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1950-04-29 第7回国会 衆議院 議院運営委員会 第52号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年四月二十九日(土曜日)     午前十一時四十分開議  出席委員    委員長 大村 清一君    理事 石田 博英君 理事 菅家 喜六君    理事 倉石 忠雄君 理事 寺本  齋君    理事 福永 健司君 理事 石田 一松君       岡延右エ門君    岡西 明貞君       篠田 弘作君    田中  元君       田渕 光一君    塚原 俊郎君       中川 俊思君    山本 猛夫君       椎熊 三郎君    園田  直君       長谷川四郎君    井上 良二君       佐竹 新市君    田中織之進君       土橋 一吉君    林  百郎君       石野 久男君  委員外出席者         議     長 幣原喜重郎君         議     員 高倉 定助君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 四月二十九日  委員田中織之進君、松井政吉君、伊藤憲一君、  及び黒田寿男辞任につき、その補欠として井  上良二君、佐竹新市君、土橋一吉君、及び石野  久男君が議長指名委員に選任された。 同日  委員土井直作辞任につき、その補欠として田  中織之進君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  回付案取扱いに関する件  法案付託委員会に関する件  文化財保護法案取扱いに関する件  日本国憲法施行三周年式典式辞に関する件  決議案取扱いに関する件  緊急質問取扱いに関する件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 大村清一

    大村委員長 これより開会いたします。事務総長より報告があります。
  3. 大池眞

    大池事務総長 本日の議題に入る前に、ちよつと御報告を申し上げることがあります。今般民主党国民協同党、新政治協議会の三派が合同いたしまして、国民民主党となりましたので、昨日御届けがありましたから、その点御報告申し上げておきます。所属議員数は六十七名に相なつております。従いまして、現在のところ自由党が二百八十六名、国民民主党が六十七名、日本社会党が四十六名、日本共産党が三十六名、農民協同党が九名、労働者農民党が六名、社会革新党が四名、それから公正クラブにおりました尾崎さんが、自分は純無所属に入つておるはずで、公正グラブの方に入つておるはずはなかつたと言うて、特に昨日御申出がありましたので、公正クラブが一名減りまして、公正クラブは二名、純無所属三名ということになりました。その点、御報告申し上げておきます。     —————————————
  4. 大村清一

    大村委員長 それでは牧野法案家畜改良増殖法案及び弁護士法五條第三号に規定する大学を定める法律案参議院回付案取扱いの件を議題といたします。
  5. 大池眞

    大池事務総長 牧野法案はこの前御報告を申し上げましたが、施行の期日が、公布の日から起算をして九十日ーを越えない範囲で政令できめるように相なつてつたのを、来年度四月一日からこの法律施行するようにというのが参議院修正であります。その意味合いは、前会申し上げました通り、本年の予算の中にはこれを施行するための予算的措置がないのであるから来年度からやれ、こういう意味修正であります。それについて、こちらの方では、そういう予算があらかじめ本年の予算の中にはないが、公布の日から起算して九十日以内に施行でき得る法律にいたしたいというのには何らかの意味があるのであろう、こういうことであつた次第でありまして、各党でこの点についての御意見が定まつておれば、本日上程しておきめ願いたいと思つております。家畜改良増殖法案の方は、前会申し上げました通り、今まで千円ずつ払つてつた種馬、種牛の定期検査並びに臨時検査手数料をゼロにしようというのであります。それから弁護士法の第五條第三号に規定する大学を定める法律案につきましては、この中に法律学研究する大学院の置かれておるもの及び旧大学令による大学、旧満州国建国大学を入れておつたのでありますが、そのうち旧満州国建国大学は削除して参つた次第であります。この法律案は、前会は申し上げてございません。今回初めてでございますが、少くとも前二條について、御態度がきまつておりますればお願いいたしたいと思います。この牧野法案及び家畜増殖法案につきましては、農林委員会の方で御研究の結果、これは参議院修正通り承認してよかろうということに相なつておることを聞いております。
  6. 大村清一

    大村委員長 それでは牧野法案及び家畜増殖法案参議院修正通り承認することにして本日の本会議に上程することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 大村清一

    大村委員長 そのように決します。
  8. 土橋一吉

    土橋委員 弁護士法の第五條ですが、あの規定の内容については弁護士において心配しており、実際に弁護士会で登録の手数料の問題もあるのですが、もう少し考えさせていただいて研究したいと思います。
  9. 大村清一

    大村委員長 弁護士法は、次会運営委員会までに各党で御研究をおまとめの上、次会で御相談をしたいと思います。     —————————————
  10. 大村清一

