○田中(織)
委員 これは私会談の内容そのものには触れない問題でありますけれ
ども、こうした類似の会合に
公務員が
出張する場合に、
国民の
負担によるところの国費から
支出されておる場合があろうと思うのです。こういう場合は明確にしなければならぬと思う。私が具体的に申し上げました湯河原会談の場合の
支出関係がどういうようにな
つておるかということは、調べて報告をしてもらいたい。これを
希望しておきます。
次にこの問題はおそらく出たことと思いますが、提案の理由
説明の中には、従来の
旅費規程の
基準は一昨年の七月に置いておりますが、その後における
鉄道運賃等の値上り、その他の
関係を考慮して
改訂せられるということであります。そういたしますと、これは今非常に重要な問題にな
つて、一応
予算にはそのままにな
つております
公務員の
給與ベースの全体的な
改訂との
関係において、これが立案策定せられたものかどうか。その点について何かそういう
公務員の
給與ベース
改訂は
政府の方針でやらない。
従つて実質賃金の俸給だとか、何らかの
意味において收入を確保するというような見地から、これを立案したものかどうか。今
公務員の
給與ベース全体の
改訂ということが、大きな政治問題にな
つておる矢先に、こういうものが出て来るということは、これはきわめて意義深いものがあると思うのです。その
意味でそういう
公務員の
給與全体の
改訂という観点から、この
法律が策定せられたものかどうか。この点についての御
説明を願いたい。