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1950-03-17 第7回国会 参議院 大蔵委員会 第26号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年三月十七日(金曜日)    午後一時五十七分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○東北地方税制改革に関する請願  (第五七三号) ○雪害地方税軽減および課税方法改  善に関する請願(第八五〇号) ○旧海軍共済組合年金支給受給者の年  金増額に関する請願(第三三四号)  (第八二七号) ○日本製鉄八幡共済組合年金受給者の  年金増額に関する請願(第五〇九  号)(第七一一号) ○国家公務員共済組合法中一部改正に  関する請願(第四〇八号) ○政府支払促進等に関する陳情(第二  〇五号) ○大阪高速鉄道建設工事に見返資金  放出請願(第五七号) ○中小企業設備資金に見返資金放出の  請願(第三三一号) ○観光事業に見返資金融資陳情(第  一二八号) ○帝繊航空機株式会社所有登録公債に  関する請願(第七七八号) ○株式譲渡の名儀書換期間制限反対に  関する陳情(第七二号) ○株式譲渡の名儀書換期間制限に関す  る陳情(第一〇一号)(第一一三  号) ○中小企業等協同組合法による信用協  同組合設立請願(第三三二号) ○中小企業金庫設置に関する請願(第  五三九号) ○沿岸漁業設備資金融資に関する請  願(第七二九号) ○綿業復元業者復金融資返済開始期  長等に関する請願(第八八九号) ○生活協同組合住宅事業融資請願  (第一一八二号) ○金融危機対策に関する陳情(第一八  四号) ○中小企業大蔵省預金融資金特別融  資の陳情(第二二二号) ○アルコール專売事業特別会計から一  般会計への納付特例に関する法律  案(内閣提出衆議院送付) ○公団等予算及び決算暫定措置に  関する法律の一部を改正する法律案  (内閣提出衆議院送付)   —————————————
  2. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) これより大蔵委員会を開会いたします。本日は先ず陳情請願に関しまする小委員会報告伊藤委員長から御報告願います。
  3. 伊藤保平

    伊藤保平君 二月二十八日及び三月十四日行いました請願及び陳情小委員会における審査の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず、請願及び陳情内容を御説明いたします。請願第五百七十三号同じく第八百五十号の二件は、いずれも雪の多い東北北陸地方実情に副うように税額を査定し、課税方法を改善されたいという趣旨であります。請願第三百三十四号、同じく第八百二十七号の二件は、いずれも旧海軍共済組合から年金を受けていた者は、未だに終戰前基準で支給されておりますので、国家公務員共済組合法に規定している基準と同様に取扱つて貰いたいという請願であります。請願第五百九号、同じく第七百十一号の二件は、いずれも、日本製鉄八幡共済組合は、国家公務員共済組合法の改正される前までは、官業共済組合と同様に取扱われて来たのであるから、八幡共済組合年金受給者に対しても適当な措置をとられたいという趣旨であります。請願第四百八号は、国家公務員共済組合国庫負担金官吏雇傭員区別等について不備な点があつて公務員実情に適しいかなら、共済組合法の一部を改正されたいという請願であります。陳情第二百五号は、政府支払促進させるために概算払の範囲の拡張、地元での政府支払実施等措置をとられたいという要請であります。請願第五十七号は大阪高速鉄道建設工事請願第三百三十一号は中小企業設備資金陳情第百二十八号は観光事業に対し、いずれも見返資金融資されたいという趣旨であります。請願第七百七十八号は、閉鎖解散に決定して目下清算中である帝繊航空機株式会社は、処分をすることのできない登録公債を所有させられているため清算を終了することができないので、登録公債を速かに償還するか、処分禁止制限を解除する等の適当な方法をとられたいというのであります。陳情第七十二号、同じく第百一号、同じく第百十三号は、いずれも株式譲渡の名儀書換期間制限することについて述べているものでありまして、制限するときは長期資金調達に甚大な影響を与える反面、徴税方法としても不適当であるから、名儀書換期間を自由にするか、或いは決算期ごとにされたいという趣旨であります。請願第三百三十二号は、中小企業等協同組合法による信用協同組合設立認可が遅れておりますので、中小企業育成のため、これが促進を図られたいという請願であります。請願第五百三十九号は、中小企業金融を緩和するため、政府の出資による金庫を設立されたいという趣旨であります。請願第七百二十九号は、沿岸漁業生産力を発展させるため、各種設備資金を必要としますが、その調達がなかなか困難でありますので、見返資金融資されたいという要請であります。請願第八百八十九号は、綿業復元業者経済会の急変のため目下操業困難となつていますので、復金融資返済開始期の延長、利息の引下、元利金延滞日歩免除等措置をとられたいという趣旨であります。請願第千百八十二号は、生活協同組合の使命を達成するために組合員住宅建設が必要であるが資金が欠乏しているので、住宅事業資金融資されたいという請願であります。陳情第百八十四号は、年度末の金融危機を緩和するために見返資金の活用、預金部資金産業資金化徴税緩和等措置をとられたいという趣旨であります。陳情第二百二十二号は、最近のデフレ傾向によつて中小企業は崩壊に瀕しているので、大藏省預金部資金中小企業に活用されたいという趣旨であります。  以上二十二件については、慎重に審議しました結果、請願第五百三十九号の中小企業金庫設置に関する請願については、中小企業育成のために政府においても特に十分研究する必要があると認めて採択し、其の他については願意の趣旨は大体において妥当であるので採択いたしました。以上御報告いたします。
