○
松田委員 大体の
調査庁の御
意見はわか
つたのですが、なおちよつとお伺いいたします。そこでわれわれが常に
考えておることは、
安本であろうと、
資源庁であろうと、
調査庁であろうと、また
水産庁であろうと、今日の
日本が管理国であるがゆえに、右に行けば右にぶつかり、左に行けば左にぶつかり、そうして非常に御苦労なさ
つていることはわれわれ国会において、法案を一つ出すのについても、同じことであ
つて、今日の
日本の国のあり方というものに対して、われわれは非常に悲哀を感じておるものであ
つて、一日も早く講和条約が成立つことを念願してやまないのが、われわれ自由党及び民主党の行き方であるのであります。この点に対する官庁の行き方も同じことで、御苦労なさ
つておることはよく了承できるのでありますが、要するに現在の行き方がこうした苦難の道を歩んでおるものであり、これを幾分でも是正して行こうということ、要するに国会と政府が一体とな
つて行かなければ、この道を幾分でもいい方へ持
つて行くことができ得ないのであります。ゆえに先ほどから申し上げておるように、事務的にはどのようにでもでき得ることであります。そうして事務的にや
つて行つたならば、今の
水産業者というものは立
つて行かないことであります。これを政治的に
日本の国の現状というものをよくお互いが
認識して、相助け合
つて行かなければ、とうてい彼岸に達することができないことは、火を見るよりも明らかであり、御苦労のほどをわれわれは察するものであります。そこで
水産庁に申し上げたいのでありますが、われわれはかような
考え方を持
つておる、また官庁においても、皆様は非常に御苦労なさ
つておるゆえに、先ほどの
調査庁の部長の御
意見も、そうした点から出ておることは、われわれはよくわかるのであります。ただいま
通牒を出した。こういうことに対する基本、この基本もよくわかります。だが、これは
安本、
資源庁、
調査庁、には責任のないことであります。われわれはそこで、
水産庁はこうした重大な問題があるならば、国会が開会中であり、またわれわれがその点に対する善処の
方法もこれからもやらなければなりませんが、しなければならない責任もそのときあ
つたであろうと
考えます。
水産庁としては、これは事務的に
打合せがあ
つたろうと私は
考える。こうしたときにおいて、なぜ国会と緊密なる連絡をと
つてもらえなか
つたか。しかも先ほど
安本の御
意見だというと、
C重油そのものが今の必要の部面に使われておる。しかも二万八千キロというものが、そちらの方に
割当をしてしま
つた。かようなことも先ほど御
答弁にな
つておるのであります。
田口委員がこの問題に関して、先日から深刻に
水産庁に対しても
お話があ
つたのでありまして、いつこれが
割当に
なつたかは私は存じませんが、
田口委員がこの問題をひつさげて、
水産庁に
割当をせよという御
意見が、先日の
委員会に出たのであります。その問題が片づかないうちに、今日のこの前貸しはいけないという
通牒が現われたのであ
つて、ここに私は
水産庁の今まで行
つて来た事務的な態度に対して、非常に不満を持
つておるものであります。今後においてどうかかようなことがないように、国会と政府は一体とな
つて行かなか
つたならば、われわれの苦労はなかなか現実の面に現われて来ないものでありまして、この点を
水産庁に対して私は遺憾の意を表するものでありますが、そうばかりも申されない。どうか
C重油をわれわれの気持もまた
漁民の気持もくみと
つて、急速に
水産庁、
農林省が一体とな
つて、
水産関係に
割当するように、政府に対して御
努力あらんことをお願い申し上げるものであります。