運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1950-02-03 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第19号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年二月三日(金曜日)    午後二時十九分   —————————————   委員の異動 本日委員九鬼紋十郎君、奥むめお君及 び兼岩傳一君辞任につき、その補欠と して鎌田逸郎君、小宮山常吉君及び中 野重治君を議長において指名した。   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠の件 ○公聽会開会承認要求の件 ○賃金ベース改訂につき人事院勧告に  関する緊急質問の件 ○自由討議に関する件 ○特別委員会設置の件 ○常任委員各派に対する割当調整に  関する件 ○第七回国会提出予定法律案に関  する件 ○日本国有鉄道職員賃金に関する公  共企業体労働関係法第十六條第二項  の規定に基き、国会議決を求める  の件に対する取扱に関する件   —————————————
  2. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは只今から議院運営委員会を開会いたします。先ず委員変更の件につきましてお諮りいたします。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 先般の本委員会のお申合わせで、委員変更議長が許可なさるについては議院運営若しくは小委員会等に諮つてから決めるということでございますので、ここに数件出ておりますのをお諮りを申上げます。  第一は緑風会から出られました議院運営委員九鬼紋十郎君が辞任をされて、代り鎌田逸郎君をお願いしたいというのであります。それから次は民自党からでありまして、運輸委員大隅憲二君と経済安定委員横尾龍君がそれぞれ委員辞任なされて、運輸委員横尾龍君を、経済安定委員には大隅憲二君を、つまり入れ替るわけでございますが、御指名願いたい、こういうことでございます。それから又緑風会でありますが、議院運営委員奥むめお君が辞任されまして、小宮山常吉君を補欠として御指名願いたいというのであります。それから共産党から農林委員板野勝次君、大蔵委員岩間正男君がそれぞれ辞任をされて、後任大蔵委員板野勝次君を、農林委員岩間正男君をそれぞれ御指名願いたいというお申出であります。それから社会党から人事委員赤松常子さんが辞任をされまして、赤松常子さんを電通委員変更したい、それから新たに当選された吉田法晴君を人事委員に御指名願いたい。以上これだけの辞任指名のお申出がございました。
  4. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今議事部長から御報告申しました委員変更な御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 御異議なしと認めます。   —————————————
  6. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは次に予算委員会公聽会開催の件につきましてお諮りいたします。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 二月一日附を以ちまして、予算委員長から、昭和二十五年度総予算について来る二月十四日、十五日両日に亘る公聽会開催要求が出ております。本件は、国会法第五十一條第二項によりまして、必ず開かなければならない公聽会であるわけであります。
  8. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今申しました件について御意見ございましたらお述べを願います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは異議なしと認めます。   —————————————
  10. 河野義克

    参事河野義克君) 只今ちよつと落しまして恐縮でございますが、共産党からもう一件、議院運営委員の兼岩傳一君が辞任されて、中野重治君を後任補欠されたいというお申出がございます。
  11. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今議事部長から御報告委員変更の件、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 御異議なしと認めます。   —————————————
  13. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それから緊急質問の申出がありますが、この件をお諮りいたします。
  14. 河野義克

    参事河野義克君) 社会党木下源吾君から、賃金ベース改訂について人事院勧告に関する緊急質問という緊急質問のお申出がございます。時間は二十分間でありまして、要求大臣総理大臣大蔵大臣労働大臣でございます。この緊急質問を認められるかどうか。御審議願います。
  15. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今議事部長から申しました緊急質問を認めることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 御異議なしと認めます。   —————————————
  17. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 次に自由討議についてお諮りいたします。長い間自由討議も行われておりませんので、それをどういうふうに取計らいますか。御意見を承りたいと思います。
  18. 小林英三

    小林英三君 議事部長からいつまでに開くことになつておるか、その経過を説明して下さい。
  19. 河野義克

    参事河野義克君) 本国会は、昨年の十二月四日に召集をされまして、国会法規定によりまして、三週間に一遍自由討議を行うといたしますれば、十二月二十四日までに行う筈でありますが、同じく国会法の但書によりまして、本委員会決議を以ちまして、十二月二十四日以降に行うというふうにお決めになりました。従つて法規上の建前から言いますれば、いつまでに行わなければならないということには別段なつていない、つまり今期国会中にやつて頂けばよいという恰好になつておりますが、まあ国会法の精神から言つて、適当な時期にやつて頂く方がよいのではないかと思われまするので、お諮りを願つたわけでございます。
  20. 小串清一

