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1950-07-31 第8回国会 衆議院 水産委員会 第11号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年七月三十一日(月曜日)     午前十一時四十三分開議  出席委員    委員長 冨永格五郎君    理事 小高 熹郎君 理事 川端 佳夫君    理事 田口長治郎君 理事 林  好次君    理事 上林與市郎君       石原 圓吉君    川村善八郎君       鈴木 善幸君    田渕 光一君       永田  節君    平井 義一君       福田 喜東君    松田 鐵藏君       井之口政雄君  出席政府委員         水産庁長官   家坂 孝平君  委員外出席者         農 林 技 官         (水産庁漁政部         漁港課長)   林  眞治君         專  門  員 杉浦 保吉君         專  門  員 齋藤 一郎君     ————————————— 本日の会議に付した事件  閉会中審査に関する件  水産行政に関する件     —————————————
  2. 冨永格五郎

    冨永委員長 これより会議を開きます。  この際御報告申し上げます。水産庁より漁港審議会委員候補者として、井手正孝君、橘英二郎君、鮫島茂君、川村善八郎君、宮原庄助君、川口満義君、田村延一君、横田象三郎君、水産庁長官の以上九名の方々の承認を求めて参りましたが、理事会その他懇談会等にお諮りいたしたのでありますが、この際これを御承認願いたいと思いますので、御報告申し上げます。  なおこの場合発言を求められております。これを許します。田口委員
  3. 田口長治郎

    田口委員 水産金融小委員会審議経過と結果を御報告申し上げます。水産金融につきましては、一般金融梗塞関係ばかりでなしに、水産関係事業全体が非常に困難なる状態に立ち至つております。かつて農林漁業復興資金とか、あるいは関東北揚繰漁業手形だとか、あるいは漁業手形制度によるつなぎ融資の問題などを数字的に取上げてみましても、いずれも償還予定通りに行つておりません。あるいは共済基金の積立がはなはだしく不足しておる。こういうような実情でございまして、いろいろな点から考えまして、金融ベースに乗せにくいというような実情があります。これはもちろんいろいろな資材の値上げだとか、あるいは魚価の低落だとか、こういうようなことで漁業経営が困難の状態にある結果として、こういうような実情が、出現いたしておるわけでございますが、いずれにしましても、その水産業自体部内の金融に対する問題が非常に大きく反映しておる。しかのみならず、この今国会は会期が非常に短いために、小委員会としては実は十分な活動ができなかつたようなきらいもあるわけでございますが、一応今日まで小委員会としてまとめましたことにつきまして、皆さん方にお諮り願つて、そして適当に委員長において処置を願いたい、こういう考えでおります。その事柄につきまして、ただいま読上げます。   水産金融に関する件   水産金融実情にかんがみ、政府恒久的政策として、水産銀行の設立をはかることを強く要望するも、さしあたり応急策として、左記事項に関しすみやかに適当な措置を講ぜられたい     記  一、本年一月一日以後の漁業資材補給金撤廃漁業水産に対し漸次悪影響を顯現し、漁業用資材所要資金増加は、本年第二・四半期において約二十二億の多額に及ぶ。加うるに四月一日水産物の統制撤廃以後は、魚価の値下げにより漁業生産をいよいよ困難ならしめ、このままに放置せんか、わが国の漁業を破滅に瀕せしめる危險がある。    よつて政府は、秋の着業までに預金部資金その他の融通、または預託国債ひも付買上げ等により、右増加運転資金確保に必要なる措置を講ぜられたい。  二、新法によつて設立せられた漁業協同組合は、旧水産業団体からインフレ時代経営資金をその收束期において継承したため、固定資産で十八億、流動資金の固定した分で二十二億の資金を必要とする。    右資金継承は、組合出資金等自己資金によりまかなうべきであるが、一時的多額の出資は、現下の経済事情にありては実行不可能であつて、ためにこれと見合う債務を、その性質のいかんにかかわらず引受けざるを得ない事情にある。しかして、かかる債務継承は、信用を著しく低下せしめ、従つて販売購買事業等資金の借入れに困難を来し、組合経営をいよいよ不振ならしめる。    かりに販売購買利用事業が円滑に運営されたとしても、利益は組合の負債の償還及び利拂いに充てられ、組合事業の再生に何ら裨益しないことになり、新協同組合現状のまま放置するにおいては、おそらく大多数の組合はその機能を停止するに至るべく、一面旧水産業団体資産の経理は、著しく困難を招来する。    すなわち漁業協同組合は、資産引継資金によつてその経営上まことに重大なる岐路に立つておる。よつて政府はすみやかに組合指導を強化し、各組合をして周密なる事業計画増資計画及び債務償還計画等を樹立せしめ、少くとも最大限の自力更生計画を基礎として、その見通しのつくものについては、預金部資金その他をもつて農林中央金庫を通じ、長期資金融資をはかるとともに、その更生を適確かつ迅速ならしめるため、財政的処置をもつて金利の補給を考慮せられたい。  三、漁業災害保障制度確立をはかることは、漁業経営の安定のみならず、金融問題解決の上に絶対に必要であるから、政府水産恒久的対策一つとして、保險計数整備等につきただちに調査に着手されたい。    こうしてこれが実現には数年を要するものと認めらるるからそれまでの対策として(一)漁業手形制度の拡充を期するためにこれが法制化をはかり、あわせて指導力の強化をはかられたい。(二)農林中央金庫にその構成員たる水産業団体よりの基金特別出資金預託及び政府資金拠出による支拂保証基金特別勘定を設置されたい。しかして基金特別出資金預託した水産業団体に対し、基金受託書を発行せしめ、これと引きかえに金融機関をして融資せしめ、農林中央金庫特別勘定基金を見返りに金融機関融資額に対して支拂保証の責に任ずるものとし、水産業団体償還できない場合は、農林中央金庫において代位弁済し、その弁済額はただちに当該水産業団体に対する貸付金とする。なお拂込完了した基金特別出資金基金受託証書による融資額漁業手形に振りかえることができるものとし、日本銀行は適格担保として割引ができることとする。漁業権証券資金化についても本制度と関連して考慮されたい。(四)漁船保   險制度の充実、漁具保險制度確立等物的保險制度整備をはかり、保險料融資につき考慮されたい。  以上でございますが、この件につきましてお諮りを願つて、そうして委員長におきまして、適当に処置されんことを望みます。
  4. 鈴木善幸

