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1950-04-14 第7回国会 参議院 水産委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年四月十四日(金曜日)    午後一時四十五分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議員派遣要求の件 ○漁港法案衆議院提出)   —————————————
  2. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 只今から委員会を開会いたします。  先ずお諮りいたします。漁業法の一部を改正する法律案の審査をするために、瀬戸内海における紀伊水道漁港関係を調査するために、第一班第二班に分けて、第一班は青山正一君、第二班は田中信義君、昭和二十五年四月二十五日から、同年四月三十日までの間、五日間派遣いたしたいと思います。御承認願います。   —————————————
  3. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 次に、漁港法案を議題に供します。大体この前の委員会におきまして、略々質疑は終了いたしておりましたが、尚この点について質疑がありましたら、お願いいたします。  質疑が尽きたものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 御異議ないと認めます。  それではこれから討論に移ります。賛否の件について御発言を願います。
  5. 青山正一

    青山正一君 社会党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。最近舞鶴、佐世保、呉、横須賀、この四軍港が平和産業港として転換するものでありますが、今まであつたいろいろな軍の設備が、漁港設備として転換する面も中には五割乃至三割あるものだと考えるのであります。そういつた施設を有効適切にこの法案に織込んで頂くように、持に申入れ頂きまして、本案に賛成するものであります。
  6. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 外に御発言ございませんか。
  7. 田中信儀

    田中信儀君 本法案は現地の漁港の実情から適切なるものとして、私は本案に賛成いたします。ただ希望を申上げて置きますが、従来漁港に対する補助が、補助率が非常に少いのであります。特に本法に出ております第一種漁港、第二種漁港につきましては、百分の四十ということでありまして、第一舶漁港、第二種漁港というのは非常に漁村としてもその経済状態が貧弱なところであります。それについて百分の四十ということでありますと、結局現在において農業において行われておる土地改良と現在の漁港の対象というものが、その設計通りの仕事をやり得ないで、多少そこに手隙きができるというような場合があり得るのであります。将来にこの補助率の増額をお願いいたし、修正をお願いいたしたいという希望を附しまして、本案に賛成いたします。
  8. 江熊哲翁

    江熊哲翁君 私は私共多年の要望であつたところの当法案につきましては、尚原案に対し全幅の満足を表することができないのでありますが、今日の情勢上、この点は止むを得ない点もありますので、後日更に我々としてはいろいろと修正希望も申述べ、改正したいと思うのであります。一応本案に賛成するものであります。
  9. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 外に御発言ございませんか……討論は終局したと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 御異議ないと認めます。それでは只今から本案の採決に入ります。この漁港法案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を願います。    〔総員挙手
  11. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 全員一致と認めます。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。  尚、本会議における委員長口頭報告内容は、本院規則第百四条によつて、予め多数意見者の承認を経なければならないことになつておりますが、これは委員長において、本案内容、本委員会における質疑応答要旨討論要旨及び表決の結果を報告することとして、御承認願うことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 異議ないと認めます。  それから本院規則第七十二条によりまして、委員長が議院に提出する報告書につき、多数意見者署名を附することになつておりますから、本案を可とせられた方々順次御署名を願います。   多数意見者署名     田中 信儀  江熊 哲翁     青山 正一 尾形六郎兵衞     矢野 酉雄  西山 龜七
  13. 木下辰雄

    委員長木下辰雄君) 署名漏れはございませんか……署名漏れはないと認めます。  それでは本日はこれを以て散会いたします。    午後一時五十四分散会  出席者は左の通り。    委員長     木下 辰雄君    理事           尾形六郎兵衞君    委員            青山 正一君            西山 龜七君            田中 信儀君            江熊 哲翁君            矢野 酉雄