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1950-02-27 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第26号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十五年二月二十七日(月曜日) 午前十時二十六分
開会
———
—————
—————
本日の
会議
に付した
事件
○
庶務関係小委員
の
補欠選任
の件 ○
議院運営小委員
の
補欠選任
の件 ○
委員
の
辞任
及び
補次選任
の件 ○
議院
の
運営
に関する件 ○
国鉄仲裁裁定
に関する
東京地方裁判
所の
判決
に対する
政府
の処置に関す る
緊急質問
の件 ○
公共企業体労働関係法
の
取扱
に関す る
緊急質問
の件 ○「
元号
」に関する
調査承認要求
の件 ○国務
大臣
及び
政府委員
の
出席
に関す る件 ○
委員会
の
開会日
に関する件 ———
—————
—————
竹下豐次
1
○
委員長
(
竹下豐次君
) それでは
只今
から
議院運営委員会
を
開会
いたします。 先ず、
委員
の変更についてお諮りいたします。
宮坂完孝
2
○
参事
(
宮坂完孝
君)
岩間委員
の
辞任
に伴い、
中野重治
君が
議院運営委員
になられました
関係
で、
庶務小委員
及び
議院運営小委員
に
補欠選任
の推薦が出ております。それから在外の楠見義男君と
柏木庫治
君の
辞任
に
伴つて
、
小杉イ子
君と阿
竹齋次郎
君が推薦されております。
竹下豐次
3
○
委員長
(
竹下豐次君
)
只今委員部長
から御報告ありました
通り
で御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
4
○
委員長
(
竹下豐次君
) 御
異議
ないと認めます。 ———
—————
—————
竹下豐次
5
○
委員長
(
竹下豐次君
) 次に明二十八日の本
会議
の
開会
の件につきまして御相談いたします。
門屋盛一
6
○
門屋盛一
君
議事部長
からでも、
衆議院等
の
関係
の
法案
の
処理状態
を
説明
して頂きたいと思います。
芥川治
7
○
参事
(
芥川治
君)
関係方面
から
衆議院
の方へ、
入場税
と
不動産所得
に関する税の
関係
の
法案
の
オーケー
が参りまして、二十八日、明日
衆議院
といたしましては本
会議
を開いて、
昌頭
にそれを上げて
参議院
に送付して参るということにな
つて
おりますので、明日それを受けまして、こちらとして本
会議
を開く。三月一日から実施しなければならない
法案
にな
つて
おりますので、そういう
申入れ
が来ております。その点御
報告申げ
ます。
竹下豐次
8
○
委員長
(
竹下豐次君
) 如何取計らいますか。
門屋盛一
9
○
門屋盛一
君 開くのは開くのですが、私今まで非公式に承
つて
おるところによると、今日
衆議院
が本
会議
を開いて、
日切れ
の
法案
を今日
衆議院
を通して来るというなら、私は開くなら二十八日は
定刻
でいいと思うが、今の
事務次長
の
説明
によると、
衆議院
が午後一時なら、こちらは午後三時頃開くと一応企画しなければならない、その点について……
鈴木直人
10
○
鈴木直人
君 それにつきまして、私
委員会
に
関係
しているものですから……二、三日前に
衆議院
の
中島委員長
に相談しまして、そうして成るだけならば一昨日や
つて
本
会議
を開いて貰う。そうすれば本日の本
会議
で
衆議院
がそれを通過すればよいということで、
中島委員長
としては極力一昨
日本会議
を開くように
折衝
していたようです。併しながら
向う
の
オーケー
の
関係
もありまして、その域に至らないといいことにな
つて
お
つて
、若しできるならば、一昨日駄目ならば、今日や
つて
貰うということを、これは
地方行政委員長
ですかに申したのです。それが極力
議運
の方にもそれを伝えて、今日できるならやるということを
委員長
が言明しておられた。ところが新聞によりますと、
衆議院
は今日開かないで明日開くことにな
つて
おるようですが、そうすると、これはやはり明日の午後
参議院
の方でやらなければなりませんが、相当遅くなるということを考えて……
門屋盛一
11
○
門屋盛一
君 それはやらなければならんのはやらなけりやならんのですが、こういう両院との
連絡
を何とかもう少しうまくや
つて
貰わないと、御
承知
のように私は出ておりませんけれども、この間の
常任委員長
の
懇談会
の結果には、成るだけ
委員会
は火曜日に開くということにな
つて
お
つたの
です。それで月曜日は本
会議
が
定例
にな
つて
おる。これから日にちが追いつめられて来るし、
政府
の
法律案提出
は非常に遅れているから、本
会議
と
委員会
の
関係
は相当迅速にや
つて
行かなければならない。午後本
会議
を開くということになりますと、こちらの
委員会
が非常に困るわけなんです。今
幸い
にしてそう沢山のものも来ておらないが、これから追々と
会期
末が近付いて忙しくなる。そういうことは初めから分
つて
おる。
法案
が出れば
衆議院
が本
会議
を開くのが本当だ。そういうことからも
衆議院
から
参議院
が軽く扱われているということになる。
政府
の
立場
を考えた場合に、三月一日の本
会議
で通
つた
んでは間に合わないんですか、
取扱
上。私は間に合うと思う。成るだけもう
定例日
以外は
委員会
の方に主力をかけることに……。こういう
日切れ
の
法案
を抱えてお
つて
、事務的な
折衝
だけで、
政府
も
官房長官
でも副
長官
でも出て、三月一日で
日切れ
で困るということなら
定例日
以外に本
会議
を
要求
するならば、
要求
ではないが、
定例日
以外でも開いて貰わなければ困るというなら、ここに出て困る理由を
官房長官
、副
長官
が言うのが当り前なんです。明日やるのはやるけれども……
竹下豐次
12
○
委員長
(
竹下豐次君
)
ちよ
つと
事務次長
にお尋ねしますが、どうしても明日中にや
つて
貰わなければならんという
説明
をして、
官房長官
の御
説明
もありましようけれども、先ずあなたが御
承知
の点を一応ここで御
説明
をして頂きたい。
芥川治
13
○
参事
(
芥川治
君) 実か三月一日から実施をする
