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1950-07-12 第8回国会 衆議院 本会議 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年七月十二日(水曜日)  議事日程 第一号     午前十時開議  第一 議席指定  第二 会期の件     ————————————— ●本日の会議に付した事件  日程第一 議席指定  日程第二 会期の件  懲罰委員長辞任の件  衆議院規則改正案議院運営委員長提出)  常任委員選任  常任委員長選挙及び補欠選挙  海外同胞引揚に関する特別委員会  設置動議今村忠助提出)  災害地対策特別委員会設置動議今村忠助提出)  考査特別委員会設置動議今村忠助提出)     午後三時四十一分開議     —————————————
  2. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 諸君、第八回国会は本日をもつて召集せられました。(拍手)  これより会議を開きます。      ————◇—————
  3. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 衆議院規則第十四條によりまして、諸君議席は、議長において、ただいま御着席の通り指定いたします。
  4. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第二、会期の件につきお諮りいたします。今回の臨時会会期は、召集日から七月三十一日まで二十日間といたしたいと思います。これに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  5. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて会期は二十日間とするに決しました。(拍手)      ————◇—————
  6. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) お諮りいたします。懲罰委員長山本猛夫君から委員長辞任したいとの申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) ご異議なしと認めます。よつて許可するに決しました。      ————◇—————
  8. 今村忠助

    今村忠助君 議事日程追加緊急動議提出いたします。すなわち、議院運営委員長提出衆議院規則改正案は、委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  9. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 今村君の動議にご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  衆議院規則改正案を議題といたします。提出者趣旨弁明を許します。議院運営委員長大村清一君。われも委員でありまして、最初の原案には、今日の改正案のように全部二十五名でありました。その当初において一番問題になりましたのが、この外務委員会です。外務委員会というものを、他の委員会と一律に二十五名で、同じような権限でやつておいて、日本が今日置かれたる状況で、講和の問題などを議する場合に、これでいいのかどうかという意見が多数ございました。その際各派におきましては、これは講和会議などの問題が具体的になるような場合にはこれではいけないのだ、その際はあらためて考えようじやないか、そういうことで、その当時の事務総長意見も、各派意見も全部記録に載つております。各党了解事項でございます。  前国会では、いよいよこの講和の問題が具体化せんとするような機運になりましたものですから、あの状態ではいけない、何とかして外務委員会を拡充しようではないか——ことに前国会では外務委員会を十七回開いておりましたが、総理大臣は何ゆえか、この委員会には、たつた一回しか出て来られなかつた。従つて、その外務委員会というものは、この時局にもかかわりませず、はなはだ不活発なような印象を與えておるのでありまして、私どもの非常に遺憾としたところであります。この点は自由党諸君も認められまして、それではとりあえず外務委員会を三十五名に拡充しようではないか——国会では、そのことは自由党意見でもあつたのであります。そして三十五名に拡大せられました。わが党は、いな野党各派は、これでも満足いたしませんで、先般来の運営委員会では、外務委員会を五十名に拡大強化しようということを提案いたしましたが、少数をもつて敗れたのであります。  その後国会法制定以来、今日まで七回の国会を経ております。その数年の経験にかんがみまして、いろいろ各派党内事情、あるいは委員会状況等を勘案して、今日のごとく、たとえば外務委員会三十五名、あるいは農林委員会通商産業委員会、これらも三十五名、そういうふうに、いろいろその数がかわつておるのは、経験の結果こうしたのです。