    鈴木(善)委員 ただいま田口委員より窮迫したところの水産金融の問題につきまして、小委員会の御報告がありましたが、私どもただいまの小委員会の御報告の諸点は、最も適切なる方策であると考えるものであります。つきましては、本国会は本日をもつて終了するでありましようが、この水産金融の窮迫にかんがみまして、当委員会としては国会閉会後といえども、この問題を早急に解決する必要があると思うのであります。この点につきましては特に委員長並び田口金融小委員長の、国会後におけるところの政治的な御活動に、私ども大きな期待を持つものであります。この点については、特段の御努力善処をお願いするものであります。  次に水産庁関係予算の問題につきまして、長官及び委員長に対してお尋ねをいたすと同時に、今後の御善処をお願いいたしたいと思うのであります。ここに水産庁関係一般会計及び昭和二十六年度の要求額が、予算の案として掲示されておるのでありますが、水産庁長官お尋ねいたしますが、これは農林省会計課あるいは省議を通過したところの案であるか、それとも水産庁がただ計画として持つておられるだけの案であつて、また省議等にかけていない案であるかどうか、まずこの点をお尋ねいたします。
  5. 家坂孝平

    家坂政府委員 委員に御配付申し上げました案は、水産庁原案であるのであります。それで各課長からも会計課長にとくと説明をいたしまして、実は本日夕刻から省議にかけるという段階に来ておるのであります。
  6. 鈴木善幸