法案
でありまするので、金曜日頃から
衆議院
と事務的には相当
折衝
いたしまして、私共の方もこの点
心配
でありましたので、金曜日に
向う
の様子を聞いたわけであります。
衆議院
といたしましては、金曜日に
オーケー
が参りまして、早速小
委員会
を開いて土曜日に本
会議
を開くという段取りで諮
つた
わけです。諮いましたところが、土曜日のことでもありまするし、定足数が非常に
心配
であるというので、土曜日は一応見送られたわけでございます。その点はこちらに
連絡
がありまして、こちらも待
つて
お
つた
わけであります。それから土曜日にもう一度
議院運営委員会
を
衆議院
としては開きまして、そうして
参議院
へ御迷惑をかけてはいかんという趣旨からでありますが、本
日本会議
を開くべく、できるだけの努力をしようということで
議運
を開かれたように聞いております。併しその結果先程も申上げましたように二十七日、今は開けずに、やはり二十八日になる。こういうことで、誠に申訳ないが、そういうことで
一つ
御
了解
を得たい、こういうふうに
衆議院
から
連絡
がありました。
門屋盛一
14
○
門屋盛一
君 ですから、明日開くことは止むを得ないですけれども、それで
委員会等
も
支障
のないように
開会等
の時間をよく考えてや
つて
貰いたい。そこが
衆議院
の方は
議運
まで開いて努力したということで幾らか私の方でも了承します。さつきも申しましたように、
会期
末が近付いて
法案
が出ない。今後余程うまく行かないと実際上の
委員会審議
に差支えがあるから、今後とも注意して頂きたい。
竹下豐次
15
○
委員長
(
竹下豐次君
)
官房長官
の御
説明
はお求めにならないですか。
門屋盛一
16
○
門屋盛一
君
政府
はこれだけ
法律案
の通過に熱心であるならば、今朝の
議運
には
政府
が来てその
事情
を
説明
するのが仁義です。又
衆議院側
としましても、
與党
が絶対多数なんですから、
自分
でどういう
事情
があ
つた
かも知らんけれども、実際
衆議院
が今
日本会議
を開くのが当り前なんですから、今後こういう悪例にならんように、
事務局
の方でも、若しそれが
事務局
だけの
折衝
だけでいけない場合は、二十五日に
議運
を開いて、こつ
ちの議運
の
意思
も反映して行く。今度のことは了承します。
竹下豐次
17
○
委員長
(
竹下豐次君
) では明日午後
開会
することについては、
皆さん
御
意見
の一致があ
つた
ように見受けますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
18
○
委員長
(
竹下豐次君
) では何時にいたしますか。
栗山良夫
19
○
栗山良夫
君 それは
定刻
十時に一応
開会
せられて、あとは
休憩
せられて
法案
の
状態
を待たれたら如何ですか。
竹下豐次
20
○
委員長
(
竹下豐次君
)
只今栗山
君の御
発言
お聞きの
通り
ですが、
皆さん
御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
21
○
委員長
(
竹下豐次君
) 御
異議
ないと認めます。 ———
—————
—————
栗山良夫
22
○
栗山良夫
君 今朝の
議運
の小
委員会
で私
ちよ
つと
お願い
をしたのですが、本
会議
後に
議院運営委員会
の
開会
が延びるということでございましたので、一応問題を打切
つた
わけであります。再び本
会議
前に
議院運営委員会
が
開会
せられましたから、改めて
お願い
を申上げます。それは我が党の
内村清次
君が、
国鉄
の
裁定
に関する
裁判所
の
決定
に対しまして
緊急質問
を十五分間いたしたい。できるならば本日の本
会議
にいたしたい、こういう申出をいたしておりますが、問題の
重要性
から申しましても、是非とも本日
緊急質問
ができまするように御努力して頂きたい、こういうことでございます。
竹下豐次
23
○
委員長
(
竹下豐次君
)
内村
君から
緊急質問
の通告が参
つて
おりますから、今読んで貰います。
芥川治
24
○
参事
(
芥川治
君)
内村清次
君の
緊急質問
、
国鉄仲裁裁定
に関する
東京地方裁方所
の
判決
に対する
政府
の
所信
について。所要時間十五分、
答弁要求
は
吉田総理
、
大蔵大臣
、
増田官房長官
に対して。 それからもう
一つ
。
門屋盛一
さんから
公共企業体労働関係法
の
取扱
に関する
緊急質問
、
答弁要求大臣
は
法務総裁
、
労働大臣
、
官房長官
。
竹下豐次
25
○
委員長
(
竹下豐次君
) 先ず
内村
君の
緊急質問
を本日
承認
することにいたしますか、お諮りいたします。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木直人
26
○
鈴木直人
君
栗山
君にお聞きいたしますが、
総理大臣
の
答弁要求
をされておりますが、
総理大臣
が
出席
をするということになると、その都合もありますし、これはどういうふうにな
つて
おりますか。
栗山良夫
27
○
栗山良夫
君 これは今朝の
要求
ですから、
総理大臣
が
東京
におられれば是非出て貰いたいと思います。緊急な問題でありますけれども、去年からの問題でありますから、これは是非とも
出席
を
お願い
いたしたい。併し
東京
に
首相
がおられなくて、そうしてとても本日の本
会議
に間に合わないということであれば、これは了承いたします。
竹下豐次
28
○
委員長
(
竹下豐次君
) それじや
内村
君の
緊急質問
を本日許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
29
○
委員会
(
竹下豐次君
) 御
異議
ないと認めます。 次に、
門屋
君の
緊急質問
に対しましてお諮りいたします。
門屋盛一
30
○
門屋盛一
君 私の方は
内村
君の
緊急質問
に
関連
もありますので、
政府
の
答弁
を聞き、尚、本日の
議運
の議題にな
つて
おります
專売公社
の
裁定
と出ておりますが、これは表題はこう出さなければならんかも知れんが……。今日は載
つて
おらんが、やはりずつとこの間から
議運
の問題にな
つて
お
つた公共企業体労働関係法
第十六條第二項の問題は、今日の
議運
でも今取上げられて今日
審議
に入るわけですから、これらのことも
関連