現に農林委員会のごときを少数なる二十五名にしたのでは、それは各党希望、各委員希望を満たすには非常に骨が折れるのです。私は、この委員会は非常に重大であるとか、軽い委員会であるとかいう、そういう差別はないと思います。ないけれども、おのずから、党を運営して行つたり国会を運営して行つたりするのには、経験上やはり大きい委員会には、予算のごときは五十一名もおるのですから、そういうものがなければ、ほんとうに円滑に行かないのです。そういう実情を無視して、突如この十七の委員会を二十五名に一律一体に引下げるというのは一体何か。これは自由党党内事情以外の何ものでもないのです。そういうような多数党の党内事情などによつて大切なる常任委員会人数をみだりに改変するなどということは、私どもは断じて賛成はできません。  ことに外務委員会のごときは、三十五名でも足りないとわれわれは主張しておる。現に講和の問題のごときは、これは国民にとりまして最も重大なる問題でございましよう。たとえば外務委員会などが、われわれがかつて主張したように、今日五十名からの権威ある人々によつて構成しておられるならば、本日などは国会の劈頭ではあるが、これは大活躍をする日です。諸君は本日の新聞を見たでしよう。総理大臣は朝鮮問題について何とおつしやられましたか。私は、これは新聞の記事ではあるが、実に重大なる発言をしておると思う。これは日本国会にとつても容易ならぬことです。こういう問題を真剣に外務委員会が取扱うことにおいて初めて国会権威というものを私は顯現することができると思う。諸君がただ單に党内事情によつて何もかにも二十五名にしてしまうのだというそういう乱暴——諸君の多数を頼む乱暴の行動は、すでに、きのうからきようにかけて、遂に運営委員長が陳謝しなければならぬような醜態まで出しております。(拍手)  ほんとう時局は逼迫しております。大切なときです。われわれは諸君とともに協力して日本の国家のために盡して行きたい。われわれは何も反対せんがための反対党ではない。是を是とし、非を非とするところに、ほんとう国会権威があると思う。大政党たる諸君も大襟度を示して、ほんとう国会権威のために物事を考えてもらいたい。何でも党略的に、党内人事に災いされてつまらぬことをするのは、ひとり自由党損失たるのみならず、わが日本議会権威のために私は許すべきものではないと思う。どうかその点を愼重に考えられまして——自由党諸君の中にも、この改正案反対の人がたくさんございます。私のところに、それを言つて来ておる。(「名前を言え」と呼ぶ者あり)名前をさしてもいいです。それでは諸君は迷惑だろうから私はそれを差控える。そういう人がたくさんあるのですから、どうかそういう感情にとらわれたり、党内事情に災いされたりして、つまらぬ改変をしないように、大政党は心していただかなければならぬと思う。  ことに私は、最後にさらに強調したいのは、外務委員会を二十五名にして、そうしてこの大事な外交問題を、議会以外の他の機関によつて隠密の間に事をはからんとするがごときは、断じて今日許されることではない。(拍手)いわんや、議長幣原さんは超党派外交を主張されております。外交を政争の具に供してはならぬと私は心得ておる。どうか諸君とともに、日本民族の百年の大計をほんとう民族のために考えるときには、国会権威を堅持するというところに重点がなければならぬと思う。こいねがわくは自由党諸君の反省を促して原案を撤回せられんことを希望する。よつてただいま委員長より説明せられたる改正案には、共産党を除く在野各党を代表して絶対反対いたします。(拍手
  11. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 林百郎君。     〔林百郎君登壇〕
  12. 林百郎

    ○林百郎君 私は、共産党を代表いたしまして、本衆議院規則改正に対して反対するものであります。そもそも国会における常任委員会のの人数というようなものは、これは国会の歴史的な必要に応じて、歴史的な所産としてできて来ておるのであります。自由党諸君の言い分を聞きますと、委員会に対して出席責任が持てない、人数が多いと出席責任が持てないから、この際人数を減らしたらどうかというような意見のようでありました。私の聞くところによると、こういうような意見に聞えました。こうなりますと、これはまつたく一党内事情によつてこの国会の歴史的な必要性を無視することになると思うのであります。こういう意味で常任委員会すべてを機械的に二十五名に一律にしてしまうということについては反対するものであります。現に自由党諸君は、前の国会におきましては、農林委員会あるいは通産委員会、こういうような委員会党内でも希望者が非常に多いから、ぜひ農林委員会通産委員会人数はふやしてもらいたいということは、自由党委員諸君から出たのであります。これをわずか一会期のみにしてまた元へもどさなければならないということは、われわれのまつたく了解に苦しむ点であります。  