    小串清一君 今本会議を開く見込みはないのですか。
  21. 河野義克

    参事河野義克君) 只今ここでお認めがありました緊急質問をいつやるかというふうなことにつきまして大体お話合があれば、そういう機会一つ機会であろうと思います。
  22. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 外に何か……。どいいうふうに取計らいましようか。
  23. 小串清一

    小串清一君 自由討議緊急質問一緒にして最近にやつて貰つたらどうですか。
  24. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今小串君の御発言お聞きの通りでありますが、その通り決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは、そういうことに決定いたします。  それから自由討議案件をどういうことにいたしますか。この前は一つの問題に制限されたように記憶しておりますが……    〔「今度は自由にされたい」と呼ぶ者あり〕
  26. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは自由にすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それではそういうことにいたします。  時間の問題はどう取計らいますか、各派割当とか……
  28. 栗山良夫

    栗山良夫君 この本会議を開催せられる日時、それから自由討議の時間、各派の人員、そういつたようなものを特別に一つお諮り願つて決定願いたいと思います。
  29. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 本会議の開会の日時をいつにいたしますか。お諮りいたします。    〔「月曜日」と呼ぶ者あり〕
  30. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは、月曜日決定に御異議ございませんか。    〔「水曜日」と呼ぶ者あり〕
  31. 小林英三

    小林英三君 月曜日では、今各派に持つてつてしやべる人を決めるのに困りやしませんか。
  32. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは水曜日に決定いたすことにいたします。
  33. 門屋盛一

    門屋盛一君 いつが最大限度だろう。
  34. 河野義克

    参事河野義克君) 法規的には支障はないわけです。実際的には、適当なときにやつて頂いたらどうかと思います。
  35. 栗山良夫

    栗山良夫君 案件の方の予定ちよつと承りたいですね。当分の間全然ないものかどうか。
  36. 河野義克

    参事河野義克君) 予定といたしまして、委員会審査報告書が現在出ておりませんが、これが出ませんと、本会議の問題にはならないわけでございます。それから何か特別に大きな問題が出まして、ここで御決議にでもなりまして、本会議で御説明でも聞くということになれば開かれますけれども、今委員会審査報告書の方は出る見込みはちよつて伺つておりません。
  37. 島村軍次

    島村軍次君 それでは、只今栗山さんのお話がありましたが、各派一名ということにしたら如何ですか。
  38. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今の御発言各派一名ということには如何でございますか。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  39. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは各派一名ということに決定して御異議ございませんですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それではそういうことに決定いたします。  時間はどういうことにいたしますか。
  41. 城義臣

    城義臣君 十分か十五分くらいにしたらどうですか。
  42. 大野幸一

    大野幸一君 自由討議性質上、十分や十五分でなく、少くとも二十分ぐらい、質問なら何ですが、自由討議ならそのくらいあつた方が……
  43. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 大野君から二十分の御意見が出ましたが、如何ですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは二十分ということに決定いたします。
  45. 門屋盛一

    門屋盛一君 二十分でも三十分でもいいのですが、一日にやつてしまうのですか。
  46. 小林英三

    小林英三君 一日を希望いたします。
  47. 門屋盛一

    門屋盛一君 一日にやつてしまうと、初めの二人ばかりで、あと名札相手にやるようになつてしまう。自由討議各派一名やるということになれば、二日やるとか三日やるとか企画を立ててやらなければならん。余りだらしないということは六年議員はいいとして、三年議員の選挙には非常な影響がある。一日でやるというような前提ならば、二十分でとにかく各派というと七つか八つでしよう、その時間をやれば、その日はどうやるかということを考慮に入れないと一日では……。又十分では自由討議にならない。決めるのはわけなく決めるけれども……
  48. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 二十分だつたら一日で済みやしませんか。
  49. 門屋盛一