がありますので、明日に廻して貰いたいと思います。
竹下豐次
31
○
委員長
(
竹下豐次君
) それじや
門屋
君の
緊急質問
は明日お許しすることに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
門屋盛一
32
○
門屋盛一
君 時間は十分もあればいい、喋らして貰えれば十五分、二十分以内で
一つ
…… ———
—————
—————
竹下豐次
33
○
委員長
(
竹下豐次君
) 次に、
調査承認要求
の件についてお諮りいたします。
宮坂完孝
34
○
参事
(
宮坂完孝
君)
文部委員長
の
田中耕太郎
氏から提出されたものです。 「
元号
」に関する
調査承認要求書
一、
事件
の名称 「
元号
」に関する
調査
一、
調査
の目的 新
憲法
の制定後「
元号
」に関する
法的基礎
が不明確とな
つて
おり、且つ、新
憲法
の
精神
から見ても一世一元の制が果して妥当であるかという問題についても
研究
の必要が生じて来た。又
講和会議
を控え、将来我国が
国際社会
の一員となるべき
立場
からも、この際
文明諸国共通
の
年号計算
に
遵つて
はどうかという問題も起
つて
いる。如上の見地から
元号
に関する
調査
を
行つて
、速かにその対策を講ずる。 一、利 益 「
元号
」に関する種々の疑義を明確にし、
文化国家
の建設に寄與する。 一、方 法 官庁、
公共団体
及び
学識経験者等
から
意見
を聽取し、
資料
を
要求
し、又必要に応じて
現地調査
を行う。 一、期 間
今期国会開会
中 右本
委員会
の
決議
を経て、
参議院規則
第三十四條第二項により
要求
する。
昭和
二十五年二月二十一日
文部委員長
田中耕太郎
参議院議長
佐藤 尚武殿
竹下豐次
35
○
委員長
(
竹下豐次君
)
只今委員部長
から報告いたしました
調査承認要求書
、如何取計らいいたしますか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
36
○
委員長
(
竹下豐次君
)
異議
ないものと認めます。 ———
—————
—————
竹下豐次
37
○
委員長
(
竹下豐次君
) それから今日お諮りいたしたい件はこれで一応私の方としては終了いたしたのでございますが、何かその外にございませんか。
門屋盛一
38
○
門屋盛一
君
延び延びになつておる公共企業体労働関係法
第十六條の問題は、この
議運
で今日やるのですか。
竹下豐次
39
○
委員長
(
竹下豐次君
) その点を諮りしたいと思
つて
おりました。如何でありますか。
門屋
君の明日の御
質問
にも非常に
関係
があることでないかと思いますが、それから御存じの
通り法制局長
の
意見書
もお手許に配
つて
あるので、
皆さん
御
研究
下さ
つた
だろうと思います。今日午後でも
研究
するということにしたらどうかと思います。
栗山良夫
40
○
栗山良夫
君
裁定
の問題は、この前中断して
保留
の形にな
つて
おりますが、いわゆる
参議院
の
議決
、
衆議院
の
議決
の
取扱い
に対すること、それからすでにおやりにな
つた国鉄裁定
の分をよく
研究
いたしまして、そうして
参議院
として十分にその
所信
が表明でき得るような方途を講じなければ、
專売公社
の
裁定
の問題につきましても、
参議院
としての真の
意思
を表明することができない。そういう点で
国鉄裁定
の過去の問題を十分に
研究
する必要があることに相成
つて
おります。
従つて
そういうような
状況
にな
つて
問題が中断されておりましたところ、たまたま
裁判所
のああいう
判決
が下りまして、問題は一
段階
を画したことにな
つて
おると思います。
従つて
今日の
内村
君の
緊急質問
に対して、
政府側
がどういう回答をせられるかは不明ではございますけれども、そうい
つた
ような問題を含めまして、懸案にな
つて
おる問題を段々探りながら
專売公社
の問題に入
つて
行くわけでありますから、私としましては、この問題はそんなに今日やらなければという
工合
に、急いで取上げなくてもよいのではないか。もう少しいろいろな
資料
を集めまして、又情勢の変化を見ながらや
つて
行けばよいのではないかと思います。
竹下豐次
41
○
委員長
(
竹下豐次君
)
法制局長
の
意見書
も出ておるわけでありますから、その問題は成るべく早く、又直接
説明
を
局長
から聞いて進めて行くということにしたらどうかと思うのですが、如何ですか。
小林英三
42
○
小林英三
君 今日でなくてもよいと思います。
左藤義詮
43
○
左藤義詮
君 今日、
明日本会議
がありますから……
竹下豐次
44
○
委員長
(
竹下豐次君
) では次回にいたします。暫く
休憩
いたします。 午前十時四十五分
休憩
—————
・
—————
午後二時二十九分
開会
竹下豐次
45
○
委員長
(
竹下豐次君
)
只今
から
開会
いたします。
栗山
君何か御
発言
がございませんか。
栗山良夫
46
○
栗山良夫
君 実は先程の本
会議
の席上におきまして、
総理
以下
関係大臣
の
出席
を
内村
君が
要求
をいたしておりました。小
委員会
でも一応御
承認願つて
、
事務当局
でお手配をして頂いたわけであります。そのときに
総理大臣
が御多忙であられようから、若し
東京
に
おいで
になるならば是非出て頂きたい。
東京
に
おいで
にならなければ又他日に御
答弁
を
お願い
するということで、私は
責任
を以て了承いたしました。その他の
関係大臣
につきましては、一応全部御
出席
を願うということで、
議長
もお骨折りを頂いた筈であります。
開会
になりまするや、
増田官房長官
は
最初
からお出でになりましたけれども、その他の
大臣
の御
出席
は極めて悪か
つたの
であります。
内村議員
が登壇をいたしまして、一応演説を終りまして、
答弁
に入
つた
わけでありますが、たまたま
大蔵大臣
に
関係
する問題があるので、特に
出席
を私共から
要求
いたしておりました。然るに遂に
大蔵大臣
の姿が見えないので、
議場
があのように混乱をし、
休憩
に入りましたことは御
承知
の
通り
でございます。そこでどうしてそういうような
状態
に相成
つた
かと申しますると、これは
最初
から
大蔵大臣
が
出席
をするような御
用意
がなか
つた
ということが……御
用意
がなか
つたの
