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1950-04-27 第7回国会 衆議院 郵政委員会 第5号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十五年四月二十七日(木曜日) 午後一時三十三分
開議
出席委員
委員長
石原
登君
理事
宇田 恒君
理事
大和田義榮
君
理事
風間
啓吉
君
理事
加藤隆太郎
君
理事
白井 佐吉君
理事
吉田
安君 平島 良一君
土井
直作
君 神山
茂夫
君
出席政府委員
郵政事務官
(
郵務局長
)
浦島喜久衞
君
郵政事務官
(
簡易保険局
長)
金丸
徳重君
委員外
の
出席者
議 員
飯塚
定輔
君 議 員
山本
利壽
君
郵政事務次官
大野
勝三君 専 門 員 稲田 穰君 ――
―――――――――――
三月二十四日
委員田島ひで
君
辞任
につき、その
補欠
として神
山茂夫
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 四月一日
委員大和田義榮
君
辞任
につき、その
補欠
として
今泉貞雄
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月三日
委員今泉貞雄
君
辞任
につき、その
補欠
として大
和田義榮
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月二十七日
大和田義榮
君が
理事
に
補欠
当選した。 ――
―――――――――――
三月二十七日
日暮里
町八丁目に
特定郵便局設置
の
請願
(
天野
公義
君
紹介
)(第一八九二号) 四月一日
新川局
と
上市
、
滑川
及び
魚津各局
間に
郵便物直
接逓送開始
の
請願
(
佐伯宗義
君
紹介
)(第二〇 六〇号)
岩代赤井郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
江花靜
君
紹介
)(第二〇六六号)
内小友郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
飯塚定輔
君
紹介
)(第二〇八七号) 同月六日
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資再開促
進に関する
請願
(
八木一郎
君
紹介
)(第二三〇 七号) 同月十二日
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資再開促
進に関する
請願
(
小林運美
君
紹介
)(第二三三 一号) 同月十七日
簡易生応保険
及び
郵便年金積立金
の
融資再開促
進に関する
請願
(
大野伴睦
君外一名
紹介
)(第 二四九三号) 同(
西村直己
君
紹介
)(第二五二九号) 同(
塚田十一郎
君
紹介
)(第二五三〇号) 同(
千賀康治
君
紹介
)(第二五八九号)
徳沢簡易郵便局取扱事務拡充
の
請願
(
大和田義
榮君
紹介
)(第二五四六号)
色麻
村
清水字香木
前に無
集配郵便局設置
の
請願
(
安部俊吾
君
紹介
)(第二五八八号) 同月十九日
大里
村に
特定郵便局設置
の
請願
(
圓谷光衞
君紹 介)(第二六七六号)
品川
区
二葉
町六丁目に無
集配特定郵便局設置
の
請願
(
武藤嘉一
君
紹介
)(第二六七七号)
久目郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
橘直治
君紹 介)(第二七六二号) 同月二十一日
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資再開促
進に関する
請願
(
中村清
君
紹介
)(第二八〇五 号) の
審査
を本
委員会
に付託された。 同月七日
片島郵便局
の
集配事務開始
に関する
陳情書
(第七二四号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
理事
の互選
請願
一
逓送業務一元化
に関する
請願
(
土井直作
君
紹介
)(第六八号) 二
上浜郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
村上清
治君
紹介
)(第一一三号) 三
志筑郵便局
を
普通郵便局
に
昇格
の
請願
(原 健三郎君
紹介
)(第一二八号) 四 川上町に
特定郵便局設置
の
請願
(上林山榮 吉君
紹介
)(第二四三号) 五 藤井町に
特定郵便局設置
の
請願
