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1949-12-20 第7回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十二月二十日(火曜日)     午前十一時六分開議  出席委員    委員長 中島 守利君    理事 大泉 寛三君 理事 川西  清君    理事 川本 末治君 理事 菅家 喜六君    理事 野村專太郎君 理事 久保田鶴松君    理事 藤田 義光君 理事 田中  豊君       生田 和平君    河原伊三郎君       淵上房太郎君    龍野喜一郎君       大矢 省三君    床次 徳二君       池田 峯雄君    井出一太郎君  出席政府委員         地方自治政務次         官       小野  哲君  委員外出席者         専  門  員 有松  昇君         専  門  員 長橋 茂男君 十二月十三日  委員谷口善太郎辞任につき、その補欠として  池田峯雄君が議長指名委員に選任された。 同月十四日  委員井出一太郎辞任につき、その補欠として  内藤友明君が議長指名委員に選任された。 同月十五日  委員内藤友明辞任につき、その補欠として井  出一太郎君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 十二月十五日  地方自治法の一部を改正する法律案内閣提出  第三号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  国政調査承認要求に関する件  委員派遣承認申請に関する件  小委員会設置の件  地方自治法の一部を改正する法律案内閣提出  第三号)     —————————————
  2. 中島守利

    中島委員長 これより会議を開きます。  この際ごあいさつを申し上げます。本日は第七国会における初めての地方行政委員会であります。今国会における当委員会任務は、まことに重大であると私は考えております。地方公務員法の制定並びに地方税法財政法等画期的改正案を、ここに審議しなければならない立場であります。国民大衆がこれに対して非常に深い関心を持つておる問題であります。これらを適当にあんばいしまして、国家国民の福祉の増進になるような法案に完結いたしますのは、私ども委員任務であります。この任務重大性を考えまと、まことに戰慄いたすような気分がいたすのであります。しかしながらわれわれ国民を代表して立ちました以上は、どうか完全なる法案に仕上げてみたいと思います。なおこれに伴いまして各種の法案が提案されるものと私は考えております。  不肖委員長の重責を汚しましてまことに非才無能であります。ただひとえに諸君の御厚情に頼るほかないのであります。それからただいま申し上げましたような、重大な時期でありますし、また委員長が無能でありますので、ひとえに諸君の御援助と御指導をお願いする次第であります。開会にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます(拍手)     ————————————— 中島委員長 本日の日程は、国政調査承認要求の件及び地方自治法の一部改正する法律案の二件であります。  まず国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。本委員会におきましては、前国会においても本委員会の重要なる使命にかんがみ、また委員会活動を便ならしめるため、議長承認を得て、地方自治地方財政警察及び消防等に関する国政調査をいたして参つたのでありますが、今国会においても衆議院規則第九十四条により議長承認を得たいと思いますが、まず調査する事項といたしましては、地方自治地方財政警察制度消防制度及び選挙に関する事項調査目的としましては、地方自治地方財政警察制度消防制度及び選挙に関する法律改正及び立案等であります。調査の方法としては関係方面より説明聴取並びに参考資料要求及び小委員会設置等であります。調査期間は本会期中であります。以上といたしまして国政調査承認要求書議長に提出いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 中島委員長 御異議なしと認め、さように決します。     —————————————
  3. 中島守利

    中島委員長 次に去る十五日本委員会に付託されました地方自治法の一部を改正する法律案内閣提出第三号を議題といたします。  これにつきましては前国会において本委員会に付託され、審議を終了するに至らなかつたのであります。地方自治法の一部を改正する法律の内容は、前第六回国会に提出されたものと、第七国会に提出されたものとはまつたく同一であります。そういう次第でありますから、この際本法案に対する提案理由説明を聽取することを省略いたしまして、前第六国会において政府説明いたしました提案理由を、そのまま継承したいと考えますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 中島守利

    中島委員長 さように決します。  次に第六国会において本法案に対する質疑応答がされたのであります。この質疑応答は第七国会の本委員会においてこれを継承いたしたいと考えます。但し、ただいま申し上げました提案理由説明並びに質疑応答に対する問題は、左のように私は考えておつてもらいたいと思います。提案理由説明委員諸君の間において必要があれば討論に入らない以前においては、何どきたりとも要求することができるという点であります。質疑応答に対しては前国会において質疑応答された分に対し、修正、取消しあるいはさらにこれに対して再質問をすると同趣旨において、それは随意であり、これに向つて干渉するものではないということを、この際声明しておきたいと思うのであります。この意味合いにおきまして、第六国会における政府提案理由説明並びに本委員諸君質疑応答されました事項を、そのまま継承いたしたいと考えております。これに対して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 中島守利