ではないかということが明らかに
なつ
たわけであります。それは
官房長官
が、
大蔵大臣
の問題につきましても、
自分
で代
つて答弁
をして置こう、こういう御
意思
があ
つた
ようであります。そこで私共が問題にいたしましたのは、
国鉄裁定
に関する
裁判所
の
判決
の問題につきましては、純粹な
法理論
の
立場
からする
質問
もございましようけれども、同時に財政上の問題からいたしまするいわゆる資金、予算上の問題からする
大蔵大臣
への
質問
が
中心
にな
つて
おるわけでありまして、そういうような
工合
に特に
お願い
をいたしました
大臣
が、
要求者
の意に反して、要請せられた方の
大臣側
の方で自由にせられるということについては
了解
をいたし兼ねるわけであります。そういうような
事態
が起りますると、
参議院
の
議事
の
運営
につきましても、或いは
議事
の
研究
に当りましても
支障
を起すわけでありまして、嚴に戒めなければならないと思うのであります。特に昨年の十二月、
国鉄
の
裁定
が
参議院
に
政府
から提出されまして以来、今日まで未解決のままで残
つて
おりますのは、この
裁定
問題に対する
取扱い
なのであります。勿論
只今
の
国会法
は
公共企業体労働関係法
の成立前にできたものでありますから、従いまして
国会
の内部においてもいろいろと現在の
国会法
に若干欠くるところがあるやに見受けられるのでございますけれども、併し
政府
のと
つて
おられる
態度
が、
裁定
を尊重しまして、
公共企業体労働関係法
の
立法精神
を十分に尊重しながら、
政府
の
所信
を果して行くというような線に欠けておりますことは、すでに
参議院
が指摘いたしました
通り
であります。又
裁判所
の
判決
の中にも縷々とその点は述べられてあるわけであります。そこで私共は昨年の十二月の二十四日に、
衆議院
と
参議院
と異な
つた議決
をいたしました。特に
参議院
は
裁定書
に対して
承認
の
議決
を與えておるのであります。これに対して
衆議院議長
の内閣に送付されたいわゆる
承認
がなか
つた
という
意思表示
に対しまして、
政府
は
債権債務
は一応消滅したのであるというような
殖田法務総裁
の見解の下に、新らしい
態度決定
をせられるというような
事態
が起きましたために、十二月二十四日には、この
議院運営委員会
を以ちまして
決議
を以て
首相
に嚴重な
申入れ
をいたし、
参議院
の
権威
を尊重せられたいと
申入れ
をいたしたわけであります。又越えまして再開の一月二十三日から一月の二十七日まで、連日この問題をこの
委員会
で討議いたしました。そうして
議長
から
総理
に
申入れ
られたところの私共の決意が、果して
首相
によく伝わ
つて
おるかどうか、又
首相
は
閣僚
によくその意のあるところをお伝えにな
つたの
かどうか、その点を
確め
たいというので私共は再び問題を取上げたのでございます。その間
議長
も
議院運営委員長
から特に要望せられました
通り
に、私共の意に満たない点が多々ありましたことは、これもすでに
速記録
などで明らかにな
つて
おる
通り
であります。しばしば
官房長官
或いは
殖田総裁
、更には
総理
の
出席
を求めまして、この問題の要点を明らかにしつつ進めまして、二十七日には重ねて
政府
の代表といたしまして、
増田官房長官
は正式に十二月二十四日のこの
議院運営委員会
の
決議
を改めて尊重するということをここで表明せられたのであります。そうして今後は
参議院
の
議事進行
につきましては、
誠意
を以て、その行動におきましても或いは
法律
の解釈におきましても、その他すべてにおいて
誠意
を以て当る、十分に
参議院
の
権威
を尊重するということを堅く約束をせられた筈であります。そうしてその問題が一応
増田長官
の釈明、言明によりまして一段落をいたしました。一応けりが付きまして今日まで参
つて
おるわけであります。その間まだ
国鉄
の
裁定
の問題に対する
取扱い
については未解決でありまして、この
議院運営委員会
で更に議を練りまして、そうしてそれができ上りましたならば、近く
專売公社
の
裁定
の
審議
にも入ろう、こういうことにな
つて
おりまして、本日はその
国鉄裁定
の一時
保留
にな
つて
おりました問題の第一回目に当る
議事
であ
つた
わけであります。特に本日の
議事
は
参議院
の
議決
に呼応するがごとくに、地方
裁判所
が
判決
を以ちまして、
裁定
を尊重すべしということを言われました。社会問題としましても非常に重要な
段階
を画したものでありまするから、
従つて内村議員
も急遽
緊急質問
に立
つた
わけであります。こういうような重要な時期に重要な問題を捉えて立
つたの
でありますから、昨年以来の
参議院
の要望を十分にお分りにな
つて
おりまするならば、
総理
といわず、
官房長官
といわず、或いは
運輸大臣
その他
関係閣僚
はこぞ
つて
時間までに
出席
せらるる
用意
をせられて然るべきものであ
つた
と思うのであります。勿論本日の
緊急質問
は急のものでございましたから、その間
定例
の時間に間に合わないことはよく私共も
了解
いたすのであります。従いましてその間すでに
開会
に遅れますこと一時間数十分に及んでおりました。十分に
連絡
が付いてお
つた
筈であります。こういうような
状況
でありますから、
従つて
本日の
議場
が混乱いたしました最も大きな
責任
は、
増田官房長官
の
国鉄裁定
に対する物の
考え方
、更に
参議院
に対する物の
考え方
がかくあらしめたと、私共は考えざるを得ないのであります。そこで今後のこともありますので、私は
増田官房長官
の
出席
を求めまして、そうして私共が本日
議場
で見、或いは考え、或いは齟齬いたしております
増田官房長官
の
態度
について、今少しく詳しく
事態
を明らかにいたしまして、そうして将来の
議事
の
運営
に遺憾なきを期したい。こういう
工合
に私は考えるわけであります。
説明
が非常に長くなりましたが、一応
経過
を申述べながら私の
意見
を申上げました。
門屋盛一
47
○
門屋盛一
君
栗山委員
にお伺いしますが、そうすると
只今
の
説明
が長か
つたの
ですか、要約してどういう点を取上げて行こうというわけなんですか。
栗山良夫
48
○
栗山良夫
君 私は
議員
が指名をいたしまして、
出席大臣
の
出席
を
要求
