限り本月の二十四日までに提出したいと考えております。併し極く少数でありますが一部は多少遅れるかも知れないと思うのであります。
  8. 中村正雄

    中村正雄君 では件名別に言つて頂きたいわけですが、二十四日の予算案提出と同時に提出できる案件はこのうちどれとどれか言つて頂きたいと思います。
  9. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 今のところ考えておりますのは、この順序で申しますと第一の国家公務員に対する臨時年末手当法律案、それから一般職給與地方公務員法、その施行に関する法律案地方公共団体選挙期日等法律案、それからあとずつと提出できると考えております。ただ第一ページ目のしまいから二番目の訴訟促進に関する法律案は多少遅れるかも知れんと思つております。その次のページへ参りますとこれは全部提出できると考えております。その次のページもこの中で多分提出できるだろうと思いまするが、或いは国民金融公庫法の一部を改正する法律案というのが真ん中にありますが、これだけはちよつと遅れるかも知れないと思います。それから最後ページに参りますと、電気事業編成法案公益事業法案、これは関連したものでありますが多少遅れるかも知れんと思います。それから一番しまいの方の運輸省設置法の一部を改正する法律案、これは民間航空の問題がまだ多少研究を要すべき点があるようにも考えられますので多少遅れるかも知れん、こう考えておりますが、その他のものは準備はできております。予算決定いたしましてから印刷にかかる日取りだけと考えております。
  10. 中村正雄

    中村正雄君 一番問題になつております電気事業編成法案公益事業法案、これの提出期日の見通しはいつ頃ですか。
  11. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これは只今はつきり申上げられませんが、できるだけ急いでやりたいと考えております。
  12. 小川久義

    小川久義君 今までの実例から申上げますと、いつもこういう御説明を聽くのですが、実際日が迫つて来ると関係方面お許しがないということで延び延びになる、会期の末期へ行つて法律案提出がかたまるのが実例でありますが、このうち関係方面お許しを得てあるのはどれとどれでありますが。
  13. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これは殆んど只今申上げました特別のものを除きますと、補正予算関連のあるものが大部分であります。この補正予算関連のあるものは補正予算が最終的に決まりますと、自然に関係方面了解済みということになります。
  14. 小川久義

    小川久義君 それはいつ決まるお見込みですか。
  15. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これは少くとも施政方針演説を行う前には最終的に決定する……。
  16. 小川久義

    小川久義君 施政方針演説日取り国会で決めるべき筈であると思うが、政府は如何なる予想の日取りをお考えですか。
  17. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 施政方針演説を行いたいという日取りといたしましては、去る十七日に内閣官房長官が使いに見えましてお申入れなつておりますので御参考までに申上げます。それは二十四日に内閣総理大臣及び大蔵大臣国会において施政演説を行いたいというお申入れを受けております。
  18. 小川久義

    小川久義君 今総長から報告された二十四日という日がいろいろの噂ですが相当政府が困難な状態で遅れるという噂があるのですが、官房長官その点はどうですか。
  19. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 政府といたしましては只今のところ二十四日に行いたいという希望を持つております。
  20. 小川久義

    小川久義君 そうすれば少くとも二十三日までには関係方面お許しを完全に得られるというお見込みですか。
  21. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) この法案の要点につきましては無論了解は得られると考えております。ただ法案自体は主管の、例えば予算に関しては経済科学局でありますがその方面話合いはつきましても、法案形式等につきましては御承知のようにガヴアンメント・セクシヨンと連絡をいたすのでありまして、多少準備その他の点につきましては尚話合いの必要があるかとも思いますが、この法案精神自体につきましては、施政方針演説前に了解ができるという見込みであります。
  22. 小川久義

    小川久義君 そうしますと何かぐらぐらになるのですが、提出は二十四日に出したいということである、ところが法案の大筋は決まると思うが法案自体内容に対しては多少折衝の余地があるから遅れる、こうなると先程の二十四日というのは本当ですか嘘ですか、どつちですか。
  23. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 今でも法律案自体について予め話合いをしておりまするから、多くのものは二十四日に提出できると考えておりますが一部は多少遅れることがあり得る、こう思つております。併しそう長くは遅れないという考えであります。
  24. 江田三郎