    鈴木(善)委員 そういたしますと、一応会計課だけは通つたというぐあいに了承いたしてよろしうございますか。
  7. 家坂孝平

    家坂政府委員 会計課査定は、それに査定を加えたわけでありまして、それは原案なのであります。
  8. 鈴木善幸

    鈴木(善)委員 私どもが仄聞いたしておりますところによりますと、補正予算関係要求しておりますところの重要な予算要求額のうちで、紀伊水道資源調査費の五百六十一万二千六百四十円が、農林省会計課査定では、これがゼロになつております。それから荒廃漁場復旧予算化の面が、これが緊急を要する問題でありますにかかわらず、補正予算におきまして、確保されるように進んではいないように、私ども聞いておるのであります。それから漁船保險特別会計への繰入れ、一億八千三百二十九万二千円が、これまた補正予算の場合に、実現可能性がきわめて薄いということであります。さらに以西底びき網の整理に伴うところの国の補償額が、現在のところ二億一千万程度の見通しはあるが、あとの一億についての見通しがまだついていない。これらの問題は、二十六年度予算を待たず、補正予算において急速に実現をはかるべき問題である考えるのであります。特に紀伊水道資源調査の費用につきましては、さる第七国会におきまして、紀伊水道資源調査は一箇年を要する。このことが参議院において一箇年後でなければ、紀伊水道の分離を含むところの漁業法の一部改正審議をいたしかねるという実情になつておるのでありまして、衆議院を二度も通過した法案が、参議院においてこのために審議未了になるような運命におかれておる。これは衆議院の各党において、大きな政治問題化した重大案件であります。にもかかわりませず、この紀伊水道資源調査が、その予算措置が講ぜられないために、一箇年後においてもこのような状態では、科学的調査結論が出ないのではないか、そうすると政府はこれだけ国会において大きな政治問題化しておる事柄について、何ら科学的調査をやる責任を負わず、熱意を持たない。一箇年後においてもなおあの問題を解決する結論を出し得ないというようなことになりました場合の、水産当局責任はきわめて重大化して参ると思うのであります。これは農林省の一事務官あたりが考えるような、さような小さな問題ではないのでありまして、大きな政治問題であることを、十分長官は御認識なされておることでありますから、今後会計課において、五百六十万円あまりがゼロに査定をされましたものを、ぜひとも復活されなければ、長官責任は果し得ないと考えるものであります。委員長におかれましても、これは今までの漁業法一部改正経緯から考えまして、水産庁を鞭撻して、ぜひともこれが確保に当られたい。これについて長官及び委員長のお考えを承りたいと思います。これが第一点であります。  次に荒廃漁場復旧費の問題は、二十六年度予算編成をまたずして、補正予算においてぜひとも実現しなければならぬ非常に急迫した問題であります。約八千五百万円の予算が予定されておるようでありますが、これまた九州、瀬戸内海、あるいは東北、北海連方面にわたるところの、戰争によるところの沈下物の掃海、その他災害等によるところの漁場荒廃復旧は、漁区の拡張とともに大きな問題でありまするから、ただちに補正予算において実現されるように、善処すべきものと考えるのでありますが、これに対する水産庁のお考えを承りたいと思うのであります。  次に第三点といたしまして、以西底びき網の国家補償の問題は、去る第七国会において、水産資源枯渇防止法を通しました場合に、何ら補償についての裏づけがしてないために、あの法案審議することは不可能な状態になつたのであります。当時森農林大臣責任においてこれを解決するとの言明に信頼いたしまして、当委員会を通過した経緯から考えまして、以西底びきの国家補償の問題につきましても、二十六年度予算をまたずして、補正予算において解決すべきものと考えるのでありますが、これに対する長官のお考え及び見通しについて承りたいと思うのであります。第四点といたしまして、漁船保險特別会計に対する一般会計よりの一億八千三百二十九万二千円の繰入れの問題でありますが、現在の特別会計が赤字になつております関係と、基金を持たないために、保險金の支拂い等に非常に困つておる現状にかんがみまして、これまた二十六年度予算編成をまたず、次の補正予算において実現しなければならぬ問題であると考えるのでありますが、これについて長官のお考えを承りたいと思うのであります。
  9. 家坂孝平

    家坂政府委員 ただいまの鈴木委員からのお尋ねに対しましてお答えいたします。現在予算進行過程におきまして、紀伊水道の五百六十万円——これは私今確実に覚えておりませんが、全然査定からはずされたというふうには私は記憶しておらないのでありますけれども、これは一応たしかめて見たいと思います。  それからなお荒廃漁場の問題は、実は補正予算に計上いたしまして、大臣からもさようにやるという話を得まして、実は出しておつたのであります。たまたまこれは国会にかかりませんので、次善の策を講じなければならぬ、かように考えておるのであります。  それから漁船保險一般会計からの繰入れにつきましては、予算面には一億八千万円を計上しておりまして、これはたしか会計課査定はパスをしているはずであると私記憶しております。  それから底びき整理に対しまする三億に対しましては、補正予算に計上することを大臣の了承を得まして、補正予算に実は計上しておつたのでありまするが、これも今国会にはかかることができないことになりましたので、これはなお次善の策を講じたい、かように考えております。大体予算並びに補正予算に対しましては、そんな経過をたどつておるわけであります。  それから第二にお尋ね荒廃漁場補正予算の問題でありまするが、これは補正予算が計上することができないという運命になつたのでありまするが、これは何とかして予備金その他の道を講じて、ぜひ二十六年度予算以前にも獲得したい。かように私は考えております。  それから以西底びきの補償額につきましては、大臣間におきましても、また私ども主計局長並びに主計官あたりとも協議を進めておるのでありまするが、最初大蔵省査定よりも一歩踏み出したところまでは参つたのでありますけれども、これはぜひ三億の線にまで持つて行きたいと考えまして、目下懸命の努力をしておる次第であります。それからいま一つ漁船保險の問題であります。これは二十六年度の一般予算には計上しておりまするけれども、これもただいまのお話のように、補正予算に計上しないが、やつた方がいいじやないかというお話でありまするので、この点も大蔵省側ともよく資金関係も打ち合せまして、御趣旨に沿うように努力してみたい、かように考えます。
  10. 鈴木善幸

    鈴木(善)委員 現在事務当局において、予算編成原案作成の作業を進めておる大事な時期であります。当委員会の今日までの経過を振り返つてみますと、いつも政府原案が固まつてから復活運動をやるというようなことでありまして、二倍三倍の努力を傾けて、なおかつ原案修正ということは非常に困難な結果を来しております。つきましては、委員長におかれましては、ただいま申し上げましたところの緊急を要する補正予算において、ぜひともこれが実現をはからなければならぬ問題等につきましては、この大事な原案作成の時期を逸することなく、水産当局と緊密なる御連絡をなさいまして、理事の諸公と相ともに、この休会中において、万遺憾なきよう善処されんことを特に強く希望する次第であります。
  11. 冨永格五郎