要するに、このたびの改正は、まつたく自由党党内事情によつてのみなされておるということである。何ら国会運営必然性から生れて来たものではないという点であります。特に私たちが反対したいのは、この外務委員会人数三十五名をさらに二十五名に少くするという点であります。これはこの前の第六国会におきましても、わが党といたしましては、講和特別委員会を特に設ける必要がある、こうした国際的な重大な段階におきまして、講和の問題、外交の問題は国民がひとしく大きな関心を持つておる問題であるから、講和特別委員会を設けるべきだということを主張したのであります。これに対して自由党諸君は、一応ごもつともであるけれども外務委員会もあることであるから、外務委員会人数をふやすことによつてその共産党意見も盛り入れようじやないかということで、われわれはこれに賛成して来たのであります。  ところが、その自由党意見がまつたく豹変いたしまして、ここにまた外務委員会がふえるどころか、逆に減つておるという点については、われわれはこれを簡単に見のがすわけに行かないと思うのであります。しかもその理由は、出席に対して責任が持てないというようなことでありますが、私は、これはほんとの意図ではない、他の重大な意図があると思うのであります。それは、本日の新聞紙の伝えるところによりますと、吉田首相談話として、公然とすでに單独講和を主張しておるようであります。このことは、單独講和は要するに事実上のなしくずしの講和である、わが国隷属化方向をたどるものだと思うのであります。(「ノーノー」)そうしてこのことは、これもまた吉田首相の言うところでありますけれども、国連の警察権の行使に協力するというような名目のもとに、三たびわが国が世界大戰の渦中に巻き込まれる危険が十分あるところであります。しかもわれわれは、新しい問題として警察予備隊設置の問題があるのであります。この警察予備隊設置のごときは、連合国管理方式、あるいはそのほかのあらゆる観点から、当然この立法的な措置、あるいは予算的な措置、これが一般会計債務償還から出るのか、あるいは対日援助見返資金の債務償還から出るのか、いずれにしても、財政法の示すように、部局の間の予算流用移用、あるいは各項目の予算流用移用、これは全部当然国会にかけるべきものだと思うであります。ところが、新聞紙に伝えておるところの岡崎官房長官談話によると、これはマ元帥権限を委譲されたものであるから、一切は国会措置をとることなくしてなし得るのだこれはまつたくフアツシヨ的なやり方であり、日本国会を無視するやり方と思うのであります。(拍手)そうしてこうした重要な吉田内閣單独講和方式日本の国の隷属化国会国民の目から隠蔽しながら、この方向をたどろうとするために外務委員会人数を減らしておるということは、ここに自由党諸君のねらいがあると思うのであります。(拍手)われわれは、日本の国の置かれている重大な段階におきまして、全日本の人民を代表し、また国会のためにも、かかる自由党の陰謀に対しましては断固反対するものであります。(拍手
  13. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。本案賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  14. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて本案は可決いたしました。(拍手)  二の際暫時休憩いたします。     午後四時一分休憩      ————◇—————     午後七時十七分開議
  15. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 休憩前に引続き会議を開きます。      ————◇—————
  16. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 先刻衆議院規則改正されましたので、この際内閣外十六委員会常任委員選任を行います。衆議院規則第三十七條により、議長において常任委員を指名いたします。委員の氏名は参事をして報告いた事させます。なおその他の常任委員の入れかえは公報をもつて通知いたします。     