(
關谷勝利
君
紹介
)(第五五一号) 六
日暮里
町七丁目に
特定郵便局設置
の
請願
(
花村四郎
君
紹介
)(第七六四号) 七
国立宮城療養所内
に無
集配郵便局設置
の請 願(
庄司一郎
君
紹介
)(第八一一号) 八
落合
村
大字長畑地
内に
特定郵便局設置
の請 願(
高塩三郎
君
紹介
)(第八七〇号) 九
陸中中野郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(鈴
木善幸
君
紹介
)(第八九五号) 一〇
中郷郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
大和田
義榮
君
紹介
)(第九三九号) 一一
逓信従業員
の
寮費全額国庫負担
の
請願
(苅
田アサノ
君外二名
紹介
)(第九七九号) 一二
箱石郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
山本猛
夫君紹介
)(第一〇〇九号) 一三 秦野町に
特定郵便局設置
の
請願
(小
金義照
君外一名
紹介
)(第一〇七三号) 一四
室田郵便局職員
の復職に関する
請願
(
田島
ひで
君
紹介
)(第一一四七号) 一五
川内
村
小川字下小川
に無
集配郵便局設置
の
請願
(
飯塚定輔
君
紹介
)(第一一七五号) 一六 上高根沢に
郵便局設置促進
の
請願
(
山口好
一君
紹介
)(第一二七六号) 一七
落合
村
大字長畑地
内に
特定郵便局設置
の請 願(
高塩三郎
君
紹介
)(第一三二九号) 一八 中山村
字渕名
に
特定郵便局設置
の
請願
(眞
鍋勝
君
紹介
)(第一三五八号) 一九
三島郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
眞鍋勝
君
紹介
)(第一三五九号) 二〇
阿波山郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(橋本
登美三郎
君
紹介
)(第一三六八号) 二一 大串村
大字小迎
に
特定郵便局設置
の
請願
(
岡西明貞
君
紹介
)(第一四二一号) 二二
東根温泉
に
郵便局設置
の
請願
(
圖司安正
君
紹介
)(第一四三一号) 二三
此花郵便局復興促進
の
請願
(
前田種男
君紹 介)(第一四七八号) 二四
矢上郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
山本利
壽君外一名
紹介
)(第一六〇二号) 二五 鳥取市吉成に
特定郵便局設置
の
請願
(稻田 直道君
紹介
)(第一六一〇号) 二六
睦合
村に
郵便局設置
の
請願
(
飯塚定輔
君紹 介)(第一六八三号) 二七
日暮里
町八丁目に
特定郵便局設置
の
請願
(
天野公義
君
紹介
)(第一八九二号) 二八
新川局
と
上市
、
滑川
及び
魚津各局
間に
郵便
物直
接逓送開始
の
請願
(
佐伯宗義
君
紹介
) (第二〇六〇号) 二九
岩代赤井郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(江
花靜
君
紹介
)(第二〇六六号) 三〇
内小友郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
飯塚
定輔
君
紹介
)(第 二〇八七号) 三一
徳沢簡易郵便局取扱事務拡充
の
請願
(大和
田義榮
君
紹介
)(第二五四六号) 三二
色麻
村
清水字香木
前に無
集配郵便局設置
の
請願
(
安部俊吾
君
紹介
)(第二五八八号) 三三
大里
村に
特定郵便局設置
の
請願
(
圓谷光衞
君
紹介
)(第二六七六号) 三四
品川
区
二葉
町六丁目に無
集配特定郵便局設
置の
請願
(
武藤嘉一
君
紹介
)(第二六七七 号) 三五
久目郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
橘直治
君
紹介
)(第二七六二号) 三六
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資
再
開促進
に関する
請願
(
八木一郎
君
紹介
)( 第二三〇七号) 三七 同(
小林運美
君
紹介
)(第二三三二号) 三八 同(
大野伴睦
君外一名
紹介
)(第二四九三 号) 三九 同(
西村直己
君
紹介
)(第二五二九号) 四〇 同(
塚田十一郎
君
紹介
)(第二五三〇号) 四一 同(
千賀康治
君
紹介
)(第二五八九号) 四二 同(
中村清
君
紹介
)(第二八〇五号)
