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1950-04-11 第7回国会 衆議院 大蔵委員会 第49号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年四月十一日(火曜日)     午後一時二十五分開議  出席委員    委員長 川野 芳滿君    理事 岡野 清豪君 理事 北澤 直吉君    理事 小峯 柳多君 理事 小山 長規君    理事 前尾繁三郎君 理事 川島 金次君    理事 内藤 友明君       甲木  保君    鹿野 彦吉君       佐久間 徹君    高間 松吉君       田中 啓一君    西村 直己君       三宅 則義君    宮腰 喜助君       竹村奈良一君    田島 ひで君       中村 寅太君  出席政府委員         大蔵政務次官  水田三喜男君  委員外出席者         專  門  員 椎木 文也君         專  門  員 黒田 久太君 四月十日  委員宮原幸三郎君辞任につき、その補欠として  宮幡靖君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 四月十日  関税法の一部を改正する法律案内閣提出第一  六三号) 同月十一日  国家公務員等の旅費に関する法律案内閣提出  第一六八号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  連合審査会開会に関する件  関税法の一部を改正する法律案内閣提出第一六  三号)     —————————————
  2. 川野芳滿

    川野委員長 これより会議を開きます。  議案審査に入ります前にお諮りいたしたいことがございます。それは連合審査会開会の件についてでありまするが、ただいま建設委員会において審査中の武員提出法案もすなわち熱海国際観光温泉文化都市建設法案、及び伊東国際観光温泉文化都市建設法案の両案につきましては、本委員会の所管にも関連がありますので、この際建設委員会に右両案について連合審査会開会申出をいたしておきたいと存じますが、この点御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 川野芳滿

    川野委員長 御異議がないようでございますから、さよう決定いたします。  なお開会の日特等につきましては、委員及び理事に御一任願いたいと思います。     —————————————
  4. 川野芳滿

    川野委員長 それでは、これより議案審査に入ります。まず昨十日本委員会に付託されました関税法の一部を改正する法律案議題として、政府の説明を求めます。水田政務次官
  5. 水田三喜男

    水田政府委員 たただいま議題となりました、関税法の一部を改正する法律案について、提出理由を御説明いたします。  今回改正しようといたしますのは、次の三点でありまして、その第一点は、昨年十二月法律第三百三十八号をもちまして、外国為替及び外国貿易管理法が施行され、これに伴い財産及び貨物輸出入取締りに関する政令が、今年六月三十日をもつて廃止されることとなつておりますが、この政令中に規定しております旅客の携帶品に関する事項につきましては、取締上これを存続させる必要がありますので、これを関税法に織り込み、所要條項を加えようとするものであります。  その第二点は、輸入免許前に貨物を引取る際の関税の担保は、現在では金銭のみに限られてしるのでありますが、これを拡張いたしまして国債等をも認め得るよう改正を行おうとするものであります。  その第三点は、近時密貿易事件が増加し、その質も漸次悪化しつつある情勢に対応するため、犯則事件調査処分及び罰則所要改正を行おうとするものであります。  それを少しく詳細に申し上げますと、第一に、輸入禁制品密輸入犯関税連脱犯、無免許輸出入犯等罰則について所要調整強化をはかるとともに、これらの犯則の予備及び未遂の処罰の点を明確にいたそうとするものであります。  第二に、従来不明確であつた密輸入または密輸出された犯則物件処分規定を明確化しようとするものであります。  第三には、犯則事件調査上の問題といたしまして、犯則嫌疑者または参考人の所持する物件、帳簿または書類等、本人か任意に提出したものを検査または領置することができる旨の規定を設けるとともに、最近の大規模な密輸事犯はほとんど夜間において行われるのが常態でありますので、裁判所の夜間執行許可状があれば、夜間における臨検、捜索または差押えができる旨の規定を設けましで、取締りの万全を期することといたしたいと思うのであります。  以上が本法律案提出いたしました理由であります。何とぞ御審議の上すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。
  6. 川野芳滿

    川野委員長 それでは本日はこの程度にして散会いたします。     午後一時三十分散会