〔発言する者あり〕     〔参事朗読〕   内閣委員    井上 知治君  江花  靜君    大内 一郎君  木村 公平君    坂田 英一君  周東 英雄君    田嶋 好文君  田中 萬逸君    土倉 宗明君  樋貝 詮三君    本多 市郎君  水田三喜男君    森下  孝君 山口喜久一郎君    山口六郎次君  千葉 三郎君    苫米地義三君  船田 享二君    鈴木 義男君  松岡 駒吉君    河田 賢治君  高倉 定助君   人事委員    今村長太郎君  大野 伴睦君    岡西 明貞君  小澤佐軍喜君    小淵 光平君  加藤隆太郎君    小玉 治行君  田中伊三次君    田中 軍彌君  田中不破三君    西村久之君  藤井平治君    藤枝 泉介君  淵上房太郎君    星島 二郎君  芦田  均君    今井  耕君  中曽根康弘君    平川 篤雄君  成田 知巳君    松澤 兼人君  八百 板正君    加藤  充君  横田甚太郎君    岡田 春夫君   地方行政委員    生田 和平君  池見 茂隆君    大泉 寛三君  門脇勝太郎君    川本 末治君  河原伊三郎君    清水 逸平君  田中  豊君    塚田十一郎君  中島 守利君    野村專太郎君 橋本登美三郎君    前尾繁三郎君  吉田吉太郎君    龍野喜一郎君  鈴木 幹雄君    床次 徳二君  藤田 義光君    山手 滿男君  大矢 省三君    久保田鶴松君  門司  亮君    立花 敏男君  米原  昶君    松本六太郎君   法務委員    安部 俊吾君  押谷 富三君    角田 幸吉君  鍛冶 良作君    北川 定務君  佐瀬 昌三君    高橋 英吉君  花村 四郎君    平澤 長吉君  古島 義英君    牧野 寛索君  松木  弘君    眞鍋  勝君  山口 好一君    吉田 省三君  大西 正男君    小野  孝君  中村 又一君    石井 繁丸君  猪俣 浩三君    田万 廣文君  上村  進君    梨木作次郎君  佐竹 晴記君    世耕 弘一君   外務委員    伊藤 郷一君  植原悦二郎君    大村 清一君  岡崎 勝男君    小川原政信君  菊池 義郎君    北澤 直吉君  栗山長次郎君    近藤 鶴代君  佐々木盛雄君    竹尾  弌君  仲内 憲治君    中山 マサ君  福田 篤泰君    守島 伍郎君、小川 半次君    並木 芳雄君  松本 瀧藏君    山本 利壽君  西村 榮一君    武藤運十郎君  田中 堯平君    渡部 義通君  中村 寅太君    玉井 祐吉君   大蔵委員    淺香 忠雄君  有田 二郎君    大上  司君  奧村又十郎君    鹿野 彦吉君  川野 芳滿君    小山 長規君  佐久間 徹君    高間 松吉君  田中 啓一君    苫米地英俊君  中野 武雄君    夏堀源三郎君  平野 三郎君    宮幡  靖君  武藤 嘉一君    内藤 友明君  橋本 金一君    宮腰 喜助君 早稻田柳右エ門君    田中織之進君  中崎  敏君    高田 富之君  竹村奈良二君    羽田野次郎君   文部委員    岡延右エ門君  柏原 義則君    甲木  保君  小西 英雄君    坂田 道太君  佐藤 重遠君    高木  章君  圓谷 光衞君    東井三代次君  飛嶋  繁君    長野 長廣君  西村 直己君    根本龍太郎君  平島 良一君    若林 義孝君  井出一太郎君    小林 信一君  笹森 順造君    志賀健次郎君  受田 新吉君    松本 七郎君  小林  進君    今野 武雄君  浦口 鉄男君   厚生委員    青柳 一郎君  大石 武一君    首藤 新八君  高橋  等君    橘  直治君  田中  元君    寺島隆太郎君  内藤  隆君    中川 俊思君  堀川 恭平君    松井 豊吉君  松永 佛骨君    丸山 直友君  渡遅 良夫君    亘  四郎君  金子與重郎君    三木 武夫君  柳原 三郎君    福田 昌子君  苅田アサノ君    松谷天光光君  大石ヨシエ君   農林委員    青木  正君  足立 篤郎君    宇野秀次郎君  遠藤 三郎君    小笠原八十美君 越智  茂君    川西  清君  河野 謙三君    千賀 康治君  中馬 辰猪君    中垣 國男君  野原 正勝君    幡谷仙次郎君  原田 雪松君    松浦 東介君  八木 一郎君    大森 玉木君  吉川 久衛君    小林 達美君  坂口 主税君    足鹿  覺君  井上 良二君    木村  榮君  山口 武秀君    河口 陽一君   水産委員    石原 圓吉君  小高 熹郎君    川端 佳夫君  川村善八郎君    久野 忠治君  五島 秀次君    鈴木 善幸君  田口長治郎君    田渕 光一君  冨永格五郎君    永田  節君  二階堂 進君    平 井義一君  福田 喜東君    松田 鍛蔵君  松本 一郎君    岡田 勢一君  小松 勇次君    林  好次君  水野彦治郎君    上林與市郎君  佐竹 新市君    井之口政雄君   通商産業委員    阿左美廣治君  今泉 貞雄君    江田斗米吉君  小川 平二君    神田  博君  小金 義照君    澁谷雄太郎君  高木吉之助君    田中 彰治君  多武良哲三君    永井 要造君  中村 幸八君    中村 純一君  福田  一君    南  好雄君  村上  勇君    金塚  孝君  河野 金昇君    河本 敏夫君  高橋清治郎君    今澄  勇君  加藤 鐐造君    