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1950-02-03 第7回国会 衆議院 通商産業委員会 第5号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十五年二月三日(金曜日) 午前十一時二十五分
開議
出席委員
委員長代理
理事
神田
博君
理事
小金 義照君
理事
澁谷雄太郎
君
理事
村上 勇君
理事
有田 喜一君
理事
風早
八十二君
理事
永井 要造君
阿左美廣治
君 岩川
與助
君
江田斗米吉
君
門脇勝太郎
君 小西 英雄君 關内 正一君
高木吉之助
君 福田 一君 坂本
泰良
君
高橋清治郎
君 柳原 三郎君
河野
金昇
君
出席政府委員
通商産業政務次
官
宮幡
靖君 (
通商企業局
長)
通商産業事務官
石原
武夫君
委員外
の
出席者
専 門 員 谷崎 明君 専 門 員 大石 主計君 専 門 員 越田 清七君
—————————————
一月三十一日
産業復興公団法
の一部を改正する
法律案
(
内閣
提出
第一五号) 同月三十日 戰争による
転換工場
の復元に関する
請願
(
河野
金昇
君
紹介
)(第四六一号) 中国、ソ連邦、朝鮮三国との
貿易促進
に関する
請願
(
田島ひで
君外一名
紹介
)(第四六八号) 同(
早稲田柳右エ門
君
紹介
)(第四六九号) 山梨県に
纎維製品検査所支所設置
の
請願
(
樋貝
詮三君
紹介
)(第四九三号)
既設火力発電所
の全
負荷運転
に関する
請願
(石
野久男
君
紹介
)(第五〇八号) 同外二件(
伊藤憲一
君外三名
紹介
)(第五〇九 号) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の会議に付した事件
産業復興公団法
の一部を改正する
法律案
(
内閣
提出
第一五号)
—————————————
神田博
1
○
神田委員長代理
これより
通商産業委員会
を開会いたします。 前会に引続き私が
委員長
の職務を行います。 ただいまより去る一月三十一日に付託されました
内閣提出
の
産業復興公団法
の一部を改正する
法律案
を議題として
審査
に入ります。まず
政府
の
説明
を求めます。
宮幡通商産業政務次官
。
宮幡靖
2
○
宮幡政府委員
産業復興公団法
の一部を改正する
法律案
について
提案理由
を御
説明
いたします。
産業復興公団
は、同法第三條三項の規定により、その
運営資金
の借入れの道を
復興金融金庫
に限られていたのでありますが、御
承知
の
通り
、最近に至り
復興金融金庫
が、その貸出し
業務
を停止するに至りました結果、
産業復興公団
は新たに
運営資金
を借入れる道をとざされることとな
つたの
であります。しかるに本
年度
においては、
復興金融金庫
は、
産業復興公団
に対する
貸付金
についても、これを回收することとな
つて
おりますが、
産業復興公団
の
復興金融金庫
からの
借入金
は、その使途が固定化されて、ただちに回收することが困難なために、他に融資の
方法
を講じない限り、
返済
の道がないのであります。また
産業復興公団
の
昭和
二十五
年度
予算は、收入
総額
三十三億五千万円にな
つて
おり、年間を通じて見るときは十分にその
收支
は償うのでありますが、支拂い経費は、
価格差益金
の
納付引取物品代
の支拂い等が
上半期
中に集中される
見込み
でありますから、
收支
と
支出
との時期的な食い違いを生じて、
上半期
中には短期的な
運転資金
が不足となる
見込み
なのであります。
本案
は以上のごとく、今後
産業復興公団
が、
借入金
の
返済
または一時
運転資金
に充当するために、新たに
借入金
を必要とする
事態
が生じました際、
大蔵省預金部
より新たに
運営資金
を借入れる道を開かんとするものであります。 以上が
本案
を
提出
いたしました
理由
でありまして、何とぞすみやかに御審議の上、御協賛あらんことを希望いたします。
神田博
3
○
神田委員長代理