    江田三郎君 第八国会の終了直後野党の方から農村救済を中心とする臨時国会を開くということを請求したらということであつて、その請求に伴つて臨時国会にその趣旨に則つて出されておる法案は何々があるかお聞きしたい。
  25. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 農村問題或いはこれに関連する諸問題は、政府といたしましても愼重に研究いたし且つ関係各省協議をいたしましたが、これはいろいろの重要問題を含んでおりますので、本臨時国会及び通常国会、来るべき通常国会を通じまして、いわば長い目で見た農村問題の結論を出したい、こう考えておりますので、これは二十六年度の予算関連してお考えを願いたい、こう思つております。
  26. 江田三郎

    江田三郎君 野党の方からお願いした救農国会なり、又廣川農林大臣が盛んに放送しておられた興農国会というようなものは、この臨時国会の提案には一つもないということですか、それに関係したものは。
  27. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 廣川農林大臣がどういうふうに言われたか、それは新聞には出ておりましたが、それ以上は私は存じておりません。併しながら農林大臣として農業の問題を重視するのは当然のことと考えております。で農林大臣としては来年度の予算を通じまして相当画期的な農村振興及び食糧確保という方面結論を出したいという希望であるようでありますが、政府もこれには同意でありまして鋭意いろいろの方面研究中であります。
  28. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 今の官房長官お話を聞いているとどうもおかしいので、確かに通常国会における二十六年度の予算等においても長い目で対策が立てられるという、その通りでしようが、長い目で見るうちの一部分である臨時国会において、今質問にあつたような点がどういうふうに現われているか、もう少し丁寧な説明をお願いしたい。
  29. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これは只今関係方面とも研究中でありますので、結論はもう少したたないとはつきりしないと考えております。
  30. 江田三郎

    江田三郎君 大体今の官房長官の御説明を聞いておりますと、野党各派が憲法五十三條に基いて臨時国会要求した趣旨は、この臨時国会では全然とり入れていないということですね。そういうことになつておりますね。
  31. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 そういうことになりますね。
  32. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) この中にも一、二それに関する法案考えられておるのであります。
  33. 江田三郎

    江田三郎君 具体的にどういうものかその法案の名前だけでなしに、内容をおつしやつて頂きたい。
  34. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 例えばここでは二ページの二枚目にありますか、食糧管理特別会計歳入不足補填に関する……
  35. 江田三郎

    江田三郎君 そんなものですか、その内容
  36. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) これは農業災害補償法の規定によりまして共済掛金の増加に伴う一般会計からの繰入金の問題であります。それから食糧輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案、これは法律有効期限を延長しようという考えであると共に、輸入税の免除を受ける食糧の種類を調整し整備しよう、こういうためであります。
  37. 江田三郎

    江田三郎君 誠に大したものであると思います。
  38. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 併しいずれにしましても農業問題は重要な問題でありますので、この来年度の予算を通じまして十分に研究したい、こう考えております。
  39. 中村正雄

    中村正雄君 最も問題になつている補正予算ですが、これについてお聞きしたい。
  40. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 補正予算只今いろいろ協議中でありまして、その結論施政方針演説を行う希望の日までには無論到達できるものと考えております。残りは印刷だけの問題であります。
  41. 中村正雄

    中村正雄君 そうしますと、総理施政演説は正式に参議院に対しまして二十四日に行いたいという申入をしておりますので、我々も一応それを認めることに決定しておりますが、そうしますと補正予算も二十四日までに正式に国会提出できるものと考えていいわけですか。
  42. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) その概要は無論提出できる予定なつておりますが、印刷関係がありますのでその正式なものは多少遅れるかも知れんという懸念もないことはないと思います。
  43. 中村正雄

    中村正雄君 私のお尋ねしているのは法律案として参議院提出できるのが二十四日ですかと聞いているので、内容を出すとか概要説明するとかいうことは聞いているのじやないので、国会に対して政府予算案提出する時期は二十四日と考えているのですか、こうお聞きしているわけです。
  44. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) それはまだ決定的の御返事はもう少しお待ち願わないとはつきり申上げられないと思います。
  45. 中村正雄