陳情書
一
簡易保険郵便年金積立金
の
地方還元
に関す る
陳情書
(第三四七号) 二
愛媛
県
松山郵政局等
を
香川
県に
移転反対
の
陳情書
(第三八 〇号) 三
愛媛
県
松山郵政局等
を
香川
県に
移転反対
の
陳情書
(第三八六 号) 四
簡易郵便局
の
事務
に関する
陳情書
( 第四五五号) 五
片島郵便局
の
集配事務開始
に関する
陳情書
(第七二四号) ――
―――――――――――
石原登
1
○
石原委員長
これより
会議
を開きます。 議事に入ります前にお諮りいたします。
理事
の
大和田義榮
君が去る一日
委員
を
辞任
いたされましたので、
理事
が欠員にな
つて
おりましたが、同君は三日再び
委員
に選任いたされましたので、
大和田義榮
君を
理事
に
指名
いたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。
石原登
2
○
石原委員長
御
異議
なきものと認めまして、
大和田義榮
君を
理事
に
指名
いたします。 —————————————
石原登
3
○
石原委員長
次に本
委員会
に付託になりました
請願
四十二件の
審査
をいたすのでありますか、
審査
に入ります前にお諮りいたします。
日程
第八、
落合
村
大字長畑地
内に
特定郵便局設置
の
請願
、
高塩三郎
君
紹介
、
文書表
第八七〇号は、
紹介議員高塩三郎
君より
請願書
を取下げたいとの申出がありますが、これを許可するに御
異議
ありませんか。
石原登
4
○
石原委員長
御
異議
なきものと認めまして、本
請願
は取下げを許可するに決しました。 次に
請願
の
審査方法
につきましてお諮りいたします。本日公報に掲載いたしました
請願日程
は、
紹介議員
の御
出席
になりましたもののみ
紹介説明
を聞くこととし、他は
文書表
により御
了承
願い、ただちに
政府
の御
意見
を伺うことにいたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。
石原登
5
○
石原委員長
御
異議
なきものと認めまして、さようとりはからいます。 それでは
日程
第三六、
簡易生命保険
及び
郵便年金積立金
の
融資再開促進
に関する
請願
、
八木一郎
君
紹介
、
文書表郷
二三〇七号を
議題
といたします。なお
日程
第三七ないし第四二の各
請願
も、
日程
第三六と
同一趣旨
でありますので、一括して
政府
の御
意見
を伺いたいと存じます。
金丸徳重
6
○
金丸政府委員
簡易生命保険
及び
郵便年金
両
事業
の
積立金
の運用を
郵政省
において再開いたすことにつきましては、前々回の国会におきまして
全会一致
の御決議を受けておりますし、
政府
におきましても昨年
秋閣議決定
をもちまして、その筋にこれが
処置方
について懇請をいたしたような次第であります。その後
当局
の
了解
を受けるべく、種々
努力
を続けておる次第でありますが、いまだにその火を収め得ないことは、まことに遺憾に存ずるところであります。幸いにいたしまして、特に
衆議院郵政委員長
の熱誠なる御
努力
によりまして、
関係方面
の御
了解
も逐次得つつありますので、御
請願
の
趣旨実現
の日もそう遠くないかと
考え
られる次第であります。なおこの
事業
の経営を直接担当いたしております私
ども
といたしましても、この御
趣旨
の
実現
の日を実は鶴首いたしておるような次第であります。その線に沿うての
努力
は、今後におきましても一層続けるつもりでございますので、さよう御
了承
願います。 —————————————
石原登
7
○
石原委員長
次に
日程
第一、
逓送業務一元化
に関する
請願
、
土井直作
君
紹介
、第六八月を
議題
といたします。
政府
の御
意見
を伺います。
浦島喜久衞
8
○
浦島政府委員
御
請願
の
郵便逓送業務一元化
の問題の御
趣旨
は、
郵便事業
の
業務
の中で、特に
郵便物
を運びます
逓送関係
の
業務
を切り離して、
郵政省
の中の
一つ
の独立した
機関
として、
逓送総局
を設けてほしいという
意味
の御
請願
でございますが、このことは御
承知
のように、
郵政省
の中の所管の
郵便事業
につきましては、
郵便事業
の運営を
主限
といたしまして、現在本省に
郵務局
があるわけであります。従いまして御
請願
の御行は、この
郵務局
の
機構
から別に、さらに切り離して
逓送総局
をつく
つて
ほしいという御
趣旨
のように夢取れるわけでありますが、
郵務局
は現在
郵便事業
全体、
郵便事務
の中のすべての
