○庄司
委員 どうも安心ができません。閣議決定において、都道府県の
予算などを善処する、あるいは経済化をはか
つて出せるようにということを、ただ精神的に御期待なさるだけでは、はなはだ心もとないのでありますが、そういう点におい、何とか断固たる処置をとられて、せめて当該
予算の半額は
政府が確信をも
つてやるのだ、遅れても年末までにやるとか、あるいは一月の末までにやるから一時繰り合してやれというような、も強いお声がかりができるような
措置をと
つていただきたいという気持でございますが、これはそういう見通しがはつきりしておらないのでしようか。期待するだけという精神的の御希望だけでは、どうも納得が行かないのでありまして、もとより本
委員会は直接議題を持
つておりません。にもかかわらず、
委員長は、
予算委員会としてはこれを他山の石として傍観しあたわないという深い関心を持たれて、この常任
委員会を御招集なされたのでございます。そういう
趣旨を尊重して、
政府の断固たる
措置と、地方に対して半額の交付金を間違いなく與えるというような、明るい見通しを本
委員会を通してはつきりしてほしいと思うのであります。今朝登院してみますと、私のケースの中にこういうはがきが入
つておりました。これは私の郷里の宮城県刈田郡小原村立小学校佐藤千代子という、私の未知の小学校の女教員の方のはがきでありますが、「こよいも風が出て来ました。もう
職員室の時計は六時を打ちました。これから一里の道を歩いて七時、家の人たちは貧しい食卓を囲んで私の帰りを待
つているでしよう。正月が来るのに、もちの一かけらさえ私たちには望めないのでしようか。働けば働くだけ人生が楽しめる、これが地上の天国ではないでしようか、教員のため。惠まれない
一般公務員のため、また私ども地方において働いている者のために」
——特に
予算という
言葉が入
つております。「
予算上の適当の
措置を講じていただきたいということを、はるかにお願い申し上げるものでございます。」こういうはがきがけさ入
つておりましたので、非常に胸を痛めておるのでありますが、今
政府委員のお
言葉だけでは、まことに心もとなく、不安にたえないのであります。まだこの
委員会は継続すると思いますが、よく御相談の上において、地方
職員や小学校教員等に、
一般国家公務員と同様な待遇を與え得るような、適当な
措置を講じていただきたいという希望を述べておきたいと思います。