これにて
政府
の
説明
は終りました。引続き
質疑
に移ります。
風早
君。
風早八十二
4
○
風早委員
今回
産業復興公団法
の一部を改正する
法律
として、今
提案理由
の御
説明
を伺いまして、大体この
公団
の
出資関係
が今度は
預金部
から出るというような
お話
でありましたが、この際
産業復興公団
の
事業内容
につきまして、何か新しくつけ加わ
つて
来るものがあると思われるのでありますが、
復興公団
の現在及び今後の
事業内容
について、
政府
の方から御
説明
願いたいと思います。
石原武夫
5
○
石原
(武)
政府委員
ただいまの
お尋ね
にお答え申し上げます。
復興公団
の現在や
つて
おります
事業
につきましてはお手元に
資料
かあるかと存じますので、それをごらん願いたいと思いますが、それにつきまして
簡單
に御
説明
を申し上げたいと思います。
業務
といたしましては、
産業復興公団
といたしまして
産業設備
、または
資材
の整備、
活用
ということが主たる目的にな
つて
おりまして、大きくわけまして、
設備
の
関係
と、それから
資材
の
関係
の二つの
仕事
にわかれております。
産業設備
の
関係
につきましては、
公団創設
以来
計画
をいたしまして、経本長官の
認可
を受けましたものは、
資料
にございますように七十件でございまして、その中で
工事
がすでに
完成
しておるものが二十九件、未
完成
のものが七件、かようにな
つて
おりまして、その七十件との差額の三十四件は、これは
戰時中
ございました
産業設備営団
の
遊休工場
の
活用計画
ということにな
つて
おりましたのでございますが、これは
戰時中
のものの引継ぎでありましたという
事情
もございまして、これは
認可
になりませんで、ただ
計画
として一応計上されておるにとどまつたわけでございます。それでその他のすでに
完成
しております二十九件及び今
建設
中の七件を合せました三十六件につきましては、その
資金
の
状況
は、現在までに約九億七百万円の
支出
をしておるわけであります。
あと
未
完成
のものもございますが、これは二十四
年度
中にほとんど
完成
する
予定
でございまして、
金額
としては
あと
四、五千万円の
金額
で、全部
完成
するという
予定
にあるのでございます。
完成
いたしました
設備
につきましては、すでに二十八件は貸しつけております。一件は現在その
手続
中でございます。その他のものにつきましては、近く
完成
次第貸つける
予定
にな
つて
おります。 その次に
資材関係
でございますが、同
公団
といたしましては、いわゆる
隠退蔵物資
でございますとか、過
剩在庫物資等
の
買上げ
をや
つて
参
つて
おるのでございますが、それ以外、いわゆる
政府
の
委託
を受けまして、いろいろ
資材関係
の
業務
をいたしております。従来の
経過
をそこに
簡單
に書いてございますが、
公団発足
以来昨年の九月末までの
取扱い状況
は、
受入総額
が七十二億七千百余万円、売
渡し総額
が五十八億四千八百余万円、
差引在庫
は十四億二千三百余万円ということにな
つて
おります。この
金額
は
復興公団
か受入れました
簿価
によ
つて
おるのでありまして、売
渡し価格
五十八億四千八百万円と申しますのは、
公団
の記帳しております
価格
で、ここに計上してございますので、実際売りました
金額
は、
受入れ価格
よりも高く売れておるものが
相当
ございますので、これよりも多いということになりますが、
在庫
の計算をいたします
関係
上その数字を一応とつたわけであります。九月末で十四億二千三百万円が、現在残
つて
おるということでございます。これは
公団
がみずから受入れ、あるいは
売渡し
をしている本来の
業務
でございまして、
政府
から
委託
を受けてや
つて
おりますものは、次に書いてございますように、本
年度
として
兵器処理
の
関係
が約四億四千八百万円、運輸省の持
つて
おりました
特殊物件
を
委託
を受けて
処理
