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1950-04-25 第7回国会 参議院 運輸委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年四月二十五日(火曜日)    午後二時十分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○広島音戸瀬戸開さく事業施行に  関する勧願(第一一七九号) ○山川枕崎両駅間に鉄道敷設請願  (第一二四三号) ○相生西大寺両駅間の鉄道敷設完成  に関する請願(第一二七八号) ○伊豆半島循環鉄道敷設促進に関する  請願(第一四〇八号) ○隼人古江両駅間および高須駅、大  泊間に鉄道敷設促進請願(第一四  二六号)、 ○宮古久慈両駅間に鉄道敷設促進の  請願(第一四三七号) ○特急つば砂または急行銀河神戸始  発とするの請願(第一二九二号) ○山陰本線中一部路線変更に関する請  願(第一三三一号) ○仙台駅東昇降口設置に関する請願  (第一七一二号) ○浜松米原駅間鉄道電化促進に関  する陳情(第二五二号) ○北海道南景勝地帶観光施設完備等  に関する請願(第五〇八号) ○海上連送法等の一部を改正する法律  案(内閣提出衆議院送付) ○日本国有鉄道法の一部を改正する法  律案内閣提出衆議院送付)   —————————————
  2. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) それではこれより運輸委員会を開会いたします。  先ず、請願及び陳情に関する小委員長報告を願います。
  3. 小泉秀吉

    小泉秀吉君 小委員長が先程所要で席を外され、私に報告するよう委任されましたので私より報告いたします。請願及び陳情に関する小委員会における審査経過を御報告致します。  請願第一一七九号、広島音戸瀬戸開さく工事施行に関する請願請願要旨広島港及び県港貿易港として、又観光港として発展するためには音戸瀬戸開さくが必要であり、又この開さくにより大型船の航行が可能となるばかりでなく、大阪九州間の航路を短縮し、且つ海難の防止等にも寄與するから、政府において特に本事業に対し国庫の補助等を考慮して欲しいというのであります。小委員会におきましては審議の結果、願意を妥当と認めました。  請願第一二四三号、山川枕崎両駅間に鉄道敷設請願請願第一二七八号、相生西大寺両駅間に鉄道敷設請願請願第一四〇八号、伊豆半島循環鉄道敷設促進に関する請願請願第一四二六号、隼人古江両駅間および高須大泊間に鉄道敷設請願請願第一四三七号、宮古久慈術駅間に鉄道敷設請願、以上五件は、地方文化向上産業開発並びに民生安定のために鉄道を敷設して欲しいというのであります。小委員会におきましては、兵庫県相生から岡山県西大寺に至る線は建設線であり、鹿児島県山川枕崎間、隼人古江聞及び高須大泊間、静岡県伊豆半島循環鉄道及び岩手県宮古久慈間はいずれも予定線であり、各線につき愼重に審議の結果、いずれも地方文化向上産業開発、民生の安定並びに交通網完成の点より見て、願意を妥当と認めました。  請願第一二九二号、特急つばめまたは、急行銀河神戸始発とする請願請願要旨は、神戸は最近著しく復興し、外国船の出入も多く、観光客視察団バイヤー等の来訪は増加の一途を辿りつつあり、又国内角にも各方面船車連絡の要地、としてその重要性を加えて来たから、特急つばめ」又は急行、「銀河」を従前通り神戸始発として欲しいというのであります。小委員会におきましては、審議の結果願意を妥当と認めました。  請願第一三三一号、山陰本線中一部路線変更に関する請願請願要旨は、日本海岸屈指の良港である仙崎港を擁する仙崎町は、山陰線沿線でも有数の経済観光都市であるが、鉄道運輸の現状が非能率的で地方の発展を阻害しているから、現在正明市駅、から長門三隅駅に至る山陰本線を、正明市駅から美彌線仙崎駅を経由、長門三隅駅に至るように変更して欲しいというのであります。小委員会におきましては、審議の結果願意を妥当と認めました。請願第一七一二号、仙台駅東昇降口設置に関する請願請願要旨は、仙台市の中心は次第に東部に移りつつあり、且つ国民体育大会総合運動場建設工事も進捗している外、貨物駅、中卸売市場建設も計画されているので、速かに東昇降口を設置して欲しいというのであります。小委員会におきましては、審議の結果願意を妥当と認めました。  陳情第二五二号、浜松米原駅間鉄道電化促進に関する陳情陳情要旨は、浜松米原間を速かに電化して欲しいというのであります。小委員会におきましては、審議の結果願意を妥当と認めました。  以上請願九件、陳情一件は、審議の結果願意は妥当と認め、全会一致速かに、これを議院会議に付し、内閣送付を要するものと決定いたしました。以上御報告いたします。次に、観光関係審査経過を御報告いたします。  請願第五〇八号、北海道南景勝地帶観光施設完備に関する請願請願要旨はへ函館港は日本最古開港場であり、又北海道の表玄関であつて、その背後には国立公園並びに道立公園を控え、歴史的にも又地理的にも内外観光客を対象とする寄港地として最適の港湾であるから、函館港を観光港に指定すると共に、道南景勝地帶観光施設を完備して欲しいというのであります。小委員会におきましては、審議の結果願意を妥当と認めました。  本請願は、審議の結果願意を妥当と認め、全会一致速かに、これを議院会議に付し、内閣送付を要するものと、決定いたしました。以上御報告致します。
  4. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 只今の小委員長報告通り異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  6. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) それでは次に、海上運送法等の一部を改正する法律案を議題に供します。速記を止めて下さい。    午後二時十七分速記中止    ——————————    午後二時三十三分速記開始
  7. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 速記を始めて下さい。  外に御質疑がなければ、打切ることにいたしましてよろしうございますか    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 御異議ないと認めます。
  9. 岡田修一