    大村委員長 次に国土総合開発法案付託委員会の件を議題といたします。
  11. 大池眞

    大池事務総長 国土総合開発法案が四月二十八日に提案を受けたのでありますが、この付託委員会をどこにいたそうかということをおきめ願いたいと思つておるわけであります。この国土開発法案は当然に建設委員会所管であるべきものであるからということで、建設委員会の方から、当然所管自分の方にすべきであるということの要求的な御意見を寄せられて来ておるわけであります。実際にこの法案は、経済安定並びに内閣の方で御協議の上出て来た案でありまして、経済安定の方からいたしますと、所管別委員会ができたからには、経済安定本部が中心になつてつくつた案であるから経済安定委員会の方に持つて来てもらいたい、こういう強い希望があるわけであります。従いまして、会期末のことでもあり、経済安定委員長並び建設委員長の方で御相談をして各委員会の御協定ができれば、そういうようにしたいと申し入れしておつたのでありますが、どうも意見が両々相対峙しておるように承つておるのであります。内容的には、内閣の中に国土総合開発審議会というものができておりまして、その内閣所管総理府の中の審議会で実際の国土総合開発根本方針等をおきめに相なつておるような次第であります。従いまして、場合によると内閣の方に持つて来いという御議論もあるかと思いますので、建設にすべさや、経済安定にすべきや、内閣の方に持つて行くべきやという点について一応皆さんの御意見を承つて議長において付託を決定したいと考えております。
  12. 倉石忠雄

    倉石委員 この付託委員会については建設の方にも重大な関係がございまするが、今事務総長のお話のように、主として安定本部関係で立案いたしたのであつて、各省に関連があることであります。ひとり建設者関係だけでないのであります。これは必要があれば連合審査をやつていただくことにして主管の委員会経済安定委員会付託していただきたいと思います。
  13. 大村清一

    大村委員長 それでは御異議がないようでありますから経済安定委員会付託することに決しました。     —————————————
  14. 大村清一

    大村委員長 次に文化財保護法案取扱いの件を議題といたします。
  15. 大池眞

    大池事務総長 文化財保護法案は、これは前議会から問題になつてつた重要法案でありますが、ただいま参議院地方税案の方を修正をいたして来ておる関係で、地方税案が通らない場合にはその改正の点が空文に帰するといいますか、無効になるといいますか、そういう状態にありますので、いかなることを、どういうぐあいに処置したらよいか、地方税法案の運命のきまるまで議長の手元にお預かりした方がよいか、委員会において十分検討の上、向うの見定めをみて適当に御処理願うがよいか、今日まで延期いたしておつたのでありますが、いかがいたしたものでございましよう。
  16. 倉石忠雄

    倉石委員 本案につきましては、この間事務総長の御説明もありました通りに、若干まだおかしいと思うのでありますが、ここにあたためておくのもどうかと思います。一応当該委員会である文部委員会付託して、文部委員会において適当にこれを処理するようにされたらいかがですか。
  17. 大村清一

    大村委員長 文化財保護法案はこれを文部委員会付託したらどうかという御意見がございますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 大村清一

    大村委員長 それではそのように決します。     —————————————
  19. 大村清一

    大村委員長 次には憲法施行三周年式典式辞の件を議題といたします。
  20. 大池眞

    大池事務総長 五月に憲法施行第三周年の記念式典を昨年通りの形で行うて、議員さん方にもおいで願う順序に相なつておりますが、そのときの主催者が両院並びに内閣、最高裁判所、東京都と五つございますので、第一番に衆議院議長式辞を読んでいただくことに相なつております。議長式辞につきましては、衆議院を代表しておられることでもありますので、毎度当委員会で御了承を得ておる次第でありますから、一応案としてできましたものをお目にかけまして、これでよければ、この通り至急に準備をいたしたい、こう思つておる次第であります。念のために一応朗読をいたして参ります。   日本国憲法施行三周年式典式辞(案)  天皇皇后両陛下御臨席の下に本日ここに日本国憲法施行の三周年式典を挙げることになりましたが、この際過去三ケ年間におけるわが国内情勢移り変りを想い起しますと部分的にはなお不満足な、又遺憾な事態もないではありませんけれども、大体においては政治上、社会上その他各般の制度を通じて、民主主義が漸次深く根を下ろし、憲法の指し示すところに従つて、健全な、正しい方向に着々歩を進めて来たことが認められ、まことに御同慶の至りに堪えません。  日本国憲法は先ず人類普遍原理として、国政の権威国民に由来し、その権力は国民代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受することを宣言しています。さきにわが国指導者はこの原理を無視し、偏狭な、封建的な、武断主義の理念によつて国際的冒險政策の泥沼に足を踏み入れ、わが対外関係の真相を国民に隠蔽し、国内人心帰向を恣に抑圧し、歪曲し、遂に無謀な戰争に突進しました。これがためわが国の被つた傷手は終後五ヶ年になんなんとする今日、なお国民生活の諸方面を、限りなく悩ましているのであります。從つてわが国民は戰争の悲劇にこりごりし、子々孫孫に至るまで二度とその総意に反して、血と涙の渦中に絶対に引込まれるが如きことなきよう祈り、この念願の成就が日本国憲法の宣言する原理の裏づけによつて、期待し得られるものと確信しております。これと共に国民一般敗戰冷嚴な現実をたえず肝に銘じ、他人の犠牲において安易な復興を求むるが如きことなく、自らあらゆる試練に耐え、身を挺んでて、茨の道を切り開くならば、やがて国運の前途に鮮かな光明の輝くことは疑いを容れません。本日の式典にあたり、お互にこの覚悟、この信念を新にして、日本が正当に占むべき国際的地位に邁進せんことを誓いたいのであります。    昭和二十五年五月三日       衆議院議長幣原喜重郎
  21. 大村清一