    門屋盛一君 私は自由討議は一日にやらなければならないということはないので、ただ自由討議というものをやる、各派一名二十分ということになつたら、一日でやるということを決めることが間違いだと思う。議案のある日に自由討議を挾んで行けばいいと思います。一日でやろうというところに無理がある。
  50. 小串清一

    小串清一君 何か案件がなくて自由討議だけやるということも、厭きてしまつて、来ないと思う。
  51. 門屋盛一

    門屋盛一君 だから挾んでやるのだよ。八日一日きりという狹い範囲でなく、八日から一週間かかつてもいい、案件のある日に挾んで行けばいい。そうしないと、各派都合にいいときにやれんですよ。
  52. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 速記を止めて下さい。    〔速記中止
  53. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 速記を始めて下さい。それじや自由討議は八日にやるということに決定いたしました。時間は一人について二十分ということに決定してよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 各派一名……
  55. 門屋盛一

    門屋盛一君 八日から始めるのですね。
  56. 竹下豐次

  57. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それでは次に移ります。電力特別委員会設置の件につきまして、お諮りいたします。
  58. 鈴木直人

    鈴木直人君 電力特別委員会設置の前に、常任委員の各会派におけるところのでこぼこ調整するという問題がございまして、それに対するところの各派代表が先般この議運において決定いたしまして、そうしてそのまま休会に入つたのでありましたが、休会が明けましてから、昨日最初の代表者会議をいたしたわけでございます。たまたま竹下委員長代理がおらなかつたために、私がその代理をいたして議事を進めました関係から、私から便宜昨日の、又今日も引続きありましたが、その御報告をいたしたいと思います。それで結論から簡單に申上げて行きたいと思うのでありますが、この各常任委員の各会派でこぼこ調整するその前提といたしまして、前に問題になつておりました電力問題に関するところの特別委員会と、講和問題に関するところの特別委員会を作るか作らないかということについての検討をいたして、それを決定した後においてそれを参考として常任委員でこぼこ調整する必要がありましたので、それを優先的にこの二つの特別委員会を如何にすべきかということを昨日協議いたしまして、一応満場一致を以て結論に到達いたしたのであります。その内容について申上げますと、講和会議、講和問題に関する特別委員会におきましては、それぞれいろいろ各会派の御意見がありましたが、これは後日にこの問題の研究は譲ろうということにいたしました。第二の電力問題に関するところの特別委員会につきましては、この講和問題に関するところの特別委員会とやや性質を異にする、いわゆる講和問題に関するところの特別委員会は、外務委員会という現在常任委員会がございますが、これが主たるところの仕事が、いわゆる外務委員会におけるところの主たるところの性質を持つているものが講和問題に関する特別委員会であるからして、この外務委員会についてはいろいろの考え方があるから、これはあとにいたす、併しながら電力問題に関するところの特別委員会におきましては、或いは建設通産安本というような常任委員会関係をいたしている問題であるし、又特に電力問題が現在極めて重要なる段階に至つているのであるからして、これを特別委員会として設置をするかどうかということを検討しようということになりまして、結論といたしましては、この特別委員会を作るというような申合せなつたわけであります。そうしてその名称電力問題に関する特別委員会、こういうことに名称決定いたしたわけであります。そうしてこの委員会において取扱うところの内容は主なるものが三つございまして、第一は電気事業編成に関する問題、第二は電源開発に関する問題、第三は電力料金に関する事項、こういうようなものを主たる内容として、その外にもありますけれども、その主たるこの三つのものを内容としてこの特別委員会をやつて行こう。こういうことに内容決定いたしました。そうして構成といたしましては通産委員会中心として、中軸として編成をしようということでございます。併しながらこの通産委員会は相当広汎に亘つておる関係もありまするから、委員長特別委員会における互選によつて別に作るということにいたしたわけであります。