をいたしておりますのが、一億六千三百万円、
不正保有物資特別会計
の代行としてや
つて
おりますのが八億七千万円、これくらいの
事業量
となる
予定
でございます。それの
関係
の
資金
といたしましては
資本金
がございますが、そのほか主として
復興金融金庫
からの
借入金
によ
つて
、現在までまかな
つて
参りました。その
総額
九月末現在
借入残高
は、八億九千五百万円余にな
つて
おるわけであります。今後の問題につきましては、
建設関係
の
仕事
につきましては、
関係方面
の意向もございまして、新しいものは一応やらぬことにな
つて
おりまして、従来
建設
に手をつけましたものを至急に
完成
し、それを貸しつけるということにいたしておりまして、来
年度
におきましては新規の
建設工事
は、
計画
をいたしておりません。
資材関係
につきましては、現在
相当
の
手持資材
があるわけですが、これはできるだけ早く
活用
したいということからいたしまして、目標といたしましては二十五
年度
内には全部できるだけ
処理
したいということに
計画
をいたしまして、現在具体的な
計画
を作成中でございまして、おおむね二十五
年度
中に、現在持
つて
おります
資材
は、大体処分ができるというふうに
考え
ております。ただ
復興公団
が持
つて
おります
資材
の中には、御
承知
のように
銅等
は山元にございまする
滯貨
を一時買
つて
おりますので、これらは
買上げ
ました趣旨から見まして、今
年度
中にはそれを売りさばくような、
一般
的な
状況
になるかどうかという点を、考慮しなければならないと思いますので、それらの点につきましては、今後の
情勢
次第で、必ずしも二十五
年度
中に全部売り拂うということは、困難ではないかと思いますが、それは今後の
情勢
によ
つて
や
つて
参りたい、かように
考え
ております。それ以外につきましては、
公団
の
業務
はできるだけ早く
清算
の方へ持
つて
行くという
一般
の
方針
に従いまして、今のところはこの
公団
の新しい
業務
は
計画
はしてございません。
風早八十二
6
○
風早委員
伝えられるところによりますと、この
緊急物資
と言いますか
潜在物資
と言いますか、ストツク・パイルの問題にも関連するのですが、新しいこういう
滯貨
の
備蓄関係
につきまして、
産業復興公団
がこれを大体担当するという話も聞いておりますが、そういつたことについての
見通し
を伺いたいと思います。
宮幡靖
7
○
宮幡政府委員
ただいまの
風早委員
の
お尋ね
でありますが、私
ども
といたしましても、さような下馬評的のことを聞かぬわけでもありませんが、
通産省
としましては、ただいまのところその問題に触れておりません。またさような時期になりましたら、あらためて
お話
を申し上げたい、かように
考え
ております。
風早八十二
8
○
風早委員
もう一度念のために伺いますが、
産業復興公団
としては、現在及び近い将来には、このナシヨナル・ストツク・パイルの問題には
関係
ないというふうに
伺つて
いいわけですか、その点を
次官
に聞いておきたいと思います。
宮幡靖
9
○
宮幡政府委員
ただいまのところは、
関係
あるとも
関係
ないとも申し上げかねる
状況
でございますから、どうか御了承願いたいと思います。
風早八十二
10
○
風早委員
この点については
新聞紙上
にもいろいろ出ております。今下馬評という
お話
がありましたが、大体今まで
新聞紙
に出ることは、その後になりまして、大体においてそういう問題が実際に出て来ております。これは火のない所に煙は立たないのであ
つて
、やはりその
見通し
として、そういう
仕事
をこれから担当せられるということが、どうとも言えないということは変だと思います。これはもう少しはつきりと、その辺の
事情
を話してもら
つて
も、いいんじやないかと思います。
宮幡靖
11
○
宮幡政府委員
事情
のわか
つて
おりますことを今ここで隠し立てをいたすという
意味