    中島委員長 御異議がなければさように決します。  次に第六国会において本法案に対する修正事項として、第一点は議会の事務局の設置問題・第二点は市長に対する解散後における信任、不信任の議決の事項であります。第三にはいわゆる戦時中に合併されました市町村の分村問題であります。この三件を大体委員会了承事項といたしまして、委員長がこれに対する修正の進行をいたしておつた次第であります。しかしこれは表決をこれによつて拘束するものでないということを申し上げておくものであります。その修正の三点の事項に対しては、前回同様にこれを進行することに対して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 中島守利

    中島委員長 御異議なければさよう決します。     —————————————
  7. 中島守利

    中島委員長 なおこの際お諮りいたしますが、本日の日程を追加いたしまして、委員派遣承認申請の件及び小委員会設置の件を議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 中島守利

    中島委員長 御異議なしと認めてさよう決します。  それではまず委員派遣承認申請の件についてお諮りいたします。順序として国政調査承認を得てから委員派遣し得ることになるのでありますが、種々の都合もありますので、国政調査承認を得ましたならば、委員長よりただちに衆議院規則第五十五条により委員派遣承認申請をいたしたいと思いますが、派遣目的委員氏名期間派遣地名その他手続等全部につきまして、委員長に御一任願いたいと考えますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 中島守利

    中島委員長 御異議なしと認めてさように決します。  次に小委員会設置の件でありますが、これも同様国政調査承認を得てからお諮りするのが順序でありますが、便宜国政調査承認を得たならばということでお諮りいたします。まず小委員会としましては消防に関する小委員会、これは大体前の第六国会において申し上げましたが、消防法改正その他消防に対しましては、相当に研究を要する点が多いと考えますので、小委員会を設けまして、これを研究していただきたいと考える次第であります。次は競犬法起草に関する小委員会、これは毎回の当委員会の問題になつておるのでありますが、日本の現状においては競犬法の必要ありと考えますゆえに、継承いたしまして競犬法起草に関する小委員会を設けたいと考えます。もう一つは特別市政に関する小委員会を設けたい。地方自治法が制定されまして、相当な期間になりますが、未だに特別市というものはないのであります。しかし必要でない法案であるならば、私は特別市を削除することが適当でないかと思う。もし必要ならば、特別市を私ども承認することが必要でないかと思うのであります。これについて本委員会は重大なる責任ありと、私は自覚するものであります。その意味におきまして小委員会を設けたいと思います。以上三つの小委員会を設けることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 中島守利

    中島委員長 御異議なければさよう決します。  次に小委員の数、氏名、小委員長、これらの選任は全部委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 中島守利

    中島委員長 御異議ありませんければさようにはからいます。委員長は公報をもつて御指名申し上げることにいたしたいと思います。  過般本委員会において露店の問題に対しまして、各派代表委員と総司令部ウイリアムズ国会政治課長に陳情申し上げたのでありますが、その際にいろいろ陳情申し上げた結論としまして、要点を書面にしたためて提出するようにという話でありました。これは言葉の延長ではありますが、書面にしたためまして、その書面皆様のお手元に配付いたしました書面でありますが、かような意味書面を出したいと思います。大体において委員長の名において提出いたしまするから、委員諸君の御承認を得ておきたいと考えますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 中島守利

    中島委員長 御異議ありませんから、さように決定いたします。——速記をやめていただきたい。     〔速記中止
  13. 中島守利

    中島委員長 それでは速記を始めてください。  ただいままでの懇談の結果を総合いたしますると、当委員会としましては、政府が今回行いました越冬資金を同じように地方公務員に対しても、給与いたしたいと考える意思が強硬であると申し上げてさしつかえないと思うのであります。しかるに地方自治体は非常に財政難に陥つておりますので、国と同じようなことを行うというのは、相当な困難があろうと考えます。この意味合いにおきまして、政府地方公務員であるという意味でなく国家奉仕者として同じように勤務しておる者であるから、同じように越冬資金を与えなければならぬという建前において、そしてこれらの資金を得るためには政府も自治体に対して十分な努力と援助をなすべきだ、こういうような御希望のように、私は委員会の空気を拝承するのであります。  さような意味合いから申しまして、当委員会はただいま委員長が申し上げました意味において、政府にこれを要望するということを委員長に御一任願われますれば、私がかわつて委員会を代表いだしまして、以上の趣旨を完徹するようにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  中島委員長 それでは大蔵大臣その他に連絡をとりまして、後刻委員長が会見することにいたします。しかしその際御都合がよろしかつたら理事諸君あるいは委員の方にも御同列を願えれば、なお幸いと思うのでございます。     —————————————
  14. 中島守利

    中島委員長 それでは委員派遣の問題でありますが、先ほど決定しました趣旨によりまして、どうか委員諸君は、各班に対して希望を申し出ていただきたい。何の班に行きたいということを、どうか委員長手元までなるべく早い機会において、御申出を願いたいと思います。  それでは本日の委員会はこれで散会いたしますが、今年はもう委員会を開くことはないと考えますので、どうか皆様もごきげんよう……(拍手)     午前十一時四十三分