    中村正雄君 そうしますると正規に官房長官から参議院に対して申入れなつておりますが、二十四日の総理施政方針演説を行いたいという申入れぱ変更になるという可能性があるわけですか。
  46. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 私の記憶によりますれば、前にも概要提出いたしまして総理施政方針演説を行なつた例があるように思つておりますが、従いまして少くとも施政方針演説を行う前には予算概貌提出できると考えております。
  47. 中村正雄

    中村正雄君 私のお尋ねしているのは、こんがらかつた答弁であると思いますが、最初お尋ねいたしましたのは予算がいつ国会に提案できるかということをお聞きしたので、今お聞きしておりまするのはそれとは別に二十四日に総理施政方針演説をやりたいという正規の申立があるわけでありますから、参議院としても恐らくこれは了承するだろうと思う。そこで今のお話によりましてその施政方針演説期日について変更なさる可能性があるかないかということをお聞きしているわけなんです。
  48. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 今のところ期日について変更する予定はないのであります。
  49. 中村正雄

    中村正雄君 もう一つお尋ねしたい点は、予算関係並びに問題になつておりまする電気事業編成に関する案件、この二つは出されて見なければ我々は内容は分らないわけでありまして、国会会期決定するに一番大きな重要法案だろうと思いますが、その二つ内容を十分御承知なつているのは政府でありまして、大体官房長官がお考えになりましてこの二つ案件を審議するのに大体どのぐらいの日数が予定されているかお伺いしたい。
  50. 岡崎勝男

    説明員岡崎勝男君) 補正予算の審議に関しましては政府希望といたしまして、両院を通過するのは二週間ぐらいで済めば結構だという希望を持つております。電気事業編成の問題につきましてはいろいろ議論もあるように聞いておりますので、一体国会でどのくらい必要であるかということについては政府の方で申上げることは愼みたいと思います。
  51. 小川久義

    小川久義君 もう官房長官に御退席願つて委員会自体議事進行に移つたらどうかと思います。
  52. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 小川君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  53. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) ではさよういたします。  会期の問題につきましては衆議院との関係もございますのであとに廻しまして、只今事務総長から報告しました召集日議事について何か御意見ございますか。
  54. 中村正雄

    中村正雄君 会期の問題は衆議院関係があるからあとに廻すという御意見はどういう意味なんです。今日の運営委員会あとで審議するというのですか。明日にでも廻すという意味ですか、委員長のお考えは。
  55. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 今日のあとにあれします、いろいろ混み入るようですから。そうすると召集日議事につきまして今事務総長から報告ございましたが、もう一遍……。
  56. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 念のためにもう一辺申上げますが、議席指定のことは最初にやつて頂かなければなりませんが、これは規則上最初にやつて頂いて、これは特に御希望がなければ現在の御着席をそのまま指定するというようなこととしてよろしうございますか。これを念のために伺つて置きます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  57. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) そうしますと次に新議員紹介、これは宮田重文君を御紹介申上げることと、常任委員会委員を指名いたしますだけであります。それから第三番目の常任委員長補欠選挙でございますが、これは建設委員長運輸委員長補欠をする御準備ができさえすれば、これは構成に関することでございますから明日やはり第三番の議事として当然おやり願わなければならんと考えるのであります。これは関係の党の方にはすでに御準備があると存じますけれどもその点も念のため申して置きます。その次の第五番目の閉会中に死亡せられた議員に対する哀悼演説でございますが、これは従来の慣例によりますとそのお亡くなりになつた方の現に主として所属せられておつた委員会委員長哀悼演説をなさつておるように存じておりますが、この場合柴田さんは建設委員長でありますし佐々木さんが又運輸委員長でありました関係で、第三番目の土屋俊三君は農林委員でございますから、これは農林委員長に今までの例としてはおやり願つてよろしいのでございますが、前のお二人がいずれも委員長であられましたのでこれらの点は如何なさいますかの御相談を特になさつて頂かなければならんのじやないかと、かように考えるのでございます。
  58. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 これは前例はございませんか。
  59. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと申上げますが、今までの委員長がなさるという慣例からいたしますと、委員長が亡くなられた場合は理事が御相談なつて、その理事のうちの一人がなさるということかと存じます。板谷さんが運輸委員長で亡くなられましたときは運輸委員会理事が御相談になりました結果、特に運輸に御関係の深いという意味村上義一さんにお願いになつたということを承知いたしております。
  60. 佐々木良作