その数は三十人というふうになりまして、そうしてその三十人の内訳といたしましては、通産委員会中心といたします関係からして、現在の二十人を優先的に構成メンバーとして、更に十人を追加して三十人にする、こういうことであります。そうしてこの三十人を割当てますというと、緑風会民自党、民主党、社会党無所属懇談会新政クラブ共産党、という順に申上げますと、九人、七人、五人、五人、二人、一人、一人、こういうような割当になるわけでございます。そうして今度でこぼこ調整によつて少し変りますが、現状によりまするというと、現在の通産委員の数は六人、四人、三人、三人、一人、一人、一人ということでありまするからして、新らしく入るところの数は三人、三人、二人、二人、一人、零、零、こういうような割合で十人を入れる、そうしてこれを三十人にするということにいたしたわけでございます。そうして各会派人数割当てまするが、原則としては通産委員方々で優先的に残りたいという人は残るのであるけれども、自分は残る必要もないというお考えのある向きにおいては割当てられた人数範囲内において、各会派において自由に通産委員を辞退された分は他の新らしい人が入ることを許す、こういうことにいたして、それは各会派の自由に任せるというようなことにいたしたわけであります。従つて通産委員の方で自分はどうしても残るという方々はこれは原則として残すということが、いわゆる通産委員会中心として作るという意味でございます。そういうふうにいたしまして、次にこの事務局につきましては、專門員を特に設置するということは困難でありますので、現在ありますところの通産建設或いは安本等委員長の御了解を得て、そうして電力を従来取扱つておられたような方々を臨時的に兼務として事務局構成するというようなことにいたしまして、この点はその常任委員長了解を得る、極力得るようにということで事務局構成するということになつたわけであります。ただ最後に申合せといたしましては、そのような満場一致申合せになりましたが、各会派代表方々の御意見では、まだこの決定したことについて会派に帰りまして、そうしてその通りになるかどうかという点についてはまだ検討をいたしておらないという方もありましたし、或いはこの通りやれるという方もございました。従つて一応連絡会といたしましては、以上のように異議なく決定いたしたわけでございます。これはそれぞれの会派においてその決定をし、連絡会においては満場一致でこういうふうに決定をしたということにして、各会派で先ず諮つて貰う、こういうふうにいたしたわけでございます。特別委員会につきましてはそのように結論を得たのでありまして、第二段といたしまして、これを中心として常任委員でこぼこ調整ということについて議を進めたわけであります。これにつきまして事務局から表が出たのでありまして、その表に基いて検討をいたしました。そうしてこの表は実は休会前においては何日現在を基準としてでこぼこ調整するかという問題については、休会前におきましては、十二月四日現在の各会派の数を以てそれを基準として、その後の出入りは考慮しないということで一応休会前においてはあつたのでありますが、その後相当の日にちも過ぎた関係からして、今度の再会の日一月二十三日、この再開の日の一月二十三日現在を以てでこぼこ調整をしようということに方針が変更されて、そうして昨日は満場一致を以て一月二十三日、今度の再開の当日の各会派の数を基礎としてでこぼこ調整するということに決定いたしたわけでございます。その点は前と現在少し変更いたしたのであります。そうしてこれについていろいろ検討いたしましたが、その数については今詳しく申上げる必要がありますれば申上げますけれども、その表について検討をいたしました結果、会派持寄りまして、そうしてもう一度審議をするということになりまして、本日午前でしたか、午前にその再調整についての打合せをいたして決定いたしたと思いますが、実は午前中に私は地方行政委員会の方に出ておりました関係上、本日は出席いたしませんでしたが、藤井君が出席をいたしましたわけで、実は本日のことについてはどなたからか御報告をお願いいたしたいと思うのであります。以上概略御報告いたします。
  59. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今お聞きの通りでありますが、実は電力特別委員会のことについて御報告を願つたわけでありますけれども、同じ会派代表もお集まりになつての席で取扱われた問題である関係で、でこぼこ調整の問題も一緒に御報告なつた次第であります。電力問題に関する特別委員会の問題につきまして、まだ会派の方で御意見がまとまつてないところもあるようなことも伺つておりますが、この際どういうふうに取扱いますか。一応会派の方にお持ち帰りになりまして、この問題は次のお集まりのときに御協議願うことにいたしますか。その点をお諮りいたします。
  60. 門屋盛一