    冨永委員長 お答え申し上げます。委員の御指摘に基きまして、水産庁当局と協力いたしまして努力いたしたいと思います。
  12. 川村善八郎

    川村委員 ただいま鈴木委員から、予算に関する問題についていろいろ申し上げましたが、私も同様であります。  第一にお伺いいたしたいことは、水産庁予算の中にも、北海道漁港修築費に四百九十八万二千円という事務費を組んでおります。それから北海道開発庁予算には、北海道漁港に対しまして、約十億を見ております。さらに水産の各般にわたつて四億二千六百万円を開発庁予算で見ておるわけであります。これはひとり水産問題ばかりではありませんが、北海道開発に関する限りの予算開発庁で組んでおり、水産庁関係の分は重複しておるようなおそれなしとも言えないのでありますが、この点は一体調和をどういうふうにしてとりますか、承つておきたいと思います。
  13. 林眞治

    林説明員 お答えいたします。ただいま御質問がありました北海道関係事務費関係でございますが、これは御承知のように、昭和二十五年度までは、水産庁所管といたしまして計上して参つたわけであります。今度北海道開発法によりまして、主として事務費関係におきましては、北海道開発庁予算として計上するということに、事務的に大体話がつきまして、一応の要求はいたしておりますが、決定までには事務的操作によりまして、どちらかにきまるということになります。それから事業費の方につきましては、一応全体の計画がございますので、水産庁でとりまとめをいたしまして、そのものを開発庁も結果において採用して行く、こういうことに事業費はなります。
  14. 川村善八郎

    川村委員 ただいまの林課長の御答弁で大体了承するのでありますが、そうしますと、双方の意見の一致した場合にこれを提出するということになつて、そうして予算確立した場合において、開発庁事業主体でありませんので、事業主体たる水産庁あるいはその他の部門にそれを割当をするということになるのでありましようか。それともどこまでも予算を獲得して事業までも遂行するということになるのでありましようか、この点を明らかにしていただきたい。
  15. 林眞治

    林説明員 北海道開発庁は、大体事業を行うようになつていないわけであります。従いまして、予算編成にあたりましては、漁港の問題につきましては、水産庁北海道開発庁との間に、いろいろ相談いたしまして案を定めるわけであります。そうして計画としましては、北海道開発庁が一応扱うという形になつておりますが、予算としては水産庁が扱う。そうして水産庁予算として決定いたしましたものの事業の実施は北海道庁が行う、こういう形になるわけでございます。
  16. 永田節

    永田委員 漁業経営安定小委員会を二十九日に水産庁経済課長の御出席の上で開いたのであります。その上で漁業経営について協議懇談をいたしまして散会いたしました。この問題もなかなか複雑であり、かつまた急を要する問題でありますので、多分本日をもつて本国会も終了することと思うのでありますが、さらに引続いて三日に小委員会を開きたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
  17. 平井義一

    平井委員 中央漁業調整審議会委員の件につきまして、先般農林大臣質問したところ、私に一任してくれという廣川農林大臣の言葉を信じて、今日まで参つたのでありますが、その後農林大臣より委員長に何か通達があつたかどうか。その内容は問題になりました富山県より推選された安居篤孝氏であります。これをすみやかにとりかえるように、私は農林大臣要求したのであります。農林大臣は、さつそく自分の方で考慮して委員会に通達するということであつたのでありますけれども、その後何らの通知に私は接しておらないのでありますが、委員長の方で何か折衝しておるかどうか。もしも農林大臣より何も返事がないというにおきましては、本日この委員会農林大臣出席を求めて、まずこれを本日中に解決したい、こう考えるのでありますが、委員長の御意見をお伺いしたいと思います。
  18. 冨永格五郎

    冨永委員長 平井委員の御質問にお答えいたします。その後二回農林大臣とこの問題についてお話合いをいたしました。また水産庁長官ともお話合いをいたしましたが、農林大臣水産庁長官も、われわれの意のあるところを十分おわかりおきくださつておるものと信じております。従つて趣旨の意に沿う結果が、近い機会にあるのではないかと、私はかように期待しておる現状であります。
  19. 平井義一

    平井委員 委員長趣旨はよくわかりましたが、すでに審議会委員が発令されて、長引けば長引くほど解決がしにくいのではないか。われわれ水産委員要求にもかかわらず、常にこれを延期して、しまいにはどうなつたかわからぬというような結果が、しばしば今までにあつたのであります。必ずや近いうちにこれを解決するという段階に到達していただきたい。農林大臣が忙しかつたならば、この旨を委員長農林大臣に交渉していただきたいと考えるのであります。
  20. 冨永格五郎