業務
を
運行
、所管いたしておる次第であります。しかしながら
郵便業務
の中には、御
承知
の
通りひとり逓送
の
業務
ばかりではないわけでありまして、
郵便
の取集め、あるいは
配達
、その他
郵便事業
全体の一貫したところの
関連性
があるわけでありまして、
ひとり逓送業務事業
を切り離して
運行
するということは、
郵便事業運行
の根本の基礎に触れる問題でありますので、私
ども
としましては慎重に研究をしなければならぬ問題と存じておる次第であります。現在の
郵政省
の
機構
の建前からいたしまして、また
郵便事業
の本来の
業務
の内容からいたしまして、はたして
逓送業務
のみを、
集配
その他の
業務
と切り離した
機構
をも
つて
運営することが、はたして妥当かどうかということは、多大の疑問を持
つて
おるのであります。以上の
考え
でありますので、あしからず御
了承
のほどお願い申し上げたいと思います。 —————————————
石原登
9
○
石原委員長
次に
日程
第一五、
川内
村
小川字下小川
に無
集配郵便局設置
の
請願
、
飯塚定輔
君
紹介
、第一一七五号を
議題
といたします。
紹介者
の
説明
を求めます。
飯塚定輔
君。
飯塚定輔
10
○
飯塚定輔
君 この
川内
村は、
請願
の書類にも詳細に述べてありますから、きわめて簡単に
設置
していただきたいということだけをお願申し上げて、
説明
を省略いたしますが、この
川内
村は人口四千八百以上もありまして、
部落
も非常に大きくかわれております。現在の
郵便局
に参りますのには、村の中でも非常に
距離
の遠い
部落
が多いのでありまして、その点十分御考慮くださいまして、ぜひ本年度内に
特定局
を
設置
していただきたいというお願いでございます。村の
事情
を十分御賢察の上ぜひ
実現
さしていただきたいと思います。 —————————————
石原登
11
○
石原委員長
次に
日程
二六、
睦合
村に
郵便局設置
の
請願
、
飯塚定輔
君
紹介
、第一六八三号を
議題
といたします。
紹介
、の
説明
を求めます。
飯塚定輔
君。
飯塚定輔
12
○
飯塚定輔
君 この
睦合
村も、ただいまの
請願
と同じように非常に範囲の広い村でございますが、現在まで
郵便局
はないので、隣の植田村の
郵便局
を
利用
しておる
実情
であります。どうぞその点も御考慮くださいまして、この
睦合
村に対しても二十五年度において
特定局
を
設置
していただきたいという
請願
でありますから、
実情
をよく調査の上、
実現
していただきたいと思います。 —————————————
石原登
13
○
石原委員長
次に
日程
三〇、
内小友郵便局
に
集配事務開始
の
請願
、
飯塚定輔
君
紹介
、第二〇八七号を
議題
といたします。
紹介者
の
説明
を求めます。
飯塚定輔
君。
飯塚定輔
14
○
飯塚定輔
君 この
内小友
村は——どうも私の県の村は非常に地域の広い村が多いのでありまして、特に
内小友
村は、村であ
つて
もその村の中に
郵便事務
と申しますか、ただポストに手紙を入れるとか、そういうことであれば、どの
部落
でもできるようにな
つて
おりますけれ
ども
、
郵便貯金
あるいはその他の直接局を
利用
することは、この村では
集配
が行われておらないという
関係
から、よそへ行かなければならないような状態であります。この点御了察の上、できますならばぜひ
集配局
に
昇格
をしていただきたいと思います。
石原登
15
○
石原委員長
ただいま
議題
となりました三件につきまして、
政府
の所見をお伺いいたしたいと思います。
浦島喜久衞
16
○
浦島政府委員
御
請願
の三件のうちの二件につきましては、
郵便局
の
設置
をしてほしい、それから一件は、現在あります
郵便局
に
集配事務
を開始してほしいという御
請願
でございますが、
郵便局
の
設置
の中で、
川内
村の件につきましては、現在のところ
利用戸数
が比較的少く、
郵政省
で設けております
設置標準
に達しないきらいがありますので、
早急実現
は困難でありますが、
附近局
との
距離
が遠いようでありまして、
窓口事務
上御不便のことは十分考慮せられるわけであります。従いまして、
郵便局
でなくて
簡易郵便局設置方
につきましては、
可能性
があるようでありますので、さようなふうに考慮いたしたいと
考え
ております。もう
一つ
の
年鹿
郡
睦合
村の件につきましては、局を
設置
します
予定地
を
役場付近
といたしますときには、
附近局
との
距離
、または
利用
の
戸数等
から見まして、相当
