○
木村(公)
委員 ちよつと
議事進行について……。はなはだ失礼ですが、
館長の御
答弁の前に、
ちよつと多出君の御
了解を得たいと思うのであります。私涜職のそしりを免れないのですが、欠席がちで卒然と
お話を承
つてもよくは
了解をしかねるのでありますが、特に
建築委員会の
予算を、
独立予算としておとりになることは、ひとり
多田君の御
希望のみならず
館長の御
希望でもあろうかと思うのであります。ところが
現実問題として金がないし、節約を各方面から要求されるから——けだしこれは私の
考え方でありますが、
主計局あたりで
館長に
お願いをして、当然
建築委員会の
予算というものは
図書館運営の
予算でなく、独立的に他の
予算として計上することが好ましいけ
ども、金がない現
段階である。ただちに
建築する
段階に入
つておらぬ、いわゆる
準備期間であるから、あるいは多少
議論の余地もあるかもしれぬかもしれぬけれ
ども、ひとまず
建築委員会の
費用は、
図書館の経常費の中からまかな
つてくれないか、そういう
お話があ
つたのではないか。そんなことで、
予算がないとすれば、ひとまず私の方も節約をしてそちらの方へまわしてもよろしいぐらいのことで、こういう結果にな
つたのであろうと思うのであります。
法律上これをむずかしく
議論をいたしますれば、御両者ともいろいろ言い分があろうかと思いますが、実際問題としては、やがてりつぱな
図書館が建つ
一つの
準備の
費用を、節約財源によ
つて——物件費、
人件費どちらで節約なさるか知りませんが、良識的な方々ばかりでありますから、影響の少い方面から節約なさ
つて、将来の大成を期するというようなことだろうと私
どもは想像しておりますので、この点について同僚議員であります
多田委員に
お願いいたしたいのでありますが、これをこれ以上
議論をなさいますことは、結局あるいは水かけ論に終らぬとも限らぬ。あるいは黒白をつけ得るといたしましても、黒白ををつけたことが、結局国家のためにも、
図書館のためにも、党のためにも、社会のためにも、必ずしもプラスになるとか、マイナスになるとかいう大きな問題ではないと思いますので、この辺で
委員長の御
了解を得て、
委員長から
多田委員にこの
程度で、この問題に関する限りは質問というか、討論というか、打切られるようにおはからいを願いたいと思います。