○
政府委員(
稻田清助君)
只今の御
質問の中にございました
中学校における職業、家庭科の
考え方でございますが、申すまでもなく
中学校は就職前の子弟に対しましてそれぞれの適性に応じた就職、進学の指導をする必要があるのでございます。そうして
中学校における外の
教科と連関して君えまして、実際生活に
関係した面を取上げまして、職業、家庭科という
教科が成立
つておるわけでございます。実際生活に関連する仕事というものを相当広く取扱
つて、その中から段々とその適性なり希望に応じた仕事を專門的にや
つて行くというふうに導きますると共に、これに関連する職業及び家庭の知識、理解を與えるという
趣旨でいたしておるわけでございます。で、これは経験領域をこういうふうに取扱いますとが、最も重複を避けて極力効果を上げるという見地を以ていたしておるわけでございまして、家庭的な仕事かり職業的な仕事に発展する、従来の
中学校におきまして或いは職業のみを選び或いは家庭のみを選ぶということを改めた次第でございます。でこうした六・三・三の
学校以外の
各種学校におきましては、それぞれの社会上の必要或いは生徒の希望によりまして、純粋な職業的の
学校もございまし
ようし、或いは純粋な家庭的な
学校もございまし
ようし、それは又それぞれ目的を以ていたすのでございますので、それは全き自由と考えられております。