設置
する価値があるように思われますが、何分
予算
あるいはまた
定員等
の
関係
で、早急に
実現
し得るかどうかということは、はつきりと申し上げられませんが、十分将来の
参考
にいたしたいと思うのであります。しかしながらなお早急に
設置方
を御要望でございますれば、別途
簡易郵便局制度
というものがございますので、これは比較的
予算等
の制約も受けませんので、この
簡易郵便局
につきましては、
実現
の
可能性
があるのではないかというふうに
考え
ておる次第でございます。 それからもう一点、
内小友郵便局
に
集配事務
を開始してほしいという御
請願
でございますが、現在
内小友局
は
大曲局
の区内にな
つて
おるのでありまして、もし
内小友局
に
集配事務
を開始するといたしますれば、
大曲局内
の
内小友
村の一円をも
つて
、その
集配区画
といたさなければならぬのでありますが、比較的
集配
の
管轄区域
が小さくありまして、しかもまたこれを実施しますために、
郵便物
を
大曲局
との間に授受をいたします
逓送
上の
職員
が一名増員を要するということになりますので、現行の
定員事情
の
関係
からいたしまして、さしむき
実現
は困難のように
考え
ております。しかし御
請願
の
趣旨
はまことにごもつともな点もありますので、十分将来も計画上の
参考
にいたしたいと思
つて
おる次第でございます。 —————————————
石原登
17
○
石原委員長
日程
第二四、
矢上郵便局こ集配事務開始
の
請願
を
議題
にいたします。
紹介者
の
説明
を求めます。
山本利壽
君
山本利壽
18
○
山本利壽
君
島根
県邑智郡
矢上
町は、
広島
県と
島根
県との県境にあります
一つ
の町でありまして、
矢上県立高等学校
、
登記所
、
巡査部長署
、
家畜診療所
、
山陰合同銀行支店
、
総合授産所
、その他のいろいろな経済的、文化的な
機関
の
中心
でございます。従来
郵便物
の
取扱い
は、その
隣村
の
中野局
から
集配
していただいてお
つた
のでありますが、
矢上
は
町制
をしまして、あらゆる点についての
郵便物
が非常に激増いたしまして、現在では
郵便物取扱い数量
は、
昭和
二十四年度の
前半期
の統計によりますと、郡内で第三位であります。郡内と申しますと、三十
箇町村
ございまして、そのうちで
地方事務所等
のあります
川本
、もう
一つ
の町である粕淵、そうしてそれに次いでの
矢上
であります。この
中野郵便局
が
矢上
町と
中野
村と
井原
とを受持
つて
おりますが、その
郵便局
の
取扱い数量
の三分の二は
矢上
町のものなのであります。為替、
貯金取扱い数量
は郡内で第二位であります。電報の
取扱い
数最は郡内で第三位、
電話加入者数
は第二位、それから
電信機
の
設置
は
川本
町と
矢上
町の二つのみであります。その他あらゆる点につきましても、三十
箇町村
のうちで十八
集配局
があるのでありますが、どの局に比べましても、
矢上
町の
郵便局
の実績というものはすぐれておると
考え
るのであります。ところが現在
集配局
でありませんために、非常に困
つて
おります点は、毎日十一時ごろに
郵便物
を
中野局
から集めに来るのでありますが、各
学校
、
官庁等
では十一時以後に投函いたしましたものは、
一日中矢上
町の
郵便局
で眠
つて
おるのでありまして、翌日にな
つて
初めて
中野
から
集配
に来て、また
中野
村で一夜を過すのであります。そうしてその翌日にな
つて田所
村というところの局へ参りまして、それから初めてその他の
地方
に向
つて
参るのでありまして、
一つ
の
町制
をしきながら、
集配局
でないために、非常に遅配しておるのであります。この点を数年来非常に憂えまして、かれこれ十年くらい前から
矢上郵便局
を
集配局
にしていただきたいということを、
広島
の
郵政局
の方にお願いしておるのでありますが、問題は
中野局
との
距離
が二・六キロしかないという点であります。内規でありますか、規則でありますか、局の間が四キロということが、大体きま
つて
おるそうであります。その点に欠けるという
意味
で、今日まで
矢上
町の
郵便局
は
集配局
となることを許されていないのであります。ところでもし
矢上
町の
郵便局
が
集配局
になりますと、
中野
の
集配局
が困るかといえば、そうではありませんので、
中野
、
井原
との
郵便事務
を合せますと、郡内の他の
集配局
に比べて決して劣
つて
いないのであります。ところで
中野
の
郵便局
におきましても、
矢上
町の
郵便局