いたしましたのに、本人がその
意思
を表明しない前に、
大臣
の側におきまして自由に
答弁
に立つことを変更せられる。そういうようなことをされてよいものであるかどうか。この点を私は明らかにして頂きたい。こういう
工合
に考えるのが第一点でございます。 それからこれは一般的な問題でありまするけれども、特に
増田長官
に対しましては、昨年十二月以来の本
議院
の
運営委員会
を
中心
としての交渉の
経過
からしまして、
参議院
に対する
増田官局長官
御自身の認識をもう一度改めて頂きたい。こういう二点であります。
門屋盛一
49
○
門屋盛一
君 私は初めの
栗山委員
の御
意見
の、
質問者
の承諾なしに
答弁大臣
を勝手に変更できるかどうかという問題は極めて明白であると思います。
質問者
は何々
大臣
ということを指定して
質問
しておるわけでありますから、その指名された
大臣
から
答弁
になるのが当り前であると思うのでありますが、ただ事柄が非常に
関連性
がありまして、その代
つて答弁
をしても、その
答弁
の要領を得るというような場合もないこともないと思うので、そういう場合、
質問者
が承諾すれば代りの
大臣
が答えてもよいじやないかというふうに考えております。
栗山良夫
50
○
栗山良夫
君 それは……
門屋盛一
51
○
門屋盛一
君
ちよ
つと待
つて
下さい。第二の問題は、
官房長官
に
誠意
があ
つた
かなか
つた
かということは、大変何と言いますか、その人々の主観の問題になるのではないかと思うのであります。私は外の
大臣
は
出席
しないが、
官房長官
が病躯を押して出て来たことは、
官房長官自体
は
参議院
に対して相当の
誠意
がある。それは悪くとれば、
大蔵大臣
の
答弁
に関することまで
答弁
したいということを
言つたの
は、悪くとれば、
官房長官
一人で
参議院
は事足りるというふうにもとれるのですが、又善意に解釈すれば
大蔵大臣
も政務次官も来ていないから、
答弁
しないということも
議員
に対して失礼だから、代
つて答弁
したいということを申出でられることが不
誠意
であるとは言えないと思う。
幸い
にしてそのときに
質問者
の
内村議員
が、それではいかぬと断わ
つたの
ですが、だからそれは余り追及する問題ではないのではないか。
出席
しない
大臣
の方が不
誠意
であ
つて
、
出席
しておる
官房長官
の
誠意
、不
誠意
の問題を考えれば、私はまだ
誠意
があるというふうに解釈してよいのではないかと思います。
栗山良夫
52
○
栗山良夫
君 今の私の問題にしました第二点は、今年の再開
国会
初めにここに来て頂いた
吉田総理
を私は問題にしたわけであります。ところが
吉田総理
が御
承知
のような
事情
で十分に意を盡されなくて、最後まで
総理
の代理としての資格で
増田官房長官
が一応の釈明をされた。そういう
立場
における
国会
に対する認識、こういうものを私は改めて置きたい、こう考えるわけであります。
門屋盛一
53
○
門屋盛一
君 私もその
通り
考えるのですが、その意味において、内閣全体がまだ
参議院
を軽視しておるというならば、私も考えられることがあるのですけれども、今日
出席
してお
つた
ところの
官房長官
が相当にその経緯を考えて、
参議院
を尊重しておればこそ病躯を押して出て来ておるので、
増田官房長官
の
誠意
は認めてよいと、そういうふうに考えます。 それから今度は
増田官房長官
の
答弁
内容ですけれども、
答弁
内容というものは
政府
の
意見
をそこに盛
つて
おるものでありますから、これは
自分
でやることではなくして、
答弁
内容に対して異論があれば、又改めて
緊急質問
なり、何か
質問
形式でやるべきで、今後の
運営
上の問題になる一番大事な点は、指名された
大臣
以外の者が勝手に代
つて答弁
し得るかどうかという点が問題になると思うのですが、その点は私は勝手に
答弁
はでき得ない。必ず
質問者
の承諾を得てでなければいけない。こういうふうに考えますが、これが重要な点じやないかと思います。
鈴木清一
54
○鈴木清一君 今
門屋
さんの言われた最後の言葉は、やはり本人にあれがあれば、本人は先ず
議運
に
出席
しておる
責任
者に
要求
して、そうして
議運
で
決定
して、そうして今度
大臣
が代
つた
ことを本人が承諾すれば、それでいいだろうということは、軽く言えばやれることと思う。これは本人が承諾すればいいとしましても、
栗山
君が問題にしておるところは、今
門屋
さんは
官房長官
は病躯を押して来ておるのであるから、その意味では確かに
官房長官
の
責任
を追及するあれはないと思います。ただ問題は、病躯を押して
誠意
を持
つて
来たとしても、真に
官房長官
に
誠意
があるなら、今までの経緯から言
つて
、この問題を重大視して
誠意
があるならば、特に
自分
の
発言
は
自分
の
発言
の区域に切
つて
置いて、そうして
大蔵大臣
の分は引受けて来ないということが
一つ
、
官房長官
としては各
大臣
に対する相当なあれを持
つて
おるのだから、その点については
向う
が終えたらこつちにそのまま連れて来るとか、
誠意
があれば、こうしたことを示して貰わなければいかんということなのです。ただ問題は今日や昨日の單純の問題ならいいが、この問題は昨年から引続いて重要視されておる問題であるにも拘わらず、
答弁
そのものには
誠意
を持
つて
来た。その本人の
誠意
は認めるとしても、
誠意
の限界があると思う。少くともこれは
官房長官
個人の問題でなく、もつと大きな問題である。だから僕は
官房長官
は
誠意
を持
つて
来たなら、少くとも
大蔵大臣
にどうしても出ろという
意思表示
をさるべきだと思う。それを安易な気持で
大蔵大臣
の
答弁
も俺がやるというようなことを言われたというところを
栗山
君は取上げておるのだと思う。そうした点をはつきりして頂かないと、やはり
閣僚
自身は個人的には
誠意
を持
つて
お
つて
も、内閣全体として
誠意
がないことになるので、そういう点を示されるということが重大問題だと思う。 第一点については
内村
君自身返答したかしないか……。若し
議員
が返事をすればいいということは、
門屋
さんの言われる
通り
、
議員
が承諾すれば止むを得ないということになると思います。併しながら
栗山
君の突いておるのはそうでなく、今内閣全体が、相当
責任
を感じておるか否がというところに問題がある。あれでは