ではありません。さらにもつと突つこんで申し上げますと、現在の段階のことは申し上げる材料がないので、そう申し上げたのであります。その
言葉
が、あるいは誤解を招くもとにな
つて
もいかぬと思います。ただいまの
風早委員
の御
意見
は、ただいまのところは、いわゆる
国会議員
としてのお
立場
から、警告的な御
意見
と拝聽いたしまして、そういう問題に触れて参りましたならば、
政府当局
から進んで
発言
を求めまして、御釈明申し上げることにいたしたい、かように思
つて
おります。
風早八十二
12
○
風早委員
今日はこの問題については、これ以上伺わないことにいたしますが、この備蓄問題は、将来非常に大きな問題にな
つて
来ると
考え
ますので、その際にあらためて質問いたしたいと思います。 今日突然出て来ました問題として、
産業復興公団
の
従業員組合
に対しまして、
相当
多数の非常に乱暴な
首切り
が発表せられておるのであります。われわれ
通産関係
の
国会議員
といたしましても、この
産業復興公団
の今後の
業務
の
運営
ということについては、十分な関心を持
つて
おるわけであります。この際に
産業復興公団
の
組合員たち
に対する今回の
首切り
というものは、われわれが見ましても、はなはだ不当きわまるもののように見えるのでありますが、これについて一応の御
説明
を願いたいと思います。
宮幡靖
13
○
宮幡政府委員
産業復興公団
は、ただいま
企業局長
から申し上げましたように、ただいまのところは新しい
仕事
をやろうという
計画
を持
つて
おりませんので、その点から見ますと、
業務
は順次縮小されて行くということが、
考え
られるわけであります。従いましてこれに伴います
人員整理等
の起ることは、想像せられるところであります。ただいま御
指摘
の不当な
首切り
という問題は、元来
公団
の性質から申しまして、
総裁
にそれらの
人事等
は一任してございます。はなはだ申訳ないようでありますが、
総裁
からいまだ何らの御相談も
報告
も受けておりません。ただいまの御
発言
に基いて、
総裁
につきまして
十分取調べ
の上、適当の
機会
にあらためて省としての御
意見
を申し上げたい、かように思
つて
おります。
風早八十二
14
○
風早委員
政務次官
がこれの
報告
を受けておらないというのは、妙だと思うのですが、二月一日にこれはや
つて
おるわけでありまして、その際にも
人員整理
の
理由
というものは、上が
つて
おらない。
職場秩序
の確立であるとか、
合理化
であるとかいうことを名目にしておるのでありまして、しかもその
実情
をわれわれが
組合
の方から聞いておりましても、全然そういつた事実はないという話であります。全
組合員
が
組合大会
を持つなり、あるいは
職場大会
を持つなりして、今非常に憤激しておる問題でありまして、これを
政務次官
が御存じないというのは、非常にどうかと思うのであります。
高梨総裁
を呼ばれるなり、あるいは
総務局長
を呼ばれるなりして、さつそくその点についての御
答弁
を願いたいと思います。
宮幡靖
15
○
宮幡政府委員
ちよつと申し上げますが、
総裁
の方から
報告
のないことは事実でありまして、それを知らぬことがいかぬということでありますれば、これはまた格別な見方になります。但しただいまおつしやるように、
人員整理
というのではなく、不明の
理由
がある、あるいは
職場規律云々
という
お話
もありましたが、さような
意味
におきまして、もし不当なものがありますれば、私よりも深く御理解をその
方面
に持たれ、十分御活動の分野を開かれております
風早委員
の御
承知
の
通り
、人事院においてしかるべく
救済
の
方法
もあろうかと思いますが、その点については本日は触れません。御
意見
によりまして、
報告
を至急とりまして、一応善意な検討をしてみたい。かように
考え
ております。
風早八十二
16
○
風早委員
政務次官
が
報告
がないということから、今日の御
答弁
を回避されるということは、これははなはだ問題だと思うのです。事実は起
つて
おり、だれも知
つて