    大村委員長 式辞原案通りで御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 大村清一

    大村委員長 それではそのように決しました。     —————————————
  23. 大村清一

    大村委員長 決議案取扱いの点を議顧にいたします。
  24. 石田博英

    石田(博)委員 決議案は、きようは議案も山積しておりますので、明日の御相談に願いたい。
  25. 井上良二

    井上(良)委員 特にきよう出ております在外胞引揚促進並びにその留守遺家族援護に関する決議案、これは参議院でもすでに質問が行われておりますし、衆議院でもぜひひとつ総理及び関係大臣の御出席願つて、この問題だけはせひ本日決議をしてもらいたい。
  26. 石田博英

    石田(博)委員 御趣意は十分よくわかりますが、本日は法案も山積しておりますから、これを次会に上程することとしたい。きようでなければ、ならぬという理由はないと思います。まだ三日もありますから、適当な機会にいたしたい。
  27. 井上良二

    井上(良)委員 これだけはきようやつてもらいたい。
  28. 石田博英

    石田(博)委員 本日は法案参議院に回付する等の関係で、参議院審議権を尊重する意味から、きようはできるだけ法律案を先にあげて、決議はあとにやつていただくようにしたい。
  29. 大池眞

    大池事務総長 本日の決議案各派一致のものばかりを取上げておりまして、在外胞引揚げ促進決議案大分前に出されたのでありますが、その後に事情大分かわつて参りましたから、文書を少しお手入れを願わないと、あのままではむりな状況がありますから、この次の方がよいと思います。
  30. 井上良二

    井上(良)委員 そういう理由があるならよろしい。
  31. 大村清一

    大村委員長 決議案は明日御相談申し上げることに御異議ありませんか。   9異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 大村清一

    大村委員長 そのように決します。     —————————————
  33. 大村清一

    大村委員長 緊急質問取扱いの点を議題にいたします。
  34. 大池眞

    大池事務総長 緊急質問で前会から議題となつてつておりますものに、標準義務教育費確保に関する緊急質問と、池田大蔵大臣並びに白洲特使渡米に関する緊急質問の二つが残つておる次第であります。その後、標準義務教育費確保に関する緊急質問については、まつたく同じ名前において小林信一さんからも出されました。それから海外抑留同胞に関する緊急質問というのが受田新吉君から出されております。
  35. 石田博英

    石田(博)委員 緊急質問も、本日は法案が山積しておるから、明日御相談願いたいと思います。
  36. 園田直

    園田委員 池田大蔵大臣並びに白洲特使渡米に関する緊急質問は、一昨日自由党の方のお言葉によつて、その取扱いをきようやることになつておるはずである。
  37. 田中織之進

    田中(織)委員 大蔵大臣白洲特使に関する緊急質問はこの間から懸案になつてつて総理がおいでになれば大体やろうということであつたが、総理定例日でない関係から出られない、こういうことで、あとまわしになつたいきさつがある。これは私、日本外交政策全般の上から見ても、特に白洲特使の資格、目的、そういう問題については明らかにしておくことが、かりに白洲さんが現在向う行つて、いろいろ外交的な面で日本の国全体のために効果的な動きをされる上においても、私はよいことだと思う。そういう意味で、特にきよう総理出席を願われて、これは党派の立場を離れて、大乗的見地から、与党側においても本日取上げていただくように、私から強く申しておきたいと思います。
  38. 井上良二