官房長官
の
態度
は軽卒ではないか、こういうことだと思います。
栗山良夫
55
○
栗山良夫
君 先程
門屋
君は内閣全体の問題であるならば分ると言われたが、実は私はそのことを申上げておるのです。
官房長官
は一月二十七日でしたが、ここでおつしや
つた
ことは、飽くまでも
総理大臣
の代理というような形で釈明されたと私共は理解しておる。それに対しておとりに
なつ
た
態度
について私共は
増田官房長官
の釈明を
要求
するのでありますから、それは
大蔵大臣
の
出席
の悪か
つた
ことも当然その中へ入る、こういうことになるわけであります。まあ
事情
はそういう
工合
に御承解願います。
門屋盛一
56
○
門屋盛一
君 私は内閣全体が
参議院
を軽視しておるかしておらないかという問題ならば、私は今日の
状況
から言えば、まだ
議運
での
決議
によ
つて
申入れ
てあることに対して尊重するという答えはしておるけれども、実際にそういう
参議院
を重く見てないということは今日の現象ではつきり分ると思います。併しただここに少し割合を入れて考えなければならんことは、今朝決ま
つた
緊急質問
で、今朝
事務局
の方から
要求
して、それで
出席
しないというのではない。
出席
はするという
向う
の答えを得て本
会議
を開いた。その本
会議
に
法案
二件が一括上程されて、その済むまでには
出席
するであろうと
議長
は思われたのに
出席
がなか
つた
。そこで
誠意
のあるかないかということは、昨日からでも通告してあ
つた
んではなしに、今朝の通告であ
つた
ところに実際上作為的でなくして、大屋
運輸大臣
のごときは、まだ本
会議
開会
時刻に登院していないという、自宅にお
つた
点、手続上の行き違いがある。もう
一つ
根本問題としては、当院の
事務局
において、この
参議院
の
事務局
において
開会
の時刻、
開会
の方法等に対して、まだ
用意
準備が足りなか
つた
点もあるということは、やはり人を責める前に、先ず
参議院
みずからが手ぬかりはなか
つた
か。それはただ
参議院
の
答弁
をするためのみ登院したのではないから、いつ通告して出るとは言
つて
も、お互いに十時に
開会
するという本
会議
が十時半に
なつ
たり、十一時になる場合もあるのだから、
向う
は
出席
の
意思
はあ
つた
。
出席
する
意思
はあ
つた
、
出席
するという通告はあ
つた
んだけれども、本人の来ない先きに本
会議
を開いてお
つた
という点もある。それで今直ちにこれを取上げて、
出席
しなか
つた
大臣
が不
誠意
であるというて、どういう措置をとるかというところまでは発展する必要はないのじやないか、今日のような体裁の悪い本
会議
を開いたということは、無論
関係大臣
、
要求
大臣
が
出席
さえしておればいいのですが、この
出席
の遅れたのには、若干当院の通告がその日であ
つた
、遅か
つた
。その日であ
つた
ために
向う
の予定を狂わした点もあろうし、又こちら側から言えば、
要求
大臣
が
出席
するまで待
つて
本
会議
を開けばよか
つた
。先に本
会議
を開いたという
参議院
としての
議事
運営
上の欠陷もあ
つた
わけです。落度もあ
つた
わけです。
幸い
にして賢明なる
内村
君において、代理
答弁
はいけないということを言
つて
貰
つた
ことは非常にいいことで、悪例を作らずに済んだ、その結果先程の小
委員会
においても
大蔵大臣
の
出席
を
要求
して
答弁
を聞くということに
なつ
たんですから、一応今後は
議長
を通じてでも、更に
参議院
を軽視しないように、本当に素直に
出席
して呉れるように、もう一回何かのついででいいというのでなしに、はつきり
政府
の方に、できれば
総理
、
官房長官
等から徹底させて貰う。まだ徹底してないということは、十分
栗山委員
と同感です。徹底してお
つた
ならば相当待
つた
んですから、一時間以上も待
つた
んですから、
出席
できるんです。殊に附加した問題ですけれども、
参議院
議員
出身であるところの大屋国務
大臣
が、
参議院
の本
会議
の
定例日
に、本
会議
の
開会
時間まで登院しておらないということは、むしろ
大蔵大臣
よりその罪は重いんです。
要求
があろうがあるまいが、
参議院
議員
たる大屋君には違いない。その大屋君はむしろ極端論から言えば懲罰に値すると思う。
参議院
の
開会
時刻に
参議院
議員
であり国務
大臣
である者が、まだ自宅に寝てお
つた
なんてことは言訳にならない。併しこの
緊急質問
が出ようとも思わなか
つた
から自宅にいたということかも知れないけれども、だからまあ
一つ
あとは是正するという問題を
皆さん
でお話合に
なつ
た方がいいんじやないか、こう思うのです。
栗山良夫
57
○
栗山良夫
君 今の
発言
の中で私は一点重要な点があると思うのです。私も
緊急質問
が非常に今日急に出された問題であ
つて
、若干御無理であ
つた
点もあるということは先程申上げましたけれども、それだから今日の本
会議
がうまく行かなか
つた
という理由には絶対にならないと私は思います。何故かと申しますと、そういうことを含んで本
会議
が開かれるような形にして、開くということを周知いたしまして、そうしてああいう運びに
なつ
たわけです。
従つて
私は今の御
発言
の中で重要視いたしますことは、一応
事務当局
のとられた
態度
なり、努力なりは、非常に手落ちがあ
つた
と
門屋
さんは断定されましたけれども、私は一応任務を盡しておる。そうしてその非はすべて
政府側
にある、こういう
工合
に解釈して今の問題を問題にしたいと考えておるわけです。ですから、若し本
会議
の時刻十時というのが若干遅れまして、更に
大臣
の
出席
を求めるために相当時間が遅れて、そうして
会議
が開かれたということ、ベルが押されたということは、
事務当局
が自信を以て
大臣
の方面と
連絡
をお付けにな
つて
、そうして本
会議
がスムーズに行く、こういう自信の下に開かれたと思う。ですから、そこのところは非常に問題の焦点がズレることになりますので、明らかにして置いて頂きたい。今
門屋
氏から、
議長
を通じて改めて
政府
へもう一度
申入れ
たいと言われましたけれども、そこのところが明らかにならなければ、
政府
の方へ私は
申入れ
ることができない。そこのところを……
門屋盛一
58
○
門屋盛一
君
栗山
議員