    門屋盛一君 どこの会派がまとまつてないのですか。
  61. 山下義信

    山下義信君 社会党の方でまだ結論を出しておりません。我々としては異議ないと思うのであります。できるだけまとめるように至急いたしたいと思います。それまでちよつと御決定を保留願えれば結構であります。
  62. 門屋盛一

    門屋盛一君 会派の御都合もありましようけれども、非常に電力問題は急いでおりますので、次の本会議が開かれるまでに決めることを決めて、次の本会議では委員指名をやれるぐらいに決めて欲しい。
  63. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) できるだけ早く取計らうことにいたします。御了承願います。
  64. 加賀操

    加賀操君 でこぼこの問題でございますが、ちよつと附加えて置きますが、今日実は鈴木委員がおられなかつたので、私が代りに後を引受けてでこぼこ調整に出席いたしましたが、その結論はいずれ事務局の方から刷物にして皆さんにお配りいたすと思いますが、今日は全部調整は終りました。
  65. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今お聞きの通りでございますが、この問題も後廻しにして……
  66. 小林英三

    小林英三君 それは午前中に決定したことでありますから、決定したということでお決め願いたいと思います。
  67. 河野義克

    参事河野義克君) 今日各派交渉委員会のお集まりでは一応は決定したわけでありますが、その後無所属懇談会からお申出もありましたし、それからこの議院運営委員会常任委員でこぼこ調整各派交渉委員を選出するというお申合せのときには、各種委員と申しますか、厚生、経済安定の委員とか、そういつた委員についても調整するといつた点が残つておりますから、若し何でしたら今日の散会後でも御協議願つて、そういう点を除いては大体決定したということで御了承願つておいていいと思います。
  68. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今議事部長発言通り異議ございませんか。
  69. 栗山良夫

    栗山良夫君 ちよつと議長にお尋ねして置きたいことがあるのですが、実は昨年のことですが、十二月の二十四日付で……
  70. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) ちよつと待つて下さい。それでは電力問題に関する特別委員会設置の問題と、でこぼこ調整の問題はこれで確定したことにしてよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  71. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  72. 門屋盛一

    門屋盛一君 今日は予定されているのは、専売裁定案取扱いの問題、これはこの前の議院運営委員会速記録ができ次第やるという問題もありますし、又今栗山委員からも発言がありましたが、私は余り長くかからない問題でちよつと皆さんにお諮り願いたいのですが……
  73. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) どうぞ……
  74. 門屋盛一

    門屋盛一君 それでは簡單なことで大事なことなんですが、大体この前の議院運営委員会でも発言して置いたのですが、今年の参議院半数改選ということにも非常に関連しまして、できたらそれを三月いつぱいぐらいに大体の議事を終りたいという私は希望を持つておるわけです。恐らくそれが終らなかつたら、四月以降は本会議の開かれぬ日が多かろうと思われますので、それに対してそれを実行するためにはまだ政府提出法案がどういうふうに出て来るのか、議員提案は別問題ですが、政府提案がどれだけあつて、いつ頃出されるかということ等も含めまして、こつちが知つていなければならんわけです。それで急いでいい加減なことを書いて来られたのでは困りますから、大体八日に本会議があるのですから、当然七日、八日に議院運営委員会があると思いますから、来週の水曜日頃までに政府の方から提出法案予定を一応示して貰つて、それによつて議院運営委員会としてあと運営をどうやるかということを大体決めなければならんと思いますが、皆さんにお諮り願いまして、それに御異議がなければ政府の方に督促して貰いたい。
  75. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今門屋委員からお述になりましたが、さよう取計うことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) そういうことに取計います。   —————————————
  77. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 今日は尚予定といたしまして、裁定問題の取扱い等に関する件につきましてお諮りしたいと思つておりましたが、栗山君の先程議長に対して云々と言われましたのは、それに関係がございますか……。ございませんでしたらあとに廻したら……
  78. 栗山良夫