風早八十二君  田代 文久君    小平  忠君   運輸委員    稻田 直道君  大澤嘉平治君    大西 禎夫君  岡田 五郎君   岡村利右衞門君  尾崎 末吉君    片岡伊三郎君  玉置 信一君    坪内 八郎君  畠山 鶴吉君    原 健三郎君  前田  郁君    前田 正男君  滿尾 君亮君    山崎 岩男君  木下  榮君    木村 俊夫君  清藤 唯七君    原   彪君  淺沼稻次郎君    米窪 滿亮君  江崎 一治君    中西伊之助君  飯田 義茂君    石野 久男君   郵政委員    飯塚 定輔君  池田正之輔君    石原  登君  大和田義榮君    風間 啓吉君  小西 寅松君    白井 佐吉君  高木 松吉君    高田 弥市君  高橋 權六君    玉置  實君  坪川 信三君    長尾 達生君  降旗 徳弥君    三宅 則義君  茂木萬壽夫君    園田  直君  吉田  安君    坂本 泰良君  鈴木茂三郎君    土井 直作君  深澤 義守君    足立 梅市君   電気通信委員    青木 孝義君  井手 光治君    井上信貴男君  江崎 真澄君    黒澤富次郎君  塩田賀四郎君    庄司 一郎君  鈴木 明良君    關内 正一君  關谷 勝利君    高塩 三郎君  辻  寛一君    中村  清君  橋本 龍伍君    福永 一臣君  松本 善壽君    椎熊 三郎君  長谷川四郎君    畠山 重勇君  石川金次郎君    松井 政吉君  田島 ひで君    犬養  健君   労働委員    麻生太賀吉君  天野 公義君    金原 舜二君  倉石 忠雄君    佐々木秀世君  佐藤 親弘君    篠田 弘作君  島田 末信君    塚原 俊郎君  福永 健司君    船越  弘君  松野 頼三君    三浦寅之助君  柳津 義男君    吉武 惠市君  石田 一松君    稻葉  修君  川崎 秀二君    早川  崇君  青野 武一君    赤松  勇君  前田 種男君    柄澤登志子君  土橋 一吉君    中原健次君   建設委員    逢澤  寛君  淺利 三朗君    今村 忠助君  宇田  恒君    内海 安吉君  大西  弘君    上林山榮吉君  小平 久雄君    鈴木 仙八君  瀬戸山三男君    田中 魚榮君  西村 英一君    三池  信君 藥師神岩太郎君    山本 久雄君  天野  久君    中島 茂喜君  福田 繁芳君    増田 連也君  佐々木更三君    前田榮之助君  池田 峯雄君    砂間 一良君  寺崎  覺君    衛藤 速君   経済安定委員    岩川 輿助君 小野瀬忠兵衞君    金光 義邦君  志田 義信君    多田  勇君  圖司 安正君    寺本  齋君  永井 英修君    奈良 治二君  福井  勇君    渕  通義君  細田 榮藏君    宮原幸三郎君  村上 清治君    森   曉君  有田 喜一君    笹山茂太郎君  竹山祐太郎君    森山 欽司君  勝間田清一君    川島 金次君  松尾トシ子君    川上 貫一君  中野 四郎君    黒田 寿男君      ————◇—————
  17. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) ただいま委員を指名いたしました各常任委員会委員長選挙を行います。なお先刻辞任を許可されました懲罰委員長補欠選挙も同時に行います。     —————————————
  18. 今村忠助

    今村忠助君 常任委員長選挙は、その手続を省略して議長において指名せられんことを望みます。
  19. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) この際疑問を出される方もありますから一言いたします「委員会の一部の員数を衆議院規則改正して先ほど改められましたので、その改正された部分の委員が自然解任されたことといたしましたのは、先例もあることでありまして、その通り取扱つた次第であります。なおこの点は議院運営委員会にも報告して御了解を願つておきました。  ただいまの今村君の動議に御異議あ、りませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて議長は各常任委員長を指名いたします。   内閣委員長    木村公平君   人事委員長    田中伊三次君   地方行政委員長  前尾繁三郎君   法務委員長    安部 俊吾君   外務委員長    守島 伍郎君   大蔵委員長    夏堀源三郎君   文部委員長    長野 長廣君   厚生委員長    寺島隆太郎君   農林委員長    千賀 康治君   水産委員長    冨永格五郎君   通商産業委員長  小金 義照君   運輸委員長    前田  郁君   郵政委員長    池田正之輔君   電気通信委員長  關内 正一君   労働委員長    倉石 忠雄君   建設委員長   藥師神岩太郎君   経済安定委員長  圖司 安正君   懲罰委員長    森 幸太郎君      ————◇—————