がそう言われますけれども、私は両方に非があ
つた
と思う。無論
出席
するという約束をして置いて
出席
時刻に遅れた
大臣
の方は悪い。悪いけれども、
議事
の
運営
において、
出席
すると言うただけで本
会議
を開くというのは軽率じやないか。やはり
出席
閣僚
の顔を見て開くのが当り前なんです。これはいつでも
大臣
が来ると言えば、
大臣
の顔を見ずにベルを押すという今までの習慣が、知らず知らずの間にこういう結果にな
つたの
だろうと思う。なかなかこれが十時とい
つて
も十時かつきり始ま
つた
ことはない。又
出席
要求
も何時何分に
出席
せよというような
要求
をしてはいない。だからもう一度、本
会議
を今開くから直ぐ
出席
せいということを
事務当局
から
連絡
してもよか
つた
と思うし、それから最後的には顔を見て開いても遅くはなか
つた
。それで
参議院
側にも落度があることを私は認めてもよいと思う。そういう意味で申上げた。
栗山良夫
59
○
栗山良夫
君 実は私はこれを本
会議
で
発言
を求めて、今申しましたような趣旨から一応質したいと思
つて
おりましたが、今ここで
門屋
君の御
発言
もございましたし、特に
増田長官
は今日は何とか、あとでこれは分
つた
ことでありますが、病気を押して出られたという点もございますので、一応先程からの
門屋
君の御
発言
のように、
事務当局
自身も
参議院
の
運営
については更に注意をして貰う。
政府
の方にも至らなか
つた
半分の
責任
は負
つて
貰
つて
、もう一度
議長
から注意をして置いて貰う。こういうことで一応
議事進行
を私は図りたいと思います。
鈴木清一
60
○鈴木清一君 私は話は分りましたが、ただ私は今
皆さん
が話しておる中で、重要なことを拔かしておるような気がして仕方がないのです。確かに
事務当局
も手配をしてお
つて
、そうして
向う
から来るということが大体決ま
つたの
で、
事務当局
は手配をしたということになるでしようが、それは予算
委員会
に
大蔵大臣
が出ていて、そうして本
会議
には来ないのか、それとも予算
委員会
に出るということを事前に
承知
だ
つた
かということも問題になると思う。
東京
にいないとか、或いは
関係
当局の方に
行つて
おるということをよく言われるのですが、いなくて
出席
できなか
つた
というのなら別だと思いますが、それにも拘わらず
衆議院
の予算
委員会
に出ておるということをはつきり公言しておるのです。予算
委員会
に出ていて、そうしてこつちの本
会議
に出られないという法はない。この点を認めていたら、誰も御
発言
をしないので私は不満がある。こういうことは成る程問題をそう重要視というか、紛糾させないとすれば、一応
皆さん
方の御
発言
は了承いたしますが、併し少なくとも
衆議院
の予算
委員会
に出ていて、そうしてこつちの本
会議
が開かれておるのに出られなか
つた
。而も本
会議
に先に来て、そうして大体の時間を見て予算
委員会
に出て
行つて
しま
つた
というのなら別問題だと思います。そうでなくて、そういう手筈もとらず、
衆議院
の予算
委員会
に出てお
つて
、本
会議
が開かれても
向う
が長く
なつ
たから来られないというのではいかぬと思います。この点だけは、
栗山
君もその点について触れて尚追及したらどうかと思う。私もそういうつもりでお
つたの
だが、残念ながらこういう言葉が出ないので私は重ねて取上げて貰いたい。
門屋盛一
61
○
門屋盛一
君 この問題は私も
発言
中に触れなか
つたの
だが、これは今更触れる必要はないと思う。今までの
議運
で度々問題に
なつ
たことですから、当院の本
会議
と
衆議院
の予算
委員会
に拘わらず、本
会議
を優先するということにこれははつきりしておる問題です。今日の場合は私はなぜ触れないかと言いますと、本日
衆議院
で予算
委員会
を開かれるということは
参議院
の公報に載
つて
おる。予算
委員会
がある以上、
大蔵大臣
の
出席
要求
は、
参議院
の方から本
会議
の
出席
要求
をする前に
衆議院
の方から
出席
要求
があ
つた
、こう見ておるのです。この
出席
要求
があ
つた
とすれば、問題は
参議院
の方が
大蔵大臣
の
出席
要求
をした時間がいつであ
つた
か、こちらが
出席
要求
したときに、すでに
大蔵大臣
は
衆議院
の予算
委員会
に出てお
つた
とすれば、それは本
会議
を優先するという建前は変らなくても、質疑応答を継続中であるならば、両院の建前上、やはり
委員会
より本
会議
が優先するということは間違いなくても、その
出席
時間というものは相当にズレる場合が今までもある。今後ともあり得ると思います。そこで
事務局
の手落というと、
事務局
の方では面白くないかも知れませんけれども、
大蔵大臣
が予算
委員会
に
出席
してお
つた
としたならば、何時頃こちらの方に
出席
できるかということを
連絡
をと
つて
要求
大臣
の
出席
時間を確かめて、そうして余りにも、
最初
の
議運
で触れましたように、時間が長くなるようだ
つた
ならば、小
委員会
を更に開いて、どういうふうに本
会議
を扱うかというのが一点と、それから
要求者
の方に、
大臣
は予算
委員会
に出てお
つて
来られないが、
事情
は政務次官が
出席
して聞かせる。そうして
大臣
の
答弁
は次でもするとかいうようなことは、
要求者
の方と
連絡
をと
つて
貰うまでのことはやはり
事務局
としてもやらなければならない。
政府
の方も悪い。
大蔵大臣
は予算
委員会
では、仮に善意に解釈して、こつちが
出席
要求
をしたときに、すでに予算
委員会
に
出席
してお
つた
としても、
大蔵大臣
に事故がある場合、政務次官でも
参議院
の本
会議
に
出席
さして置けばいいのだけれど、大蔵政務次官も労働政務次官も皆
出席
していない。政務次官をも
出席
させないというのは、
事務当局
の手落ちのみではない。内閣全体が
参議院
を軽視しているという事実があるのですから、今更こちらの本
会議
と
向う
の予算
委員会
に拘わらず、
委員会
にはどちらが優先するかということは、今ここで更めて確認しなくても、この
議運
では度々問題になり、はつきりと確認している問題です。これは鈴木さん御了承願いたい。
鈴木清一
62
○鈴木清一君 確認されている問題にも拘わらず、こういう問題が起る。それは
門屋
さんの言われることは分りますけれども、今日こつちにも現に予算
