○
三宅(則)
委員 今
酒井政府委員より御
答弁がありまして、私
ども力強く感ずる次第でありますが、ぜひその線に沿いまして選定せられんことを
希望いたします。第二番目にお伺いいたしたい
事柄は、
特別試験でありますが、
特別試験は御
承知の
通り長年
計理士をや
つておりました者が、
公認会計士たらんとして
試験を受けるのでございます。これにつきましては、過去の
実績から
考えてみますと、千名も千五百名もこれを受けましても、
合格率はほんの一〇%以内というような、割合にむずかしい
試験であると言われておるのであります。私は
試験の
構想に対しまして、
国会議員の一人とし、また一般の民心の意を解しまして申し上げるならば、一時間やあるいは一時間半でも
つて数問の
試験をするということになりますと、たいへん困難を感ずるのであります。といたしますならば、私は
国家公務員の
試験と同様に、ある程度まで時間をかけまして
試験を受けさせる。一時間かか
つても二時間かか
つても、三時間かか
つても完全にできるまでやらせる、こういう線を強く主張したいと思うのでありまして、この四月に行われます
特別試験には間に合わないかもしれませんが、将来はある程度まで時間を長く與えまして答えを書かせる、こういう点が
一つ、それからもう
一つの点は、今までは六
科目で六百点
満点としますと、今のところは一〇%の六十点しか
人物、
経験年数は加えられておりません。これはまことに
同情のないやり方であると
考えるのでありまして、二十年も三十年も職業につき、すでに年齢も五十を過ぎ、あるいは六十になんなんとする
人たちに対しましては、これはまことに申訳ないような
試験であると
考えるのであります。そういうような
意味合いにおきまして、
国会議員の一人としての
構想をここに申し上げますならば、六百点
満点のうちで、一
科目に対して六十点で三百六十点が
合格点といたしますならば、そのうちの半分、百八十点は
人物もしくは
経験年数を加味するようにしていただきたい。そうして
あとの百八十点をいわゆる筆記
試験なり、あるいはその他の
試験によ
つてこれをきめるというふうにいたしますならば、大体におきまして年をとりました者も、これに従いまして
合格点がある程度まで得られるのではないかと
考えるのでありますが、
政府からこれに対して
同情ある御
答弁を賜われば仕合せと思います。