おることでありまして、
次官
もおそらく事実は知
つて
おられることと思います。この十九名の
首切り
がいかに
内容
から見ましても、一方的な暴圧的な
首切り
であるかということは、事実をここで公表すれば明らかであると
考え
るのでありまして、その点で
報告
を一応抜きにしまして、
政務次官
の積極的な御
見解
をぜひ伺いたいのです。その上でわれわれの質問を続けたいと思います。
宮幡靖
17
○
宮幡政府委員
この点は
風早委員
の順序立つた御
議論
として一応ごもつともだと思いますが、
報告
のないことは事実でありまして、従いまして御
意見
を承りました以上、
総務局長
と申しますか
網裁
と申しますか、ただいま御
指摘
がありましたから、とにかく
報告
をとりまして、よく調べてみたいと思いますが、そういう
報告
がないからという前提のもとに、十九名の
方々
を
整理
いたしたことが非常に不当であり、彈圧的なものであるということを断定するものではないと
考え
ております。なおくどいようでありますが、もしさようなことがあつたとするならば、
救済手続
もあることでありますから、特に
公団
、官庁の職員の
方々
は
りつぱな徳性
をお持ちにな
つて
おる
方々
が多いのであります。従いましてそういう点において自己の
立場
を守るに、十分な
立場
にあろうかと思
つて
おります。とにかく
実情
を調べさせていただく間、この問題についての決定的な御
意見
は申し上げられないことを、特に御了承いただきたいと思うのであります。
門脇勝太郎
18
○
門脇委員
私、少し遅刻しましたので、せつかく
政府
から
説明
がありましたことを拜聽しておりませんので、あるいはその点多少行き違いがあるかとも思いますが、一応この
機会
にお伺いいたしたいと思います。この
産業復興公団
は、大体
性格
的に戰後におけるところの
一つ
の
暫定的施設
であると、私は
考え
ております。
従つて漸次復興
も緒につき、ことに最近大体
物資
の統制が解除されまして、ほとんどとも
言つて
いいくらいに、
自由経済
に復帰されつつありまするからして、
従つて
このような
仕事
は、今後
民間
において十分に
処理
し得る、こうも
考え
るのでありますが、
政府
は大体この
施設
を将来どういうような
方針
によ
つて
、存続せしむべく
考え
ておられるか。それらのことをお伺いいたしたいと思います。
宮幡靖
19
○
宮幡政府委員
御
指摘
のような
公団
の
性格
から申しまして、恒久的にこれを存置しようなどという
考え
は持
つて
おりません。ただいままだ
在庫品
も二十五
年度
へ繰越しされるものが、大体十三億程度あります。
政府
の
委託物資
の
処理等
もございますので、ここで期限を明示いたしまして、いつやめるということは申し上げかねますけれ
ども
、恒久的に存置すべきものでないということだけは、
考え
ておることをお答えいたします。
門脇勝太郎
20
○
門脇委員
すでに
農林省方面
においては、その
関係
の三
公団
のごときものは、近く廃止されるということに大体
予定
されまして、もうすでにそういつた
内容
が、
新聞紙上等
を通じて公表されておりますが、大体こういう
施設
は一時の便法でありますからして、従来はやむを得なか
つたの
でありますが、すみやかに
民間
の方に移譲さるべき
筋合い
のものと
考え
ます。これらに対して
通産省当局
が今も
つて
いつごろやめるかという
見通し
が立たぬというような不
勉強
なことではいかぬと思うのです。もつと積極的に具体的に、これに対する将来観を御
説明
願いたいと思います。
宮幡靖
21
○
宮幡政府委員
別に御
議論
に対して
答弁
をいたす必要を認めないものだと思いますが、お
考え
が不
勉強
だということであれば、これはその御
言葉
の
通り
すなおに了承いたします。しかしながら今御
指摘
の
農林
三
公団
と、この
復興公団
とを
同一視
をせられる御
見解
においては、少くとも敬意を表しがたいのであります。
農林
三
公団
と対照して、お