    栗山良夫君 昨年の暮二十四日に国鉄裁定のあの紛糾した問題が参議院決定しまして、続いて衆議院でも決定したのでありますが、そのときに衆議院議長幣原喜重郎氏から参議院議長佐藤尚武氏宛にこういう手紙が参つておることは皆様御承知だと思います。   公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会議決を求めるの件   右件について本院は、貴院の議決に同意しないことを議決した、よつてここに通知する。こういう内容であります。この内容に基いて衆議院議長は同じく二十四日附を以ちまして、参議院議長佐藤尚武氏宛に衆議院事務総長大池眞氏の名前を以てこういう手紙が参つております。   公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会議決を求めるの件   右件について国会承認はなかつた旨内閣に通知した。よつてここに通知する。こういうのであります。私のお尋ねいたしたいことは、最初に読み上げました衆議院議長から参議院議長宛の手紙は、私は聊かも疑念は持たないのであります。通知するというこの文書には私は疑義を持たないのでありますが、それと同時に参議院議長に送られた後段に読み上げましたところの内容を、どういう工合に議長が御理解になつたかということでありますが、第一点は、ここで述べられた国会というのは、議長衆議院参議院を含めて国会というふうにお考えになつたのか。或いは衆議院だけというふうに御理解になつたのか。その点を先ず第一に伺いたい。それから第二点は、政府が出して参りましたところのあの議案は議決を求めるということであります。承認、不承認ということは問題になつていなかつた。で、特に前段読上げましたところの、この手紙にも議決に同意しないという工合に書いてあります。ところが衆議院政府に出しました手紙承認はなかつたと書いておりますが、ここは事実と相当違うと思いますが、その辺をどういう工合に御理解になつておるか、この点をお伺いしたい。
  79. 佐藤尚武

    議長(佐藤尚武君) 栗山君の質問というのは、趣旨はどういうところにおありになりますか。向うから来た通知の内容解釈を議長においてどう解釈しておるかということだけですか。
  80. 栗山良夫

    栗山良夫君 いやその解釈の……
  81. 佐藤尚武

    議長(佐藤尚武君) 一体その御趣旨はどこにあるのですか。
  82. 栗山良夫

    栗山良夫君 それをお聽きしまして、それからいろいろ疑義を持つておる点がありますので、更にお尋ねをして行きたいと思つておるのでございます。
  83. 佐藤尚武

    議長(佐藤尚武君) その手紙の解釈をどういうふうに議長において解釈するかということは、これは議長の解釈で済むものでありますか。これは議院運営委員会で、この解釈をどうするかということに御相談を願うべきものじやないでしようか。議長はこれをどういうふうに解釈するかということではけりがつかないような気がしますが。
  84. 山下義信

    山下義信君 只今栗山君の質問は、今の二点については議長宛の公文書でありますから、議長はこれは何らの疑義なしにこの書類を受領して、そのまま処理なさつたか。或いはこの公文書に、衆議院からの通知書に対して疑義をお持ちになつて、これは議院運営委員会に諮つて見なければならんぞ、諮らなければならん問題であるぞとお考えになつたか。議長御自身においては何らの疑義なしにこれを御処理なさつたか。こういうことを先ず第一に伺つておると思うのであります。その点を御答弁願います。
  85. 佐藤尚武

    議長(佐藤尚武君) これは私は法律問題はよく分らないからして、こういうことは議事部長に相談してやるべきことでありますから……
  86. 河野義克

    参事河野義克君) 私から……
  87. 門屋盛一

    門屋盛一君 栗山君からは議長ということを示されておるので、議長が答弁ができないならば、一時休憩を求めて事務当局と相談なさつても、答弁は議長の口からなさつて頂きたい。議長と言うて我々が質問したことを、ただ議長個人のお考えで以て議事部長を以て答弁させるということは少しお愼しみになつた方がいいと思います。お分りにならなければ事務当局と御相談なさつてよろしい。さもなければ当院の運営議事部長でやつて差支えないということになる。
  88. 鈴木直人