    井上(良)委員 私は議院運営委員会やり方に対して、外部から見ておりまして、非常に気に入らぬところがある。実を申しますると、御覧の通り、ここの議論は長く時間がかかりまして、かんじんの本会議においてやる問題は短時間にやろうという傾向が最近非常に強くなつております。これは非常にわれわれ遺憾といたしおる。
  39. 石田博英

    石田(博)委員 外部のお立場からの御発言ならばおかしい。整理願います。
  40. 井上良二

    井上(良)委員 本会議においては、できるだけ議論を盡すことが必要でありまして、そういう面から、この委員会ができるだけ定期に開催し、定期に終りまして、本会議定期に開きさえすれば、たとえば討論の時間にいたしましても、質問の時間にいたしましても、十分それだけの時間があり得るのです。それを二時半や三時まで待つて会議を開いて、本会議でやる討論の時間は五分か十分であるということは、実にけしからぬと思う。従つて、少くとも重要なる緊急質問であるとか、決議案というものは、できるだけ国会権威を生かして、これが審議を盡して行くというやり方運営してもらいたいと思う。そういう意味から、重要な緊急質問は本日ぜひ取上げていただいて、議題に上せていただきたい。
  41. 石田博英

    石田(博)委員 井上君は外部からの御見解ということを申されたが、本委員会において外部からのお立場で御発言をなされるという意味はどういう意味ですか。
  42. 井上良二

    井上(良)委員 私の申しておりますのは、私は今までここの委員でございませんし、委員外としていろいろ運営委員会運営の仕方を見ておりますと、そういう傾向が非常に最近強いのですから、特にそういう点を委員会として改めてもらいたいという意味発言を私はしておるのであります。
  43. 石田博英

    石田(博)委員 運営委員会は、今まで必要に応じて、委員長の御指導のもとに最大限の努力をしてやつておるのでありまして、外部から、今までおられなかつた人が、その間の運営上の詳細なる事情というものを十分御承知のない御批判というものは、この際参考にする必要がないと思う。ただし、早くものを処理しなければならぬという建前については私ども賛成であります。そういうことで、緊急質問取扱いは、この際明日まで延期せられんことを望みます。
  44. 田中織之進

    田中(織)委員 そういう議論をやることは建設的でないというのが井上君の発言だと思う。今石田君は、最後に、きようの緊急質問をあすに延ばしてやるということでありますが、私先ほど申し上げますように、水曜日に特に本会議を開いたときに、これは済んでおるべき緊急質問である。それを、いろいろ総理の御出席が期待できないというような事情で保留になつた分ですから、この点はくどくは申しませんが、国会として、また日本外交政策全体を推進する上において、きわめて重要な問題だと思うので、その意味において本日取上げていただくように、特に与党の諸君の大乗的な互譲をお願いしたい。
  45. 倉石忠雄

    倉石委員 本日は、いろいろ調べてみますると法案が山積しておりますので、明日になれば大体片づくと思いますから、明日もう一ぺん御相談をしてきめることにしていただきたい。
  46. 田中織之進

    田中(織)委員 明日必ずこれを上程するということをここでおきめになるなら、民主党の意向も聞いてみなければいけませんが、われわれも倉石君、石田君の意見に同調してよいが、問題は、あすになつて、またやれ認めるとか認めぬという議論をすることでは、これは委員会運営の能率の点からみてもどうかと思いますので、これは明日の本会議に取上げることを決定なされた上で、あすにまわされるということであれば賛成したい。
  47. 石田博英

    石田(博)委員 あす議論せずにきめましよう。
  48. 石田一松

    石田(一)委員 今石田博英君より、あす議論せずにきめましようと言われましたが、まことに大きなとげを含んでおるお言葉である。要するにいろいろな疑義とか何とかはほつておいて、採決すればよいじやないかということと同じである。それでなくて、田中君あたりの言つておるのは、あす議論をしないでというのは、あすは本会議に取上げることを確認して、きようは法案が山積しておるから、あすに延期するというので、それなら賛成するが、それを議論せずにやりましようということには承服できぬ。
  49. 田中織之進

    田中(織)委員 その点は、あす緊急質問を取上げるということで、あすにまわすことにしよう。
  50. 園田直

    園田委員 この八の緊急質問の問題は、ほかの質問と違いまして、御承知通りに、すでにやる運びになつて総理大臣出席できなくて、政務次官の答弁でもよいかという話さえ出て、それでは困るので延ばした問題であつて、しかも出発の当日やらねばならぬ質問を延ばして来ております。それを今になつて法案があるからということで議論せずにきめようということでは、断じて承服できない。これは大政党としてとるべき態度でない。
  51. 倉石忠雄

