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大澤委員 ただいま
運輸省当局としての
答弁としてお
伺いをいたしたわけでありますが、
運輸委員会の
意見を十分尊重して行きたいという御
答弁であ
つたのでありますが、結果におきましてその後問題が何ら進捗しておらぬという点を考えますときに、またわれわれ
運輸委員会としての権威というものを考えますときに、尊重するということはすでに憲法に保障してあることでありますから、これを否定するということを言い得ないことは、常識の上から
言つて当然でありますが、実質の問題として何らの進捗をしておらぬということは、
監督官庁として
国会をいかに考えておるかということも、われわれ
運輸委員として考えなければならない問題であると思います。従いましてこれがいかなる結果になるかということは、
監督官庁として、すでに
国有鉄道法によつてきめられてあるのでありますので、この
国有鉄道法の五十四条あるいは五十三条を発動するかしないかという気持を、もう少し
はつきりここで聞かしてもらいたいということを私は言いたいのであります。本日は
運輸大臣が参りませんので、
政府と申しましてもその
責任者でない者に対して強くこれを言うことはむりであると考えますので、一応これに対しての
考え方、もう少し日限を
切つて、いつまでにこれを実現するとか、あるいはできないとかということまでも話していただきたいということを、私
はつけ加えておきたいと思うのであります。いずれにいたしましても、先ほども他の
委員からも御
意見がありました
ように、
わが国の
国有鉄道の
総裁としては、もう少し
考え方を民主的に改めない限りは、われわれ
運輸委員といたしましては、
国民の
唯一の
資産をこのまままかしておくことはどうか、十分検討しなければならぬということを強く主張いたしたいのであります。か
ような点に対しまして、われわれは
国有鉄道そのものに対して十分これを
監督、監視することは、一応法律の上で考えなければならない問題でありますが、直接の
監督の地位にある
運輸省そのものの
考え方を、もう一歩進んで
運輸委員会に対して
誠意を持
つた御
答弁を、もし
速記があつて困るならば
速記をとめてでも、われわれにのみ込むことができる程度まで
説明をしていただきたいと思うのであります。