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田中(角)
委員 最後に、これに関連するものでありまするが、
ちよつと伺
つておきたいと思います。議員立法でありますので、通過し、
法律に
なつた場合、議員としてもその実績を大いに見守らなければならないわけであります。その意味で、予算という面に対しても重大な関心を持
つておるのですが、二十六年度の予算を組みつつある現在、
事業予算はなおまだこれを折衝するつもりであるというような段階であるようでありますが、もうすでに通過したものに対しては、幾ばくかの
建設予算は当然入れて行かなければならぬ。そのお説については強硬に主張になり、特段の処置をと
つていただきたい。これをなぜ申し上げるかといいますれば、
事業予算といわず、
東京首都
建設法のごときは、
国会議員を構成メンバーとするところの
建設審議会をつくらなければならぬというのですが、予算がないために
建設審議会もつくれないという状態なんです。あのような尨大なる
住民投票の
費用をひとつもさくことができない。当然
国庫予算をも
つてやらなければならぬということになりますと、首都
建設法が通
つても何もならない。現に両院の議員を構成メンバーとするところの
審議会をつくらなければならぬという焦眉の急にありながら、これさえつくれないという状態であつたなら、まさに議員立法としてはこの種
法案を通すためには非常に
考えなければならない。その意味においても、立法当局として私たちが
審議をし、この種
法案を通過せしめたならば、
政府も大いにこれが予算化に努力をしていただけなければならぬ。特にこれを強く要望するわけであります。その意味において、何か特段の処置をも
つて、この首都
建設法に対する
審議会をおつくりになる、——臨時
国会でもいわゆる追加予算というものが出せないというような状態ですが、このままで行くならば、次の
国会にというような状態にな
つて延び延びになるということになるのでありますが、これに対して何か別個に
考えておられますか、特段の処置があるか、同じ種の
法律案が通るのですから、それに対して御答弁ができたらお願いしたい。もしできないような状態であつたならば、何とか御捻出をして、錦上花をそえてもらいたいということです。これで私の質問を終ります。