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1950-07-18 第8回国会 衆議院 予算委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年七月十八日(火曜日)     午前十一時二十分開議  出席委員    委員長 小坂善太郎君    理事 有田 二郎君 理事 西村 久之君    理事 橋本 龍伍君 理事 川崎 秀二君    理事 稻村 順三君       青木 孝義君    麻生太賀吉君       天野 公義君    角田 幸吉君       川端 佳夫君    北澤 直吉君       久野 忠治君    坂田 道太君       庄司 一郎君    田中 啓一君       玉置  實君    塚田十一郎君       苫米地英俊君    中村  清君       中村 幸八君    松浦 東介君       水田三喜男君    佐伯 宗義君       早川  崇君    平川 篤雄君       勝間田清一君    高田 富之君       小平  忠君    小林  進君  委員外出席者         専  門  員 小林幾次郎君         専  門  員 園山 芳造君         専  門  員 小竹 豊治君 五月二日  植原悦二郎委員長辞任につき、同日小坂善太  郎君が議長指名委員長補欠選任された。 六月二十四日  委員神山茂夫君及び梨木作次郎君、深澤義守君  辞任につき、その補欠として高田富之君、米原  昶君、及び横田甚太郎君が議長指名委員に  選任された。 同日  川上貫一君が委員辞任した。 七月十二日  委員淺香忠雄君、池田正之輔君植原悦二郎君、  江花靜君、岡村利右衞門君、小淵光平君、上林  山榮吉君、小金義照君、小平久雄君、小峯柳多  君、高橋等君、西村英一君、松野頼三君、松本  一郎君、南好雄君及び山村新治郎君辞任につき、  その補欠として覆水孝義君、麻生太賀吉君、有  田二郎君、川端佳夫君、久野忠治君、坂本實君、  塩田賀四郎君、島村一郎君、庄司一郎君、鈴木  明良君、鈴木正文君、塚田十一郎君、中村清君、  西村直己君、西村久之君及び橋本龍伍君が議長指名委員選任された。 同日  水田三喜男君が議長指名委員選任された。 同日  委員北村徳太郎君、中曽根康弘君、山本利壽君  及び武藤運十郎辞任につき、その補欠として  井出一太郎君、佐伯宗義君、早川崇君及び鈴木  茂三郎君が議長指名委員選任された。 同日  戸叶里子君が議長指名委員選任された。 同日  委員米原昶君及び松本六太郎君辞任につき、そ  の補欠として林百郎君及び小平忠君が議長の指  名で委員選任された。 同日  世耕弘一君が委員辞任した。 同日  小林進君が議長指名委員選任された。 同月十四日  委員西村直己辞任につき、その補欠として大  西弘君が議長指名委員選任された。 五月二日  小坂善太郎君は理事辞任した。 七月十八日  尾崎末吉君、苫米地英俊君、今井耕君及び勝間  田清一君が理事辞任した。 同日  有田二郎君、鈴木明良君、西村久之君、橋本龍  伍君、稻村順三君及び林百郎君が理事に当選し  た。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事辞任及び選任の件     —————————————
  2. 小坂善太郎

    小坂委員長 これより予算委員会開会いたします。  この際一言あいさつを申し上げます。去る五月二日、本院の御推挙によりまして、不肖はからずも予算委員長の重職を汚すことになりました。申すまでもなく、各委員会の中軸としての本委員会任務は、きわめて重要なものであり、ことに現下の事局に際会いたしまして、本委員会を円満に運営いたしまする職責は、きわめて重要であると考えるのであります。つきましては、委員会運営にあたりましては、常に大所高所に立ちまして、公正に任務を盡したいと考えておりますが、何分にも浅学非才の者でございまするし、かつはなはだ不なれでございまするので、不行届の点も多かろうかとおそれております。何とぞ委員各位におかせられましては、陰に陽に委員長をお助けくださいまして、常に御鞭撻と御高配を賜わりますよう、特にお願いを申し上げておきたいと思います。  また本委員会審議を通じまして、国民にわが国の財政経済実情並びにその向うところをことごとく知らしめ、本委員会権威をいよいよ高からしめたい、かく念ずるものであります。ここに一言あいさつを申し上げまして、各位の御了承を得たいと考えます。どうぞよろしく。(拍手)     —————————————
  3. 小坂善太郎

    小坂委員長 これより理事辞任及び補欠選任の件を議題といたします。理事尾崎末吉理事苫米地英俊君、理事今井耕君、理事勝間田清一君の四君より、理事辞任の申出がありまするが、これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 小坂善太郎

    小坂委員長 御異議なきものと認めます。御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。  次に理事池田正之輔君理事上林山榮吉君、理事小峯柳多君の三君は七月の十二日、理事川上貫一君は六月二十四日、委員辞任せられましたので、目下理事は一名でありまするが、去る七月十三日の議院運営委員会決定によりまして、当委員会理事の員数は七名となりましたので、六名の理事補欠選任を行います。この補欠理事選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 小坂善太郎

    小坂委員長 異議なしと認めます。御異議ないようでありますから、指名を行います。    有田 二郎君  鈴木 明良君    西村 久之君  橋本 龍伍君    稻村 順三君  林  百郎君を理事に御指名いたします。     —————————————
  6. 川崎秀二