    佐々木良作君 この理事会に一任するということにしたらどうですか。
  61. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 佐々木さんの御発言の通り当該理事会に御一任することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  62. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) ではさよういたします。
  63. 加藤武徳

    加藤武徳君 今の閉会中に御死亡なさつた場合には哀悼演説をやらないという前例はございませんか。
  64. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ずつといたしております。それからここの間に今私が一つ拔かしておりましたのが会期決定の問題。それから最後にもう一つございます特別委員会設置の問題でございますが、先に申しました議席指定、新議員紹介常任委員長補欠選挙会期決定閉会中の死亡議員に対する哀悼演説、これだけは当然予測される問題でございまして、第六の特別委員会設置の問題だけはお置きになるかどうかということが前提要件になるかと心得ております。
  65. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 二つ特別委員会を如何いたしますか。
  66. 中村正雄

    中村正雄君 それぞれ希望もあると思いますが、引揚関係電気関係二つを本国会に置くことに賛成いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  67. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 中村君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  68. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは在外同胞引揚に関する特別委員会、並びに電力問題に関する特別委員会をこの臨時国会設置することに決定いたします。
  69. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと伺いたいのですが、只今特別委員会を御設置になるという御決定でございましたが、この人数につきましては前議会の場合と同数ということと御了解申上げてよろしいのでございましようか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  70. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) さよういたします。速記を止めて下さい。    午前十時五十一分速記中止    ——————————    午前十一時二十七分速記開始
  71. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは速記を始めて下さい。  先程から議題になつております会期の件は如何いたしますか。
  72. 中村正雄

    中村正雄君 官房長官説明並びに第九国会政府提出予定法律案件名等考えまして、やはり十二月十日から定例国会が開かれますので臨時国会会期は十二月九日までにいたしたいと思います。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)
  73. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 如何でございますか。御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  74. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それではいずれ委員長懇談会等に諮らなければならんのでありますが、議院運営委員会といたしましては只今中村君から御発議の通り会期を十二月九日までにすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
  75. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それではさように決します。
  76. 中村正雄

    中村正雄君 只今決定になりました臨時国会会期の十二月九日までのこの決定を、衆議院が本日午後一時から運営委員会を開いて衆議院態度を決めると思いますので、それまでに十分伝えて参議院側に同調するように委員長から取計らい願いたいと思います。尚この件につきましては議長衆議院議長協議なさる法的の立場にありますので、参議院の主張を通して貰うように合せてお願いたします。
  77. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 委員長としましてはさようにいたします。
  78. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 議長もそれでは衆議院議長に会いまして……。
  79. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 少し出過ぎたことかも知れませんが、議長としての正式協議はいたされないまだ順序なつておりますから、議長はあれはどういう立場かとそれはお話になるかと思いますが、議長正式協議というような形式は今のところ、うちの常任委員長懇談会を開いた上で衆議院議長協議をなさるという形式履む場合はそういうふうにいたします。(「了承」と呼ぶ者あり)   —————————————
  80. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に開会式に関する件。
  81. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 先刻懇談会中に申上げましてございますが、衆議院の二十二日に開会式を行いたいという御希望につきまして御協議をお願いいたしたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  82. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) それでは衆議院協議いたしまして二十二日に開会式をいたしますことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  83. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) さよう決します。   —————————————
  84. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に国会予備金支出について承認を求める件。
  85. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 国会閉会中におきまして議員の御死亡になりました方が柴田政次君、佐々木鹿藏君、土屋俊三君の三名ございます。これに関しましては議員の歳費、旅費及び手当に関する法律第十二條によりまして遺族弔慰金を支給することに相成つておりますのでございます。よつてこの遺族に対する弔慰金は合計百三万六千八百円を支出いたしたわけでございますが、これは予算科目通常経費にはございませんので国会予備金の中から支出いたした次第でございます。この支出につきましては国会予備経費支出に関する法律の第二條によりまして爾後の御承認をお願いいたしたいと思うのでございます。
  86. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 只今事務総長の御報告通り承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  87. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 承認をいたします。   —————————————
  88. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次に参議院関係予算に関しまして事務当局その他庶務関係小委員長に非常にお骨折りを頂きました。その折衝経過等につきまして庶務関係小委員長から御報告申上げます。
  89. 中村正雄

