○
米窪委員 どうも
長官の御
回答では少しあいまいで、ふに落ちませんけれ
ども、
江崎君から時間をお借りしている
関係で先へ急ぎますから、その
程度にて次の機会に譲ります。
そこで三十
七條ですが、この点は先ほど
江崎君からも御
質問があ
つたのですが、私も同じようなことを聞いているのです。そういうたくさんな金額が
船主協会から出されたかどうか知りませんが、また
船主の方ではだれがサゼスチョンを與えたか知りませんが、
アメリカでは
オート・アラームを
使つて、これによ
つて従事員を減らしている。すなわち機械万能で、これによ
つて従事員の定員、あるいは執務時間を補
つているということを聞いております。聞くところによりますと、
アメリカの
オート・アラームと、従来
日本で使
つた日本製の
オート・アラームとは、問題にするほど価値のない不完全なものでありますが、
アメリカの
オート・アラームといえ
ども、たとえば空電、雷とか、いなずまとかいうものが盛んに起る場合には、これが鳴り出す場合があるのであります。この
オート・アラームは中波で動くのでありまして、SOSのコール・サインがまず最初に出た場合に、これが
オート・アラームに感じて、それによ
つて執務時間外においても聽守員がSOSを聞くということになるのであります。但しこれはSOSの場合だけであ
つて、その他緊急なる
通信は、
オート・アラームでは感じないということになる。しかしSOS以外においても、
相当船舶の安全を脅かすような場合が起るのでありますから、この点は私は当局としては、
船舶の航行安全という
意味から見て、
船主の方からそういう考え方をも
つて——先ほど
長官は、それは知らない、そういうことは自分としては知
つておらない。こう言われたのですが、
船主協会の方ではそれで万能であるというので、従事員を減らしてもよい。すなわち定員を減らしてもよいという考え方を持
つているようであります。この点はもう一ぺん御当局の
意見をお聞かせ願いたい。この点は
海上保安庁その他と御
連絡があ
つたかどうか。