    冨永委員長 了承いたしました。
  21. 小高熹郎

    小高委員 二つの点について御質問申し上げたいと思うものであります。最初委員長に対する御質問でございますが、先般本国会が開かれましてから間もなく、大蔵省舟山銀行局長出席を求めました際、私から水産金融の一部といたしまして、これをどう具体的に解決するかという方法論に立入りまして、百億ないし二百億の水産債券を発行せしめて、もしそれが有力銀行が発行した場合消化し切れない際には、毎日一億ずつふえるところの郵便局預金、すなわち預金部資金を消化し切れない分だけを振り向けて、水産債券確立を期し、もつてはつきりした筋において水産金融の道を開くというような方法を講じたらどうかと思うが、これに対する意見を聞きたいという質問をしたのであります。その際、農林債券においてはある程度その諸についておるが、水産債券は簡單には行かないというような答弁であつたのでてあります。しかしこういう問題を捨ておいたのでは、政治もわれわれ政治家もいらぬということになりはせぬかという意見さえ加えまして、このことについては即答のむずかしい問題であろうから、しばらく置いて、この次の機会においてぜひとも回答してくれということを、要望しておいたのでございます。その後舟山銀行局長から委員長に対しまして、水産債券のことは大蔵大臣その他と相談をして回答してくれという要求をしたのでありますから、その内容がかくかくに相なつて、今研究中であるとか、またただちにその実現は困難であるとか、いいにつけ、悪いにつけ、明快なる回答があつてしかるべきものと思うのでございますが、その回答があつたかどうかという点を、委員長に伺いたいのであります。  いま一つは、水産庁長官お尋ねいたしたいのでございますが、それはこの前の議会以来本委員会の問題と相なりました、実彈射撃によるところの災害補償の件でございます。十日ほど前の閣議において、政府もこれを認めるところと相なりまして、六億一千万円の災害補償金を全国十五箇所の漁場、あるいは漁業地区に対して補償するということを聞いておるのでございまするが、その後その数字が現金化して各被害漁村に配付されることを、私どもは一日千秋の思いで待つておるという事実を見ておるのでありますが、ことに千葉県の九十九里沿岸等においては、その日の配給米をとるのに事欠き、あるいは小学校の生徒は学校へやれないという窮情に至りましては、この金がほんとうに一日も早く、あるいは一刻も早いことを希望しておるのであります。これらに対しまして、承るところによりますと、これは議会予算措置を伴う以前に、特殊の取扱いとして、終戰処理費から六億一千万円を支出するやに聞いておるのでございますが、大蔵省水産庁との間における事務折衝経過はいかに相なつておるか。またこの現金が手元へ入る時期の見通しはいつ時分であるか、この点をお尋ねいたしたいのであります。
  22. 家坂孝平

    家坂政府委員 ただいまの漁場制限に関する補償金の問題でございますが、これは実は六億一千百万円を終戰処理費で出す、かようなことに閣議決定を見たわけであります。それで先週の火曜日でありましたか、私主計局長と会いまして、この問題をどう実現化して行くかという話をいたしましたときに、近日中に大蔵省もその案の内容を立て、なお水産庁からも具体的に、かような割当をしたいというような案もつくつてもらつて、近いうちに協議を進めたい、かような段階にまで入つております。ただいまの見通しはちよつと私にはついておりませんが、そんな段階まで来ておるということを、お答え申し上げます。
  23. 冨永格五郎

    冨永委員長 委員長に対するお尋ねに対してお答え申し上げます。舟山銀行局長から、まだ委員長に正式な御回答には接しておりません。但し数日前同僚議員諸君と大蔵省へ出向いて、銀行局長室で話合いましたときに、まだ成案を得ておらないということで、その督励をいたしておつた次第でございます。
  24. 小高熹郎

    小高委員 ただいま水産債券に関する委員長の御答弁は了承いたしましたが、水産庁長官に対しましては先ほども申し上げました通り、非常に旱天に慈雨の思いでこがれておりますので、事務の御繁多もございましようが、一刻も早くこれが解決に特に御努力願いたいことを、重ねて希望いたしまして、私の質問を終ります。
  25. 川村善八郎