    中村正雄君 昭和二十六年度の歳出予算につきましては去る九月から大蔵省と折衝いたしまして、その結果につきましては大体の点を皆さんの住所宛事務局から郵送して御報告申上げておる筈でありますが、この際改めて大体の御説明を申上げたいと思います。  先ず参議院の分を申上げますと、昭和二十六年度の予算要求額は五億八千五百十五万六千円でありまして、これを前年度の予算額四億三千二百二十六万七千円に比較いたしますと、一億五千二百八十八万九千円の増加と相成つております。今お手許に配つてありまする概算査定額の前年度の比較表の順序に従いまして、内容の大要につきまして御説明申上げます。  第一に国会運営のための必要な経費のうち議員に関する経費議員歳費、通信手当、応召旅費、滯在雑費、秘書手当、及び自動車購入費等の合計額が二億二千三百九十一万三千円でありまして、これを前年度の予算額一億四千四百七十四万三千円に比較いたしますると七千九百十七万円の増加となりますが、この増加は過信手当、応召旅費、滯在雑費の増額並びに自動車購入費の計上によるものであります。  次に常任委員会に関しまする経費でありますが、專門員以下常任職員の俸給旅費、諸経費等でありまして、この合計額の三千六百三十五万円を前年度の予算額の二千四百九十三万五千円に比較いたしますと、千百四四十一万五千円の増加となりますが、この増加を来たすゆえんは継続委員会における審査手当の増額、委員及び職員旅費の増額及び自動車購入費の計上等であります。  次に検察及び裁判の運営等に関する調査に必要な経費、及び社会保障制度に関する調査に必要な経費は、共に前年度の予算額と同額を計上したのであります。  次に事務局に関する経費であります。事務総長以下職員の俸給、旅費、調査中の諸経費等でありまして、これの合計一億七千七百二十一万四千円を前年度の予算額一億六千二百七十六万六千円に比較いたしますると千四百四十八万八千円の増加となりますが、この増加は主として臨時衛視、速記者、電話交換手、自動車運転手等の増員、非常勤職員の俸給、物品費及び役務費等の増加によるものであります。  次に法制局に関する経費でありますが、これは法制局長以下職員の俸給、旅費その他調査中の諸経費でありまして、この合計額千三百七十六万七千円を前年度の予算額千三十六万八千円に比較いたしますと三百三十九万九千円の増加になりまして、この増加は法制局の機構拡充による職員二十人を増員するために要するものであります。  第二に人事院事業計画に伴う必要な経費二十一万五千円は臨時職員の厚生保險等に要する経費であります。  第三の扶養手当等に必要な経費常任委員会事務、その他全職員に対する扶養手当、勤務手当、その他の諸手当と職員共済組合に対する負担金等でありまして、この合計額六千八百二十万二千円を前年度の予算額六千五十八万五千円に比較いたしますと七百六十一万七千円を増加することになりますが、主として職員の増加に伴うものであります。  第四に参議院営繕に必要な経費でありますが、議員宿舎の施設費三千四百七十万円、法制局庁舎その他新営費といたしまして五百六十六万二千円、自動車置場の新営費四百二十八万八千円、各所新営及び修繕に要する経費九百万円と、これらの事務取扱いに要する事務費二百八十四万五千円を合計いたしまして五千六百四十九万五千円を、前年度の予算額千九百六十五万九千円と比較いたしますと、三千六百八十三万六千円の増加となるものであります。  第三の予備費としまして必要な経費は前年度同額五百万円を計上いたしてあります。  以上集計いたしまして来年度の予算の総額は、最初に申上げましたように五億八千五百十五万六千円と相成る第次であります。  次に彈劾裁判所の分について申上げます。彈劾裁判所の運営に必要な経費として、事務局長以下職員の給與、諸手当、旅費、物品費、役務費、食糧費等五百九十九万一千円及び人事院事業計画に伴う必要な経費二万九千円、合計しまして六百二万円と相成りますが、前年度の予算額三百七十四万六千円と比較いたしまして二百二十七万四千円の増加と相成りますが、この増加は裁判員手当及び旅費の増額と自動車購入費を計上いたした結果であります。以上が昭和二十六年度の参議院及び彈劾裁判所の歳出予算の大要であります。  尚この際附け加えて申上げたいと思いますのは、本年度補正予算要求に関する問題でありますが、要求すべき事項としまして去る第八臨時国会の既要経費及び今期第九臨事国会の所要経費、職員等の年末手当、ベース改訂に伴う経費等でありますが、未だ一部未解決のものもありますので、確定次第改めて御報告申上げたいと思います。 尚最後補正予算等に関しまして、衆議院側と協議いたしたい点もありますので、今の予定といたしまして二十二日に衆議院の庶務関係の小委員会との合同の協議をやりたいということを事務局を通じて申出ておりますしので、決定次第お通知いたしたいと思います。以上であります。  尚御質問がありますれば私並びに会計課長も出席しておりますから御説明申上げます。
