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堀末治君 尚もう
一つ丁度よい
機会ですから私の
希望をお願いするのでありますが、ただ単に
電力の問題に限らず、
建設という問題はあらゆる方面に
関係が多い。この間も
学校建築のことについて、いろいろ文部省を招いて聞いたのでありますが、尚今朝の
新聞ですが、読売に
住宅建設のことについて大分詳しいことが出ておる。それを見るというと、この
建設の方でかねて聞いておる五十億、その外見返資金から百億、それから公務員の
住宅が
幾ら、
引揚同胞が
幾ら、何が
幾らというので、二百幾億かの
住宅の
建設、それで十一万何千戸ということが
新聞に出ておる。まあ
住宅が沢山建つということは誠に国家のために結構でございますが、いわゆる
住宅という問題は、これは
建設の方では少からず頭を使
つておる問題なんですが、それが私共の何も知らないうちに、こういうものが
ばらばらばらばらと、どこで決められたのか決められて
新聞に出ておる。どうもいわゆる主として
建設で扱
つておる
住宅の問題が、ああいうふうに
ばらばらに決められるということは、非常に何と言いましようか、我々
常任委員会が怠慢でもあるかのように、こつちが知らない。これも非常に
常任委員とし、議員としても
都合の悪いことなんでありますから、成るべくならば今の
電力の問題でも、
特別委員会を置かないということは、皆さんの御
意見で私も結構だと思いますが、そういう問題も、もとより今
赤木さんの仰せられる
通り、
治山治水、或いは農地の増産問題、こういうものと又非常に
関係が多い。
従つてこの
電力の問題についても、
一つ特別委員会とせずに、要するに
建設は
建設という
建前からいわゆる
電力の
開発という問題を取上げて、そうして常にそういうような関連のある問題に対しては
委員会を開いて、我々の間で討議研究し、その結果或いは
合同審査を
要求するということが非常に大切だと、私はかように思いましたのでございまするから、これを
機会に今後はこの
委員会の
運営をそういうふうに、
一つ委員長においてお取運び願うことを特にこの
機会においてお願い申上げたいと思います。