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大池事務総長 それでは本日の日程について御
説明を申し上げ、御協議を願います。
その前に
ちよつと御了解を願いたいと思いますことは、この前、五月三日の憲法施行三周年目の記念式典をあげることについての議題その他について御
了承願つたのでありますが、それと並んで、憲法週間といいますか、五月一日から七日まで、憲法の式典を通じて憲法の再確認的なポスターを内閣が中心に
なつて全国に張りたいということであります。そのポスターは、憲法に認められた男女同権というような
意味を表示したものでありまして、男子並びに女子の顔を描き、憲法に保障されたわれわれの自由並びに権利をわれわれみずからの手で守ろうという言葉がただ入
つておるだけであります。そのポスターを張ることにつきましては、内閣の創意でもないのでありまして、
関係方面としばしば
打合せをいたしまして、ポスターの絵の問題につきましても十数回にわた
つて修正をしたり、描き直したりしまして、一応案ができて、これならということに
なつておるのであります。そこで、ポスターの一番下に、
国会と内閣と最高裁判所という三つの字を入れる、要するに今度の憲法記念式典を行います主催者側の名前だけを入れさしてもらいたいということで相談に来ておるわけであります。その内容的なものにつきましては、
関係方面と内閣側とで種々交渉の結果、そういうことにな
つたのだそうであります。この点についてポスターを張ることと、そのポスターに
国会という名前を入れるということだけの御
了承を願いたいということであります。
従つて、
衆議院の方でかりによろしいと言
つても、
参議院がいかぬということになるともちろんいけませんが、
衆議院側として、これに対する御意見を承りたいと思います。