    鈴木直人君 休憩の動議を提出いたします。
  89. 門屋盛一

    門屋盛一君 休憩になるなら休憩前に関連して質疑をやる、その方が能率的でしよう。同じ問題ですからね。僕は初めて聽いた、丁度そのとき私は座席を立つていたのだけれども……。栗山委員は第一の幣原議長から本院の議長宛のものに対して疑義はないと言うが、私はこの方に疑義がある。それは公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会議決を求めるの件。右の件について、本院は、貴院の議決に同意しないことを議決した。よつてここに通知する。これは議長からで、お聽きしなくても……御協議の折に一緒に協議して頂きたいのですが、この衆議院の回付案に対しては、国会法によりまして参議院衆議院とが異なつたる議決をした場合、これを断るについて衆議院は更に会議を開いて三分の二以上の議決がなされているかどうかということが一点。更にもう一歩後へ戻りまして、如何なる決議衆議院に回付されたか。この公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基く議決の向うへの送付の仕方ですね。それをどういうふうになさつたか。それからもう一つ掘り下げますと、如何なる議決がなされているか、参議院議運において……。と申しますのは、衆議院から送付で来ておるわけなんです。これは政府提出案件であつて衆議院送付の案件を本院が議決する場合に、如何なる議決の方法によつて議決をして、それを如何なる形で衆議院に送付しておるか。それが分らないと、国会の議場でやつた通りのことが送付されているのか、事務当局の方の解釈を加えて変な操作がされているのじやないかという疑義を持つ、さもなかつたらこういう通知は衆議院からあり得べからざることである。この通知があつたとすれば、両院協議会を断ることのできる場合、両院協議会を断るという議決衆議院でなされなければならん。それから三分の二の何がなければ一方だけの決定はできない。それをも併せてお聞きの上一緒に御答弁願いたい。
  90. 栗山良夫

    栗山良夫君 今、門屋君から言われたこと尤もだと思います。私は一番最初には参議院の責任者としての議長がどういう工合にお考えになつたか。その点を伺つて、そうすると問題の焦点が明らかになりますから、それからあとこの両文書に盛られているいろいろ疑義の点を明らかにいたしたい、こう考えるのであります。特に專売公社の問題を一番最初に本委員会で取上げましたときに、我が党の山下議員からこの議案の取扱い方についての質問が提出せられまして、そのときに一時議事は打切られましたけれども、これは確かに佐々木君からも同じような意見が述べられたと思いますが、この問題の取扱い方については保留になつております。完全に保留になつておりますから、私はこの問題を一応解決したい、こういうつもりで発言をいたしたわけでありますから、そういう工合に御了承の上、然るべく御返事を頂きたいと思います。    〔「休憩々々」と呼ぶ者あり〕
  91. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) それじや暫く休憩いたします。    午後三時八分休憩    —————・—————    午後三時二十七分開会
  92. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今から再開いたします。
  93. 佐藤尚武

    議長(佐藤尚武君) 先程議長に対して御質問になりました件は、議長においてできるだけ早く取調べまして、その結果を議院運営委員会に、これもできるだけ早い機会において御報告申上げます。
  94. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 只今議長のお述べの通りでございますが、できるだけ早く議長の方で答弁を願うことといたしまして、本日はこれで散会したいと思いますが……    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  95. 門屋盛一

    門屋盛一君 異議はありませんけれども、できるだけ早くということだから、明日でも明後日でも早いのは早いのですが、ただこれの起りましたのは專売裁定案の取扱という問題があるのです。それに重大な関連があるのですから、できるだけ早くというやつを、そこのところをお含みの上やつて頂かないと、期限が切つてないのだから、研究中々々々で延びては困るから……
  96. 竹下豐次

    理事竹下豐次君) 本日はこれにて散会いたします。    午後三時二十八分散会  出席者は左の通り。    理事            小林 英三君            大隈 信幸君            竹下 豐次君            鈴木 直人君    委員            大野 幸一君            栗山 良夫君            河野 正夫君            山下 義信君            石原幹市郎君            小串 清一君            城  義臣君            門屋 盛一君            小林 勝馬君            加賀  操君            島村 軍次君            中野 重治君            佐々木良作君            鈴木 清一君   —————————————    議長      佐藤 尚武君   —————————————   事務局側    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君