  21. 今村忠助

    今村忠助君 特別委員会設置動議提出いたします。すなわち、海外同胞引揚に関する調査をなすため、委員三十名よりなる特別委員会設置されんことを望みます。
  22. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 今村君の動議を採決いたします。今村君の動議賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  23. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて動議のごとく決しました。      ————◇—————
  24. 今村忠助

    今村忠助君 特別委員会設置動議提出いたします。すなわち、災害地対策樹立のため委員四十五名よりなる特別委員会設置されんことを望みます。
  25. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 今村君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。      ————◇—————
  27. 今村忠助

    今村忠助君 特別委員会設置動議提出いたします。すなわち、本会期においても前会期同様考査特別委員会を設け、その委員会の構成、性質、権限等は昭和二十四年三月二十九日本院で決議した通りとし、委員会の費用については第九回国会召集の日まで月平均百五十万円を超えない範囲で支出し得ることとせられんことを望みます。
  28. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 今村君から考査特別委員会設置動議提出されましたが、本件について討論の通告があります。これを許します。梨木作次郎君。     〔梨木作次郎君登壇〕
  29. 梨木作次郎

    梨木作次郎君 私は、ただいま議題となりました考査特別委員会設置に対事し、日本共産党を代表いたしまして反対するものであります。  考査委員会は、設置の当初から、御案内のように、その運営は超党派的にやることに意見の一致を見ていたのであります。しかるに、自由党が絶対多数を占めておるため、運営の実際はまつたく一党一派の利害の上に立つて、きわめてへんぱに運営されて来たことは、天下公知の事案であります。たとえば五井産業事件のごときは、明らかにその重要性から見て当然取上げるべき事案であつたにもかかわらず、事件の渦中に吉田首相や当時の増田官房長官がおるとの疑いがあつたために、自由党諸君は絶対多数にものを言わせて、この取上げを恥知らずにも否決してしまつたのであります。一国の総理大臣が不正事件の渦中にありとのことを疑うに足るべき相当の理由がある場合、これを政界の不正事件として徹底的に調査を行い、国民の前にその真相を発表することこそが考査委員会の任務でなければならない。これをいたさないような考査委員会では、一体その存在の意義がどこにあるかということを自由党諸君に借問したいのであります。しかるに、一方事共産党に関連した問題になるや、何ら国会で調査すべき必要と性質を持つた事案でないにもかかわらず、たとえば徳田要請問題や、あるいは在外同胞引揚妨害問題を取上げ、これを共産党を攻撃するところの悪質な材料にせんとするがごときやり方は、明らかに一党一派に偏した運営であるといわざるを得ないのであります。(拍手)  考査委員会のなしたことは、国民の最も要望するところの不正腐敗の摘発調査をサボり、共産党の彈圧と攻撃の材料をでつち上げることに狂奔したにすぎないのであります。かくのごとくいたしまして、考査委員会は、日本の軍事基地化に反対し、全面講和と完全独立のために鬪つておるところの日本共産党の力を弱め、單独講和と戰争への道を進む露拂いの役割を果して来たということを否定し得ないのであります。従つて、もはやその本来の機能を果すことが不可能なことが明白であり、かつその存在が日本の独立と自由と平和のために有害な存在であることが明白なこのような委員会設置には、わが日本共産党は断固反対するものであります。(拍手
  30. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。今村提出動議賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  31. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて動議のごとく決しました。ただいま議決せられました三特別委員会委員は追つて指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後七時三十七分散会