委員会
も大蔵
委員会
もあるわけです。それはやはり分科によ
つて
違うでしようけれども、やはり
大蔵大臣
も
出席
すべきだ。たまたま
向う
がそういう
委員会
を公報で以て発表し、先に手続をと
つて
あ
つた
としたところで、今までこつちの本
会議
で
要求
した
答弁
はすべきだ。今日は
向う
に出ているから
向う
が終
つて
から来る。それからこつちを先にや
つて
、又
向う
に行くということもあり得るわけなんだから、そういうことを私が細かく言うのではなくて、確かに
向う
が軽視しているのですから、そういうことを一言も触れずに、
政府
自体がそういう
態度
をとるということに不満がある。
竹下豐次
63
○
委員長
(
竹下豐次君
) 先程から
栗山
君及び
門屋
君の方で度々御
発言
があり、尚、鈴木君の御
発言
もありましたが、尚、
事務当局
の方において
参議院
を
政府
が尊重するように努力をして貰う。尚、
事務局
にも
連絡
の上十分の注意をするということにして、この問題はこれで打切るという……
門屋盛一
64
○
門屋盛一
君
事務当局
の方からやるのではなしに、
議運
でこうい
つた
問題にな
つて
、今後の
運営
にも
支障
を来すから、
政府
は
参議院
を軽視せず、若し
大臣
が来ぬときには政務次官を寄こすということを、こちらから言わなくても、これは
国会
に対する義務ですから、一応
議長
から、口頭でよろしいから警告を発して貰いたい。(「
異議
なし」と呼ぶ者あり)
竹下豐次
65
○
委員長
(
竹下豐次君
) これは御
承認
になりましたから、そういうことに取計らいます。この問題はこれで打切ることに御
異議
ございませんか。
栗山良夫
66
○
栗山良夫
君
政府側
へお話願うのは、どなたに……
門屋盛一
67
○
門屋盛一
君 私の方は
官房長官
だけでなしに、
総理
に一度どうしても言うて賛成を求めて置かなければならんと思います。
佐藤尚武
68
○
議長
(佐藤尚武君) その
通り
で結構だと思いますから、私は最近の機会に取計らいたいと思います。私は今日の本
会議
をどういうふうに持
つて
行くかということについて、私の考を申上げまして、そうして
皆さん
方に考えて頂きたいと思うのでありますが、
事務当局
から大蔵省に交渉したところによりますというと、
大蔵大臣
が
大臣
室におり、
要求
あり次第本
会議
に
出席
されるということである。そういうことが今来ておりますが、そこで本
会議
を開きまして、
大蔵大臣
の
答弁
を
要求
する。
大蔵大臣
は多分直ぐ来て
答弁
するだろうと思いますが、実は
内村
君の今朝のあの重要な
緊急質問
に対して
大蔵大臣
が
出席
していなか
つた
という点から考えまして、
大蔵大臣
の
答弁
を聞いたあとで
内村
君が若し腑に落ちない、再
質問
しなければならないというようなことがありましたならば、そのときには例外として再
質問
を認めるということにして、再度
大蔵大臣
の
答弁
を
要求
する、そういうようなことで、この緊急問題のやり方を諮
つて
は如何かと思うのでありますが、これは今朝の
議事
がうまく行かなか
つた
という
責任
の一半を私が負
つて
おります
関係
からして、この
緊急質問
を何とかうまく納めたいと思いますので、そういう考を持
つた
わけでありますが、御参考までに申上げて置きます。
門屋盛一
69
○
門屋盛一
君 速記も付いている
議運
でありまして、非常に恐縮ですが、これは大体小
委員会
の事項ですけれども、大体メンバーも同じですから、差支えないと我々は思いますが……。(「
異議
なし」と呼ぶ者あり)
竹下豐次
70
○
委員長
(
竹下豐次君
) 御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹下豐次
71
○
委員長
(
竹下豐次君
) 御
異議
ないと認めます。 ———
—————
—————
竹下豐次
72
○
委員長
(
竹下豐次君
) それでは
常任委員長
の
懇談会
の申合せを
ちよ
つと御報告申しまして、でき得べくんば御了承を得たいと思います。 この前の
常任委員長
の
懇談会
におきまして、塚本厚生
委員長
から
発言
がありまして、毎朝月曜と土曜は
委員会
を開かないことにして、その機会に各会派あたりのいろいろな相談などがあることであろうから、そういうこともや
つた
らどうか、月、土以外の日に制限的に
委員会
を開くということにした方が、はつきり
運営
もうまく行くじやなかろうかというような
発言
があ
つたの
であります。そのときに即決いたしませんで、各会派に持ち帰
つて
、会派の意向を纒めようということでありました。今日又集まりがありました席で、
出席
の諸君全員一致で、それがよかろうということに申合せができたわけであります。御報告かたがた
皆さん
の御
意見
を承わりたいと思います。
門屋盛一
73
○
門屋盛一
君 それは
常任委員長
懇談会
の飽くまで申合せであ
つて
、
会期
も切迫して来るし、重要
法案
等が出ますと、必ずしも月曜、土曜に絶対開かぬということになると困るのじやないかと思います。
竹下豐次
74
○
委員会
(
竹下豐次君
) その点は、その
意見
も
ちよ
つと出まして、それはもう当然そういう場合には開かなければならないので、絶対的の問題ではなくして、原則として……
門屋盛一
75
○
門屋盛一
君 当
委員会
は申合せのあ
つた
ということだけを了承して……
竹下豐次
76
○
委員長
(
竹下豐次君
) それじやそういうことにいたします。 それじや本日はこれで散会いたします。 午後三時十三分散会
出席
者は左の
通り
。
委員長
竹下 豐次君 理事 小林 英三君 左藤 義詮君 大隈 信幸君 島村 軍次君 鈴木 直人君
委員
栗山
良夫君 河野 正夫君 石原幹市郎君
門屋
盛一君 深川榮左エ門君 宇都宮 登君 岡本 愛祐君 加賀 操君 鎌田 逸郎君 鈴木 清一君
委員
外
議員
藤田 芳雄君 兼岩 傳一君 岩間 正男君 ———
—————
—————
議長
佐藤 尚武君 副
議長
松嶋 喜作君 ———
—————
—————
事務局
側 参 事 (
事務次長
) 芥川 治君 参 事 (記録部長) 小野寺五一君 参 事 (警務部長) 丹羽 寒月君 参 事 (
委員
部長) 宮坂 完孝君 法 制 局 長 奧野 健一君 参 事 (第二部長) 寺光 忠君