    政府委員岡田修一君) ちよつと先程の小泉委員の御質問に対しまして、補足して述べさせて頂きたいと思います。  外国海運会社本邦における活動状況につきましては、先程申述べました事項の外に、外国人事業活動に関する政令というものがございまして、外国人本邦代理店或いは支店を設けて活動いたします場合、外資委員会に申請して許可を得る、こういうことに相成つております。そういう点からいたしましても、その活動状況は把握することができる。かように考えるのであります。
  10. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) それでは討論に入ります。御意見のあります方は明確に一つお述べを願いたいと思います。
  11. 小泉秀吉

    小泉秀吉君 本法案改正案でございますけれども、私は賛成をいたします。外国船外国商社日本にて活動をするというような場合に、この法案で見ますると、外国商社活動状況を十分に政府が把握し、又それに関適した統計というようなものの作成もむしろ困難でないかということに一抹の不安を持つておりましたものでありますが、政府委員説明によりますと外の関連した法律並びに事業面の方で十分にそういう懸念を除去することができるというような説明におきまして、私は満足をいたすものでありまして全面的に本法案賛成をいたします。
  12. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 外に御意見もないようでありますから、これより海上運送法等の一部を改正する法立案の採決に入ります。  政府の原案通り可決することに御賛成の方々の御挙手を願います。    〔総員挙手
  13. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 全会一致であります。よつて、本案は政府の原案通り可決することに決定をいたしました。爾後の手続は恒例によりまして進めることに御承認を願つて置きます。尚、多数意見脅の御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     小泉 秀吉  飯田精太郎     横尾  龍  入交 太藏    前之園喜一郎  高田  寛   —————————————
  14. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) 次に、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案をお諮りいたします。衆議院では施行期日の点を修正した上、本日委員会では可決する模様でございます。衆議院審議模様専門員の方から御報告申上げます。
  15. 古谷善亮

    専門員古谷善亮君) 衆議院審議模様を申上げますが、衆議院におきましては、大蔵委員会と合同で審議を進められておられまして大蔵委員会委員長から、関係方面に見返資金性質等につきまして書面を以ちまして照会をいたしたのでございます。それにつきまして、先方から委員長宛書面で御回答が参つておりまして、その御回答によりますというと、見返資金からの政府事業に対する交付金は、見返資金出資金その他何らのクレームその他を設定するものではないという点の書面が参つております。これを飜訳いたしたものを私共専門室で一応複写いたしまして、お手許へ御配付申上げて置きましたので、それについて御覧置きを願いたいと思います。本日恐らく只今の時間に、衆議院委員会におきましては、この点を御審議に相成つておることと存じます。その模様は午前中の空気では、できれば本正中にでも審議を終りたいという御意向のように伺いました。一応承わりましたままの情報を申上げて置きます。
  16. 中山壽彦

    委員長中山壽彦君) それでは本日はこれにて散会いたします。    午後二時四十三分散会  出席者は左の通り。    委員長     中山 壽彦君    理事            小泉 秀吉君            飯田精太郎君    委員            横尾  龍君            入交 太藏君           前之園喜一郎君            高田  寛君   政府委員    運輸事務官    (海運局長)  岡田 修一君   事務局側    常任委員会専門    員       古谷 善亮