    川村委員 私は北海道水産代議士を代表いたしまして、北海道沿岸における内地漁船の入会操業に反対の意思表示をしておきます。その理由といたしまして、入会操業は昭和二十四年十二月に、北海道海区に対する底びき漁船の入会操業整備に関する措置要綱に基く一箇年の暫定措置として取扱い、これを許可したのでありますが、操業の結果は、要綱の規定を遵守しない違反漁船が多数あつたにもかかわらず、関係県の当局が何ら措置をしない。このままで放置しますと、北海道の沿岸漁場を荒されて、最後は北海道沿岸漁民の死活問題となることを恐れるので、入会操業に反対をするのであります。但し私らは反対せんがための反対ではありません。もともと要綱をつくります場合においては、私はその意を十分通じてつくつたのでありますから、要綱にありますところの、今日までに起きた諸問題をすみやかに解決するならば、決して全面的の反対をするというのではありません。従つて左の事項をただちに解決されんことを望むのであります。  一、入会操業許可船について、悪質なものはこれを刑事または行政処分をする。特に作為的なもの、あるいは沿岸漁業者に損害を與えた漁船は刑事処分をすること。もちろん無許可船等は漁具その他を没收すること。  二、過失とみなされる軽微の違反漁船関係県、水産庁及び道庁と協議し、適当なる措置を講ずること。  三、悪質違反漁船の最も多い関係県の入会操業漁船はこれを中止し、代船を認めないこと。たとえて言えば、宮城県のごときは相当の悪質違反があるのであります。もともと私たちは、宮城県にこれを許されるということについては、反対の意思を表示しておつたのでありますが、果せるかな、宮城県が、隻数も多いのでありますが、悪質違反漁船が最も多い。すなわちこの操業を許した後と、許さない前と合せると、実に四十隻以上となつておるということを見まするときに、私はどうしてもこの県に対しては、嚴重な処置を講ぜられたいと考えておるのであります。  第四には、北海道内の機船底びき許可船の操業区域は、船型馬力等も十分考慮の上、操業区域の拡張を認められたい。但し一定の隻数を制限することは当然起る問題だと考えますので、これらも十分考慮に入れて、実現を期したいと考えております。  第五には、北海道内小手繰網漁業の転換は、水産庁並びに北海道庁において、小手繰り漁業整備要項、無許可船の絶滅要項にに基いて転換させたのであります。また私たちもそれを了といたしまして、指導もして来たのでありますが、当時の約束は、もちろん大型機船底びき網に転換させ、今まで小型手繰網漁業経営しておつた漁船に対しては、それぞれ他種漁業に転換させる。従つてこの他種漁業に転換させる場合は、資材その他資金等をあつせんする。あるいは十分これに努力するということで、それを要項に明記しておるにもかかわらず、いまだにその実行を見ない。たとえて言いますと、渡島管内、函館管内の漁船は全部転換しております。先般来たびたび水産庁並びに道庁に折衝しておるのでありますけれども、いまだにちつとも解決がつかない。かくてはせつかく転換しても、その小手繰りの漁船というものは、他の漁業に転換することができないので、今まつたく生活に困つておる。ことに現在は御承知でもありましようが、九月の半ばまで大型機船底びき網の操業の禁止時期であります。この期間、一方の転換せざる漁船はどんどん操業しておる、転換したものは船を陸上に引上げて、手をこまねいて資金の来るのを待つておるといつたような状態で、非常に漁民は困却しておるのであります。これらについては、過般水産長官その他関係官に新聞等をお示しして、よく御承知のことだと思います。昨日も私のところに二本も三本も手紙が来ておるという実態でありますので、これらの解決を一日も早くつけられたい。かくいたしまするならば、われわれとしましても、水産庁当局の誠意を認めるものでありますから、またこれに対する何らかの協議もいたしまして、そうして入会操業も認めて行かなければならぬのではないか、かように考えておるのでありまして、この点について長官は今日詳しく御答弁ができないといたしますならば、文書をもつて八月の五日まで私たちのところへお示しを願いたいと思うのであります。もし今日の御答弁あるいは文書において誠意を認めない場合においては、われわれは断固として全面的反対をするのでありますから、さよう御了承を願いたいのであります。
  26. 家坂孝平

    家坂政府委員 入会操業の問題は、時期的にも解決を迫られておるわけでありまするが、この点につきましては、ただいま川村委員からお話のありました材料につきましても、十分検討する必要もありますので、お示しの期日までに、御回答申し上げるようにしたいと考えておるのであります。  なお小手繰りの転換資金の題題であります。これも、私どももぜひ融資の点につきまして努力したいと考えております。国会も済みますので私どもはさつそく中金にも話合いを持ちかけまして、努力したいと考えております。
  27. 冨永格五郎