考え
くださるものは
貿易公団
であります。
貿易公団
の
処理
につきましてはすでに
閣議決定
もしまして、その終末を明らかにされておるのであります。しかしこの
復興公団
は、その
性格
上ただいまいつと時期を切ることはできない。また
公団
それ自体の性根は恒久的のものではない。こう申し上げることにおいて
通産省
といたしまして手落ちがあるとか、あるいはその他の点につきましての御非難をこうむるべき
筋合い
のものでは決してない、かように
考え
ておることをぜひ御了承いただきたいのであります。
門脇勝太郎
22
○
門脇委員
私はこの
産業復興公団
の現在の
事業
の
内容等
も、
相当
に心得えておるのでありますが、大体こういつたような程度の
仕事
は、いろいろな角度から見まして、もう
民間
でできるのではないかということを、私は感じるのであります。これに対する
政府
の御
見解
を承りたいと思います。
神田博
23
○
神田委員長代理
答弁
がないそうであります。
門脇勝太郎
24
○
門脇委員
企業局長
から御
答弁
がないのですか。
神田博
25
○
神田委員長代理
御
意見
だから
答弁
しないと
言つて
おりますが、ほかに御質問ありませんか。
門脇勝太郎
26
○
門脇委員
意見
といわれますが、
政府
はその
内容
において、
民間
でできない点があるならばあるように、すなおに御
説明
にな
つて
いいのではないかと思います。それを
意見
だからとい
つて
拒否されるのは、よろしくないと思います。私の
見解
では今日では、ほとんど
民間
でこういう
事業
は代行し得ると
考え
るのでありますが、でき得ないという点があれば、それを親切に
答弁
されることが、すなおでよいのではないか。そういう対立的な観念をも
つて
やられることは、よろしくないと思う。
宮幡靖
27
○
宮幡政府委員
別に対立的でも何でもなくて、結局
門脇委員
の仰せられるのは、
民間
でできるのではないかという御
意見
だと承
つたの
であります。この席におきまして
民間
であなたが行けるとお
考え
にな
つて
も、かくかくの
理由
で、これは
民間
へ行けないのだという反駁的な、御弁明をする必要がないと
思つたの
でありますので、その点はよく御了解をいただきたいのであります。およそ
公団等
の大
整理
を実施して行く
過程
においては、ただちに
民間
に移行でき得るものでないと、私
ども
は一応
考え
ております。
経過過程
としましては、
通産省
の
一つ
の機構の中に一応吸收いたしまして、いろいろの
情勢
の
変化
につれまして、御
指摘
のような
民間経営
に移すことが是なりという
事態
が参りましたならば、これを移して参るべきだと思います。おそらくこれを
民間経営
に移してよろしいような
事態
が生れたとするならば、これはその時代の大きな
変化
でありまして、
民間
においてもかようなことは団体的な、企業的な価値をも
つて
やるべき
事業
でなくな
つて
来るであろうと、ただいまは見ておるわけであります。どうぞそういうわけでありますから、ただちにこれを民営に移す、すべてのものを
拂下げ
て持たしてや
つて
、
賃貸契約
も承継したら行けるではないかという
一般事業会社
の
清算
や、
権利義務
の承継と同じように
考え
ることは、どうかと思
つて
おるのが、ただいまの状態であります。
門脇勝太郎
28
○
門脇委員
しからば大体論として、いつごろまで存続させるという大きな
見通し
は立たないわけですか。
宮幡靖
29
○
宮幡政府委員
その点につきましては研究いたしまして、次の
機会
にお答えいたします。
神田博
30
○
神田委員長代理
ほかに御
質疑
はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
神田博
31
○
神田委員長代理
速記
をやめて。 〔
速記中止
〕
神田博
32
○
神田委員長代理
速記
を始めてください。 本日はこれにて散会いたします。
次会
は公報をも
つて
お知らせいたします。 午後零時八分散会