が
集配事務
を取扱うことについては
了解済み
でありまして、決して
反対
ではないのであります。そうしていろいろな点から申しまして、ぜひ
矢上
町の
郵便局
に
集配事務
を取扱うようにしていただきたいということが、今回の
請願
の
趣旨
でございます。何しろ初めに申しましたように、
中国山脈
の中ほどにおける非常に不便なところでありますので、この点は
委員各位
が十分御賢察いただきまして、
矢上局
に
集配事務
を取扱わしていただきたい、そういうことをお願いする次第でございます。
石原登
19
○
石原委員長
本案に対して
政府
の
説明
を求めます。
浦島喜久衞
20
○
浦島政府委員
お答えいたします。御
請願
の御
趣旨
は、現在
中野郵便局区内
にな
つて
おります
矢上郵便局
に、
集配事務
を開始してけしいという
趣旨
のようでございまして、しかも
矢上局
の所在地は
矢上
町であ
つて
、
地況
も
地方
において相当いいところであるから、
集配事務
をぜひ開始してほしいという御
趣旨
のようでございまして、まことにごもつともな点でござい出すが、しかしこの
矢上局
に
集配事務
を開始するといたしますならば、現在の
中野局
から
矢上
町のみをも
つて
、その
管轄区域
にしなければならぬのでありますが、これが
集配
いたします
集配区域
が、相当
標準
までに達しないということ、また
一つ
はただいま
お話
がありました、現在の
中野局
との間の
距離
が近いために、
標準
が達しないという点におきまして、難点があるようでございます。しかしこの
矢上局町内
の
郵便
の
速達
を期するという点におきましては、私
ども
としましては異存がないわけでありまして、これにつきましては、もし早急に
集配事務
を開始することができなければ、あるいはこの本局、
中野局
との間の
距離
が近い次第でございますので、
配達度数等
を適宜考慮いたしまして、できるだ
げ郵便
の
速達
をはかる方途を講じておりますので、御
了承
を願いたいと存ずる次第であります。
山本利壽
21
○
山本利壽
君 ただいまの御
説明
につきまして、重ねておいするようで何でありますが、現在
町制
をしいておるところで
集配事務
のないということが、
町民全般
の非常に遺憾とするとこでありますし、
中野局
から分離いたしました場合には、
中野局
の方の
事務
が減るので、その人員を一人
矢上局
の方にまわしていただく。いろいろな点もございましようし、またもし
郵便局
の
庁舎そのもの
のいろいろな不備の点がございましたら、そのことに関しては十分に
町当局
におきまして、その設備を整えたいと
考え
ておりますので、この点はぜひひとつお許しを願いたい。重ねて懇願する次第であります。
石原登
22
○
石原委員長
何か質疑はありますか。
吉田安
23
○
吉田
(安)
委員
提案者
にお尋ねいたしますが、二日もかかるのですか。
山本利壽
24
○
山本利壽
君 今
矢上
の方では先ほど申しましたように、十一時以後に投函すると、それは必ず町で一晩を越さなければならぬのであります。それから
速達
、その他のものが隣の
中野局
まで来ておりましても、
いなか
のことでありますから、それは
配達
しませんから、それで非常に困難するわけであります。
矢上郵便局
の
説明
によりますと、十一時以後に入
つた
ものは、あくる日の十一時にとりに来るのでありますが、すぐにとりに来て次の
田所
村に持
つて
行ければいいのでありますが、
いなか
のことで、あれこれするうちに、持
つて
来たときはすでに
隣村
への発送が済んでおる。また
隣村
で一晩とまらなければならぬ。私県議会の
議員
としても勤めてお
つた
ことがあるのでありますが、松江から
県会
の通知を私に送
つて
来ますのに、戦争直後のことではありますが、五日ないし一週間かか
つて
やつと手に入るというようなことで、すでに
委員会
や
会議
が
終つてしまつて
から私の手元につく。そういうような
実情
にありました。中央その他でお
考え
にな
つて
おるように、
プラン通り
にちやんと何日に行くということは、
いなか
ではなかなか参らぬのです。そのために非常に困難をするわけであります。
浦島喜久衞
25
○
浦島政府委員
矢上
町は町であるのに、町に
集配局
がないのはまことに遺憾であるという
お話
でありますが、まことにお気持といたしましては、私
ども
といたしましておわかりするのでございますけれ
ども
、何分
集配局
、いわゆる
郵便局
の
集配事務管轄区域
というものは、必ずしも行政区と一致しないわけでありまして、全国的にやつ