    冨永委員長 この場合水産行政に関する件について質問の通告があります。これを許します。石原君。
  28. 石原圓吉

    ○石原(圓)委員 紀伊水道及び有明海の問題であります。これが本日参議院においてどういうことにきまるか、予則はできないのでありまするが、要するに、われわれが心血を注いで漁場の改善をはかり、そうして増産、増殖の実を上げるという、旧来の悪弊を打破するところの案に対して、参議院かこれに同調しないということは、日本の漁業の進歩発達をはばむものでありまして、衆議院としては、絶対にこのままには済まされない問題であると思うのであります。また水産庁においても、一年間調査にかかるという技術官の説明、それにもかかわらず、それに対応するところの処置をとつておらぬ。こういうことになれば、参議院水産庁が何か一脈の連繋をもつて、これが実現を期さないというような意味にも見えるのであります。このことはひとり紀伊水道のみならず、日本全国の漁場開発、増産をはかるところの根本方針が違つておるのじやないか、こういう点を私は大いに憂うるものであります。従つてこの問題は、飯山長官より現長官に移る時代に起つた問題でありまして、今の長官を強く追求することも当らないと思うのでありまするけれども、しかし責任を全然見のがすわけにもいかぬのであります。よつてこの場合に、かような悪田を上田とする。いわゆる海の耕地整理をする、このような衆議院水産常任委員会の苦心のある計画に対して、一体水産庁は今後どういう方針をとられるのかということを、本会期の終るにあたつて長官の明確なる方針を承つておきたいのであります。  次にこの問題は参議院がどう結末をつけるにいたしましても、重大な問題であります。また有明海と紀伊水道との今後の処置については、この常任委員会に大いに責任があるのでありまするから、委員長は、参議院のこの問題に対する議事が終了したならば、直後一応委員会を開いて、今後の善後策を協議する機会をつくられんことを要望するものであります。  次に懸案となつておる中央海区調整委員の選任に関する件、漁業法に関する水産庁の出版物、久宗、松元の両入の処分、この問題については解決をつけていないのであります。委員長に対してもこれに対応する善処を要望し、また農林大臣もまかせということであつたので、今日に及んでいるのでありまするから、この三つの問題に対しても、今日の最終の委員会にいなやの御告があるように、委員長においてとりはからわれんことを、ここに要望いたすものであります。  なお水産省設置の問題につきましては、大体の空気はその必要を議員間で認めた形勢があるのでありまして、すでに相当の署名者を得たのでありまするが、この問題は根本を解決する問題でありまするから、たとい国会の休会中におきましても、委員長理事並びに小委員長、小委員等は、必要に応じて休会中にも努力をお願いいたしたいと思うのでありまして、このこともお諮りおきを願いたいと思うのであります。
  29. 平井義一

    平井委員 関連して……。ただいまの、前水産委員長でありました石原委員の御発言に関連いたしまして、私も質問をしたいと思うのであります。それは有明海、紀伊水道の問題であります。この問題は、御承知のごとく、第七国会おいて、参議院より有明海に調整事務局を設置するという件を提出しておるのであります。紀伊水道衆議院より議員提出といたしました。ところが第七国会におきましては、紀伊水道審議未了に終り、有明海は継続審議と相なりまして、今臨時国会におきまして、衆議院において修正を加えたのであります。この修正を加える際におきまして、私は有明海が通過することなれば、全面的に賛成するということにおきまして、賛成の意を表したのでありまして、委員長以下各委員努力によりまして、衆議院は十数票の差で通過したのでありますが、参議院におきましては、私の聞きところによりますならば、再び審議未了、ついに握りつぶすというまことに残念な状態に置かれておるのでありまして、本国会におきまして、これが握りつぶしになりますならば、私は有明海十数万の漁民に対して、何のかんばせあつて故郷にまみえんという悲壯な気持がするのであります。先ほど石原委員が申し述べた通り、わが衆議院水産委員会におきまして決定したこの問題が、参議院に行きまして再びこれが握りつぶしになるような事態が生ずることは、全日本の水産業者に対して、まことに申訳がないと考える次第であります。ことに今日に至りましては、もはやいたし方はないのでありまして、私は本臨時国会の最終日の今日、これが審議未了のあかつきにおきましては、来るべき臨時国会におきまして、再び議員提出をいたしたいと考えるのであります。そのときにおきましては委員長は全力を注いでこれが通過をはかつていただきたい。私はここに委員の皆様にお願いするのは、何としても、有明海のみでもすみやかにこの次の臨時国会には通していただきたい。私はもちろん紀伊水道の問題にも賛成であります。これもともに通したいのでありますけれども、再び紀伊水道が関連いたしますならば、有明海はいつ実現するやもはかり知れないことを考えますときに、もはや紀伊水道のために有明海を犠牲にするということは、私は忍びないのでありまして、来るべき九月に予想さるる臨時国会において、この有明海の調整事務局が、もし実現しない場合におきましては、百万人といえどもわれ行かん、私は正義のために断じて闘うつもりであります。松田委員永田委員、田淵委員には、有明海は通るという前提において、私は紀伊水道の問題に対しましても努力を注いだのでありますけれども、正義のためと十数万の漁民のためには友情もしんしやくできないのでありまして、来るべき臨時国会においては、有明海を切り離して、これをすみやかに議員提出として通していただき、早く実現をはかりたい。この点委員長におきまして十分考慮して、はつきりした御意見をお伺いしたいのであります。石原委員の質題に対して、水産庁長官答弁したあとで、委員長のはつきりした御意見をお伺いいたしまして、私の質問にかえる次第であります。
  30. 家坂孝平