  4. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 只今の伊藤さんの御報告に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  6. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) それではアルコール專売事業特別会計から一般会計への納付特例に関する法律案議題といたします。本件については御質疑は終了したものと存じまするので、質疑終局といたして、直ちに討論に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 御異議ないと認めます。それでは討論に移ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。……別に御発言もないようでありますから、討論は終局したものといたして直ちに採決に移ります。アルコール專売事業特別会計から一般会計への納付特例に関する法律案を原案通り可決することに御賛成の方の御挙手を願います。    〔総員挙手
  8. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 全会一致と認めます。よつて本案全会一致原案通り可決することに決定いたしました。尚、本会議における委員長口頭報告内容前例により委員長にお任せ下さることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 御異議ないと認めます。尚、委員長から議院に提出する報告書には多数意見者署名することになつておりますから、本案を可とせられた方は順次御署名を願います。   多数意見者署名    櫻内 辰郎   伊藤 保平    九鬼紋十郎   森下 政一    玉屋 喜章   西川甚五郎    木内 四郎   藤井 丙午    米倉 龍也
  10. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) ご署名漏れはございませんか。……御署名漏れはないと認めます。   —————————————
  11. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 次に、公団等予算及び決算暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案議題といたします。  本案についてもすでに御質疑は終了したものと存じまするので、質疑終了として直ちに討論に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 御異議ないと認めます。それでは討論に移ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。……別に御発言もないようでありますから、討論は終局したものといたして直ちに採決に移ります。公団等予算及び決算暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案を原案通り可決することに御賛成の方の御挙手を願います。    〔総員挙手
  13. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 全会一致と認めます。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。尚本会議における委員長口頭報告内容は、前例により委員長にお任せ下さることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) 御異議ないと認めます。尚、委員長議院に提出する報告書には多数意見者署名を附することになつておりますから、本案を可とせられた方は順次御署名を願います。   多数意見者署名    櫻内 辰郎   伊藤 保平    九鬼紋十郎   森下 政一    玉屋 喜章   西川甚五郎    木内 四郎   藤井 丙午    米倉 龍也
  15. 黒田英雄

    理事黒田英雄君) ご署名漏れはございませんか。……御署名漏れはないものと認めます。  それでは本日はこの程度で散会いたします。    午後二時八分散会  出席者は左の通り。    委員長     櫻内 辰郎君    理事            黒田 英雄君            伊藤 保平君            九鬼紋十郎君    委員            森下 政一君            玉屋 喜章君            西川甚五郎君            木内 四郎君            藤井 丙午君            米倉 龍也君   政府委員    大蔵事務官    (主計局法規課    長)      佐藤 一郎君