ぱりかようなおかしな点
も起るわけでございますが、どうしましてもやはり
矢上
町が町であるからということで
集配
しますと、その
管轄区域
の広さからいたしまして、現在の
中野局
の方をこちらへ転換すれば、
矢上
町に
集配局
ができるというわけになりますが、しかし現在
区域
内の
中心
からいたしまして、やはり
中野局
が
中心
にな
つて
おります。
矢上局
は多少
区域
内の一方に偏しておりますので、
集配
上の不便な点があるわけで、
矢上
町は
町制
をしきながら、その
集配事務
は
中野局
の方に置かれておるものと
考え
ておる次第であります。この点はあしからず御
了承
願いたいと存じます。 なお
お話
の十一時でに投函された
郵便
が、一旦
中野局
に行くために、翌日
配達
になるという
お話
でございまするが、これはどうしましても局の
集配
施設の建前上、一旦
集配局
に持
つて
行かれるがために、その間の
集配局
の二号便の
配達
に間に合わない場合には、どうしても翌日に持ち越されるという懸念性があるわけであります。もしこれが
矢上局
が
集配事務
を開始しますと、それではただちに全部当日
配達
になるかといいますと、それはほとんど十一時ごろまでに取扱うものは、多分午後の二号便に間に合うかと思いますけれ
ども
、現在
集配
度数は、市内地は二度であ
つて
、市外地は一度といたしております。従いまして
矢上
町全部が二度に
配達
されるかどうか。この点は市外地では二度にならないわけであります。どうしましてもやはり一部は翌日まわしになる。これは現在の
集配
施設の建前上、やむを得ない
一つ
の不便があるかと
考え
ておる次第でございます。従いまして、先ほど申し上げましたように、
矢上
町の中の、特に
地況
のいいところだけを
中野局
の
集配
上の市内地にするか、あるいは
配達
度数を二回にするということにいたしますれば、ある程度の通信の
速達
も期せられるのではないかと存じておる次第でございます。十分にこれらの点を研究いたしまして、将来できるだけ考慮いたしたいと存じておる次第でございます。
石原登
26
○
石原委員長
これより
請願日程
第八を除いた
請願
全部について採決いたします。
請願日程
第一、第四ないし第七、第一五ないし第一八、第二一ないし第二三、第二五ないし第二八、第三一ないし第三三及び第三五ないし第四二の各
請願
は、議院の
会議
に付してこれを採決すべきものと決するに御
異議
ありませんか。
石原登
27
○
石原委員長
御
異議
なしと認めまして、さよう決定いたします。 なおただいまの
日程
第二四につきましては、さらに
政府
において
実情
を調査いたしまして、善処していただくことにいたしたいと思います。 なお採決の上はこれを内閣に送付すべきものと決するに御
異議
ありませんか。
石原登
28
○
石原委員長
御
異議
なしと認めまして、さよう決定いたします。 さらに残余の
請願日程
は、都合によりまして延期いたします。 なお各
請願
の報告書の作成に関しましては、
委員長
に御一任願いたいと思いますが、御
異議
ありませんか。
石原登
29
○
石原委員長
御
異議
なしと認めまして、さよう決定いたします。
石原登
30
○
石原委員長
次に
陳情書
の
審査
に入るのでありますが、
文書表
によりましてその内容は十分御
承知
のことと思いますし、すでに
審査
いたしました
請願
と同様
趣旨
でございますので、これを
了承
することにいたしたいと思いますが、御
異議
ございませんか。
石原登
31
○
石原委員長
御
異議
なしと認めまして、
陳情書
はこれを
委員会
において
了承
することにいたします。 なお会期はあと数日残
つて
おりまするが、緊急の問題があ
つた
らさらに開会することにいたしまして、本日をも
つて
一応第七国会の
委員会
を終了いたしたいと存じます。 この際、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。長い間
委員
の各位におかれましては、非常に熱心に御審議いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
委員長
がきわめてふなれでございまして、皆様の議事御
審査
にたいへんごめいわくをおかけ申し上げまして、申訳ないと存じておりまするが、皆様方の御協力をいただきまして、つつがなく本国会を一応終了できますようになりましたことを、心から感謝を申し上げる次第でございます。どうか今後ともよろしく御援助を切にお願い申し上げます。 それでは本日はこれにて散会をいたします。 午後二時十二分散会