    川崎委員 議事進行について発言を求めます。今回御承知のごとく、マツカーサー元帥の書簡によりまして、警察予備隊なるものが創設されることになつたわけであります。この創設はポ政令をもつてされるというふうに報道されておりますし、またこれに伴う予算も、予算措置をとるここなく行うというような風説が飛んでおりまして、本予算委員会といたしましては、このことは、あるいは憲法違反ではないかという議論も一部にはあるのであります。これらの問題に関連して、私の方の政党としては、ポ政令の処置あるいは予算化については、まだ決定的な意思表示はいたしておりませんけれども、いずれにいたしましても、予算委員会において、その間の事情に関し、大蔵大臣説明をすべきであるというふうに考えておるのであります。従いまして、最近の機会において、その説明会委員会の形で開いていただきたい。それからこれらに関連して、特に最近におきまする金融情勢の行き詰まり、またその他の諸般経済政策に関して、国会開会中にかかわらず、予算委員会がこれを十分に審議しないということでは、やはり常任委員会としての機能を十分に発揮したものとは考えられないのであります。従いまして、予算案が出る出ないは別にいたしまして、この国会開会中において、少くも予算委員会を数回開いて、十分諸般の問題について朝野忌憚のない意見の交換をいたしたい、かように考えておるのであります。それが第一点。  第二の点は、第七国会の末期におきまして、地方税法案審議は、当然予算委員会も関係があることであるから、従つて地方行政委員会連合審査会を開いてもらいたいということを、当時の委員長植原悦二郎氏のもとにまで野党側は要望をしておきました。その際与党側委員諸君との交渉、いきさつもありまして、連合審査会はもちろん開かれなかつたが、委員外発言を許そうということになつて委員外発言をしようとする瞬間に、御承知のように、地方税法案は強引に衆議院を押し切られたというような実情になつております。今回はいまだ地方行政委員会開会中でありまして、その結論を出すには相当時間もかかるのであろう、かように考えておりますので、できるならば連合審査会与党側委員の方々にも御賛成を得ていただいて、そしてこれを開いていただきたい。できなければ——ということは第二義の問題でありまするが、その際においても、委員外発言をするように、委員長からおとりはからいを願いたい。こういうことが、私の議事進行に関する発言の第二点でございます。
  7. 小坂善太郎

    小坂委員長 川崎君にお答え申し上げます。川崎君の御発言は、まことにごもつともな点が多いと思うのでありまするが、幸いにいたしまして、本日をもちまして新理事の御決定願つたのであります。私の考えるところによりますると、本委員会を終了いたしました後におきまして、新理事各位の御参集を願い、その際において、この問題について実際にいかに行うかということをお話合いを願いたい、かように考えております。
  8. 小平忠

    小平(忠)委員 ただいまの川崎委員発言に対しまして、私も関連いたすことでありますので、一言この機会発言をいたします。ただいま小坂委員長あいさつの中にもございましたように、本委員会各種委員会の中核として、いよいよその委員会権威を発揮しなければならないというような、まことにけつこうなごあいさつがあつたのでありますが、戦後の本委員会実態を見まするに、とかく形式に終ることが多いのであります。特に日本現状は、まことに経済的にも、あるいは国際的にも重要なる段階にありまするときにおいて、この委員会の昨年来からの実態を見ますと、単なる形式に終つておる点が多いと思うのであります。と申しますのは、日本の新憲法によりまして、国会というものが真に自主的な立場において、発言権発案権というものを確保しなければならないということを、私は常日ごろ考えております。しかるに現状においては、この国会が当然持つべき発議権発案権というものが、一方的な政府の意図によつて、これが剥奪されておるということを、私はこの際強く御指摘申し上げなければならないのであります。先般渡米された議員団の御意見によりましても、アメリカにおいては、国会が真に発議権発案権というものを、みずからが強くこれを把握して、推進するという実態になつておるときに、まことに遺憾に思つておるのであります。かりに本委員会予算問題を審議する場合においても、すでに政府当局においてでつち上つたところの予算をまず形式的に審議をして、原案をしやにむに押しつけるというような経緯を見まするときに、これはでつち上げる前に、大体現在日本におけるところの機構では、発議権発案権というものをある程度政府において持つておる。予算のごときはまつたく大蔵当局において握つておる。こういうことにおいてやはり事前に、その原案ができる前に、政府当局から二十六年度の予算編成方針伺つて、またこの委員会としてもわれわれ委員が、明年度予算に対してはこういつたような観点において進めてもらいたいという意思を、事前に織り込むことが必要じやないかと思うのであります。そういうような見地から、ただいま川崎委員から発言がありましたように、この委員会においても、引続き開かれまする理事会において、今後の議事の取扱い方あるいは委員会開会日時等を相談決定されるわけでありまするが、そういつたような際において、私は以上申し上げた観点から、近く大体の素案が決定される二十六年度の予算案について、大臣に御出席願つて、その編成方針を伺い、またわれわれ委員としてもこれに対する意見を十分に申し述べて、そしてその二十六年度の予算編成の中に、われわれの意思を反映するということが必要ではないかと思うわけであります。一言その点を御希望申し上げて、私の意見といたします。
  9. 小坂善太郎

    小坂委員長 小平君にお答え申し上げます。あなたの御発言の御趣旨は承りました。私が先ほど川崎委員にお答え申し上げましたと同様な趣旨におきまして、理事会においてその具体的な内容等について審議を進めていただきたい、かように考えております。  本日はこれをもつて散会いたします。     午前十一時三十二分散会