  90. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 御質問ございませんか。庶務小委員長報告通り了承することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  91. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) さよういたします。
  92. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 次回の本委員会開会の日時、それから会期の件に対しまして、常任委員長懇談会開会します日時についてお諮りいたします。
  93. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと御参考に申上げさして頂きますが、今日大体明日の議事順序につきまして先程ここで御説明申上げて御了解を得たと心得ておりますので、そういたしますと明日の午前の本会議前の運営委員会の必要がおのずから知れたように存じますので、明日は午前十時の定刻に召集の議事を行い、それを行いまして適当なところで御休憩を願つて議院運営委員会並びに常任委員長懇談会をお開き願うのが順序かと考えますが、この点お考え願いたいと存じます。
  94. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 明日の運営委員会並びに常任委員長懇談会は、只今事務総長の申上げました通り決定いたしますことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  95. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) そういたしますと、休憩をなさる場合は先刻申上げました明日の議事は六件一応あるわけでございます。第一の議席指定、第二の議員紹介、第三の常任委員長補欠選挙、それから第四の会期決定は後になるわけでありますからこれを後に延ばしまして第五といたしまして死亡議員に対する哀悼演説、第六の特別委員会設置の件とこれだけのことを全部おやりになつて御休憩になりますか。或いは三の常任委員長補欠選挙後に御休憩になりますか、ここを御相談願いたいと思います。休憩時間の問題でありますが。(「議長一任」と呼ぶ者あり)
  96. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 休憩時間につきましては議長に一任することにいたしまして、先程事務総長報告通り決定いたすことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  97. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) さようにいたします。
  98. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと参考に申上げておきます。運営委員、それから庶務小委員、これが会期の切替に伴いまして明日は改めて、御選任願わなければならんことになつておりますので、これは明日の本会議休憩中に行われます議院運営委員会の際には庶務小委員並びに議院運営委員の御選任ができますよう、各派で御準備をしておいて頂きたいと存じます。
  99. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  100. 左藤義詮

    委員長左藤義詮君) 速記を始めて下さい。  それでは本日の会議はこれで終ります。    午前十一時五十分散会  出席者は左の通り。    委員長     左藤 義詮君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            小野 義夫君            加藤 武徳君            山田 佐一君            江田 三郎君            大野 幸一君           小笠原二三男君            赤木 正雄君            加賀  操君            片柳 眞吉君            高橋 道男君            小川 久義君            佐々木良作君            鈴木 清一君            兼岩 傳一君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (会計課長)  清水  齊君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   説明員    内閣官房長官  岡崎 勝男君