    倉石委員 本件は、なるべく緊急質問をやつていただくことに努力することに努めますが、取扱いは明日に御延期願いたいと思います。
  52. 大村清一

    大村委員長 倉石委員の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  53. 大村清一

    大村委員長 それでは明日あらためて御相談申し上げます。
  54. 林百郎

    ○林(百)委員 一から五までの問題は、いつやります。これは緊急質問の形でなくてもよろしいが……
  55. 石田博英

    石田(博)委員 全部明日の御相談に願いたい。明日結論をここで出しましよう。     —————————————
  56. 大村清一

    大村委員長 それでは本日の議事日程議題にいたします。
  57. 大池眞

    大池事務総長 それでは本日の議事日程について御説明申し上げます。  日程第一、第二は参議院回付案に承認を与えることになつておるようでありますから、これを承認するかしないかをおきめ願います。日程第三は、農林委員会理事野原正勝さんの御報告があります。これは全会一致であります。
  58. 井上良二

    井上(良)委員 これは一昨日農業問題の決議案をやつておる留守中に、与党側がたつた二人で可決したもので、このようなものは成規の決定というわけにはいかぬ。
  59. 倉石忠雄

    倉石委員 正式に委員会を開いて、正式に委員長から御報告があれば、全会一致と見ないわけにはいかぬ。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  60. 大池眞

    大池事務総長 日程第四、第五、第六、この三案は大蔵委員会理事西村直己君が報告されます。これは共産党反対であります。日程第七は水産委員長石原圓吉君の報告で、反対討論共産党井之口政雄君であります。日程第八は、趣旨弁明法務委員会理事北川定務君がいたします。日程第九、漁船法案は、趣旨弁明委員長石原さんがいたします。日程第十は地方行政委員長の提出のものでありますが、趣旨弁明理事川本末治君がいたします。これは共産党反対であります。それから日程第十一、第十二、第十三、第十四、第十五、この五案は内閣委員会のものなありまして、委員長鈴木明良君の報告があります。
  61. 林百郎

    ○林(百)委員 十一の行政機関職員定員法の一部を改正する法律案については、わが党から土橋君が反対討論をいたします。
  62. 大池眞

    大池事務総長 本日は大分つて来るのがございまして、緊急上程をお願いしたいのであります。本院委員会において審査中の議案というのをごらん願います。最初に内閣委員会から大蔵省設置法の一部を改正する法律案、次に法務委員会より商法の一部を改正する法律案、それから厚生委員会より公衆浴場法の一部を改正する法律案クリーニング業法案、それから通産委員会から滅失鉱業原簿調整臨時措置法案運輸委員会から港湾法案運輸省設置法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案経済安定委員会から外資に関する法律案外資委員会設置法案、今のところ、この九件が上つて来る予定になつております。なお法務委員会より土地家屋調査士法案というのが緊急上程されるかと思います。これは前に出ました土地台帳法案家屋台帳法案に対する姉妹法案で、これが出る予定になつております。全部で十法案でございますが、これを緊急上程いたす予定になつております。討論等申出がありますればお申出を願いまして、逐次上程したいと思います。
  63. 長谷川四郎

    長谷川委員 委員長報告も時間を整理できないか。
  64. 林百郎

    ○林(百)委員 討論者は今ここで申し込まなければいけないか。
  65. 大村清一

    大村委員長 場内で申入れ願います。討論は五分以内ということでいけませんか。
  66. 大村清一

    大村委員長 大体五分ということに御了解願います。
  67. 石田一松

    石田(一)委員 これは党にはかつたものではありませんが、先般の地方行政委員会、あるいは本会議において、地方税法案に関する与党態度は、野党の人がいなくても、定足数さえ足りれば与党のみでやるという慣例をおつくりになりました。その点において、今後の委員会並びに本会議は、議長、副議長において定足数があるかないかを見定めて、しかる後に会議をお開き願いたい。定足数が足りない場合は、私場内交渉係の一人として、必ず定足数の足りないことを議長まで申し出ます。与党は大多数をもつていて、定足数に足るだけの与党であると私どもは考えております。これは与党みずからが考えた慣例であり、与党自身がやるように申し入れておきます。
  68. 篠田弘作

    篠田委員 自分らが退席しておつて何を言つておる。
  69. 林百郎

    ○林(百)委員 とにかく、あまりにひどかつた。
  70. 大村清一

    大村委員長 本日は定刻一時から開きます。これをもつて散会いたします。     午後零時三十分散会