    家坂政府委員 石原委員お尋ねに対してお答えいたします。紀伊水道問題は重要な問題でありまするので、水産庁の立場といたしましても、十分研究する必要がありますので、資源その他の調査を目下も鋭意やつておるわけであります。なおこの後も続けて参るわけでありまするが、その資料に基きまして、十分皆様の御検討の資料に御提供申し上げるとともに、私どももはつきりした考え方を立ててみたい、かように考えておるわけであります。  それからなお石原委員の申されました中に、参議院水産委員会と一脈通じておるのではないかというようなお話がありましたけれども、その点はどうぞみじんもないということを御了承願いたいと思います。
  31. 冨永格五郎

    冨永委員長 委員長に対する質疑についてお答え申し上げます。議員提出となりました場合には、委員会の決議に基きまして、最善の努力をいたしたいと考えております。
  32. 川村善八郎

    川村委員 動議を提出いたしまして皆さんにお諮りいたします。今日まで水産委員会で取上げました問題は、いずれも重要な問題ばかりであります。しかしながら、その中でも最も急を要する問題は漁業資金の問題であります。過般来漁業資金については、数回本委員会に取上げ、質疑応答もし、さらに懇談も重ねておるのでありまするけれども解決は一向につきません。このままに放置いたしますれば、漁業は壊滅に帰すということは明らかであります。従いまして私たちは何とかこれを打開しなければならないということで、過般自由党の水産委員その他銀行関係政府当局と集まりまして、自由党の政調会において、るる検討をしたのであります。その際に各金融機関はほとんど異口同音に、農業には農業保險があつて、災害の場合において国家の補償がある、しかし漁業には何らそういう保險制度がないので、金融の全面的措置については相当に困難であるというようなことを、言われておるのであります。従つて私たち漁民の代表たるものは、漁業と農業とは一体どこが違うか、海と山が違うというだけで、いずれも日本の食糧をまかなつておるのであります。ことに蛋白質給源は漁業のみでしておるような大事な産業であります。この産業に対して保險制度がない。一方に農業には農業保險法というものがあつて補償されておる。こうしたいわゆる片手落ちの政治となつておることは、まことに遺憾であります。私たちはこの際どうしても漁業險制度確立をいたしまして、金融の完璧を期し、しこうして生産の発展と漁業日本の食糧に寄與しなければならないと考えておりますので、この場合委員長におかれましては、各委員にはかられ、漁業保險とか、あるいは災害保險いずれでもよいのでありまするが、この金融の裏づけに十分役立つところの制度確立を期したいのでありまするから、委員長において適当におはかりくださつて、ぜひ実現せられんことを希望する次第であります。以上の動議を提出いたします。
  33. 冨永格五郎

    冨永委員長 ただいま川村委員から御意見も開陳されましたが、本委員会においては、かねてから漁業災害保險制度について御熱心なる御意見の交換が行われましたことは御承知の通りであります。本問題は漁業経営上、最も重要なる懸案として、本委員会においてもこれを真劍に取上げて、現下危機に瀕している漁業経営の安定に資さなければならないと思います。従つて委員会はこの問題を具体的に調査して、これを制度化する立案を委員長に御一任を願いますれば、次のようにとりはからいたいと思いますので、委員の方の御賛成を得たいと思います。本委員会の專門員を中心とした官民有識者を含んだ漁業災害補償制度調査委員会、これは仮称でございますが、そういうものを組織して、本問題についてこれを詳細に調査をいたさせまして、来国会までに立案できるよう運びたいと考えるものであります。幸い委員の御賛成を得ますれば、さようとりはからいたいと思います。おはかり申し上げます。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 冨永格五郎

    冨永委員長 御異議なしと認め、さようとりはからいます。  なおこれに関連いたしまして、先ほど水産金融の小委員長田口委員からの、水産金融小委員会における報告もございましたので、これもそれぞれ委員長名をもつて政府に要望することにいたしたいと考えますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 冨永格五郎

    冨永委員長 それではさようとりはからいたいと思います。  この際お諮りいたします。さきに開会中御決定願いました閉会中審査事項のほかに、水産貿易に関する件、水産行政の充実に関する件を追加して、閉会中審査を議長に申し出たいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 冨永格五郎

    冨永委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  次にお諮りいたします。議院の議決によつて閉会中の審査事項が本委員会に付託されましたならば、漁業制度に関する小委員会漁業経営安定に関する小委員会水産金融に関する小委員会、戰災漁場復旧に関する小委員会水産貿易に関する小委員会水産行政の充実に関する小委員会を、閉会中もなお継続して開会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 冨永格五郎

    冨永委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  この場合お諮り申し上げます。暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  38. 冨永格五郎

    冨永委員長 御異議なしと認めます。暫時休憩いたします。     午後零時五十六分休憩      ————◇—————     〔休憩後は再会に至らなかつた。〕